経営の状況について
・「経常収支比率」及び「営業収支比率」については、比較的降雨に恵まれ発電量も安定していることから、一定の電力収入を確保できており、経常収支比率及び営業収支比率ともに100%を上回って推移している。・「流動比率」については、有価証券の償還による現金預金の増(平成27年度)や未払費用の減(平成28年度)等により増となっている。・「供給原価」及び「EBITDA(減価償却前営業利益)」からみると本業の収益については安定して推移している。
経営のリスクについて
・「設備利用率」については、概ね安定して推移している。・「修繕費比率」については、平成27年度は水車発電機分解点検工事(OH)を行ったため、平成28年度は次回の水車発電機分解点検工事(OH)に向けて特別修繕引当金を計上したため大きくなっている。・「企業債残高対料金収入比率」について企業債償還を着実に行っているため減少している。・「有形固定資産減価償却率」については、建設から50年を経過しており、法定耐用年数が近づいている施設が多くある。
全体総括
・発電施設は運転開始以来50年以上が経過していることから、平成30年度までに作成を予定している経営戦略の中で、設備の更新等を計画的に実施することとしている。・経営状況に関しては、収益が安定しており現状問題ないが、今後も経営が安定するよう努めることとしている。