熊本県南関町の財政状況(最新・2024年度)
熊本県南関町の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
南関町
簡易水道事業
特定環境保全公共下水道
特定地域生活排水処理
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度2013年度2012年度2011年度2010年度
概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
類似団体平均と同程度の水準で推移している。地方税は、住民税が定額減税の影響により減額となったものの、メガソーラー等の新たな取得資産による固定資産税が増加したことにより、前年度から75百万円増収となっている。しかしながら、依然として地方交付税に大きく依存している状況に変わりはないため、今後も企業誘致、定住化対策に積極的に取り組んでいく。併せて、更なる税収の徴収率向上に努め、財政基盤の強化につなげていく。
経常収支比率の分析欄
前年度と比較すると、歳入では、地方税が75百万円増加したこと及び定額減税減収補填に伴う地方特例交付金が31百万円増加した一方、歳出では、人事院勧告による給与等の増、退職手当負担金の増に伴う人件費の増加及び小学校教諭用教科書の更新や近年の物価高騰による物件費の増などにより、数値は2.0ポイント上昇している。現状としては類似団体平均を上回っており、財政の硬直化が進んでいる状況である。硬直化の要因としては、公債費や扶助費が高い水準で推移していることがあげられる。今後も継続した歳出削減策をはじめ、地方税の徴収率の向上による歳入確保を図り、経常収支比率90%を目標に努めていく。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
類似団体平均を下回ってはいるが、依然として人件費、物件費が高止まりしている状況である。今後も継続して定員適正化計画に基づく定員管理の徹底と事務の効率化による経費の削減に努めていく。また、公共施設の管理についても、公共施設等総合管理計画に基づく施設管理を徹底し、経費削減に努めていく。
ラスパイレス指数の分析欄
前年度と比較すると1.2ポイント減少しており、依然として類似団体平均を下回っている状況である。人事評価制度や定員適正化計画を活用しながら、今後も適正な職員数及び給与等の管理に努める。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
定員適正化計画に基づき定員の管理を行っているため、類似団体平均を下回っている状況が続いている。今後も適正な定員管理を行っていく。
実質公債費比率の分析欄
前年度と比較すると、公債費が12百万円減少したことに伴い0.3ポイント減少しており、類似団体平均を若干下回っている。しかし、今後も総合運動公園整備事業や旧庁舎等解体事業、PFI活用事業等の大きな事業が控えているため、公債費が増加することが見込まれる。その他の事業の計画的な地方債の発行等により急激な数値の悪化を抑制していく。
将来負担比率の分析欄
前年度から数値は3.8ポイント増加しており、類似団体平均を大きく上回っている状況が続いている。増加の要因としては、地方債借入額が償還額を上回ったことにより地方債現在高が51百万円増加したこと、また、各種事業に係る基金の取り崩しを行ったことにより充当可能財源等が75百万円減少したことがあげられる。しかし、今後も総合運動公園整備事業や旧庁舎等解体事業、PFI活用事業等の大きな事業が控えているため、地方債残高の増加が見込まれる。その他の事業の計画的な地方債の発行等により、年々増嵩している地方債現在高の抑制に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
前年度と経常経費充当一般財源等額で比較すると、退職手当負担金の増や会計年度任用職員の勤勉手当導入に伴い91百万円増加しており、数値は前年度から1.7ポイント増加している。類似団体平均よりは下回っている状況であるが、今後も人事院勧告による人件費の増などが見込まれるため、定員適正化計画に基づき適正な定員管理を継続的に行い、人件費の削減に努めていく。
物件費の分析欄
行政改革大綱に基づき、徹底した物件費の削減を図った結果、類似団体平均よりも下回った水準で推移している。しかし、前年度と経常経費充当一般財源等額で比較すると51百万円増加しており、数値も前年度から1.0ポイント増加している。今後も継続して物件費の削減に努め、財政の健全化を図る。
扶助費の分析欄
前年度と経常経費充当一般財源等額で比較すると8百万円増加しており、類似団体平均を大きく上回っている状況が続いている。要因としては、物価高騰対策に伴う定額減税調整給付金事業や児童手当の拡充に伴う増加、また、こども医療費、児童福祉関連経費、障害者自立支援給付費の増加が考えられる。これらの経費は抑制が難しく、年々増加傾向にあり、今後も上昇していくことが見込まれる。高齢化は今後も進行していくため、特定健診や特定保健指導等の充実を図り、扶助費の抑制に努める。
その他の分析欄
前年度と比較すると、数値は0.5ポイント減少しているものの、依然として類似団体平均を上回っている状況にある。下水道事業については、経営戦略に基づく使用料見直しの検討、医療会計については予防の視点に立った施策を充実させ、繰出金の抑制に努めていく。
補助費等の分析欄
前年度と経常経費充当一般財源等額で比較すると34百万円増加しており、数値も前年度から0.5ポイント増加している。類似団体平均を下回っている状況であるが、依然として、一部事務組合への負担金等は高止まりの状況にある。今後、単独補助金の必要性や効果を検証し、随時見直していくことで経費の抑制に努める。
公債費の分析欄
前年度と経常経費充当一般財源等額で比較すると4百万円減少しているものの、類似団体平均を上回っている状況が続いている。数値は前年度から0.6ポイント減少しているが、今後も防災行政無線デジタル化事業及び庁舎建設事業に伴う町債の償還開始により、数値の高止まりが続くと見込んでいる。新規の地方債発行を元金償還額以下に抑え、地方債残高の減少に努めていく。
公債費以外の分析欄
前年度と比較すると数値は2.6ポイント増加しており、類似平均団体を再度上回っている。この要因としては、物価高騰対策に伴う定額減税調整給付金事業や児童手当の拡充に伴う増加、また、障害者自立支援給付費等扶助費の増加が考えられる。扶助費だけでなく定住対策関係の補助費等も依然として高い水準にあり、今後も扶助費・補助費については増加傾向が続くと考えられるため、引き続き特定健診等の充実による扶助費の抑制、各種補助金に関しては必要性や効果を検証し、随時見直しを行っていく。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
主に民生費、商工費、災害復旧費及び公債費が類似団体と比較して住民一人当たりのコストが高くなっている。民生費は一人当たり239,787円、商工費98,942円、災害復旧費13,236円、公債費は87,238円となっており、類似団体の中でも上位に位置している。民生費については、社会福祉費の扶助費が年々増嵩していることや、定住対策の一環として保育料補助事業やこども医療費助成事業などの子育て支援事業の充実に力を入れていること、物価高騰対策に伴う定額減税調整給付金事業があったこと、また、児童手当が令和6年10月から拡充されたことなどが高止まりの要因となっており、前年度と比較すると一人当たりのコストは16,504円の増となっている。商工費については、南の関うから館改修事業に伴い、一人当たりのコストが71,523円増加している。災害復旧費については、令和6年度は災害箇所数が比較的少なかったことに伴い、前年度と比較すると3,001円の減となっているものの類似団体平均を上回っている状況である。公債費については、公債費総額としては12百万円減少しているものの、前年度よりも人口が減少したことに伴い一人当たりのコストが569円の増となっており、類似団体平均を上回っている状況である。今後も防災行政無線デジタル化事業及び庁舎建設事業に伴う町債の償還開始により、該当科目の数値が増加することが見込まれる。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
主に扶助費、普通建設事業費(うち更新整備)、災害復旧事業費、公債費及び繰出金が類似団体と比較して住民一人当たりのコストが高くなっている。扶助費は前年度と比較すると住民一人当たりのコストが3,972円の増となっており、類似団体の中でも上位に位置している。この要因としては、物価高騰対策に伴う定額減税調整給付金事業があったことや児童手当が令和6年10月から拡充されたことに伴う増加、また、こども医療費や児童福祉関連経費、障害者自立支援給付費の増加が考えられる。こども医療費、児童福祉関連経費及び障害者自立支援給付費は年々増加傾向にあり、扶助費全体としては今後も増加の見込みであるが、特定健診や特定保健指導等の充実を図り、扶助費の急激な伸びを抑えることに努める。普通建設事業費(うち更新整備)は、南の関うから館改修事業等に伴い、前年度と比較すると71,491円の増となっている。今後も総合運動公園整備事業や旧庁舎等解体事業等により普通建設事業費全体としては高い水準で推移することが見込まれる。災害復旧費については、令和6年度は災害箇所数が比較的少なかったことに伴い、前年度と比較すると3,001円の減となっているものの類似団体平均を上回っている状況である。公債費については、公債費総額としては12百万円減少しているものの、前年度よりも人口が減少したことに伴い一人当たりのコストが569円の増となっており、類似団体平均を上回っている状況である。今後も防災行政無線デジタル化事業及び庁舎建設事業に伴う町債の償還開始により、該当科目の数値が増加することが見込まれる。繰出金については、前年度と同水準で推移しているが、類似団体平均を上回っている状況である。今後、下水道事業については、経営戦略に基づく使用料見直しの検討、医療会計については予防の視点に立った施策を充実させ、繰出金の抑制に努めていく。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
令和6年度は歳出面では人事院勧告による人件費の増及び南の関うから館改修事業による投資的経費の増加が要因となり、前年度と比較すると歳出総額は612百万円増加している。歳入面では税収、国庫支出金及び各種事業に伴う地方債の増加が要因となり、前年度と比較する歳入総額は705百万円増加しており、実質単年度収支は黒字となっている。今後、歳出面においては、総合運動公園整備事業、旧庁舎等解体事業及びPFI活用事業等の大きな事業が控えていることのほか、扶助費や老朽化している施設の維持補修に係る経費の増加等により、厳しい財政運営が予測される。定住化対策により人口減少を抑制、施設については公共施設等総合管理計画に基づき統廃合等を検討するなど、計画的かつ効率的な財政運営に努める。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
実施計画等に基づいた計画的な予算の編成及び執行により、全ての事業で赤字決算とはならなかった。しかし、公営企業に対しては一般会計からの繰出金も多く、独立採算を図ることが課題となっている。下水道事業については令和3年度から、浄化槽整備推進事業については令和6年度からの地方公営企業法の適用となり、今後も適正な財産管理を行いながら、経営戦略に基づいた加入率向上及び使用料の見直しを含めた課題の解決に取り組んでいく。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
前年度と比較すると元利償還金は12百万円減少しており、実質公債費比率(3カ年平均)は昨年から0.3ポイント減少している。この要因としては、元利償還金の額が12百万円減少したことにより算出に用いる分子が小さくなったこと、また、標準税収入額等が154百万円増加したことにより算出に用いる分母が大きくなったことが挙げられる。今後は総合運動公園整備事業、旧庁舎等解体事業及びPFI活用事業等の大きな事業が控えており、起債残高及び元利償還金は増加すると見込んでいる。今後も償還額は高止まりの傾向にあるため、厳しい財政運営が予測される。事業の見直し等を含め、新規の地方債発行を元利償還額以下に抑えるなど、地方債残高の抑制に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
前年度と比較すると地方債残高が51百万円増加し、充当可能財源等が75百万円減少したことにより、前年度と比較すると将来負担比率が3.8ポイント増となっており、今後も高い数値で推移していくことが予想される。今後は総合運動公園整備事業、旧庁舎等解体事業及びPFI活用事業等の大きな事業が控えているため、地方債残高はさらに増加する見込みである。今後は厳しい財政状況による充当可能基金の減少が見込まれるが、事業の見直しや新規の地方債発行を元金償還額以下に抑えるなど、地方債残高の抑制を図り、中長期的視点に立った健全な財政運営に努める。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)財政調整基金に40百万円、減債基金に19百万円、ふるさとなんかん応援寄附金基金に32百万円、ふるさとづくり基金に23百万円、地域振興対策基金に15百万円、南関町森林環境譲与税基金に6百万円を積み立てた一方、地域振興対策基金を73百万円、平成28年熊本地震復興基金を33百万円、ふるさとなんかん応援寄附金基金を13百万円、ふるさとづくり基金を12百万円、減債基金7百万円を取り崩したことが要因となり、基金全体としては3百万円の減となった。基金残高が減少した要因としては、道路改良等事業、南の関うから館改修事業及び宅地分譲事業などの大規模事業に伴う取り崩しが増加したことが挙げられる。(今後の方針)元金償還額や施設老朽化に伴う維持補修費の増加に加え、総合運動公園整備事業、旧庁舎等解体事業及びPFI活用事業などの大型事業も控えており、厳しい財政運営が続くものと思われる。そのため、基金全体として減少傾向になると見込んでいる。
財政調整基金
(増減理由)普通交付税、各種交付金等が当初見込みより増加したこと及び税収が増加したことに伴い財源に余裕が出たことにより、40百万円を積み立てることができたため増加となっている。(今後の方針)現在の財政状況を踏まえると今後取り崩しが見込まれるが、実質赤字比率が20%を超えることを防ぐため、標準財政規模の20%(約8億円)程度を保有の目安として維持していきたい。
減債基金
(増減理由)令和5年度普通交付税の再算定に伴う臨時財政対策債償還費として7百万円を取り崩した一方、普通交付税の再算定に伴う臨時財政対策債償還基金費を19百万円を積み立てた。このため、減債基金としては12百万円の増加となっている。(今後の方針)今後は庁舎移転に伴う町債の元金償還が始まる令和7年度に償還のピークを迎え、その後も総合運動公園整備事業、旧庁舎等解体事業及びPFI活用事業等により、償還額は高水準で推移する見込みであるため、償還財源として段階的に取り崩す見込みである。
その他特定目的基金
(基金の使途)ふるさとづくり基金:地域づくりを推進する事業の財源に充てる。地域福祉基金:高齢者等に対する福祉を推進する事業の財源に充てる。ふるさとなんかん応援寄附金基金:まちづくりを実現するための事業の財源に充てる。(増減理由)地域振興対策基金:道路改良等事業に伴い、73百万円を取り崩したことにより減少。平成28年熊本地震復興基金:南の関うから館改修事業及び防災関係事業に伴い、33百万円を取り崩したことにより減少。ふるさとづくり基金:宅地分譲事業に伴い、12百万円を取り崩した一方、遺贈寄付等により23百万円を積み立てたことにより増加。(今後の方針)ふるさとなんかん応援寄附金基金:旧石井家(北原白秋生家)整備事業等の財源として取り崩す見込みである。平成28年熊本地震復興基金:今後の防災対策等事業の財源として取り崩す見込みである。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
令和5年度の有形固定資産減価償却率は60.4%となり、前年度(59.2%)から上昇している。全国平均(64.8%)、熊本県平均(61.2%)と比較するとやや低い水準にあるが、類似団体内順位は19位/77団体と比較的上位に位置している。主な要因として、旧延寿荘の売却や南関第四小学校の改修工事等が実施されたことが挙げられる。今後については、うから館の改修工事が予定されており、有形固定資産減価償却率は一時的に低下する見込みである。しかしながら、休止していた施設の維持補修費や光熱水費等の経常的な経費は引き続き必要となるため、今後も計画的かつ適切な施設マネジメントを推進していく必要がある。
債務償還比率の分析欄
令和5年度の債務償還比率は520.0%となり、前年度(579.5%)から改善している。全国平均(509.7%)をやや上回っているものの、熊本県平均(709.9%)と比較すると低い水準にある。改善の要因としては、地方債現在高の減少に加え、充当可能基金が増加したことが挙げられる。これにより、償還財源の確保が進み、比率が縮減したものと考えられる。今後については、引き続き地方債発行の抑制に努めるとともに、基金の計画的な活用を図り、財政運営の健全性を維持していく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
令和5年度の将来負担比率は18.2%となり、前年度(29.4%)から改善している。要因としては、地方債残高の減少に加え、充当可能基金残高の増加が影響している。全国的に将来負担比率が0%となっている類似団体平均と比較すると依然として高い水準にあるものの、改善傾向がみられる。一方、有形固定資産減価償却率は60.4%となり、前年度(59.2%)からやや上昇している。主な要因として、旧延寿荘の売却や南関第四小学校の改修工事等が挙げられる。今後、うから館の改修工事が予定されており、一時的に減価償却率が低下する見込みであるが地方債残高は増加する見込みのため、類似団体内平均値と比較しながら注視していく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
令和5年度の将来負担比率は18.2%となり、前年度(29.4%)から改善している。要因としては、地方債残高の減少に加え、充当可能基金残高の増加が影響している。一方、実質公債費比率は8.1%となり、前年度(8.4%)から0.3ポイント低下した。これは、元利償還金の額が30百万円減少したことによる影響が大きい。全国的な平均値(8.4%)と概ね同水準で推移しており今後も公債費負担の動向を的確に把握しつつ、計画的な財政運営を継続していく必要がある。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が上回っているのは学校施設で、その他の道路、橋りょう・トンネル、公営住宅、公民館は下回っており、全体では比較的に老朽化を抑制していると言える。橋りょう・トンネルにおいては米田橋上部工設置工事と堀池園橋橋梁補修工事により有形固定資産減価償却率が55.6%から52.1%となっており改善されている。公民館の有形固定資産減価償却率の増加幅が大きく、全体として老朽化が進んでおり、特に南集会所が91.6%となっている。同じ施設類型内においても利用人数や建物の劣化度状況等を踏まえ優先順位をつけて改修工事を実施していく必要がある。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が上回っているのは体育館・プール、市民会館で、下回っているのは図書館、一般廃棄物処理施設、保険センター・保健所、消防施設、庁舎となった。図書館においては、類似団体平均値が令和4年度から大きく増加したため、類似団体平均値よりも下回った。一般廃棄物処理施設と消防施設は、一部事務組合である有明広域行政事務組合の施設となる。全ての施設類型では大規模な工事は実施しておらず、全体として有形固定資産減価償却率が増加したが、令和6年度以降はうから館の改修工事が控えており、図書館も整備されるため今後は有形固定資産減価償却率が減少する見込みである。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額が前年度から124百万円の減少(▲0.7%)となった。金額の変動が大きいものは工作物減価償却累計額(インフラ資産)(前年度比274百万円の減少)であり、令和5年度は令和4年度と比較すると道路の舗装工事や改良工事の件数が少なく、投資金額よりも減価償却額が上回ったためである。資産総額の内、有形固定資産の割合が80.3%となっている。一番割合が多いのが工作物(インフラ資産)の31.1%で特にインフラ資産の整備が影響している。また、負債総額が前年度から310百万円の減少(△3.4%)となった。特に地方債の償還が進んだことによる地方債(固定負債)(前年度比342百万円の減少)が変動が大きく、負債総額の大きな要因となった。全体では、資産総額は前年度から174百万円減少(△0.9%)し、負債総額は前年度から394百万円減少(△3.6%)した。特別会計の資産を計上していることなどにより、一般会計等より資産総額は2,455百万円多くなり、負債総額も1,740百万円多くなっている連結では、資産総額は前年度末から140百万円減少(△0.6%)し、負債総額は前年度末から389百万円減少(△3.3%)した。資産総額は一部事務組合等に係る資産を計上したことなどにより、一般会計等に比べて3,905百万円多くなり、負債総額も2,581百万円多くなっている。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は5,621百万円となり、前年度比77百万円の減少(△1.4%)となった。その内、移転費用としての補助金等の費用は1,649百万円(全体の29.3%)となっており、前年度と比べて95百万円減少(△5.4%)した。退職手当組合に支払う負担金が減少したことや電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金等の補助金が減少したこと等が要因としてあげられる。また、社会保障給付の費用は711百万円(全体の12.6%)となっており、前年度と比べて32百万円増加(4.7%)したが、純行政コストに占める割合が非常に大きくなっている。全体では、一般会計等に比べ、特別会計に係る使用料及び手数料等を計上しているため、経常収益が77百万円多くなっている一方、負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が2,195百万円多くなり、純行政コストは2,413百万円多くなっている。連結では、一般会計等に比べて、連結対象一部事務組合等の事業に係る収益や経費を計上しているため、経常収益が98百万円多くなり、移転費用が3,434百万円多くなっている。また経常費用が4,191百万円多くなり、純行政コストは4,094百万円多くなっている。4.資金収支の状況業務活動収支一般会計等投資活動収支1,5001,000△500△1,000△1,500△2,000分析:一般会計等においては、業務活動収支は823百万円であり、投資活動収支については固定資産の整備や基金の積立等を行ったことから△490百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額が発行収入を上回ったことから△355百万円となっており、本年度資金残高は前年度から23百万円減少し179百万円となった。全体では、業務活動収支は一般会計等より68百万円多い891百万円となっている。投資活動収支では、主に公営企業会計における公共施設等整備を実施したため、△493百万円となっている。財務活動収支は、地方債の償還額が発行収入を上回ったことから△405百万円となり、本年度末資金残高は前年度から7百万円減少し、316百万円となった。連結では、一部事務組合等収入の一部が業務収入に含まれる一方、人件費や物件費等も按分の上、含まれることから、業務活動収支は一般会計より133百万円多い956百万円となっている。投資活動収支では△578百万円となっている。財務活動収支は、地方債の償還額が発行収入を上回ったことから△382百万円となっている。本年度末資金残高は前年度から4百万円減少し、403百万円となった。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、財源5,751百万円が純行政コスト5,673百万円を上回ったことから、本年度差額は78百万円(前年度比10百万円増加)となり、純資産残高は186百万円の増加となった。全体では、国民健康保険事業会計、介護保険特別事業会計等の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が874百万円多くなっており、本年度差額は68百万円となり、純資産残高は220百万円の増加となった。連結では、一部事務組合等の歳入が按分の上含まれることから、一般会計等と比べて財源が4,096百万円多くなっており、本年度差額は80百万円となり、純資産残高は250百万円の増加となった。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は823百万円であり、投資活動収支については固定資産の整備や基金の積立等を行ったことから△490百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額が発行収入を上回ったことから△355百万円となっており、本年度資金残高は前年度から23百万円減少し179百万円となった。全体では、業務活動収支は一般会計等より68百万円多い891百万円となっている。投資活動収支では、主に公営企業会計における公共施設等整備を実施したため、△493百万円となっている。財務活動収支は、地方債の償還額が発行収入を上回ったことから△405百万円となり、本年度末資金残高は前年度から7百万円減少し、316百万円となった。連結では、一部事務組合等収入の一部が業務収入に含まれる一方、人件費や物件費等も按分の上、含まれることから、業務活動収支は一般会計より133百万円多い956百万円となっている。投資活動収支では△578百万円となっている。財務活動収支は、地方債の償還額が発行収入を上回ったことから△382百万円となっている。本年度末資金残高は前年度から4百万円減少し、403百万円となった。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
令和5年度の住民一人当たり資産額は197.7万円となり、前年度(195.8万円)から増加している。資産合計については、延寿荘の売却により減少したものの、人口減少の影響により一人当たりの資産額は増加したものである。類似団体平均(356.6万円)と比較すると依然として低い水準にある。また、有形固定資産減価償却率は60.4%となり、前年度(59.2%)から上昇している。これは、資産売却により減価償却率の改善に寄与したものの、老朽化に伴う減価償却費の増加が影響しているためである。今後は、うから館や総合運動公園等の大規模改修に向けて、維持管理費用の検証を行いながら、必要な箇所に計画的な投資を進めていく必要がある。
2.資産と負債の比率
令和5年度の純資産比率は50.3%となり、前年度(48.8%)から上昇している。これは地方債の償還が進み、残高が減少したことによるものである。ただし、類似団体平均値(76.3%)と比べると依然として低い水準にあり、引き続き計画的な地方債の償還を推進していく必要がある。将来世代負担比率は42.3%で、前年度(42.5%)からわずかに低下した。令和5年度は野外拡声子局の整備に伴い新たな資産計上が行われたが、耐用年数20年の資産であり減価償却費が大きいことから、有形・無形固定資産合計の減少が影響している。今後も資産更新に伴う地方債発行を抑制しつつ、既存債務の着実な償還を進め、将来世代の負担軽減に努める必要がある。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、令和4年度の68.5万円から令和5年度には64.1万円へと減少している。これは、災害復旧費が50,378万円減少したことによる影響が大きい。一方で、類似団体平均値は76.3万円であり、本町の行政コストは引き続き下回る水準となっている。今後も人件費や原材料費の高騰等に留意しつつ、必要な事業の精査を行い、効率的な行政運営を推進していくことが求められる。
4.負債の状況
5.受益者負担の状況
令和5年度の受益者負担比率は3.3%となり、前年度(3.2%)からほぼ横ばいで推移している。使用料及び手数料は令和4年度117,980千円、令和5年度118,722千円と大きな増減はなく、また経常収益その他についても令和4年度64,503千円、令和5年度69,674千円と増減幅は限定的であったことから、比率に大きな変動は見られなかった。一方で、維持補修費や光熱水費の増大など物価高の影響が今後も見込まれる。また、うから館をはじめとする施設利用に係る収入増も見込まれることから、施設ごとに適正な使用料水準を検証し、受益者負担の適正化を図ることが求められる。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
熊本県南関町の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。