経営の状況について
H28年度から稼動開始した施設である。小水力発電の性質上、雨の状況に大きく影響を受けることとなるが、当年度は概ね計画通りの発電を行うことができており、収益的収支比率及び営業収支比率も類似団体平均値を大きく上回っていることから、健全な経営を行えているといえる。EBITDAは類似団体平均値を大きく上回っているが、稼動1年目ということから、この後も経年の推移を注視していく。
経営のリスクについて
稼動1年目ということもあり、修繕費比率は類似団体平均値と比較しても大幅に少ない。設備利用率については、小水力発電の性質上雨の状況に大きく影響を受けてしまうが、稼働1年目ということもあるので、経年推移を注視していく。また、当施設の整備については企業債の借入は行っておらず、今後の公債費等の支出の必要も無いため、現時点での経営のリスクについては想定していないが、全収入がFITで占められており、FIT適用期間終了後は収入が大きく変動するリスクを抱えている。
全体総括
当会計の施設については稼動1年目であり、H28年度は概ね計画通りの発電を行うことができたため、健全な経営状況となっている。水力発電の性質上、収益が天候に影響されてしまう面はあるが、今後も適正な施設管理を行い計画的な施設運営を行うことで、健全な経営に努めていく。なお、経営戦略については平成30年度に策定予定である。