宮城県蔵王町の財政状況(最新・2024年度)
宮城県蔵王町の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
蔵王町
末端給水事業
蔵王町国民健康保険蔵王病院
特定環境保全公共下水道
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度2013年度2012年度2011年度2010年度
概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
令和6年度は、指数算定上の入れ替わりとなる令和3年度と比較し、基準財政需要額が増額、基準財政収入額が増額となり、財政力指数は前年度比で概ね横ばい(0.43)となった。基準財政需要額については、給与改定費の臨時費目の創設や会計年度任用職員の勤勉手当支給開始等により増額となったが、一方の基準財政収入額においても、定額減税減収補填特例交付金の算入などにより増額となったことが指数の下支えに寄与している。依然として類似団体平均(0.47)を下回る状況にあるため、引き続き滞納額の縮減や徴収業務の強化に取り組み、財政基盤の強化に努める。
経常収支比率の分析欄
歳入は、地方税が減少したものの、普通交付税及び地方譲与税等が増加したことにより増となった。一方、歳出は、公債費が減少したものの、給与改定及び会計年度任用職員への勤勉手当支給開始に伴う人件費などの増額がそれを上回った。その結果、前年度比0.2ポイント増加となった。歳出面については、統合中学校建設事業に係る起債発行による公債費の増加などしばらく高止まりが続くと見込まれる。そのため、効率的な行政運営の転換を図りながら、一般財源確保のため、町税収入等の増収に努め、また、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の長寿命化を図るなど維持管理経費等の経費削減に努めることにより、財政の弾力化を図る。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
類似団体平均を上回っているのは、認定こども園・幼稚園などの施設運営を町営で行っているほか、再任用制度の活用などにより人件費決算額が高い傾向にあるためである。また、今年度は、ふるさと応援寄附金に関連する経費が増額となっている。
ラスパイレス指数の分析欄
類似団体平均を1.2ポイント上回っている。国家公務員同様に給与構造改革や昇格時号俸の縮減措置を実施しており、平成18年度から人事評価結果を昇給に反映する取組を実施しているものの、年功的な傾向を払拭しきれず、高校卒高年齢層において指数が高い。大学卒の新規採用者の初任給が低かったことなどにより前年度からやや減少した。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
類似団体平均を上回っているのは、認定こども園・幼稚園などの施設運営を町営で行っているほか、再任用制度の活用などの影響によるものである。今後とも行政需要に応じた適正な職員数の確保に努める。
実質公債費比率の分析欄
類似団体平均を下回る。これまで実施してきた新規地方債発行の抑制、平成20~25年度の補償金免除繰上償還、令和5年度の任意繰上償還などによるものである。前年度比率については、3か年平均の結果、0.2ポイント増となった。単年度で見ると、分子が減少し分母が増加したため、単年度の比率は減少したものの、令和3年度の単年度比率を上回っているため、微増の結果となっている。今後、統合中学校建設事業に係る起債発行による元利償還金の増加が見込まれるため、効率的な行政運営の転換や各事業の優先順位付け、取捨選択を行って、将来への必要な投資と持続可能な財政運営の両立に努める。
将来負担比率の分析欄
比率は算定されていない。昨年同様に、将来負担額を充当可能財源等が上回ったことが要因である。統合中学校の建設など大規模事業が本格的に開始されたため、効率的な行政運営の転換や各事業の優先順位付け、取捨選択を行って、将来への必要な投資と持続可能な財政運営の両立に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
類似団体平均を上回っているのは、認定こども園・幼稚園などの施設運営を町営で行っているほか、会計年度任用職員制度の活用などの影響によるものである。今後とも行政需要に応じた適正な職員数の把握に努め人件費の削減に努める。
物件費の分析欄
ふるさと応援寄附金に関連する経費の増加により0.3ポイントの増となった。いずれの年度においても類似団体平均と同じか下回っており、需用費総額の抑制や各業務委託内容の見直しの効果が表れている。今後も継続して取り組んでいく。
扶助費の分析欄
障害福祉サービス(介護給付・訓練等給付)の利用増や、児童手当の拡充により扶助費は増加したものの、分母である経常一般財源の増加がそれを上回ったため、比率は前年度比0.1ポイント減となった。国の異次元の少子化対策に伴う児童手当の増額に加え、少子高齢化や障害福祉への対応により、扶助費総額は依然として上昇傾向にある。財政の硬直化を招かぬよう各制度の適切な運用と自主財源の確保に努める。
その他の分析欄
介護保険関係繰出金が増加したことにより、前年度比0.1ポイント増となった。また、類似団体平均を上回っている。主な要因として、繰出金及び出資金の割合が高くなっているためであり、繰出基準に基づき適正な繰出額を見極めながら繰出を行っていく。
補助費等の分析欄
蔵王病院に対する負担金補助の増加により補助費等は増加したものの、分母である経常一般財源の増加がそれを上回ったため、比率は前年度比0.4ポイント減となった。引き続き「蔵王町行政改革推進計画」(H18~22年度)に基づき、補助金等の抜本的な見直し(廃止・統合)及び段階的な見直し(縮減・隔年交付)並びに事業の終期を設定して定期的な見直しを図る。今後、公営企業に対する公費負担の適正化を進める。
公債費の分析欄
類似団体平均を下回る。これまで実施してきた新規地方債発行の抑制、平成20~25年度の補償金免除繰上償還や、令和5年度に行った任意繰上償還などによるものである。今後、統合中学校建設事業に伴う起債発行により、元利償還金の増加が見込まれる。将来への必要な投資と持続可能な財政運営を両立させるため、効率的な行政運営への転換や各事業の優先順位付け、取捨選択を徹底し、健全な財政基盤の維持に努める。
公債費以外の分析欄
類似団体平均を上回っている。人件費や物件費及び繰出金が影響している。財政の硬直化を招かぬよう自主財源の確保に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
令和6年度決算の特徴点は、次のとおり。○議会費:議員定数削減の影響により費用は減少したものの、類似団体の中で住民一人当たりの議員数が多いことから、議員報酬手当の割合が高い。○総務費:ふるさと応援寄附金関係により増。○民生費:認定こども園増築・改修事業により増。○衛生費:蔵王病院負担金・出資金及び新型コロナ接種費関係により増。○農林水産業費:重点支援地方交付金事業の皆減により減。○商工費:特別体験事業及び遠刈田温泉高付加価値化事業の皆増により増。○土木費:統合中学校外周道路工事により増。○消防費:消防団設備整備費補助金による活動服購入などにより増。○教育費:統合中学校建設事業関係により増。○公債費:前年度公共用地先行取得等事業借換の皆減、及び前年度繰上償還により減。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
令和6年度決算の特徴点は、次のとおり。○人件費:給与改定、会計年度任用職員への勤勉手当支給開始により増。○物件費:ふるさと応援寄附金関係増により増。○維持補修費:町道及び農道の維持補修費の微増。○扶助費:重点支援地方交付金事業の増。○補助費等:蔵王病院事業会計負担金により増。○普通建設事業費:統合中学校及び認定こども園建設改修工事関係により増。○公債費:前年度公共用地先行取得等事業の借換の皆減、及び前年度繰上償還により減。○積立金:ふるさと応援寄附基金及び企業版ふるさと納税基金積立金の増。○投資及び出資金:水道事業会計への出資金の減。○繰出金:繰出金総額は減少したものの、人口減少率が繰出金の減少率を上回っていることにより増。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
実質収支額は前年度より増加したものの、単年度収支の減少並びに繰上償還金及び積立金の減少並びに積立金取崩し額の増加により、実質単年度収支は減少した。財政調整基金残高は、取り崩しを行ったものの、それを上回る積立てを行ったため、700百万円となっている。今後も、必要なサービスを適切に実施しながら、安定した財政運営に努める。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
各公営事業会計において、赤字額は発生していない。標準財政規模に対する黒字割合が高い水道事業会計については、平成20年度から高料金対策補助金の繰出しを行っている。また、蔵王病院事業会計についても、令和6年2月に策定した蔵王町国民健康保険蔵王病院経営強化プランに基づき、経営健全化のための補助金の繰り出しを行っている。今後も公費負担の適正化を進めていく。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
算入公債費等は減少したものの、それを上回る額で元利償還金等が減少している。今後は、統合中学校建設事業に係る起債の発行により元利償還金の増加が見込まれることから、効率的な行政運営への転換や各事業の優先順位付け及び取捨選択を行い、将来に必要な投資と持続可能な財政運営の両立に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
比率は算定されていない。これは、昨年同様、将来負担額を充当可能財源等が上回ったことによるものである。充当可能基金及び充当可能特定歳入は減少したものの、基準財政需要額算入見込額が増加したことにより、充当可能財源は増加している。一方、公営企業債等繰入見込額及び組合等負担等見込額は減少したものの、一般会計等に係る地方債の現在高及び退職手当負担見込額が増加したことにより、将来負担額は充当可能財源等の増加幅を上回って増加している。今後は、統合中学校の建設などの大規模事業が本格化することから、効率的な行政運営への転換や各事業の優先順位付け及び取捨選択を行い、将来に必要な投資と持続可能な財政運営との両立に努める。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)基金現在高は、財政調整基金が増加したものの、減債基金及びその他特定目的基金が減少したことにより、全体として189百万円減少した。主な要因は、ふるさと文化会館建設に係る地方債の繰上償還のため、減債基金を取り崩したこと及び公共施設等維持補修基金並びに義務教育施設整備基金の取り崩しによるものである。一方、ふるさと応援寄附基金は増加している。(今後の方針)東日本大震災や蔵王山の火山対策等の非常時の行政需要に対応できるように、財政調整基金の残高は500百万円を目安に積み立てていく。今後公共施設の老朽化に伴い、施設の更新費用の増加が見込まれるため、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の長寿命化を図るなど維持管理経費等の経費削減につつ、公共施設等維持補修基金に積み立てが必要となる。
財政調整基金
(増減理由)取り崩しを行ったものの、それを上回る積立てを行ったことにより、増となった。(今後の方針)東日本大震災や蔵王山の火山対策等の非常時の行政需要に対応できるように、財政調整基金の残高は500百万円を目安に積み立てていく。
減債基金
(増減理由)減災基金から地方債の繰上償還を行うために、147百万円の取り崩しを行ったため減となった。(今後の方針)地方債の償還計画を踏まえ、計画的に積立てを行っていく。
その他特定目的基金
(基金の使途)義務教育施設整備基金:義務教育施設の整備資金に充てる。公共施設等維持補修基金:行政財産として管理する建物の修繕その他の維持補修に充てる。(増減理由)義務教育施設整備基金:統合中学校建設事業に対応するため取り崩したことにより減少。ふるさと応援寄附基金:認定こども園関係で取り崩したが、ふるさと応援寄附の積立額が多かったため増加。(今後の方針)義務教育施設整備基金:統合中学校建設事業に充てていくため、減少していく見込み。公共施設等維持補修基金:公共施設の維持補修に充てていくため、減少していく見込み。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産原価償却率は類似団体を上回っている。公共施設等総合管理計画に基づき施設の維持管理を適切に行い、老朽化対策に取り組んでいく。
債務償還比率の分析欄
令和元年度以降、毎年の地方債の新規発行額を抑制したこと等から、将来負担額は減少傾向にあったが、令和4年度と同様に令和5年度においても充当可能財源が減少したこと等により、類似団体を上回った。今後は、統合中学校建設事業を計画していることから、将来負担を見据えた財政運営に努めていく。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
令和元年度は、統合中学校建設に係る起債、下水道事業への繰出金、令和元年台風への対応等を基金取り崩しにより行ったため、将来負担比率が増加したが、令和2年度は、下水道の法適化や充当可能基金の増加により減少した。令和5年度については、充当可能財源が減少したが将来負担額を充当可能財源が上回ったことから、前年度と同様に将来負担比率は指標には現れていない。また、有形固定資産減価償却率も類似団体と比べて同水準となっているが、多くの施設で老朽化が進んでいることから、公共施設等総合管理計画に基づき老朽化対策に取組んでいく。今後は統合中学校建設事業に伴う起債の増加が見込まれるため、必要な投資と長寿命化を両立した適正な財政運営に取り組んでいく。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
実質公債費比率についてはこれまで実施してきた新規地方債発行の抑制、H20~25年度の補償金免除繰上償還やH24年度の任意繰上償還に取り組んできたため、令和5年度についても類似団体と比較して低い水準となっている。将来負担比率については、令和元年度において統合中学校建設に係る起債、下水道事業への繰出金、令和元年台風への対応等を基金取り崩しにより行ったため、類似団体平均を上回ったものの、令和2年度は下水道の法適化や充当可能基金の増加により減少した。令和5年度は、令和4年度と同様に充当可能基金が減少したものの、将来負担額を充当可能財源が上回ったことから将来負担比率は指標には現れていない。今後は統合中学校建設事業に係る起債の増加が見込まれるため、建設に向けた基金の積み増し等により比率増加の抑制に努める。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、認定子ども園・幼稚園・保育所、学校施設、公営住宅、公民館であり、老朽化対策が課題となっている。特に有形固定資産減価償却率が高くなっている学校施設については、学校再編計画等との整合を図りながら施設の集約化や長寿命化を進め老朽化対策を図っていく。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が特に高くなっている施設は庁舎である。老朽化により毎年多額の維持管理費用が発生しているが、防災拠点となることなどを踏まえ、適切な老朽化対策を図っていく必要がある。また、特に低くなっている施設は市民会館である。これは、平成16年度に建設された施設のため低くなっているが、今後の維持管理費用を抑えるためにも、公共施設等総合管理計画に基づき、適切に管理していく必要がある。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額が前年度末から419百万円減少(▲2.3%)し、負債総額が前年度末から107百万円の増加(+2.0%)となった。資産総額の減少の理由は、減債基金の取崩しによる基金の減少があったことによる。負債総額で金額の変動が大きいものは流動負債であり、1年以内償還予定地方債が増加したことなどから88百万円増加した。全体では、資産総額は前年度末から698百万円減少(▲2.5%)し、負債総額は前年度末から117百万円減少(▲1.1%)した。資産総額で金額の変動が大きいものはインフラ資産と基金であり、インフラ資産は減価償却による資産の減少があったことから373百万円減少し、基金は減債基金を取り崩したことから348百万円減少した。負債総額で金額の変動が大きいものは、地方債であり、地方債の新規発行が減少したことにより145百万円減少した。資産総額が一般会計等に比べて8,917百万円多くなるが、その理由は上水道管、下水道管等のインフラ資産を計上していることなどにより、負債総額も当該インフラ資産の設備投資に地方債(固定負債)を充当していることなどから、5,552百万円多くなっている。連結では、資産総額は前年度末から1,082百万円減少(▲3.6%)し、負債総額は前年度末から655百万円減少(▲5.3%)した。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は6,705百万円となり、前年度比27百万円の増加(+0.4%)となった。そのうち、人件費等の業務費用は4,241百万円、補助金や社会保障給付費等の移転費用は2,464百万円であり、業務費用のほうが移転費用よりも多い。最も金額が大きいのは物件費等(2,532百万円、前年度比+343百万円)、次いで人件費(1,648百万円、前年度比+75百万円)であり、純行政コストの63.6%を占めている。物件費のうち維持補修費が減少していることなどから、今後も公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の集約化・複合化や長寿命化を効果的に行い、経常費用の削減に努める。全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上していることから、経常収益が680百万円多くなっている一方、国民健康保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が2,221百万円多くなり、純行政コストは2,762百万円多くなっている。連結では、一般会計等に比べて、連結対象企業等の事業収益を計上し、経常収益が752百万円多くなっている一方、人件費が520百万円多くなっているなど、経常費用が4,874百万円多くなり、純行政コストは4,098百万円多くなっている。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源(6,038百万円)が純行政コスト(6,576百万円)を下回ったことから、本年度差額は▲538百万円(前年度比▲248百万円)となり、純資産残高は526百万円の減少となった。災害復旧事業費の減少(▲442百万円)により臨時損失が減少、行政コストを減少させたことなどから、純資産変動額が減少した。全体では、下水道事業会計が含まれており、令和2年度からの法適化に伴い繰出金の増加等により、一般会計と比べて財源が2,704百万円多くなっているため、本年度差額は596百万円、純資産残高は15,782百万円(前年度比▲581百万円)となった。連結では、宮城県後期高齢者医療広域連合への国県等補助金等が財源に含まれることから、一般会計等と比べて財源が4,002百万円多くなっているため、本年度差額は▲634百万円、純資産残高は16,779百万円(前年度比▲426百万円)となった。
4.資金収支の状況
一般会計等の業務活動収支については、業務収入における国県等補助金収入が減少したことに伴い▲199百万円、投資活動収支については、税収等の不足分を補うため、基金を取り崩したことなどから、155百万円となった。財務活動収支については、地方債を新規発行したことにより、地方債の発行収入が地方債の償還額を上回ったことから78百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から34百万円増加し、240百万円となった。今後数年間は統合中学校建設に関する地方債の発行により財務活動収支はプラスになる可能性があるため、効率的な行政運営を行い業務支出等を抑制していく。全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、水道料金等の使用料及び手数料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計等より257百万円多い58百万円となっている。投資活動収支では172百万円、財務活動収支は▲159百万円となり、本年度末資金残高は前年度から71百万円増加し1,302百万円となった。連結では、業務活動収支は、一般会計等より302百万円多い103百万円となっている。投資活動収支では152百万円、財務活動収支は▲193百万円となり、本年度末資金残高は前年度から61百万円減少し、1,351百万円となった。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額が類似団体平均を大きく下回っているが、経年比較によれば、前年度とほぼ横ばいになっている。道路等の敷地について、取得価額が不明であるため、備忘価額1円で評価しているものが大半を占めていることの影響が大きい。歳入額対資産比率については、類似団体平均を下回り、有形固定資産減価償却率については、類似団体平均と同程度となった。これからも、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の状況等を踏まえての集約化・複合化及び老朽化した施設については、点検・診断や計画的予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、類似団体平均と同程度である。また、経年比較によれば、新たな地方債の発行を行ったものの、計画的な地方債の償還を行ったことにより、前年度とほぼ横ばい(▲1.3%)になっている。純資産の減少は、将来世代が利用可能な資源を過去及び現世代が費消して便益を享受したことを意味するため、今後も公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理を行うことにより、行政コストの削減に努める。将来世代負担比率は、類似団体平均を少し下回っているが、経年比較によれば、前年度からやや増加(+2.2%)している。今後、統合中学校建設事業などを計画しているため、効率的な行政運営への転換や、各事業の優先順位付け、取捨選択を行い、将来への必要な投資と持続可能な財政運営の両立に努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは類似団体平均と同程度となり、経年比較によれば、前年度から減少(▲2.7万円)している。今後も維持管理費等の増減に注視し、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の集約化・複合化や長寿命化を行うことにより、物件費を中心に経常費用の削減に努める。
4.負債の状況
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は類似団体平均を下回っているが、経年比較によれば、前年度から増加(+0.1%)している。特に、経常費用が昨年度から27百万円増加しており、中でも業務費用のうち人件費が増加している。また、今後公共施設等の更新時期が集中していることから、改修経費等の増額が見込まれるため、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の集約化・複合化や長寿命化を行うことにより、全体として経常費用の削減に努める。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
宮城県蔵王町の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。