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財政力指数の分析欄前年度に比べ基準財政収入額は減少、基準財政需要額は増加したものの、財政力指数は前年度から増減なしで、類似団体平均を大きく下回っている。今後は行政評価を基にした業務の見直しや事業の選択と集中による歳出の削減を行うとともに、歳入では市税等の収納率向上に努めるほか、ふるさと応援寄附金事業やネーミングライツ事業など新たな自主財源確保の取り組みを進める。 | 経常収支比率の分析欄前年度に比べ、総額で歳入、歳出ともに増加しており、歳入では地方交付税、地方消費税交付金等の増加、歳出では物件費、補助費等の増加が主な要因であるが、経常収支比率は1.5ポイントの減少となっている。近年は類似団体平均を下回っている。今後も行財政改革大綱に基づく経営的視点に立った事業の見直しを行い、経常経費の削減に努めるとともに、市税等の収納率向上や新たな自主財源確保の取り組みを進める。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄前年度に比べ増加しており、新型コロナワクチン接種事業や交流拠点複合施設管理運営事業などによる物件費の増加が主な要因である。今後も定員の適正管理や指定管理者制度の活用、施設の民営化などを検討し、コストの削減を図っていく。 | ラスパイレス指数の分析欄今後も国・県の勧告に準じて給与制度の見直しを行い、給与水準の適正化に努める。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄事務事業量に応じた職員の適正配置を進めていることにより職員数は年々減少しているものの、それを上回る人口減少が進んでいるため、人口1,000人当たりの職員数は増加傾向にあり、さらに類似団体平均を上回っている。今後は職員の能力開発と人材育成による組織力の向上に重点を置くとともに、可能な分野から積極的に民間委託を進めるなど行政運営のさらなる効率化を図ることにより、職員の適正化に取り組む。 | 実質公債費比率の分析欄前年度に比べ1.3ポイントの減少となり、類似団体平均を下回っている。主な要因としては、下水道事業への元利償還に対する繰出金が減少し、普通交付税、臨時財政対策債発行可能額が増加したことがあげられる。今後も、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、起債に大きく頼ることのない財政運営につとめ、また、交付税算入される地方債の活用や既発債の借換えなどを行い、利子償還額の平準化及び実質公債費比率の急激な上昇を抑制する。 | 将来負担比率の分析欄前年度に比べ26ポイントの減少となったが、類似団体平均を大きく上回っている。地方債の現在高や、下水道事業への元利償還に対する繰出金が減少し、普通交付税、臨時財政対策債発行可能額が増加したことが主な要因である。今後も後世への負担を少しでも軽減するよう、事業の実施については効果や必要性を検証した上で選択と集中を行うとともに、地方債の発行に当たっては交付税算入される地方債を活用するなど、財政の健全化を図る。 |
人件費の分析欄類似団体平均と比べ1.1ポイント高い24.6%となっているのは、保育園運営を直営で行っていること、単独消防で本署、分署があること等が要因であり、行政サービスの提供方法の差異によるものと言える。今後も、職員人件費における新規採用の抑制や、人員の適正な配置、デジタル技術の活用による内部事務の見直し等により、効果的かつ効率的な行政運営を行いながら人件費の削減に努める。 | 物件費の分析欄前年度に比べ0.4ポイント増加したものの、類似団体並みとなっている。今後は、効果的かつ効率的な行政運営を行うための民間委託化やデジタル技術の活用等により、物件費の増加が考えられるが、事業の見直し等によりコストの抑制に努める。 | 扶助費の分析欄前年度に比べ0.7ポイント減少したものの、類似団体平均を上回っている。年少人口の減少に伴い、児童手当給付費等が年々減少している一方、障害福祉サービス費は増加の傾向にある。今後も障害福祉サービス費の増加が見込まれるが、制度に沿った適正な事業実施を行い、扶助費の適正化に努める。 | その他の分析欄前年度に比べ0.3ポイント減少し、類似団体並みとなっている。今後も財政運営の改善を図り、一般会計の負担額を減らしていくよう努める。 | 補助費等の分析欄前年度に比べ0.1ポイント増加したものの、類似団体平均を下回っている。引き続き補助金の交付団体の事業内容の精査を行うとともに、補助事業の効果や必要性を検証・評価し、交付の妥当性を判断していく。 | 公債費の分析欄前年度に比べ0.4ポイント減少したものの、類似団体平均を上回っている。今後は交流拠点複合施設建設に係る償還や廃棄物中間処理施設の建設に係る償還により公債費の増加が見込まれるが、事業の選択と集中により、地方債新規発行を抑制し、公債費の削減に努める。 | 公債費以外の分析欄前年度に比べ1.1ポイント減少し、類似団体平均を下回っている。今後も行政評価に基づいた事務事業の見直しを行い、経常経費の削減に努める。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄人口減少や少子高齢化の急速な進展により、その対策に焦点を当て早急に対応するため、施策を重点化し取り組んでいる。このような状況もあり、人口減少に見合う歳出の縮減は難しい状況にあり、住民一人当たりのコストは総じて増加傾向にある。歳出決算総額は、住民一人当たり、令和3年度482,066円で、前年度に比べ105,332円の減となっている。前年度と比較し、変動が特に顕著なものは総務費の減と、民生費、衛生費の増である。総務費は住民一人当たり68,631円で、前年度に比べ122,766円の減となっている。特別定額給付金給付事業、交流拠点複合施設建設事業の減が主な要因である。民生費は住民一人当たり175,065円で、前年度に比べ21,606円の増となっている。子育て世帯への臨時特別給付金給付事業、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金支給事業の増が主な要因である。衛生費は住民一人当たり44,189円で、前年度に比べ7,237円の増となっている。新型コロナワクチン接種事業の増が主な要因である。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄人口減少や少子高齢化の急速な進展により、その対策に焦点を当て早急に対応するため、施策を重点化し取り組んでいる。このような状況もあり、人口減少に見合う歳出の縮減は難しい状況にあり、住民一人当たりのコストは総じて増加傾向にある。歳出決算総額は、住民一人当たり、令和3年度482,066円で、前年度に比べ105,332円の減となっている。前年度と比較し、変動が特に顕著なものは補助費等、普通建設事業費の減と、扶助費の増である。補助費等は住民一人当たり52,150円で、前年度に比べ101,661円の減となっている。前年度実施した特別定額給付金給付事業の減が主な要因であり、総額の主な減少要因にもなっている。普通建設事業費は住民一人当たり45,803円で、前年度に比べ35,025円の減となっており、交流拠点複合施設建設事業の減が主な要因である。扶助費は住民一人当たり96,788円で、前年度に比べ19,086円の増となっている。子育て世帯への臨時特別給付金給付事業、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金支給事業、障害福祉サービス費給付事業の増が主な要因である。 |
基金全体(増減理由)財政調整基金を764百万円積み立てたこと及び、交流拠点複合施設建設事業等のために地域振興基金を130百万円取崩したことによる差引で634百万円増加した。(今後の方針)今後は、普通交付税の合併算定替えによる特例措置が令和3年度からなくなったことによる財源不足を補うため、財政調整基金の取崩しが見込まれる。 | 財政調整基金(増減理由)地方財政法の規定により歳入歳出の決算剰余金の二分の一を下らない金額を積み立てたため増加した。(今後の方針)地方財政法の規定により歳入歳出の決算剰余金の二分の一を下らない金額を積み立て、今後見込まれる財源不足に備える。 | 減債基金(増減理由)-(今後の方針)市債償還平準化のため、取崩しが見込まれる。 | その他特定目的基金(基金の使途)地域振興基金:市民の連携の強化及び地域振興のための事業に充てるための基金教育施設整備基金:教育施設の整備の財源に充てるための基金交通安全対策基金:交通安全対策の費用に充てるための基金(増減理由)地域振興基金:交流拠点複合施設建設事業等のために130百万円を取崩したことにより減少した。(今後の方針)必要に応じて基金の使途にあった事業に充当する。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄有形固定資産減価償却率については上昇傾向にあるが、類似団体平均と比較するとその伸びは同程度となっている。今後は「五泉市公共施設等総合管理計画」及び「五泉市個別施設計画」に基づき、公共施設の大規模改修を計画的に行い施設の長寿命化を図るとともに、利用見込みの少ない施設については、統廃合も含め検討していく必要がある。 | 債務償還比率の分析欄前年度に比べ122.3ポイント低下しているが、これは財政健全化判断比率の算定における将来負担額が減少したことが影響している。将来負担額の減少については、地方債の新規発行額の減少、公営企業会計の地方債残高の減少などが要因である。 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析将来負担比率が前年度に比べ26.0ポイント低下したものの、類似団体と比較して高い水準となっている。一方、有形固定資産減価償却率は概ね類似団体平均値並みとなっている。今後は「五泉市公共施設等総合管理計画」及び「五泉市個別施設計画」に基づき、施設の改修・更新を計画的に行うことで費用の平準化を図るとともに、地方債の発行については、引き続き交付税算入率の高い地方債を活用するなど、将来負担比率の上昇抑制に努める。また、利用見込みの少ない老朽化した施設については、統廃合も含めて検討し、施設の適正配置を進める。 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析将来負担比率につていは、前年度に比べ低下したものの類似団体と比較して高い水準となっている。実質公債費比率については、1.3ポイント低下し、類似団体内平均値を下回った。令和3年度で交流拠点複合施設建設事業に係る地方債の発行が完了したが、今後、廃棄物中間処理施設建設に係る地方債の発行が予定されており、令和6年度をピークに地方債残高が増加し、令和10年度にこれらの地方債の償還のピークを迎える。また、五泉地域衛生施設組合の地方債の償還に対する負担金も増加する。さらに、合併特例債などの交付税算入のある地方債の償還が進むことから、将来負担比率、実質公債費比率ともに上昇すると見込まれる。これまで以上に公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、認定こども園・幼稚園・保育所である。今後は「五泉市保育園等運営基本計画」(令和3年度策定)及び「五泉市保育園等適正配置実施計画」(令和4年度策定)に基づき、統合・廃止・民営化による保育園等の適正配置を検討していく。また、公営住宅は、前年度に比べ11.8ポイント減少し、令和2年度から減少が続いている。これは新しい公営住宅を建設し、老朽化した公営住宅を除却したことによるものである。今後も公営住宅の適正配置を進める中で、老朽化した公営住宅の除却を順次予定していることから、更なる減価償却率の減少が見込まれる。 |
図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄類似団体と比較して特に有形固定資産減価償率が高くなっている施設は、保健センター・保健所である。2つある保健センターはいずれも建設から30年以上経過しており、今後は「五泉市公共施設等総合管理計画」及び「五泉市個別施設計画」に基づき、施設の適正配置を進める中で、複合化や統廃合も含めて検討し、必要に応じて大規模改修による施設の長寿命化を図る。類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が低くなっている施設は、市民会館であり、前年度に比べ12.3ポイント減少している。これは令和3年度に完成した新たな複合施設の建設を行ったためである。 |
資産合計負債合計 |
1.資産・負債の状況一般会計等においては、負債が31,201百万円で前年度末から1,158百万円の減少(△3.6%)となった。これは、地方債の償還が地方債発行収入を上回ったことによる地方債の額の減少(△1,106百万円)が主な要因である。また、資産総額86,399百万円のうち、有形固定資産の割合は90.7%であり、これらの資産は将来の(維持管理・更新等の)支出を伴うものであることから、「五泉市公共施設等総合管理計画」及び「五泉市個別施設計画」に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。 |
純経常行政コスト純行政コスト |
2.行政コストの状況一般会計等においては、純行政コストが20,095百万円で前年度に比べ3,691百万円の減少(△15.5%)となった。これは、移転費用のうち、新型コロナウイルス感染症の対応として令和2年度に行った、特別定額給付金4,935百万円やオール5000どこでも使える商品券支援事業258百万円などの補助費等が減少したことが主な要因である。 |
本年度差額本年度末純資産残高本年度純資産変動額 |
3.純資産変動の状況全体会計において、本年度純資産変動額が1,936百万円で前年度比で減少(△18,271百万円)しているのは、令和2年度が下水道事業会計の公営企業法の適用に伴い、純資産残高を調整したことにより20,207百万円と多くなっているためである。また、本年度差額は1,296百万円(前年度比+59百万円)となり、税収等の財源(31,950百万円)が純行政コスト(30,654百万円)を上回ったためである。 |
業務活動収支投資活動収支財務活動収支 |
4.資金収支の状況全体会計においては、業務活動収支は前年度に比べ1,373百万円増加(+31.8%)の5,693百万円となった。収入のうち、地方交付税が増加(+466百万円)したことが主な要因である。投資活動収支は前年度に比べ609百万円増加(16.5%)の△3,087百万円となった。これは交流拠点複合施設建設事業などの公共施設等整備費支出が減少したことが主な要因である。財務活動収支については、地方債の償還が地方債発行収入を上回ったことから、△1,979百万円となった。 |
①住民一人当たり資産額(万円)②歳入額対資産比率(年)③有形固定資産減価償却率(%) |
1.資産の状況①住民一人当たり資産額は、令和3年度は類似団体平均値を下回っているが、概ね例年並みである。②歳入額対資産比率は、前年度に比べ増加した。資産合計に大きな増減はなく、歳入で令和2年度に行った新型コロナウイルス感染症対応の特別定額給付金事業の交付金などが減少したことが主な要因である。③有形固定資産減価償却率は、類似団体平均値と同程度である。「五泉市公共施設等総合管理計画」及び「五泉市個別施設「計画」に基づき、施設の長寿命化、更新を計画的に行い、利用見込みのない施設は統廃合も検討し、公共施設等の適正管理に努める。※令和2年度から会計区分を変更し、「一般会計等」から特別会計を除いたことにより、各指標(2.資産と負債の比率~5.受益者負担の状況においても同じ。)で令和2年度から数値が大きく増減している箇所がある。 |
④純資産比率(%)⑤将来世代負担比率(%) |
2.資産と負債の比率~5.受益者負担の状況においても同じ。)で令和2年度から数値が大きく増減している箇所がある。 |
⑥住民一人当たり行政コスト(万円) |
3.行政コストの状況⑥住民一人当たり行政コストは、類似団体平均値と同様に減少した。これは、令和2年度に比べて新型コロナウイルス感染症対応の特別定額給付金事業に係る補助金等が減少したことが主な要因である。 |
⑦住民一人当たり負債額(万円)⑧基礎的財政収支(百万円) |
4.負債の状況⑦住民一人当たり負債額は、前年度に比べ減少した。これは地方債の償還額が発行額を上回ったことにより、地方債残高が減少したためである。引き続き将来世代への負担減少に努める。⑧基礎的財政収支は、基金の取崩し及び基金積立支出を除いた投資活動収支の赤字を、業務活動収支の黒字が上回ったため、2,042百万円となった。投資活動収支の赤字分が縮小したのは、交流拠点複合施設建設事業に係る支出が1,618百万円減少したことが主な要因である。 |
⑨受益者負担比率(%) |
5.受益者負担の状況においても同じ。)で令和2年度から数値が大きく増減している箇所がある。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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