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財政力指数の分析欄人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(令和4年2月末45.2%)に加え、町内に中心となる産業がないこと等により財政基盤が弱く、0.24と類似団体平均を下回っている。職員の新規採用を退職に伴う減員の必要最低限にするなど人件費の抑制に努め、緊急に必要な事業を峻別することにより、歳出の見直しを実施するとともに、税収の収納率向上対策を中心とする歳入確保に努める。 | 経常収支比率の分析欄事務事業の見直し等、経常経費の削減を図ってはいるが、近年の地方交付税の大幅な落ち込みによる一般財源の減少により、経常収支比率は依然として高い水準にある。公債費は平成19年度をピークに減少しているが、今後も、職員の新規採用を退職に伴う減員の必要最低限にするなど職員数の抑制による人件費の縮減や、事務事業の見直しをさらに進めるとともに、行財政改革への取組を通じて義務的経費を削減し、比率の低下に努める。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄人件費、物件費及び維持補修費については、事務事業の見直しにより抑制をしているが、物価の上昇もあり、年々増加傾向にある。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症対策経費の増加、近年の急激な人口の減少や単独消防を配置していることなどにより、一人当たりの決算額は類似団体平均を上回っている。今後は直営事業を見直し、民間でも実施可能な部分については、指定管理者制度の導入などにより委託化を進め、更なるコストの削減に努める。 | ラスパイレス指数の分析欄国に準じた給与体系であり、地域給も導入済みであるが、前年度同様に類似団体平均を上回った(1.1ポイント)。これは、職種間異動や高卒の高年齢層が多いことが主な要因である。一方、国において平成25年度末で国家公務員の給与カット(7.8%)が終了したことから、昨年と同様に国家公務員の給与水準を下回り、ラスパイレス指数は96.9%となった。今後も、昇格昇給制度の適正な運用により、ラスパイレス指数の上昇の抑制に努める。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄新規採用抑制などにより定員管理の適正化に努めてきたが、令和12年度開業に向けた北海道新幹線札幌延伸に係る事務事業の増加に伴う土木技術職員等の採用や、類似団体にない単独消防を配置しているなどの要因から類似団体平均を大きく上回っている。近年ではマイナンバー制度の運用など、行政サービスの業務量は増加しているが、今後も減少傾向にある人口規模に適した定員管理に努めるとともに、行政サービスの質を維持しながら、組織の再編や適正人事の配置により職員数の適正化を図っていく。 | 実質公債費比率の分析欄過去の普通建設事業費に係る起債の償還等に伴い上昇し、類似団体平均を上回っているが、平成12年度から平成16年度にかけ実施した公営住宅建設等の大型事業が終了したことにより、元利償還金は減少しており、比率も11.9%まで低下した。今後も新規発行債を必要最小限にするなど抑制し、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。 | 将来負担比率の分析欄平成12年度から16年度にかけて実施した公営住宅建設事業(3団地99戸、起債13.6億円)等により、類似団体平均を大幅に上回っており、令和元年度においては、防災行政情報伝達システム整備(起債2.7億円)及び財政調整基金等の取崩しに伴う基金残高の減少等により比率が悪化したが(前年度比9ポイント増加)、令和2年度においては、前年度比8.1ポイント減少した。今後は人件費の縮減や歳出の見直しにより基金の取崩しを抑制し、新規発行債は交付税措置のあるものを原則とし、発行そのものも必要最小限にするなど抑制を行い、財政の健全化に努める。 |
人件費の分析欄これまでは新規採用抑制を行っていたことから類似団体平均と同水準であったが、近年は、令和12年度開業に向けた北海道新幹線札幌延伸に係る事務事業の増加に伴い土木技術職員等を採用しているため、人件費に係る経常収支比率は類似団体平均を上回っている。今後は、職員の新規採用を退職に伴う減員の必要最低限にするなどの職員数の抑制や、職員の適正配置と事務事業の民間委託等を推進し、人件費の縮減に努める。 | 物件費の分析欄物件費に係る経常収支比率が高くなっているのは、業務の電算化及びマイナンバー・情報セキュリティ対策等に係るシステム運用経費の増加や、業務の民間委託による委託料の増加が主な要因である。具体的には、道路維持管理、スクールバス等の車両の運行、学校給食業務等が挙げられる。今後も事務事業の見直しを図り、需用費等他の物件費の抑制及び削減に努める。 | 扶助費の分析欄国等による福祉関連事業が増加傾向にあるため、扶助費に係る経常収支比率は一定程度の水準を保ったままにあるが、単独事業に関しては、事業の見直しにより類似団体平均に比べ低い値で推移している。今後も引き続き、事業の緊急度や重要度を考慮しつつ事業の見直しを図っていく。 | その他の分析欄その他の経常収支比率が高くなっているのは、平成4年に供用開始した公共下水道事業に対する繰出、国民健康保険特別会計の財政状態の悪化に伴う繰出、高齢化の進展に伴う介護保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計の繰出、病院事業会計への繰出が多額であることが要因となっている。今後は公共施設の老朽化に伴う維持補修費の増加が考えられるため、特別・企業会計についての経営改善を図り、繰出金の抑制に努める。 | 補助費等の分析欄町が支出している各種団体等の補助金については、その団体の行う事業内容や事務量等を十分考慮したうえで予算措置を行うなど、不必要な支出がないよう適正化に努めているため、補助費等に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っている。今後も引き続き、適正化に努める。 | 公債費の分析欄平成12年度から平成16年度までの大型事業実施による起債の元利償還金により、公債費負担は類似団体平均を上回っていたが、平成19年度に公債費負担適正化計画を策定し、公債費の金額自体は同年度をピークに減少に転じ、令和2年度については前年度と同じ比率であった。借入利率が平準化したことに伴い、今後は元利償還金の増加が見込まれるため、引き続き事業の重要度や緊急度を十分考慮し、普通建設事業に係る地方債の発行抑制を図っていく。 | 公債費以外の分析欄人件費と物件費の経常収支比率が類似団体平均を大きく上回っているものの、分子が比較的大きい補助費等が類似団体平均を下回っているため、公債費以外の数値を押し下げている。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄総務費は、住民一人あたり319,912円となっており、類似団体に比べ高い水準となっている。これは、令和12年度開業に向けた北海道新幹線札幌延伸に伴う事業費や人件費によるものである。今後も開業までは高い水準で推移することが見込まれるため、その他の目的別歳出について事務事業の効率化を図りながら歳出の抑制に努める。民生費は、住民一人あたり214,656円となっており、類似団体に比べ高い水準となっている。これは、民間幼稚園に支出した認定こども園整備事業補助金(173百万円)等の影響によるものである。衛生費は、住民一人あたり186,653円となっており、類似団体に比べ高い水準となっている。これは、町立病院への繰出が毎年多額にあることによるが、町内唯一の医療機関であり、町民の医療確保のため病院の経営改善を図りながら引き続き維持していく。公債費は、住民一人あたり98,217円となっており、過去5年類似団体を上回っているが、平成19年度に公債費負担適正化計画を策定し、公債費の金額自体は平成19年度をピークに減少に転じ、令和元年度には減少のピークを迎えた。借入利率が平準化したことに伴い、今後は元利償還金の増加が見込まれるため、引き続き事業の重要度や緊急度を十分考慮し、普通建設事業に係る地方債の発行抑制を図っていく。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄歳出決算総額は、住民一人あたり1,235,779円となっている。主な構成項目である人件費は、住民一人あたり186,931円となっており、過去5年類似団体平均を上回って、高止まりの傾向にある。これは、近年の急激な人口減少や単独消防を配置していることに起因している。これまでも、事務事業の民間委託の推進や職員の新規採用を退職に伴う減員の必要最低限に抑制するなどしており、引き-続き人件費の抑制に努めていく。また、繰出金は、住民一人あたり107,362円となっており、過去5年類似団体平均を上回っている。これは、公共下水道特別会計に対する繰出、国民健康保険特別会計の財政状態の悪化に伴う繰出、高齢化の進展に伴う介護保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計の繰出、病院事業会計への繰出が多額であることに起因しており、公共下水道特別会計、国民健康保険特別会計及び病院事業会計の収支改善に努め、繰出金の抑制に努めていく。維持補修費についても、過去5年類似団体平均を上回って、住民一人あたり54,218円で高い水準にある。本町の公共施設の多くが、建設から30年~40年を超えており、老朽化の進行が著しいことに起因している。今後は、公共施設等総合管理計画に基づき、将来を見据えて施設の統廃合・複合化や長寿命化を図り、維持補修費の平準化に努めていく。 |
基金全体(増減理由)近年の税収等の減少により基金取崩額が増加したが、新たに、北海道新幹線建設関連補償事業基金(64百万円)及びし尿処理施設解体基金(132百万円)が設置されたため、令和2年度は前年度に比較し55百万円(3.7%)の増加となった。(今後の方針)北海道新幹線開通時の新駅建設に係る街並整備や老朽化した公共施設の建替・大規模改修など将来的な需要の増大に備えるため、さらなる事業の見直しを図り、基金残高の増加に努める。また、基金の使途の明確化を図るため、特定目的基金に優先的に積み立てしていく。 | 財政調整基金(増減理由)近年の税収等の減少により基金取崩額が増加したことにより、令和2年度は前年度に比較し42百万円(-4.2%)の減少となった。(今後の方針)災害など突発的な財政需要に対応するため、基金残高は現状と同程度を維持するよう努めるが、基金の使途の明確化を図るため、地域振興基金など特定目的基金に振り替えて積み立てていくことを予定している。 | 減債基金(増減理由)地方債の償還のため、令和2年度は前年度に比較し15百万円(-18.5%)の減少となった。(今後の方針)令和5年度まで役場庁舎建設時の起債の償還があり、その財政的な負担の軽減のため同程度の取り崩しの実施を予定している。 | その他特定目的基金(基金の使途)・まちづくり基金:寄付によるまちづくり推進・し尿処理施設解体基金:山越郡衛星処理組合のし尿処理施設解体及び撤去に要する経費・地域振興基金:新幹線を核としたまちづくりや公共施設の整備など地域の振興整備・北海道新幹線建設関連補償事業基金:北海道新幹線建設関連補償事業に関連する必要な事業に要する経費・地域福祉基金:高齢者保健福祉活動の促進に要する経費(増減理由)・まちづくり基金:ふるさと納税の利用促進により50百万円を積み立てたが、まちづくりや産業振興などの事業に対して81百万円取り崩したことで31百万円(-16.2%)減少した。・し尿処理施設解体基金:皆増・地域振興基金:新幹線を核としたまちづくりや公共施設の整備などのため、令和2年度は50百万円(-39.4%)の減少となった。・北海道新幹線建設関連補償事業基金:皆増・地域福祉基金:高齢者保健福祉活動の促進に要する経費に取り崩したことで、2百万円(-5.4%)の減少となった。(今後の方針)厳しい財政状況により、特定目的基金の取り崩しは今後も増加が見込まれるが、将来的な財政需要の増大を鑑み、事業を厳選し効果的な充当となるよう努めていく。まちづくり基金にあっては、ふるさと納税のさらなる積極的な利用を促進し、基金残高の増加を図る。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄本町では、平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画において、公共施設等の延べ床面積を25%削減するという目標を掲げ、老朽化した施設の集約化・複合化や除却を進めることとしている。有形固定資産減価償却率については、類似団体とほぼ同水準となっており、今後も計画に則り適切な水準を維持していく。 | 債務償還比率の分析欄債務償還比率は増加傾向にある。これは、令和元年度において防災行政情報伝達システム整備(起債2.7億円)した事や、単独消防を配置しているため、類似団体に比較して職員数が多くなっていること等に起因している。今後も毎年度の元利償還額との均衡を踏まえて、地方債の新規発行を抑制していく。 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析将来負担比率は、類似団体よりも高い水準となっている。予定された大型事業が一段落したことにより比率は減少傾向であったが、平成30年度から充当可能財源等である財政調整基金等の基金取崩額の増加傾向が続いていたが、令和元年度に比較して8.1ポイント減少した。今後も、新規発行債の抑制等により財政の健全化に努め、公共施設等総合管理計画にも則り、類似団体とほぼ同水準である有形固定資産減価償却率と併せて適切な水準となるよう取り組んでいく。 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析将来負担比率及び実質公債費比率は、類似団体に比較し高い水準となっている。これは、過去の普通建設事業費にかかる起債の償還等に伴い上昇したものであるが、大型事業が一区切りついたことにより、元利償還金は減少しており、実質公債費比率は減少傾向にある。今後も、新規発行債を抑制し、起債に大きく頼ることのない健全な財政運営に努める。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、学校施設であり、特に低くなっている施設は保育所である。学校施設については、建築年が古いものも多く、廃校となっている校舎もあるため、資産として利用するほか、老朽化が進んでいるものについては除却を検討していく。類似団体と比較して特に一人当たり面積が多くなっている公営住宅では、築30年を経過した施設や福祉関連設備のない施設もあることから、今後の高齢化社会を鑑み、利用状況を踏まえて統合や複合化を検討していく。 |
図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄図書館は、有形固定資産減価償却率が類似団体に比較し高くなっているが、町内唯一の施設で築29年経過しているためであり、福祉施設は、有形固定資産減価償却率が100%の生活館が2カ所あるが、地域住民の交流拠点として大切な施設である。両施設については、法定・自主点検を随時行い、維持管理、修繕を含む老朽化対策を行い、長期に利用していく。また、体育館・プールは、築30年以上を経過し老朽化が進んでいる施設が多くなっていることから、有形固定資産減価償却率が類似団体に比較し高くなっているため、計画的に施設の修繕を実施し、既存の他施設との集約化・複合化を検討していく。庁舎の一人当たり面積が類似団体に比較し多くなっているのは、庁舎建設時には8千人を超えていた人口が、5,050人に減少したことによるものである。町の中心的な施設であるため、計画的に施設の点検・診断等を行い、維持管理・修繕等を含む老朽化対策を進める。 |
資産合計負債合計 |
1.資産・負債の状況一般会計等においては、資産総額が前年度末から6億400万円減少(△2.5%)し、負債総額は1億1,300万円減少(△1.9%)した。資産総額は、インフラ資産のうち工作物に係る分として5億4,600万円の減価償却と、流動資産の基金において財政調整基金を取り崩したことにより4,200万円減少し、負債総額は、固定負債の地方債が3,800万円減少し、流動負債の1年内償還予定地方債が5,200万円減少したことが主な要因となっている。公共下水道事業会計、ガス事業会計、水道事業会計、病院事業会計等を含めた全体では、資産総額は前年度末から8億3,100万円減少(△2.5%)し、負債総額は2億8,700万円減少(△3.6%)した。資産総額の減少要因は一般会計等と同様で、負債総額は、固定負債の地方債が1億8,100万円減少したことが主な要因となっている。渡島廃棄物処理広域連合等を加えた連結では、資産総額は前年度末から7億8,600万円減少(△2.3%)し、負債総額は1億8,000万円減少(△2.3%)した。資産総額は、事業用資産の建物に係る分として4億7,900万円資産が減少し、負債総額は、固定負債の地方債8,200万円と退職手当引当金800万円、流動負債の1年内償還予定地方債7,300万円が減少したことが主な要因となっている。 |
純経常行政コスト純行政コスト |
2.行政コストの状況一般会計等においては、経常費用は58億5,800万円となり、前年度比8億2,100万円の増加(16.3%)となった。業務費用の方が移転費用よりも多く、最も金額が大きいのは減価償却費や維持補修費を含む物件費等(23億4,900万円)であり、純行政コストの46.3%を占めている。施設の集約化・複合化事業に着手するなど、公共施設等の適正管理に努めることにより、経費の縮減に努める。全体では、経常費用は78億5,100万円となり、前年度比2,300万円の減少(△0.3%)となった。連結では、経常費用は88億8,000万円となり、前年度比1億6,600万円の減少(△1.8%)となった。これは、補助金等を含む移転費用が4億1,600万円減少したことが主な要因となっている。 |
本年度差額本年度末純資産残高本年度純資産変動額 |
3.純資産変動の状況一般会計等においては、純行政コストが前年度比2億5,200万円の増加(5.2%)となり、税収等の財源は前年度比7億4,900万円の増加(19.6%)となったが、税収等の財源(45億7,700万円)が純行政コスト(50億6,800万円)を下回っており、本年度差額△4億9,100万円が純資産残高から減少となった。国道補助金のさらなる活用を図る等により、財源の増加に努める。全体では、純行政コストが前年度比4億8,700万円の減少(△7.0%)となり、税収等の財源が前年度比300万円の減少(4.8%)となったが、税収等の財源(59億5,500万円)が純行政コスト(65億1,300万円)を下回っており、本年度差額△5億5,800万円となり、純資産残高は5億4,400万円の減少となった。連結では、純行政コストが前年度比6億3,100万円の減少(△7.7%)となり、税収等の財源が前年度比3億5,800万円の減少(△4.8%)となったが、税収等の財源(70億5,900万円)が行政コスト(75億3,900万円)を下回っており、本年度差額△4億8,000万円となり、純資産残高は4億4,600万円の減少となった。 |
業務活動収支投資活動収支財務活動収支 |
4.資金収支の状況一般会計等においては、業務活動収支は1億400万円で、投資活動収支については1,700万円となった。財務活動収支については、地方債等発行収入が地方債等償還支出を下回ったことから、△1億700万円となっており、本年度末資金残高は前年度から1,300万円増加し、1億6,100万円となった。しかし、行政活動に必要な資金を基金の取り崩しと地方債の発行収入によって確保している状況であることから経常経費を削減する必要がある。全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、ガス・水道・病院の使用料及び手数料収入があることから、業務活動収支は一般会計等より2億6,800万円多い3億7,200万円となっている。投資活動収支では、公共施設等整備費支出が前年度比4億5,100万円の減少(△51.0%)となったこと、国県等補助金収入が前年度比1億1,700万円の増加(82.4%)となったことなどにより、△6,000万円となっている。財務活動収支については、地方債等発行収入が地方債等償還支出を下回ったことから、△2億6,100万円となっており、本年度末資金残高は前年度から5,100万円増加し、3億6,800万円となった。連結では、業務活動収支は4億1,800万円、投資活動収支は△1億7,000万円であった。財務活動収支については、地方債等発行収入が地方債等償還支出を下回ったことから、△1億5,100万円となっており、本年度末資金残高は前年度から9,600万円増加し、4億4,100万円となった。 |
①住民一人当たり資産額(万円)②歳入額対資産比率(年)③有形固定資産減価償却率(%) |
1.資産の状況住民一人当たり資産額及び歳入額対資産比率は、保有する施設数が類似団体よりも多いため、それぞれ類似団体平均を上回っている。しかし、老朽化した施設も多く、将来の公共施設等の修繕や更新等に係る財政負担を軽減するため、平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設等の集約化・複合化を進めるなどにより、施設保有量の適正化に取り組む。 |
④純資産比率(%)⑤将来世代負担比率(%) |
2.資産と負債の比率純資産比率は、類似団体平均と同程度であるが、純行政コストが税収等の財源を上回ったことから純資産が減少し、昨年度から2.6%減少している。純資産の減少は、将来世代が利用可能な資源を過去及び現世代が消費して便益を享受したことを意味するため、引き続き行政コストの削減に努める。将来世代負担比率は、類似団体平均を下回っており、新規に地方債を発行する必要があるときは、地方交付税措置の有利なものを優先に発行し、将来世代の負担の減少に努める。 |
⑥住民一人当たり行政コスト(万円) |
3.行政コストの状況住民一人当たり行政コストは類似団体平均を上回っており、前年度から2億5,136万円増加している。純行政コストのうち補助金等の事業が、類似団体と比べて住民一人当たり行政コストが高くなる要因となっていると考えられる。事業の見直し等により、経費の抑制に努める。 |
⑦住民一人当たり負債額(万円)⑧基礎的財政収支(百万円) |
4.負債の状況 |
⑨受益者負担比率(%) |
5.受益者負担の状況受益者負担比率は類似団体平均を上回っている。行政サービス提供に対する直接的な負担は比較的低くなっている。前年度から補助金等が5億2,900万円、物件費が2億2,200万円増加している。事業の見直し等により、経費の節減に努める。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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