経営の健全性・効率性について
・収益的収支比率が100%を大きく割り込んでいるのは企業債償還の影響によるものであり、自主財源のみでは経営が成り立たず一般会計からの繰入金に頼らざるをえない状況にある。・企業債残高は減少傾向にあり、また水洗化率の向上に伴って経費回収率は右肩上がりの傾向にあり、汚水処理原価は右肩下がりとなってきている。
老朽化の状況について
・今現在は管渠の破損等の状況には至っていない。・管渠について古いものでは布設から40年近く経過しているが、まだ耐用年数を迎えておらず(管渠の標準耐用年数は50年)、また管渠調査にて損傷が確認されていないため管渠更新は行っていない。ただし、今後は長寿命化へ向けての取組を行っていく必要がある。
全体総括
・今後も未接続世帯への働きかけを積極的に行い水洗化率向上を図り使用料収入を増加させるとともに、維持管理費の節減を行い、経営の健全化を図っていく必要がある。・企業会計化への取組を進め、経営・資産状況を的確に把握し適切な経営戦略に向けた取組をしていく必要がある。