事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 幌延町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 簡易水道事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | C4 | 行政区域内人口 | 2,014人 |
| 現在給水人口 | 1,617人 | 給水区域面積 | 9,982ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率については、類似団体と比較して低く、100%を下回る数値であるが、町として今後発生する更新経費分を料金設定から除き、低価格の水道料にしているためである。今後は過疎化等による人口の減少に伴い、更なる料金収入の減少が予想されるため、時代に合う方法で検討を進めていく必要がある。また、支出については、既に費用削減に努めており、これ以上の削減は難しい。企業債残高対給水収益比率は、類似団体と比較して低水準で推移しているが、今後の施設更新に伴い企業債残高の増加が見込まれる。料金回収率については、類似団体と比較して高い水準であるため、今の水準を維持していくよう継続的な視点で取り組む必要がある。給水原価については、施設整備に係る地方債借入に伴う償還金の増によって上昇傾向にある。次年以降も施設整備が続くため、更なる上昇が予測される。施設利用率については、事業計画の変更(事業統合による)により類似団体と比較して低い。今後の水需要や人口動態によって、施設規模の見直しを含めた効率的な事業運営の検討が必要である。有収率は、類似団体と比較しても高い水準を維持していることから、引き続き適切な維持管理を行う必要がある。
老朽化の状況について
施設整備については、企業債残高が少額であることや、高水準の料金回収率、安価な給水原価であることを踏まえると、施設や管路の更新を積極的に行ってこなかった過去がある。そのため、施設の老朽化が進んでおり、耐用年数を経過した施設においては計画的に整備する必要がある。また、道路工事に伴う支障水道管については、道路工事がなく更新できていない管路が多数存在する。施設整備を行った場合、給水コストの増大は避けることができないため、財源の確保にはさらなる検討が必要となる。
全体総括
本町の簡易水道事業は、類似団体と比較し経営面での数値は安定している。しかし、人口減少に伴う料金収入の減少が予想され、さらに老朽化が進む施設更新を行う必要があることから、これまで以上に経営の健全化・効率化を図っていく必要がある。料金収入の面では、一定期間で料金設定の見直しを図り、必要に応じて改定を行ってきている。現在の料金設定は低価格であると思われるため、健全経営のために今後も料金改定の検討は必要である。検討にあたっては、住民への負担増加を考慮し、慎重に判断したうえで、周知や理解の徹底を図る必要がある。小人口の自治体では、独立採算制による経営を行うことは困難であるが、少しでも一般会計補助金を縮減し、より健全な経営を行うことが重要である。
経営状況
収支構造
総額4,949.1万円
総額5,700.7万円