地域の概況
普通会計の構造(2024年度)
総額107億円
総額107億円
総額117億円
2026/10/21 保守対応
PHPの脆弱性に関する対応は、10月21日深夜に完了しました。
📣 2026/10/31 学会出席
2026年10月31日から11月1日まで福山市立大学 港町キャンパスで開催される第37回全国大会に、討論者として出席します。
総額107億円
総額107億円
総額117億円
本町では急速に進む人口減少と少子化・高齢化により、税収等自主財源の確保が難しく、財政基盤は依然として厳しい状況にある。このため、令和6年度における財政力指数については類似団体平均を0.18ポイント下回っており、自主財源の確保は大きな課題となっている。これまでも徴収率の向上による町税収入の確保に努めてきたが、今後は更に定住化対策を積極的に実施することにより、人口減少の歯止めと税収確保の両面による改善を図る必要がある。
本町では急速に進む人口減少と少子化・高齢化により、税収等自主財源の確保が難しく、財政基盤は依然として厳しい状況にある。そのため、令和6年度における経常収支比率は類似団体平均を4.4ポイント下回ってはいるが、今後も、自主財源不足、人件費上昇や物価高騰による経常的支出への影響、公債費の増額は大きな課題となる。徴収率の向上や積極的な定住化対策による人口減少対策による財源の確保、事業の見直しによる経常的支出削減などに引き続き取り組む必要がある。
これまでの人件費削減に向けた取り組みに加え、町有施設の指定管理者制度による民間委託の実施や内部管理コストの削減を図ってきたが、令和6年度においては大雨災害に対応するための職員人件費の増、災害復旧事業・被災者支援事業による経費の増から、類似団体平均を11,982円上回った。物価高騰や人件費上昇、定年延長等により、人件費・物件費ともに増額傾向にあることから、適切な人員配置や業務内容精査による更なる節減を図る必要がある。
類似団体平均を0.5ポイント上回っているが、県内の団体の中では最下位に近く、依然として低い水準で推移している。給料表に定める給料月額と改定率が、国と比較し低いことが要因となっている。
令和6年度における人口1,000人当たり職員数は、類似団体平均を0.25人下回っているものの、ほぼ平均的な数値で推移している。平成17年度に策定した「遊佐町まちづくり再編プラン」の中で、195名の職員数を以後10年間で40名以上、定年退職に合わせて段階的に削減するとして取り組んだ。令和6年度における一般職員数は131名であり、目標とする削減が図られてきたといえる。しかし、分母となる人口が急激に減少していることにより職員の削減数が効果として現われにくい状況になっている。
前年度より0.1ポイント減少し、類似団体平均より3.4ポイント上回っている。平成9年度~令和3年度で、合わせて約44億円の繰上償還を行ってきたことにより、将来的な公債費負担の軽減を図ることができたが、広畑橋改築事業、栄橋撤去事業、災害復旧事業等大型の事業実施による地方債借入額が大きくなっていることから、事業の精査により将来負担額を見据えた借入を行い、財政の健全化を図っていく。
前年度より2.4ポイント上昇し、県平均を4.5ポイント上回っている。これは、将来負担すべき地方債の現在高の繰上償還に取り組み、下水道事業会計においても令和3年度をピークに公営企業債現在高が減少しているものの、令和6年度においては充当可能財源となる基金残高が前年度と比較し大きく減額になったことが要因と分析している。今後、遊佐パーキングエリアタウン整備事業等の大型の事業が控えていることもあり、これまでも事業見直しによる地方債発行額の抑制、財政調整基金や各種特定目的基金への積立てを行ってきたところではあるが、より一層の取り組みを進め、財政の健全化に努める。
平成17年度に策定した「遊佐町まちづくり再編プラン」に基づき、職員数を以後10年間で40名以上削減するという目標に従い、これまでに目標値を超える削減が達成された。ただし、令和6年度においては、類似団体に比べ0.5ポイント低い数値となっているものの、前年度と比較し2.5ポイント上昇している。これは、国・県人勧に基づく職員給与・会計年度任用職員報酬や各種手当の増額、大雨災害に対応するための職員人件費の増が要因となっている。今後は大幅な人員削減が見込めないことから、現状数値を維持できるよう行財政改革に努めていく。
令和6年度は類似団体平均を4.2ポイント下回っているが、引き続き少子化対策と併せて定住化対策、雇用対策等を推進していく予定であり、それらに係る委託料等が増加することにより数値が上昇していくものと想定される。更に、近年の物価高騰や人件費上昇による業務経費の増額も見込まれることから、経常経費の見直し・節減を図っていく。
令和6年度においては3.7ポイントと、類似団体平均を1.6ポイント下回っている。今後は、障がい福祉対策経費や少子化対策推進のための出産・子育て支援対策経費が更に増加していくものと想定されることから、これらの施策に要する経費の財源の確保に努めていく必要がある。
令和6年度は類似団体平均を0.5ポイント上回っている。前年度から9.6ポイント下回っているが、令和6年度より公共下水道事業・地域集落排水事業特別会計が公営企業会計になったことから、同事業への繰出金が性質上繰出金から補助費等に計上したことが要因となっている。今後は特別会計の中でも特に国民健康保険特別会計への繰出金増額が避けられず、数値は上昇していくものと想定されることから、経常経費の節減とあわせて、国保税の適正化に向けた検討により繰出金の抑制に努める。
令和6年度は類似団体平均を2.8ポイント下回っているが、前年度より5.1ポイント上昇している。これは、大雨災害による各種被災者支援事業の他、令和6年度より公共下水道事業・地域集落排水事業特別会計が公営企業会計になったことから、同事業への繰出金を性質上補助費等に計上したことが要因となっている。今後は重点施策である定住促進や子育て支援に係る経費が大きなウエイトを占めてくると考えられ、数値は上昇していくものと想定されることから、法人等各種団体等への補助については、平成19年度に策定した「遊佐町補助金等の交付に関する見直し指針」により適正に対処していく。
令和6年度においては18.0ポイントと、前年度を0.8ポイント下回ったが、類似団体平均を4.2ポイント上回った。これまで、地方債の繰上償還を重点的に実施してきた結果、後年度の公債費負担の平準化が図られてきたが、未だ高い水準と分析している。今後、広畑橋改築事業、栄橋撤去事業、災害復旧事業に伴う地方債の償還が始まることから、計画的に繰上償還に取り組んでいく。
公債費を除く経常収支比率は、これまで類似団体に比較して低い数値で推移してきており、令和6年度においては前年比で2.8ポイント下回り、類似団体平均との差が8.6ポイントとなった。引き続き経常収支比率の改善に向け、歳入の確保、経費の節減に努めていく。
総務費は住民一人当たり225,726円となっており、前年度に比較し減額している。これは、遊佐パーキングエリアタウン整備基金積立金、ふるさと納税寄附金を原資としたふるさと基金積立金の減によるものである。労働費は住民一人当たり1,734円となっており、前年度に比較し減額している。これは、雇用創出対策として実施した若者を中心としたビジネス創出事業に係る経費の減によるものである。農林水産業費は住民一人当たり72,933円となっており、前年度に比較し増額している。圃場整備、大雨災害による被災農業者支援事業に係る経費の増によるものでる。商工費は住民一人当たり68,325円となっており、類似団体平均を大きく上回っている。これは、観光施設の維持管理・整備事業やキャッシュレス決済導入促進事業に係る経費によるものであり、観光施設に関しては、今後も観光誘客に向け普通建設事業費や物件費の増加が見込まれる。災害復旧事業費は住民一人当たり30,992円となっており、類似団体と比較して一人当たりコストが高い状況となっている。令和6年7月の大雨災害に対応する道路、農地、農業施設、林道、学校、文化施設等の復旧事業の費用で、事業費は減少するものの令和8年度まで実施を予定している。
類似団体内順位28位/ 55団体
類似団体内順位4位/ 55団体
類似団体内順位34位/ 55団体
類似団体内順位6位/ 55団体
類似団体内順位10位/ 55団体
類似団体内順位5位/ 55団体
類似団体内順位40位/ 55団体
類似団体内順位1位/ 55団体
類似団体内順位39位/ 55団体
類似団体内順位3位/ 55団体
類似団体内順位5位/ 55団体
類似団体内順位45位/ 55団体
類似団体内順位21位/ 55団体
類似団体内順位13位/ 55団体
補助費等は住民一人当たり195,346円となっており、類似団体と比較して一人当たりコストが高い状況となっている。前年度に比較し大きく増額しているが、大雨災害による各種被災者事業の他、令和6年度からの公共下水道事業・地域集落排水事業特別会計の公営企業会計化に伴い、同事業への繰出金を性質上補助費等に計上することとなったことが要因となっている。普通建設事業費は住民一人当たり83,347円となっており、類似団体と比較して一人当たりのコストが低い状況となっている。令和3年度の新庁舎建設事業完了以降、事業費が減少してきたが、令和6年度は高瀬まちづくりセンター整備事業、災害救助費(住宅応急処理分)の増により前年度より一人当たりコストが増えている。今後、遊佐パーキングエリアタウン整備事業、公共施設等の老朽化対策に要する経費が増加していくことが想定されるが、公共施設等総合管理計画の基本方針に基づき、事業の取捨選択を行うことにより事業費の減少をめざすこととしている。災害復旧事業費は住民一人当たり30,992円となっており、類似団体と比較して一人当たりコストが高い状況となっている。令和6年7月の大雨災害による道路、農地、農業施設、林道、学校、文化施設等の復旧事業の費用で、事業費は減少するものの令和8年度まで実施を予定している。積立金は住民一人当たり69,659円となっており、類似団体と比較して一人当たりのコストが高い状況となっている。これは、寄附金の1/2以上を原資として基金に積み立て、翌年度に取り崩して事業経費に充てているふるさと納税寄附金が減額になったことから、積立金が減額となったためである。貸付金は住民一人当たり21,745円となっており、類似団体と比較して一人当たりのコストが高い状況となっている。これは、企業立地及び雇用の拡大を目的に取り組んできた、産業立地促進資金貸付事業によるところが大きく、貸付金総額の9割以上を占めている。繰出金は住民一人当たり57,217円となっており、前年度に比較し大きく減額している。これは、令和6年度からの公共下水道事業・地域集落排水事業特別会計の公営企業会計化に伴い、同事業への繰出金を性質上繰出金から補助費等に計上することとなったことが要因となっている。
類似団体内順位26位/ 55団体
類似団体内順位6位/ 55団体
類似団体内順位5位/ 55団体
類似団体内順位39位/ 55団体
類似団体内順位13位/ 55団体
類似団体内順位34位/ 55団体
類似団体内順位1位/ 55団体
類似団体内順位3位/ 55団体
類似団体内順位21位/ 55団体
類似団体内順位31位/ 55団体
類似団体内順位13位/ 55団体
類似団体内順位17位/ 55団体
類似団体内順位26位/ 55団体
類似団体内順位10位/ 55団体
類似団体内順位1位/ 55団体
令和6年度における実質収支は538百万円、財政調整基金残高は866百万円であった。実質収支額の標準財政規模比は、対前年比0.75ポイントの減となった。実質単年度収支は対前年比4.28ポイントの減となった。前年度と比較し、災害復旧事業実施に伴う一般財源に充てるための財政調整基金の取崩額が大きくなったことが要因となっている。その財政調整基金の残高は、適切な財源の確保と歳出の精査により取崩しを極力回避してきたが、前年度に比較し取崩額が増額、積立額が減額となったことから、前年度残高1,079百万円と比較し213百万円、19.7ポイントの減となった。
当町においては、一般会計・企業(上水道事業・下水道事業)会計・その他特別会計のいずれも黒字決算で推移している。黒字額の内訳をみると、一般会計・企業会計がその大半を占め、ほぼ横ばいで推移しており、特別会計についても同様の傾向となっている。特別会計の中でも国保会計については、保険料の軽減世帯が年々増加していることへの対応のため、平成23年度から平成26年度まで一般会計による法定外繰出しを行ってきたが、平成30年度にこれまで行った法定外繰出金と同額を一般会計へ繰入れた。下水道事業については、これまで公共下水道事業特別会計・地域集落排水事業特別会計により運用・分析してきたが、令和6年度からの公営企業会計化(法適用化)により統一した下水道事業会計として新たに計上している。下水道事業会計においては、特別会計時の平成20年度と平成21年度に実施した地方債の繰上償還のための財源として、繰越金などを充てたことで数値が急減した。全体的な今後の取組みとしては、これまで同様、経常経費の節減に努め、保険税・保険料・使用料を適時見直し、一定の黒字額を確保していく。
元利償還金については、平成22年度からの過疎債の借り入れにより平成25年度から元金償還が始まり、以降過疎債の元金償還が続いているが、令和6年度は新たに元金償還が始まった事業分もあるものの、償還終了となった事業分が大きかったため、前年度比42百万円の減となっている。公営企業債の元利償還金に対する繰入金は減少したものの、中長期的には増加傾向が続くと思われる。令和6年度における算入公債費等については886百万円で、対前年比43百万円の減となっている。今後は、小学校改築事業、広畑橋改築事業、災害復旧事業に伴い増発した地方債の元金償還が開始となり、将来においても遊佐パーキングエリアタウン整備事業実施に伴う地方債増発を想定しているため、以降の年度においては元利償還額が増加すると想定している。事業内容の精査、国・県補助金等の財源の確保により、地方債借入の抑制を図ると同時に、可能な限り繰上償還に取り組む。
満期一括償還地方債の借入に係る積み立てはない。
将来負担額の内訳をみると、一般会計等の地方債現在高は令和3年度の繰上償還実施、地方債発行の抑制により、令和6年度は大きく減少している。公営企業債等繰入見込額については、平成30年度以降減少傾向にある。令和元年度、2年度には新庁舎建設事業にかかる地方債が加わり、一時的に将来負担比率の算定式における分子となる数値は増加したが、令和3年度以降、財政調整基金や減債基金の取崩しによる増減幅はあるものの、遊佐パーキングエリアタウン整備基金への積み増しや公共施設等総合管理基金の創設により充当可能基金は増加してきた。しかし、令和6年度においては、災害復旧事業の一般財源確保のための財政調整基金の取崩額増額と、ふるさと納税寄附金の減額によるふるさと基金積立金の減額により、将来負担比率の分子は前年比143百万円の増となった。今後は、繰上償還や基金積立に対応するための財源確保が厳しくなり、遊佐パーキングエリアタウン整備事業など大きな事業も控えているため地方債増発を想定しているが、現在の将来負担比率を維持していくため、可能な限り繰上償還や基金積立に取り組んでいく。
(増減理由)・令和5年度決算剰余金の1/2の286百万円を含む304百万円を財政調整基金に積立てたほか、ふるさと基金に476百万円、遊佐パーキングエリアタウン整備事業に対応するための同基金に10百万円等を積立てた。一方、一般財源として財政調整基金を517百万円、各種行政需要財源としてふるさと納税寄附金を原資としたふるさと基金を671百万円取崩したことにより、基金全体としては454百万円減の3,101百万円となった。(今後の方針)・今後は、基金積立に対応するための財源確保が厳しくなり、遊佐パーキングエリアタウン整備事業の財源として基金取り崩しを想定しているが、現在の将来負担比率を維持していくため、可能な限り基金積立に取り組んでいく。
(増減理由)・一般財源不足分として517百万円を取崩し、令和5年度決算剰余金の1/2の286百万円を含む304百万円を積立てた結果、213百万円減の866百万円となった。(今後の方針)・人口減少や景気低迷による町税の減収や自然災害の発生など不測の事態に備えるため、適切な人事管理や各事業の見直しを行い収支の改善に努めるとともに、財政調整基金の残高は標準財政規模の20パーセント程度を目途に積み立てることとしている。
(増減理由)・起債償還のため、毎年50百万円を取崩し地域集落排水事業、公共下水道事業への繰出金に充当している。(今後の方針)・引き続き地域集落排水事業、公共下水道事業の地方債償還に活用する一方、令和3年度に両事業の償還がピークを迎えたため、将来の借入額、償還額の推移を見ながら、今後の基金活用方法を検討する。同時に、基金残高が55百万円となっているため、財政状況を勘案しながら積み増しを図っていく。
(基金の使途)・遊佐パーキングエリアタウン整備基金:遊佐パーキングエリアタウンの整備・ふるさと基金:ふるさと納税の際の納税者の意向に沿う事業への財源充当・義務教育施設整備基金:町内小中学校施設・設備の維持、改修、更新等・公共施設等総合管理基金:公共施設等の保全、更新、改修、修繕及び除却等・観光施設整備基金:観光産業の振興を目的とした観光施設の整備(増減理由)・遊佐パーキングエリアタウン整備基金:令和8年度に予定されている遊佐パーキングエリアタウン整備事業の本体工事の着実な推進のため10百万円を積み立てたことによる増加・ふるさと基金:令和6年度に476百万円を積立てたが、令和5年度積立分671百万円を取崩したことで195百万円の減少・義務教育施設整備基金:学校施設改修のための4百万円の取崩しによる減少・公共施設等総合管理基金:体育施設等改修のための3百万円の取崩しによる減少・観光施設整備基金:観光施設改修のための30百万円の取崩し、10百万円の積立てによる20百万円の減少(今後の方針)・遊佐パーキングエリアタウン整備基金:整備に向け積み立てていく。・公共施設等総合管理基金、観光施設整備基金:老朽化により今後想定される公共施設、観光施設の保全、更新等に対応するため積み立てていく。
有形固定資産減価償却率は、前年度に比べ1.5%増加し、類似団体平均を2.8%上回っている。公共施設の多くが老朽化していることが要因である。公共施設等総合管理計画に基づき、町民のニーズや利用頻度、今後の財政状況を踏まえながら、施設の長寿命化や人口減少を見据えた施設保有量の最適化に向けた取組みを行っていく。
類似団体内順位35位/ 51団体
債務償還比率は、類似団体と比較して高い水準となっている。令和3年度に繰上償還を行い、公債費残高の減額を図ったが、今後、遊佐パーキングエリアタウン整備事業に伴う地方債の発行等により、債務償還費率も上昇していくことが考えられる。今後の公共施設整備・改修事業に係る起債を見据えながら、公債費の適正化に努めるとともに、公共施設等総合管理計画に基づき、施設保有量の最適化に取り組んでいく。
類似団体内順位32位/ 55団体
有形固定資産減価償却率については前年度より上昇し、類似団体平均を上回っている。公共施設等総合管理計画に基づき、定期的な点検や診断結果に基づく計画的な保全による長寿命化や施設保有量の最適化に向けた取り組みを行う。令和5年度に将来負担比率が下がった主な要因として、地方債残高が大きく減少したことが挙げられる。
有形固定資産減価償却率については前年度より上昇し、類似団体平均を上回っている。公共施設等総合管理計画に基づき、定期的な点検や診断結果に基づく計画的な保全による長寿命化や施設保有量の最適化に向けた取り組みを行う。令和5年度に将来負担比率が下がった主な要因として地方債残高が大きく減少したことが挙げられる。
有形固定資産減価償却率を類似団体平均と比較すると、学校施設については2.4%下回っているが、多くの類型において上回っている。建築から30年以上経過している施設が多く、老朽化が進んでいる。公共施設等総合管理計画に基づき必要な個別施設計画を策定し、統廃合を含め今後の活用方法を検討しながら、老朽化対策に取り組んでいく。
類似団体内順位30位/ 51団体
類似団体内順位37位/ 49団体
類似団体内順位28位/ 47団体
類似団体内順位7位/ 7団体
類似団体内順位26位/ 45団体
類似団体内順位19位/ 51団体
類似団体内順位9位/ 29団体
有形固定資産減価償却率を類似団体平均と比較すると、庁舎については、令和3年度に新庁舎が建設されたため類似団体平均を40.9%下回っているが、多くの類型において上回っている。中でも図書館、体育館については、類似団体平均を大幅に上回っている現状から、今後個別施設計画を策定し多様な視点で老朽化対策に取り組んでいく。
類似団体内順位34位/ 37団体
類似団体内順位36位/ 50団体
類似団体内順位28位/ 35団体
類似団体内順位30位/ 47団体
類似団体内順位4位/ 51団体
分析:・一般会計等においては資産合計が29,812百万円となり、前年度から71百万円(▲0.2%)減少した。有形固定資産においては817百万円(▲3.3%)の減額となった。主な要因は減価償却累計額の減少となる。また、有形固定資産のうち、事業用建物は320百万円増加した。これは、高瀬まちづくりセンターの大規模改修が主な要因となっている。インフラ資産では工作物が553百万円増加、建設仮勘定が515百万円減少となっているが、主に過年度の本勘定振替漏れ対応によるものとなっている。負債合計は前年度から290百万円(▲2.9%)減少となっており、臨時財政対策債が159百万円減少、教育・福祉施設分の地方債が125百万円減少等、地方債の減少が主な要因となっている。・水道事業会計、下水道事業会計等を加えた全体会計の資産合計は、1,293百万円(2.9%)の増加となった。こちらは物品において3,400百万円増加したことが主な要因となっており、下水道事業会計が法適用化された際に計上されたためとなる。負債合計は4,906百万円(32.5%)の増加となっており、科目個別ではその他固定負債が5,685百万円増加となったが、こちらも下水道事業の法適用化によるものとなっており、繰延収益として5,714百万円を計上したことが主な要因となっている。
・一般会計等では純経常行政コストは8,998百万円となり、646百万円(7.7%)増加した。主な要因は経常費用の増加となっており、職員給与費が1,084百万円(前年度比+186百万円)、物件費が2,203百万円(前年度比+111百万円)、維持補修費が345百万円(前年度比+138百万円)と昨年度より100百万円以上増加した科目が複数あったためとなる。純行政コストは9,256百万円となり、904百万円(10.8%)増加した。7月に発生した大雨災害による道路・橋りょう等の復旧工事による災害復旧事業費が264百万円計上されたことが主な要因となっている。・全体会計では、純経常行政コストは11,943百万円となり、545百万円(4.7%)増加した。一般会計等に比べて、経常収益が460百万円多くなっている。これは水道料金等を使用料及び手数料に計上しているためである。また、国民健康保険や介護保険等の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が2,315百万円多くなっている。結果として、全体の純行政コストは、一般会計等に比べて2,955百万円多くなっている。酒田地区広域行政組合や遊佐町総合交流促進施設(株)等を加えた連結会計では、純経常行政コストは13,891百万円となり、299百万円(2.1%)増加した。全体分を除くと1,948百万円(前年度比▲246百万円)となっており、補助金等が1,512百万円(前年度比▲242百万円)と減少したことが主な要因となっているが、一般会計等の補助金等について精査した結果、山形県後期高齢者医療広域連合への相殺消去対象額が428百万円(前年度比+222百万円)と判明したためである。
分析:・一般会計等においては、税収等の財源(8,778百万円)が純行政コスト(9,256百万円)を下回り、本年度差額は478百万円(前年度比+691百万円)となった。町税が97百万円減少、寄付金が340百万円減少した一方、国県補助金が366百万円の増加によって財源は214百万円増加したものの、「2.行政コストの状況」で示したとおり純行政コストが増加したため差が拡大した。純資産残高は前年度に比べ220百万円(1.1%)の増加となった。これは本年度差額が▲478百万円であるいっぽう、無償所管換等が昨年度より747百万円の増加となっており、遊佐町産業立地促進資金融資制度の翌年度以降返済額を貸付金として計上したことが主な要因となっている。・全体では、令和5年度の本年度末純資産残高に令和6年度純資産変動額を加えても令和6年度の純資産残高とならない(R5年度の本年度末純資産残高とR6年度の前年度末純資産残高において3,967百万円の差額が発生している)が、これは下水道事業会計の法適用化により、純資産の算出方法変更により発生した差額のためである。一般会計等分を除いた税収等は1,483百万円(前年度比+212百万円)となっており、主に水道事業会計における一般会計補助金等、相殺消去の対象となる科目の収入が減少したことによる。一般会計等分を除いた国県等補助金は1,786百万円(前年度比▲170百万円)となっており、国民健康保険特別会計で1,056百万円(前年度比138百万円)、下水道事業会計では0円(前年度比▲25百万円)等、いずれの会計においても減少となったためである。・連結では、全体分を除いた税収等は909百万円(前年度比▲222百万円)となっており、一般会計等の補助金等について精査した結果、山形県後期高齢者医療広域連合への相殺消去対象額が428百万円(前年度比+222百万円)と判明したためである。
・業務活動収支は800百万円(前年度比▲521百万円)となった。こちらは主に業務支出の増加が主な要因となっており、人件費支出が1,409百万円前年度比+114百万円)、物件費等支出が2,548百万円(前年度比+249百万円)等、多くの科目で支出額が増加したためである。また、7月の大雨災害の復旧等により、災害復旧事業費支出が264百万円、臨時収入が172百万円計上となった。投資活動収支は▲76百万円(前年度比+701百万円)となった。こちらは基金積立金支出が847百万円(前年度比▲461百万円)、基金取崩収入が1,301百万円(前年度比+343百万円)となったことが主な要因となっており、昨年度とは異なり収入が大きく上回った。財務活動収支は▲383百万円(前年度比+186百万円)となった。こちらは地方債償還支出が924百万円(前年度比▲42百万円)、地方債発行収入が541百万円(前年度比+144百万円)となっており、昨年度と同様に償還支出が上回った。・全体の業務活動収支は1,371百万円(前年度比▲599百万円)、一般会計等分を除くと571百万円(前年度比▲78百万円)となった。一般会計等分を除いた業務支出は2,924百万円(前年度比▲86百万円)、業務収入は3,502百万円(前年度比▲157百万円)と収支ともに昨年度より減少となった。いずれも国民健康保険特別会計が主な要因となっており、補助金等支出が1,375百万円(前年度比131百万円)、国県等補助金収入が1,056百万円(前年度比138百万円)となったためである。投資活動収支は▲229百万円(前年度比+692百万円)、一般会計等分を除くと153百万円(前年度比▲9百万円)となっており、昨年度と同規模となった。財務活動収支は▲745百万円(前年度比+224百万円)、一般会計等分を除くと362百万円(前年度比+38百万円)となっており、主に地方債等発行収入が水道事業会計において32百万円(前年度比+22百万円)、下水道事業会計において59百万円(前年度比+19百万円)となったことが主な要因となっている。・連結の業務活動収支は1,415百万円(前年度比▲595百万円)、全体を除くと44百万円(前年度比+4百万円)となり、昨年度と同規模となった。科目個別で見ると補助金等支出が1,512百万円(前年度比▲242百万円)、税収等収入が909百万円(前年度比222百万円)となったが、いずれも山形県後期高齢者医療広域連合への相殺消去対象となる仕訳を精査したためとなる。投資活動収支は▲228百万円(前年度比+697百万円)、全体を除くと1百万円(前年度比+5百万円)となり、昨年度と同規模となった。財務活動収支は▲781百万円(前年度比+212百万円)、全体を除くと▲36百万円(前年度比▲11百万円)とっており、主に酒田広域行政組合における地方債等償還支出が23百万円(前年度比+10百万円)となったためである。
分析欄:1.資産の状況住民一人当たりの資産額(歳入額対資産比率)は類似団体平均を下回っており、過去5年間ほぼ横ばいである。有形固定資産減価償却率は依然として高い傾向にあるため、今後は老朽化した施設の改修に要する経費の増加が見込まれる。住民とともに旧小学校校舎の利活用を検討するなど、施設保有量の適正化に取り組むとともに、公共施設等総合管理計画や財務書類の活用により、既存施設の計画的な修繕を図る。
純資産比率は過去5年間平均で約65%を維持しており、令和3年度以降増加傾向にある。将来世代負担比率は、類似団体平均を上回る状況が続いている。事業の精査や施設の集約化等により行政コストの縮減を図るとともに、元利償還金に対する交付税措置率が高い地方債の優先的な検討や繰上げ償還などにより、将来世代の負担減に努める。
住民一人当たりの行政コストは昨年同様類似団体を上回っており、前年度から9.1万円の増となった。これは、令和6年7月に発生した大雨災害による道路・橋りょう等の復旧工事による純行政コストの増が主な要因となっている今後も令和8年度開設に向けたパーキングエリアタウンの建設費や、蕨岡地区、高瀬地区のまちづくりセンターの移転に伴う大規模改修工事が計画されており、類似団体の平均を超える状況が続くと想定される。増加率を抑えるため事業費の精査を行っていく。
類似団体平均を上回る状況は続いているものの、地方債の計画的な償還により、住民一人当たりの負債額は前年度から0.3万円減少した。また、基礎的財政収支は、人件費支出、物件費支出等増加を主な要因とした業務活動収支の減少を理由に、前年比624百万円減の307百万となっている。今後も公債費の推移を注視しながら地方債の発行を行うとともに、財源の確保に努め、一人当たりの負債額の減少を図る。
受益者負担比率が類似団体平均を下回っており、行政サービス提供に対する直接的負担の割合は低くなっている。これは、H28年度に実施した独自の子育て支援事業により、認定こども園・幼稚園・保育園の保育料を大幅に減額したためである。過去5年間においては、R3年度は経常収益の増により受益者負担比率が増加した。R6年度は前年度比0.2ポイント増となっている。
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総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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