地域において担っている役割
適格な診療・治療・ケアをおこない、他医療環境との相互分担と連携機能を強化して、保健・医療・福祉を包括する中核病院としての役割を果たしている。
経営の健全性・効率性について
経営収支比率については、H29以降100%未満の状況となっていたが、R03は100%を超えることができた。主要因として、入院基本料のランクアップを図ったこと、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の実施による収入増が挙げられる。しかし、医業収支比率や病床利用率が50%を下回っている状況にあるため、更なる経営改善が必要である。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率、器械備品減価償却率ともに前年に比べ微増しており、少しづつ老朽化が進行している状況にある。R04から更新を実施している器械備品を含め、減価償却率の増加について注視しながら対応していく。
全体総括
R03で経営収支比率が100%を上回るなど、全体的に著しく大きな問題点はなく、健全な経営を行っている。しかし、医業収支比率及び病床利用率は未だ低い状態にあることから、これらの動向を踏まえながら引き続き健全経営を実施していく。