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地方財政ダッシュボード

岩手県久慈市の財政状況(2014年度)

🏠久慈市

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2014年度)

財政力指数の分析欄

人件費2.2%、公債費1.4%、物件費36.6%の減となり、市町村民税6.7%、固定資産税8.2%の増となり、全体で前年度比0.01の増となった。類似団体平均と比較すると0.03下回っていることから、引き続き緊急度や優先度を勘案したうえでの事業の見直しを図り、震災以降増加している扶助費、物件費及び投資的経費の抑制するなど、歳出の徹底的見直しを実施するとともに、税収の徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

支出は、人件費(2,727千円減)や公債費(21,915千円減)が微減となったが、物件費(128,636千円増)や補助費等(115,680千円増)が増となった。収入は、市税(274,325千円増)が増となった一方、普通交付税(221,783千円減)が減になるなど、経常収支比率は前年度比1.8%増の87.8%となった。類似団体平均と比較すると2.3%下回っているが、差は年々縮小していることから、今後とも事務事業の見直しによる事業の統廃合等の取り組みを通じて経費削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

災害廃棄物処理の事業量が大幅に減少したこと等により物件費が減となったが、介護サービス事業、保育所、文化会館などの施設運営を直営で行っていることにより、類似団体平均を上回っている。今後実施可能な施設から指定管理制度の導入や民間移譲をさらに推進し、更なるコストの削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

当市は6級制を採用していることに加え、給与構造改革に伴う昇給抑制を実施していることがラスパイレス指数の国等より低い原因になっていると考えられる。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

市政改革プログラムや定員適正化計画に基づく職員の削減により、平成17年度から平成26年度の実績として39人、9.2%の減となっており、類似団体平均を下回っている。今後においても、職員定数の適正化に向けて引き続き取り組む。

実質公債費比率の分析欄

算入率の高い起債の活用により算入公債費等の額が増えた(164,548千円増)ことにより、前年度よりも0.9%の減となった。今後においても緊急度、優先度や住民ニーズを的確に把握し普通建設事業を実施し、毎年の市債発行額を抑制していくものとする。

将来負担比率の分析欄

市債発行額(2,069,539千円)が前年より11.8%の減となり、年度末の市債残高が減少(市債償還額:2,746,636千円、前年度比較-384,664千円)したことから、将来負担比率は全体で4.9%減少した。しかしながら、文化会館や市民体育館といった大型施設の建設に係る市債償還が残っており、依然として類似団体平均より高い比率で推移していることから、今後においても緊急度、優先度や住民ニーズを的確に把握し普通建設事業を実施し、毎年の市債発行額を抑制していくものとする。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2014年度)

人件費の分析欄

類似団体平均と比較すると、人件費に係る経常収支比率は低くなっている。

物件費の分析欄

物件費は前年度と比較して1.1%の増となっているが、類似団体平均と比較して0.6%低い値となっている。今後においても事務事業の見直しや民間移譲等を行い物件費の削減に努める。

扶助費の分析欄

生活保護費は減となったが、障害者自立支援費が増加したことにより、昨年度と同水準となった。しかし、類似団体平均を上回っていることから、対象者の範囲や給付、審査基準など、点検や見直しを行い適正な支出に努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は、類似団体平均を大きく下回っている。公営企業会計については、経費の削減や料金収入の確保等による赤字補てん的な繰出しの縮小等更なる経営の健全化に努める。

補助費等の分析欄

臨時福祉給付金給付事業費や子育て世帯臨時特例給付金給付事業などにより増となり、類似団体平均と比較して1.0%高い値となっている。今後においても、市政改革プログラムに基づく市単独補助金の見直しに取り組み、補助費の適正な執行に努める。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は昨年度より0.3%減少しているが、文化会館や市民体育館といった大規模施設の建設に係る市債の元利償還金などにより類似団体平均を2.8%上回っている。今後においても、市債の発行額を元金償還額以下に抑制し、市債現在高の縮減に努めるとともに繰り上げ償還を行うなど公債費負担の軽減を図る。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常収支比率は、類似団体平均を大きく下回っている。今後においても、事務事業の見直しや民間移譲の取り組み、赤字補てん的な繰出しの縮小など更なる取組を図る。

実質収支比率等に係る経年分析(2014年度)

分析欄

平成25年度は国庫負担金の一部未収入があったことから赤字となったが、平成26年度は黒字に持ち直した。財政調整基金は、平成25年度までは増加の傾向であったが、平成26年度は前年比4.0%減の1,716,346千円となった。今後も、緊急度、優先度や住民ニーズを的確に把握し普通建設事業を実施するなど、適切な予算執行を行うとともに、財政調整基金残高の適正規模の維持に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2014年度)

分析欄

当市において連結実質赤字は発生していない。医療費の増加により国民健康保険特別会計(事業勘定)において赤字が生じたため、医療費通知やジェネリック医薬品利用差額通知を実施し、赤字の解消に努めることとしている。今後とも、経費の削減や料金収入の確保等による赤字補てん的な繰出しの縮小等更なる経営の健全化に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

元利償還金については、市債発行額の抑制により減少傾向にあり、平成26年度は平成23年度と比較して175百万円減少している。算入公債については今後、合併特例債等の償還が増加することにより算入公債費の額も増加することが見込まれる。

将来負担比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

一般会計等における地方債現在高は、前年度と比較して384,664千円の減となった。今後も、文化会館や市民体育館といった大型施設の建設に係る市債償還が残っていることから、緊急度、優先度や住民ニーズを的確に把握し普通建設事業を実施し、毎年の市債発行額を抑制していくものとする。充当可能基金については、財政調整基金が72,864千円の減となったが、復興基金の関係で引き続き金額を維持している。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,