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地方財政ダッシュボード

岩手県久慈市の財政状況(2013年度)

🏠久慈市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

公債費は0.6%の減、固定資産税は3.0%の増となっているが、人件費は0.9%、物件費は30.4%の増となり、全体では前年度と同様0.37となった。類似団体平均と比較すると0.4下回っていることから、引き続き人件費の適正化、緊急度や優先度を勘案したうえでの計画的な事業実施に努めることで、投資的経費を抑制するなど、歳出の徹底的見直しを実施するとともに、税収の徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

公債費(16,455千円減)等が減となった一方、扶助費(54,054千円増)等は増となった。財源についても市税が増(175,206千円)となった一方、普通交付税が減(221,783千円)になるなど、経常収支比率は前年度比1.4%増の86.0%となった。類似団体平均と比較すると2.7%下回っているが、今後とも人件費の削減や事務事業の見直しによる事業の統廃合等の取り組みを通じて経費削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

介護サービス事業、保育所、文化会館などの施設運営を直営で行っていることにより、類似団体平均を上回っている。また、災害廃棄物処理の事業量が大幅に増加したこと等により物件費が増加している。今後実施可能な施設から指定管理制度の導入や民間移譲をさらに推進し、更なるコストの削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

平成25年度において給与減額支給措置を実施し、ラスパイレス指数が国等よりも下回っている。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

市政改革プログラムや定員適正化計画に基づく職員の削減により、平成17年度から平成25年度の実績として43人、10.0%の減となっており、類似団体平均を下回っている。今後においても、職員定数の適正化に向けて引き続き取り組む。

実質公債費比率の分析欄

平成20年度に久慈広域連合のごみ処理施設整備事業債の償還が終了し、これにより平成21年度から3ヵ年平均値が減少し、平成25年度は前年度比0.1%の減少となった。今後においても緊急度、優先度や住民ニーズを的確に把握し普通建設事業を実施し、毎年の市債発行額を抑制していくものとする。

将来負担比率の分析欄

平成26年度への繰越事業が多かったため、平成25年度末の市債発行額が小さくなり、年度末の市債残高が減少した(平成25年度市債発行額:2,340,264千円、平成25年度市債償還額:2,449,281千円、平成25年度末市債現在高の前年度比較-109,017千円)。また、充当可能基金が増加(893,257千円増)し、将来負担比率は全体で22.4%減少した。しかしながら、文化会館や市民体育館といった大型施設の建設に係る市債償還が残っており、依然として類似団体平均より高い比率で推移していることから、今後においても緊急度、優先度や住民ニーズを的確には把握し普通建設事業を実施し、毎年の市債発行額を抑制していくものとする。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

復興関連事業等の影響で0.4%増となったが、類似団体平均と比較すると、人件費に係る経常収支比率は低くなっている。

物件費の分析欄

物件費は災害廃棄物処理の事業量が大幅に増加したこと等により1,184,664千円、30.4%の増となっているが、物件費に係る経常収支比率は類似団体平均と比較して1.2%低い値となっている。今後においても事務事業の見直しや民間移譲等を行い物件費の削減に努める。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は、類似団体平均を上回っている。また、民間保育所保育費や生活保護費等の増により扶助費は増加となった。今後においても扶助費が増加することが予想されるが、対象者の範囲や給付、審査基準など、点検や見直しを行い適正な支出に努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は、類似団体平均を大きく下回っている。公営企業会計については、経費の削減や料金収入の確保等による赤字補てん的な繰出しの縮小等更なる経営の健全化に努める。

補助費等の分析欄

市単独補助金については、市政改革プログラムに基づき削減に取り組み、経常収支比率は平成20年度比で1.4%減少した。しかし、国庫返還金や震災関連事業費の増により、類似団体平均と比較すると高い値となっている。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は昨年度より0.3%減少し22.8%となっている。しかしながら、文化会館や市民体育館といった大規模施設の建設に係る市債の元利償還金などにより類似団体平均を3.0%上回っている。今後においても、市債の発行額を元金償還額以下に抑制し、市債現在高の縮減に努めるとともに繰り上げ償還を行うなど公債費負担の軽減を図る。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常収支比率は、類似団体平均を大きく下回っている。今後においても、事務事業の見直しや民間移譲の取り組み、赤字補てん的な繰出しの縮小など更なる取組を図る。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

実質収支は、平成25年度国庫負担金の一部に未収があり赤字となったが、平成24年度までは年々増加傾向にあり高水準で推移している。財政調整基金は実質収支の増加に伴い法廷積立が増加し、平成20年度末現在569,148千円だった基金残高は平成25年度1,789,210千円と1,220,062千円、214.4%増加している。今後も、緊急度、優先度や住民ニーズを的確に把握し普通建設事業を実施するなど、適切な予算執行を行うとともに、財政調整基金残高の適正規模の維持に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

当市において連結実質赤字は発生していない。平成25年度は国庫負担金の一部に未収があり一般会計において赤字が生じた。また、医療費の増加により国民健康保険特別会計(事業勘定)において赤字が生じたため、医療費通知やジェネリック医薬品利用差額通知を実施し、赤字の解消に努めることとしている。今後とも、経費の削減や料金収入の確保等による赤字補てん的な繰出しの縮小等更なる経営の健全化に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

元利償還金については、市債発行額の抑制により減少傾向にあり、平成25年度は平成20年度と比較して94,317千円減少している。算入公債については今後、合併特例債等の償還が増加することにより算入公債費の額も増加することが見込まれる。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

元利償還金については、市債発行額の抑制により、109,017千円の減となったが、文化会館や市民体育館といった大型施設の建設に係る市債償還が残っていることから、緊急度、優先度や住民ニーズを的確に把握し普通建設事業を実施し、今後も市債発行額を抑制していくものとする。債務負担行為に基づく支出予定額は、平成25年度の発電施設誘致事業1件が該当となっている。充当可能基金については、財政調整基金や減債管理基金等への積立てにより大幅に増額となっている。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,