沖縄県:中部病院の経営状況(最新・2024年度)
沖縄県が所管する病院事業「中部病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
救急医療、高度医療、特殊医療、不採算医療、医療従事者の育成などの役割を担っており、がん診療連携拠点病院およびがんゲノム医療連携病院、基幹災害拠点病院や地域医療支援病院などに指定されている。ER型の救命救急センターとして重症救急患者を主に幅広く対応し、また総合周産期母子医療センターとして中北部医療圏を中心にリスクが高い妊産婦及び新生児の診療にあたっている。人材育成についてはハワイ大学と連携して米国式の卒後臨床研修を実施し、総合的な診療能力を持つ医師養成と県内各地への派遣を行い、離島医療人材の確保に努めている。本院のほか有人離島で1附属診療所を運営し、プライマリ・ケアを中心に地域に必要な医療を提供している。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は低下し2期連続で赤字となった。収支比率は①②③いずれも同規模病院の全国平均値を下回っている。受療行動の変容や医療従事者の不足等の影響で④病床利用率は伸び悩んでいる。⑦職員給与費対医業収益比率が高いことも踏まえると、機能役割や病床数に応じた職員配置による経費が生じているにもかかわらずそれに相応する医業収益が不足している。⑤⑥患者1人1日当たり収益および⑧材料費対医業収益比率は、重症患者の診療やがん診療における高額薬剤等の影響により上昇傾向にある。⑨累積欠損金はまだ発生していないが、費用増嵩に対して収益確保が追いつかず増収減益が続き、厳しい経営状況にある。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、類似病院平均値を上回っており、老朽化が進んでいる。②器械備品減価償却率は、しばらく平均値を上回って推移していたが、電子カルテシステムや放射線治療装置など高額医療機器の更新を続けたことで、R5年以降は平均値を下回っている。③1床当たり有形固定資産は、類似病院より低い水準にある。過去10年以上一貫して同様の傾向で推移していること、仮に①償却率が平均値水準であっても③病床あたり固定資産額は平均の75%程度の規模しかないこと等から、これは老朽化の影響ではなく、現病院の設備投資が抑制的であることを示唆している。経年による劣化が全体的に進行しており、計画的な対策が必要である。
全体総括
経営状況は、近年の職員給与費の増加や物価高騰による医業費用の増加の影響によって収支比率の低下が続き、厳しい状況にある。累積欠損金は無いものの、単年度収支の改善が急務である。また、病床利用率や入院患者1人1日あたり収益が類似病院の平均値を下回る一方、給与費対医業収益比率が類似病院の平均値を上回っていることから、収益確保の取組のほか、病床や職員配置の適正化など構造の見直しが必要である。病院建物の老朽化と狭隘化が進行する中、収支悪化と建築単価上昇が相俟って、更新需要の増大に対する財源確保に課題が生じている。今後も沖縄県の基幹病院として、三次救急医療や高度・専門医療、離島医療人材の育成等を通じて地域医療を支える使命を担うべく、建替等に向けた検討を進め、経営改善に努めていく。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
中部病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の沖縄県リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。