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地方財政ダッシュボード

岡山県矢掛町の財政状況(2023年度)

岡山県矢掛町の財政状況について、2023年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

矢掛町水道事業末端給水事業病院事業国保病院下水道事業公共下水道下水道事業農業集落排水施設

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2023年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2023年度)

財政力指数の分析欄

企業誘致の推進や積極的な定住施策,観光施策等により定住人口や交流人口を増やし,税収増加を図っているが,少子高齢化による人口減少や全国平均を上回る高齢化率(令和5年12月末時点39.32%)等により財政基盤が弱く,類似団体平均を下回っており,地方交付税に依存した財政運営となっている。近年はほぼ横ばいで推移しているが,過疎債をはじめとした交付税措置の有利な起債を積極的に活用してきた結果,年々起債の償還額が増加していることに加え,令和2年度以降の算定項目の追加等による基準財政需要額の増により,財政力指数は低下傾向にある。

経常収支比率の分析欄

経常収支比率は,人件費や維持補修費の増により,経常経費充当一般財源が前年度から4.4%増となったのに対し,臨財債の54.4%減等により,臨財債を含む経常一般財源が0.4%の減となったことから,前年度から3.4ポイント悪化し,88.8%となっている。比率が高くなっているのは,人件費,補助費等,公債費の順だが,企業会計への繰出金(補助費等)が年々増加していることや物価上昇,給与改定等により,経常経費充当一般財源の増加傾向は今後も続く見込みである。地方債の償還については減債基金への積立を行っており,また,将来の財政運営に備え計画的に財政調整基金への積立を行っていることから,経常収支比率が悪化してもすぐに財政運営が立ち行かなくなることはないが,町債残高の抑制と経常収支比率の改善のため,令和2年度から町債の計画的な繰上償還を行っている。今後もこれを継続し,財政状況の改善を図っていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

令和5年度の1人当たり人件費・物件費等決算額は前年度から7.7%の増となった。人口減少社会の中で矢掛町では定住人口・交流人口の増加を大きく打ち出し,定住施策や少子化対策のほか,観光施策に力を入れている。特にソフト事業に重点を置いて各種施策を実施していることにより,賑わい創出のための委託費が増えていることに加え,令和2年度からの会計年度任用職員制度の開始や物価上昇の継続により,増加が続いている。基礎自治体である市町村の業務量は年々増加しており,人件費・物件費をすぐに削減することは難しいが,国県の補助制度を有効に活用することで一般財源の支出を抑える一方で,指定管理者制度の活用など事務の合理化を進め,経費削減に努めていく。

ラスパイレス指数の分析欄

平成25年度以降,数字が徐々に上昇している中ではあったが,令和5年度においては前年度から0.8ポイント減となっている。これらについては,一般行政職員の構成人数が少ない中で,異動に伴い変動しているものであり,特に大きな要因はない。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

矢掛町は類似団体内で人口千人当たり職員数が平均より2.61人少ない8.21人となっており,前年度からから若干差が縮まったものの,依然として類似団体平均を大きく下回っている。市町村における行政サービスは,今後もさらに多様化していくことが見込まれることから,介護職や保育職等の専門職の確保を優先し,財政運営を考慮しながら採用を進めていく必要があるが,同時に,定年延長の影響も考慮しながら,世代交代の円滑化やDXの推進,業務の民間委託等の推進により,職員負担の軽減を図り,住民サービスの向上を図っていく。

実質公債費比率の分析欄

後年度の交付税措置率の高い地方債を活用していることや,長期保有していた利率の高い地方債の償還終了により,実質公債費比率は年々減少していたが,平成22年度以降,過疎債を積極的に活用してきた結果,平成29年度から再び増加に転じた。令和元年度末に町債残高が100億円を超えたこともあり,令和2年度から計画的な繰上償還を実施しているが(令和2~5年度は過疎債を2.8億円/年),その効果により償還元金が削減されていることもあり,実質公債費比率が前年度から0.3ポイント低下し,8.4%となっている。

将来負担比率の分析欄

昨年度同様,比率なしとなっている。これは,財政調整基金や減債基金等への積立により,多額の基金残高があることと,過疎債等の交付税措置率の高い起債を中心に地方債を発行しているため,将来負担額を上回る充当可能財源等があることによる。平成22年度の過疎地域指定に伴い,過疎債が発行可能となり,その積極的な活用による事業展開の結果公債費が増加しているが,同時に,後年度の負担とならないよう減債基金への積立を行っている。さらに,令和2年度からは過疎債の計画繰上償還を行っており,より健全な財政状況となるよう努めている。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2023年度)

人件費の分析欄

職員手当の見直し等を行うことで人件費の抑制に努めたことと,団塊の世代の大量退職により職員の平均年齢が下がり,1人当たりの給与費が減少した結果,類似団体や岡山県の平均と比較して経常収支比率に占める人件費の割合はかなり低くなっていたが,令和2年度からの会計年度任用職員制度の施行に伴い,それまで物件費等に計上していた臨時的職員の計上性質を人件費に改めたため,大きく比率が上昇した。令和5年度は給与改定に伴う給与費の増加により,前年度から1.3ポイント増の24.0%となっている。

物件費の分析欄

正職員の採用を抑制し嘱託・臨時職員を積極的に活用しているため,類似団体と比べて人件費の比率が低い一方で,物件費の比率はやや高めとなっていたが,会計年度任用職員制度の施行に伴い,旧嘱託・臨時職員の計上性質を人件費に改めたことなどにより,物件費が令和2年度に前年度から4.7ポイント減の10.6%となった。令和5年度は物価上昇の影響により光熱水費や燃料費といった経常的な物件費が増加したため,比率としては前年度から0.6ポイント増の10.3%となっている。物件費については,物価上昇に加え,デジタル化の推進に伴いシステム関係の委託料等が今後増加していくことが想定されるため,徹底した経費節減と費用対効果の検証により抑制を図っていく必要がある。

扶助費の分析欄

扶助費は障害者,障害児の福祉サービス費が年々増加していることに加え,保育士の給与(嘱託給)の増等による保育園関係経費も増加していたが,会計年度任用職員制度の施行に伴い,保育士給与を人件費へ計上したため,令和2年度は2.9%の大幅減となった。令和5年度は経常的な扶助費の減少は大きくなかったものの,経常一般財源の増加に伴い,前年度から0.2ポイント減の4.0%となっている。

その他の分析欄

矢掛町は下水道の整備を推進する中で多額の設備投資を行っており,その財源とした地方債の償還に充てるための繰出金が大きく数字を押し上げていた。平成30年度に下水道事業が公営企業法適用となり,同会計への繰出金が補助費等となったことに伴い繰出金が大きく減少した。令和5年度は特別会計への繰出金の増等により,前年度から0.3ポイント増の12.9%となっており,高齢化の進展に伴い介護保険会計や後期高齢者医療会計への繰出金が増加しているため,今後も比率の悪化が継続する見込みである。

補助費等の分析欄

平成30年度から下水道事業が公営企業法適用となったことに伴い,同会計への繰出金が補助費等に計上されることとなったため,経常的な補助費等の比率が高くなっているものの,令和2~3年度は経常一般財源の大幅な増加が続いたことから,比率としては低下していた。令和5年度は一部事務組合への負担金の増等により,前年度から0.9ポイント増の21.1%となっている。今後も賑わい創出のための積極的な施策を展開する中で支出増が見込まれるが,費用対効果を見極め,適切・効果的に補助事業を執行していく必要がある。

公債費の分析欄

公債費については,近年の発行額の増加に伴い,償還元金は増えており,経常収支比率に占める公債費の割合は前年度から0.5ポイント増の16.5%となっている。これまでにも,利率の高い地方債については任意繰上償還を行う等,後年度の公債費負担の軽減に努めてきたが,今後もしばらくの間は償還元金が増えていく見込みであることから,令和2年度から過疎債の繰上償還を行っている。今後も繰上償還を継続することで,将来の公債費負担の軽減を図っていく。

公債費以外の分析欄

公債費を除いた経常収支比率は前年度から2.9ポイント悪化している。これは,コロナ禍における社会活動への影響が大きく緩和されたことにより,事業執行もコロナ禍前の通常の形に戻ってきたため,公債費を除いた経常経費充当一般財源も増となったことによる。高齢化が進行する中,扶助費や補助費等は容易に削減できない経費だが,適切・計画的に事務を行うことで支出の伸びを抑えるとともに,地方税等の経常一般財源の確保に努め,財政運営の弾力性を維持するために,経常収支比率90%以下を継続できるよう,適正に財政を運営していく。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2023年度)

分析欄

積極的な国県補助金の確保や,過疎債等の後年度の交付税措置が大きい地方債の有効活用に加え,人件費や公債費等の抑制により経費を削減し,効率的な財政運営を行ってきた結果,地方財政法に基づく剰余金積立により財政調整基金の残高が毎年増加していたが,平成30年度は前年度末に下水道事業償還基金から積み替えた分を全額取り崩し下水道事業へ出資したほか,災害対応のための財政調整基金の取り崩しにより,残高が大きく減少した。その後は,剰余金積立等により再び残高が増加しているが,基準財政需要額の増額に伴い標準財政規模も増加傾向が続いており,令和5年度は比率としては減少している。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2023年度)

分析欄

全ての会計において黒字経営となっている。いずれも,計画的に事業を実施し,国県補助金等の財源を有効に活用しながら,効率的に運営を行っているためである。今後,人口減少や高齢化の進行に加え物価上昇の影響により,経営の悪化が懸念されるところではあるが,今後も引き続き,一般会計では基準に則った適正な繰出金の執行に努めるとともに,各会計では黒字経営を維持しながら,健全な財政運営に努めていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

平成22年度に過疎地域の指定を受けて以降,積極的に活用している過疎債の元金償還の増加や金利の上昇により,元利償還金は増加しており,今後も償還額の増が見込まれる。また,平成20年度代の中頃に,下水道事業の区域拡大や施設更新等を積極的に行い,多額の企業債を借り入れた分の元金償還開始に伴い,公営企業債の元利償還金に対する繰出金も多額となっている。計画的な地方債の借入に努めるとともに,令和2年度からは計画的な繰上償還の実施により,後年度の元利償還金の削減に取り組んでいる。

将来負担比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

近年,過疎債を積極的に活用していることから,地方債残高が年々増加してきていた。過疎債については,現在高の増加に合わせて基準財政需要額算入見込額も増加していくことから,将来負担比率の分子の悪化にすぐに繋がるものではなく,また,制度開始当初から,交付税措置外分(借入額の3割)を減債基金へ積み立て,将来の財政運営に備えてきたが,残高削減と後年度の公債費負担軽減のため,令和2年度から過疎債の計画繰上償還を継続実施している。(1年あたり2億8千万円ずつ。)これにより,令和2年度以降,一般会計等に係る地方債の現在高が減少しており,前年度末には100億円を下回ることができ,令和5年度においても効果が表れている。公営企業債等繰入見込額については,下水道事業会計の償還ピークが過ぎたこともあり,今後も減少傾向が続く見込である。

基金残高に係る経年分析(2023年度)

基金全体

(増減理由)令和5年度末時点の基金全体の残高は,前年度と比べて216百万円(2.4%)の増となった。これは,効率的な財政運営を図ったことによる決算剰余金積立や,普通交付税の大幅な増により財源不足が縮減されたことによる財政調整基金の増,大幅に増加したふるさと納税寄附金の経費と事業への充当残の基金への積立の増等によるものである。(今後の方針)本町は同規模の他団体と比較しても,多額の基金残高を有しているが,これは今後の人口減少に伴う税収や交付税の減少や,近年各地で頻発している災害への対応のため,また,町の最重要課題である少子化対策及び賑わいづくりを着実に行うための財源として,基金を積み立てているものであり,今後も重点課題については基金を財源として積極的な施策を展開するとともに,余裕のある時には特定目的基金への積み増しを行うなど,基金を有効に活用していく。

財政調整基金

(増減理由)令和5年度末時点の基金残高は,前年度から89百万円(2.4%)増の3,812百万円となった。これは,効率的な財政運営を図ったことによる決算剰余金積立や,普通交付税の大幅な増により財源不足が縮減されたためである。(今後の方針)平成30年7月の西日本豪雨災害では,本町も甚大な被害を受けたが,激甚災害に指定されたことや災害救助法の適用となったこともあり,国や県等から手厚い財政支援を受けることができたが,それでも災害対応のため2億円以上の財政調整基金の取崩が必要となった。近年の災害の発生状況を見ると,国等の財政支援の対象とならない,より局地的な規模の災害も想定しておく必要があり,また,感染症対策等の不測の事態に対応する備えとして一定以上の財政調整基金残高は確保しておく必要があるため,引き続き選択と集中による効率的な財政運営を行い,一定程度以上の残高は確保していきたい。

減債基金

(増減理由)本町では過疎債及び辺地債について,将来の交付税措置がない分(過疎債の3割、辺地債の2割)を減債基金へ積み立てて,将来の償還に備えている。近年,町の活性化・人口減少対策として積極的に事業を実施し,その財源として過疎債を活用していることから基金残高の増加が続いていたが,令和2年度からの過疎債の任意繰上償還に伴う取崩のため,同様の繰上償還を実施している間は,残高の減少傾向が続く見通しとなっている。令和5年度末の残高は,前年度から72百万円(6.0%)減の1,136百万円となっている。(今後の方針)上記の積立及び過疎債等の計画的な繰上償還を引き続き実施していく方針であり,その間は積立額よりも取崩額の方が大きくなるため,しばらくの間は基金残高の減少が続く見込みとなっている。

その他特定目的基金

(基金の使途)・文教福祉施設整備基金文化・教育及び福祉施設の整備並びに管理・賑わいのまちづくり基金観光の振興・地域の活性化・地域福祉基金地域福祉の向上及び健康づくりの促進・こどもみらい基金親世代の子育て推進,若者世代の出会い創出による次世代につながるまちづくり・ふるさと応援基金ふるさと納税による豊かな地域づくり(ふるさと納税寄附金の当年度経費・事業への充当残の積立て)(増減理由)令和5年度末時点のその他特定目的基金全体の残高は,前年度から199百万円(5.1%)増の4,073百万円となった。特に残高の増が大きいものとしては,ふるさと応援基金(+119百万円),住宅等整備基金(+62百万円,町営住宅等の家賃収入の経費充当後の残額を積立)等となっている。(今後の方針)各特定目的基金については,それぞれの設置目的に従い,特に国県補助金等の特定財源のない事業の実施や施設等の維持管理のために取り崩すとともに,その積立金については国債等の運用により有効に活用している。今後の少子高齢化,人口減少の進展に伴い税収等についても減少が見込まれるが,そうした際の一般財源の不足に備えるため,効率的な財政運営により余裕のある時には基金への積立を行うとともに,積立金についてはできるだけ有効に運用して収益を上げることを目指し,将来に備えていく必要がある。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率は,類似団体平均や全国平均と比較すると高くなっている。本町は市町村合併をしていないこともあり,公用・公共施設は必要最小限しか有していない。主要施設については,ほぼ耐震化ができており,今後も基本的には現有施設を継続して使用する見込みであることから,個別の長寿命化計画を作成し,計画的に維持管理を図っていく方針である。

債務償還比率の分析欄

債務償還比率は,全国や岡山県,類似団体の平均と比較してかなり低くなっているが,これは多額の基金残高を有することと,令和2年度以降,計画的な地方債の繰上償還を継続していることにより,将来負担額が減少していること等による。また本町では,将来負担額のほとんどを占める地方債残高について,交付税措置率10割の臨時財政対策債と7割の過疎対策事業債が6割以上を占めていることと,過疎債・辺地債については,その償還額のうち普通交付税措置されない部分を減債基金へ積立てていることから,実質的な将来世代への負担はさらに低いものとなっている。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率が数値なしのため,該当数値なし。将来負担比率は,類似団体平均と比較して大きく下回っているが,その主な要因は,財政調整基金や減債基金等への積立てにより,将来負担を上回る基金残高となっていることが挙げられる。(将来負担比率の分析については,「(3)市町村財政分析比較表」も併せて参照。)

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率が数値なしのため,該当数値なし。(将来負担比率及び実質公債費比率の分析については,上記及び「(3)市町村財政比較分析表」を参照。)

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2023年度)

財務書類に関する情報②(2023年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

岡山県矢掛町の2023年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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