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地方財政ダッシュボード

北海道幌延町の財政状況

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2023年度)

財政力指数の分析欄

当町は、類似団体と比較すると、原子力機構開発機構施設等の立地によって基準財政収入額が高くなる傾向にあるが、平成22年度以降の大型建設事業の公債費算入地方債について、将来の金利動向を勘案し、最低償還年限により発行していたため、基準財政需要額が増加し財政力指数が低下傾向にあった。しかし、平成27年度以降は、税収入の増加により基準財政収入額が増加し財政力指数が上昇している。引き続き行財政の効率化を努めることにより、財政運営の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

これまで実施してきた行政改革により経常経費を削減しているが、普通交付税などの経常一般財源の減額、近年の大型建設事業に係る地方債の元金償還額増額により、類似団体との比較で平均値を上回る状況であった。しかし、平成31年度以降は、診療所の国民健康保険直営化に伴い、平均値を下回っている。今後の普通交付税の交付額によって、経常収支比率の悪化が懸念されるため、引き続き後年度財政措置のない地方債の発行抑制により、財政運営の健全化を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

当町は、人口規模に対して道路や橋梁等の工作物の資産が多く、豪雪地帯のため除排雪経費が増嵩しており、類似団体内平均値を大きく上回っている。今後も適正な定員管理を行いながら、行政改革による経費削減の徹底を図る必要がある。

ラスパイレス指数の分析欄

近年、国と比較して年齢構成が若く、職員の昇格時期が早くなっており、高所得者が増加傾向にあったが、令和2年度に職員の階層が大きく変動し、指数が減少したことから、平均水準を保っている。組織・機構の見直しを図り、今後も平均水準を保てるよう努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

令和元年度は保育士や保健師などの専門職の採用等により職員数が増加した。令和2年度から令和5年度にかけての人口減少により1,000人当たり職員数が増加している。今後は、再任用や定年の段階的引き上げにより職員の増加が見込まれるため、適正な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

過年度に実施した大型建設事業の元金償還が完済したこと等により数値は下降しているため、令和2年度からの地方債借入の償還年限を10年から7年に短縮したが令和5年度は、類似団体内平均値を下回っている。しかし近年の、普通交付税の交付額によって数値が大きく変動することから、今後も有利な地方債発行を優先させることとし、財政硬直化の防止に努める。

将来負担比率の分析欄

今後も引き続き有利な地方債発行を優先し、各種基金の積立て、定員管理の適正化等により、将来負担の健全化維持に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2023年度)

人件費の分析欄

定員管理の適正化により、人件費に充当される経常一般財源は類似団体内平均値を下回る状況にある。しかし、職員数の増加や会計年度任用職員制度に移行したことなどにより数値悪化が予想されることから、引き続き職員適正化配置等により適切な水準の維持に努める。

物件費の分析欄

会計年度任用職員制度に移行したことに伴い、類似団体内平均値を下回ったが、今後も必要最小限の管理経費等を見極め経費削減に努める。

扶助費の分析欄

全般的に福祉施策対象者が少ないことが類似団体内平均値を下回る要因だと思われる。しかし、町内に障害者施設があることから、居住地特例制度の見直しがあった場合には、数値悪化が懸念される。

その他の分析欄

積雪地域特有の除雪経費については、各年の降雪量に左右されることから、降雪状況により大幅な増減が想定される。

補助費等の分析欄

令和5年度から簡易水道事業及び下水道事業において、地方公営企業法適用化したことにより補助費等の経常経費が増加している。今後も類似団体内平均値を下回る数値になるよう引き続き歳出の見直しに努める。

公債費の分析欄

過年度に実施した大型建設事業等係る地方債の元金償還を完済したこと等により数値は下降している。また、類似団体内平均値を若干上回っているが、意図的に償還年限を圧縮しており、交付税算入となる有利な地方債が多く占めることにより、経常一般財源が確保できるため、それほど懸念すべき状況ではないと思われる。

公債費以外の分析欄

公債費は類似団体内平均値同値だが、人件費、物件費、扶助費及び補助費等は類似団体内平均値を下回る数値にある。しかし、今後において普通交付税の交付額によって数値が大きく変動することから、引き続き徹底した経常経費の見直しを図る。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

土木費は、近年、橋梁補修数が増加してきており類似平均団体を大きく上回っている。また令和5年度から道路改良にも着手したため、住民一人当たり583,127円と大幅に増加している。橋梁補修は今後も継続的に補修を予定しており、道路改良についても令和8年度まで実施を予定していることから、住民一人当たりのコストは高止まりすることが予想される。公債費は、住民一人当たり313,850円となっているが、過年度の大型建設事業実施に係る地方債の元金償還を完済したこと等により数値は下降している。また、類似平均団体を大きく上回っているが、これは、意図的に償還年数を圧縮したものであり、交付税算入となる有利な地方債が多く占めることにより、経常一般財源が確保できるため、それほど懸念すべき状況ではないと思われる。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

普通建設事業費は、住民一人当たり592,585円となっており、類似団体と比較して一人当たりコストが高い状況となっている。これは、橋梁長寿命化改修事業により補修する橋梁数が増加したことや新たに道路改良工事を実施したこと等によるものであり、前年度決算と比較すると26.2%増となっている。今後も建設事業が増加する予定であるため、住民一人当たりの負担が増加することが懸念される。

実質収支比率等に係る経年分析(2023年度)

分析欄

【財政調整基金】安定的な財政運営が図られていると思われる。【実質収支額】標準財政規模の変動により増減している。【実質単年度収支】剰余金等の活用方法により大きく変動している。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2023年度)

分析欄

各会計ともに実質赤字額が発生しておらず、健全な財政が維持されていると思われる。今後も適切な費用と負担のバランスを図り、健全な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

過年度の大型建設事業実施に係る地方債の元金償還が完済したこと等により数値は下降しているが、令和3年度から地方債借入の償還年限を10年から7年に短縮したことにより、令和5年度の元利償還金が増加している。普通交付税の発行額によって数値が大きく変動することから、今後も有利な地方債発行を優先させることとし、財政硬直化の防止に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

平成22年度分の地方債の償還から最短償還年限で返済する効果で、年々将来負担額を減少させることができた。今後も、将来に多額の負担を残すことのないよう適正な基金管理と、健全な財政運営に努める。

基金残高に係る経年分析(2023年度)

基金全体

(増減理由)・公営住宅長寿命化改修事業等に係る財源として「公共施設等整備基金」を1億1,670万円を取り崩した等一方、まちづくりを推進する事業等に要する経費の財源として7,125万円を「ふるさと創生基金」に、翌年度以降の公共施設等の建設及び維持管理に要する経費の財源として3億6,878万円を「公共施設等整備基金」に積立てた等により、基金全体として2億8,534万円の増額となった。(今後の方針)・今後の地域振興、公共施設等の建設及び維持管理に要する経費等に対する財源確保のため、随時積立する。

財政調整基金

(増減理由)・特になし。(今後の方針)・翌年度以降の臨時的経費に対する財源確保のため、随時積立する。

減債基金

(増減理由)・特になし。(今後の方針)・翌年度以降の臨時的経費に対する財源確保のため、随時積立する。

その他特定目的基金

(基金の使途)・公共施設等整備基金:公営住宅長寿命化改修事業、道路横断管補修、問寒別地区農業用水道改修事業、上幌延開進地区農業用水道施設改修事業、幌延中学校補修事業、道路センター補修事業・ふるさと創生基金:定住促進持家住宅建設等奨励事業補助金、強い農業・担い手づくり支援事業補助金、商工業振興促進事業補助金、商工業形成力強化実装支援事業補助金・地域公共交通活性化基金:生活交通路線等維持費、地域公共交通運営事業、高齢者等交通費助成事業(増減理由)・公共施設等整備基金:公営住宅長寿命化改修事業の財源として3,100万円、道路横断管補修の財源として4,300万円、問寒別地区農業用水道改修事業の財源として1,400万円、上幌延開進地区農業用水道施設改修事業の財源として1,300万円、幌延中学校補修の財源として970万円、道路センター補修事業の財源として600万円を充当した一方、翌年度以降の公共施設等の建設及び維持管理に要する財源として、3億6,878万円を積立てたことによる増加。・ふるさと創生基金:定住促進持家住宅建設等奨励事業補助金の財源として980万円、強い農業・担い手づくり支援事業補助金の財源として2,080万円、商工業振興促進事業補助金の財源として670万円、商工業形成力強化実装支援事業補助金の財源として1,000万円を充当した一方、翌年度以降の地域振興に要する財源として7,125万円を積立てたことによる増加。・地域公共交通活性化基金:翌年度以降の地域公共交通活性化に要する財源として5万円積み立てた一方、生活交通路線等維持費の財源として1,200万円、地域公共交通運営事業の財源として100万円、高齢者等交通費助成事業の財源として150万円を充当したことによる減。(今後の方針)・今後の地域振興、公共施設等の建設及び維持管理に要する経費等に対する財源確保のため、随時積立する。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率はを類似団体平均よりやや下回っている。学校施設は有形固定資産減価償却率が86.0%となっており、平成25年度に各学校保全計画を作成している。また、令和5年度には、幌延中学校の屋上防水改修を行う等、老朽化対策に取り組んでいる。

債務償還比率の分析欄

債務償還比率は類似団体平均を大きく下回っており、主な原因としては、平成22年度からの地方債の償還から最短償還年限で返済した等により、充当可能財源が将来負担額を上回っている。今後も、将来に多額の負担を残すことのないよう適正な基金管理と、健全な財政運営に努める。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は、平成22年度分以降の地方債を最短償還年限で返済する効果で年々将来負担額を減少させることができた。有形固定資産減価償却率は類似団体をやや下回っており、学校施設は有形固定資産減価償却率が86.0%となっており、平成25年度に各学校保全計画を作成している。また、令和5年度には、幌延中学校の屋上防水改修を行う等、老朽化対策に取り組んでいる。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率は、平成23年度から大型建設事業の実施に係る地方債の元金償還が始まったが、償還が終了し実質公債比率は年々減少している。また、償還年数を5年から10年に延伸したことにより単年あたりの元利償還金を抑制することで令和5年度は、類似団体内平均値を下回っている。将来負担比率についても、大型建設事業の実施に係る地方債の償還が終了したことにより、年々将来負担額を減少させることができた。今後も将来に多額の負担を残すことのないよう適正な基金管理と、健全な財政運営に努める。

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

類似団体と比較して特に固定資産減価償却率が高くなっている施設は、学校施設であり、特に低くなっている施設は、認定こども園等及び公民館である。学校施設は、有形固定資産減価償却率が86.0%となっており、平成25年度に各学校保全計画を作成している。また、令和5年度には幌延中学校の屋上防水改修を行う等、老朽化対策に取り組んでいる。認定こども園等は、有形固定資産減価償却率が34.9%。公民館は、34.2%となっているが、平成26年度に幌延町認定こども園を新設・平成27年度に問寒別生涯学習センターを建て替えたことが原因であると考えられる。今後、公共施設等の維持補修に要する経費が増加することが見込まれる。

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

類似団体平均と比較して有形固定資産減価償却率が低くなっている施設は、福祉施設である。福祉施設の有形固定資産減価償却率が44.3%となっているが、平成21年度に幌延町立北星園を建て替えたこと、令和2年度に特別養護老人ホームこざくら荘のボイラー設備改修をしたことが原因であると考えられる。今後、公共施設等の維持補修に要する経費が増加することが見込まれる。また、老朽化の進んでいる施設の更新については、利用実態と将来の人口推移等を踏まえ、施設の更新や改修、縮小、廃止など総合的に検討する。

財務書類に関する情報①(2023年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度末から147百万円減少(▲0.5%)し、負債総額は前年度末から120百万円増加(3.2%)した。資産総額の変動が大きいのは工作物であり、問寒別農業用水道施設改修事業等の実施による資産の取得額が減価償却による資産の減少を上回ったこと等から744百万円増加している。簡易水道事業特別会計、下水道事業特別会計等を加えた全体では、資産総額は前年度末から2,764百万円増加(7.9%)し、負債総額は2,571百万円増加(62.0.%)した。資産総額は、水道管等のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等にくらべて6,379万円多くなるが、負債総額も地方債(固定資産)を充当したこと等から2,850百万円多くなっている。連結では、平成29年度に北留萌消防組合消防署幌延支署問寒別分遣所を建設したこと等により、資産総額は全体に比べて2,489百万円多くなるが、北留萌消防組合の退職手当引当金等の増加により、負債総額は全体より24百万円多くなっている。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は4,395百万円となり、前年度比288百万円の減少となった。純行政コストも320百万円減少している。全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が449百万円多くなっている一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が141百万円多くなっている。連結では、北留萌消防組合等の経常費用の経常により純経常行政コストは全体より363百万円多くなっており、純行政コストも同様に全体より363百万円多くなっている。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、税収等の財源(3,958百万円)が行政コスト(4,014百万円)を下回ったことから、本年度差額は▲56百万円(前年度比434百万円)となり、純資産残高は267百万円の減少となった。全体では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が362百万円多くなっており、本年度差額は239百万円となり、純資産残高は193百万円の増加となった。連結では、本年度差額が北留萌消防組合の税収等が多く、全体と比べて税収等が311百万円多くなっており、本年度差額は▲302百万円となり、純資産残高は85百万円の増加となった。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は1,206百万円の黒字ではあったが、投資活動収支については、問寒別地区農業用水道施設改修事業等を行ったことから、1,322百万円の赤字となった。財務活動収支は、地方債償還支出が地方債発行収入を下回ったことから、136百万円の黒字となっており、本年度末資金残高は前年度から20百万円増加し、192百万円となった。全体では、国民健康保険や介護保険料が税収に含まれること、水道料金等の使用料収入があること等から、業務活動収支は一般会計等より37百万円多い1,243百万円の黒字となっている。投資活動収支では、下水道施設改修事業等を実施したため、1,370百万円の赤字となっている。財務活動収支は、地方債償還支出が地方債発行収入を下回ったことから、149百万円の黒字となっており、本年度末資金残高は前年度から40百万円増加し、246百万円となった。連結では、北留萌消防組合の税収等収入の減少等により、業務活動収支は全体より3百万円少ない1,240百万円の黒字となっている。投資活動収支は、北留萌消防組合の公共施設等整備費支出の増加により、全体を下回る1,360百万円の赤字となっている。財務活動収支は、一部事務組合等に該当する収支がなく、全体と同様の149百万円の赤字となり、本年度末資金残高は前年度から46百万円増加し、275百万円となった。

財務書類に関する情報②(2023年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額は、人口規模に対して道路や橋梁等の工作物(インフラ)等の資産が多く、類似団体平均を大きく上回っている。また、過去に整備した工作物(インフラ)の一部については、取得価額の把握が困難なため、総務省ホームページ掲載の更新費用試算ソフト仕様書の再調達価格を用いていることから、その分資産額が多くなっている。歳入額対資産比率については、類似団体平均値を上回る結果となった。前年度と比較すると、地方債の発行総額の増加等により、歳入額対資産比率は0.53年減少することとなった。有形固定資産減価償却率についても、類似団体平均を上回る結果となった。また、前年度と比べて0.6%増加しているが、これは問寒別地区農業用水道施設改修事業費の増加等インフラ等の必要な整備を行ったためである。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は、人口規模に対して道路や橋梁等の工作物(インフラ)等の資産が多く、類似平均団体を大きく上回っている。また、過去に整備した工作物(インフラ)の一部については、取得価額の把握が困難なため、総務省ホームページ掲載の更新費用試算ソフト仕様書の再調達価額を用いていることから、その分資産額が大きくなっている。将来世代負担比率は、類似団体平均値を下回っている。また、昨年度と比べて0.9%増加しているが、これは問寒別地区農業用水道施設改修事業等インフラ等の必要な整備を行ったためである。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは、類似団体平均を大きく上回っているが、昨年度から320百万円減少している。経常費用は、前年度に特別定額給付金給付事業が終了したこと等による補助金等の減少により、昨年度より288百万円減少している。経常収益は地方交付税の増加等により、昨年度より34百万円増加している。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は類似団体平均値を上回っている。公債費算入地方債については、平成29年度まで最短償還年限により発行していたが、平成30年度から31年度までは10年、令和2年度からは7年に変更している。基礎的財政収支は、基金取崩収入及び基金積立金支出を除いた業務活動収支の投資活動支出の赤字分を上回ったため、204百万円の黒字となっている。類似団体平均値を大きく上回っているが、投資活動収支が赤字となっているのは、地方債を発行して、問寒別地区農業用水道施設改修事業等インフラ等の必要な整備を行ったためである。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は類似団体平均値を上回っており、昨年度からは1.3%増加している。経常費用は、前年度に特別定額給付金給付事業が終了したこと等による補助金等の減少により、昨年度より288百万円減少している。経常収益は地方交付税の減少等により、昨年度より34百万円増加している。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,