経営の状況について
収益的収支比率、営業収支比率共に平均値を上回っているため、経営状況は健全である。本施設が稼働から数年しか経っておらず、本年度は被災等も無かったため、修繕や施設改修にかかる経費は発生しなかったことと、昨年同様に発電できたことが要因と考えられる。
経営のリスクについて
太陽光発電設備であることから、天候の不安定要因はあるが、設備利用率も全国平均並みである。気候的には日射量も多く安定している。企業債残高対料金収入比率については、現時点で高い比率となっているが、元金の償還が始まる平成30年度から徐々に減少する予定である。なお、本施設は稼働から数年しか経っておらず、修繕比率は今年度同様しばらく低いままであると思われるが、全収入がFITで占められており、適用期間終了(H46)後は収入が大きく変動するリスクを抱えている。
全体総括
稼働より3年経過と新しく、施設整備費用がまだ発生していないため、経営状況は健全である。立地条件が良好であるため、稼働率及び売電収入が安定的に推移することが期待されるが、FIT終了後の収入確保策など課題も残る。経営戦略については、平成32年度に策定を予定している。