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地域において担っている役割東播磨医療圏において、高度急性期から急性期の機能を担っている。また、救急医療においては、2次救急医療機関として機能しており、特に循環器領域、小児・周産期領域においては、当該圏域を超え広く受け入れを行っている。さらに、地域の基幹病院として、消化器センター、心臓血管センター、こどもセンター、周産母子センター、がん集学的治療センターを設置し、高度専門医療の提供を行っている。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について経常収支比率・医業収支比率はともに100%を超えており、新病院の開院後は健全な経営ができている。また、病床利用率は90%に近いことから、他団体に比べ、多くの患者を効率よく受け入れることができている。さらに、患者1人当たりの収益が入院・外来ともに向上しており、収益も効率的に確保できている。費用に関しては、患者数の増加に対応するため、職員を採用しているが、人件費の増加以上に収益が増加しており、職員給与費対医業収益比率は前年度から0.1ポイント改善している。また、高度医療の提供により、材料費対医業収益比率が前年度から0.9ポイント悪化しているが、費用の増加に連動して収益単価も増加していることから、大きな問題とは考えていない。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について平成28年7月に新病院への移転に伴い、建物を新築していること、一定数の器械備品を更新していることから、減価償却率は他団体よりも低い。また、1床当たり有形固定資産も他団体より大幅に低くなっているが、これは過剰な設備投資になっていないことを示しており、少ない資産で高い収益を得ていることから、効率的な病院経営ができている。 |
全体総括東播磨医療圏における急性期・高度急性期医療を担う病院として、乳児から高齢者まで市民が安心して医療を受けることができるよう、地域の医療機関と役割分担や連携を図りながら、地域医療を支えている。地域の基幹病院としての地位を確立した中、令和2年4月には新たに「地域がん診療連携拠点病院」として指定を受けるなど、職員一人ひとりが現状に満足することなく、向上心を持って職務に励んでいる。開院から4年間は順調な経営ができているものの、令和2年度は新型コロナウイルス感染症による診療制限など、収益の大幅な減少が見込まれるため、より一層の費用の節減など経営基盤を強化する必要がある。 |
出典:
経営比較分析表
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