地方独立行政法人下関市立市民病院:下関市立市民病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

下関医療圏において、急性期医療を担う下関地域の中核病院の一つとして、地域の医療機関及び下関市と連携し、地域医療はもとより市民のニーズに応じた救急医療及び高度医療等を提供し、市民の健康の維持及び増進に寄与している。

経営の健全性・効率性について

経常収支比率・医業収支比率は平成29年度に更新した電子カルテ等の病院情報システムの減価償却開始などの費用の増加により、平成29年度より減少している。病床利用率は休床している病床があり類似病院平均値を下回っている。入院患者・外来患者の1人1日当たり収益は毎年増加しており、類似病院平均値を上回る水準で推移している。材料費対医業収益比率はがん化学療法の件数が増加したことに伴い薬品費が増加したため、類似病院平均値を上回っている。

老朽化の状況について

病院本館については建設時から30年が経過し、施設設備が老朽化してきている為、緊急度・重要度を考慮した優先順位のもと施設設備の改修や更新を計画的に進める必要がある。器械備品については必要性や緊急度等を検討した上で、毎年設備投資を行っている。今後も計画的に整備・更新を行い、医療の質を高める。

全体総括

平成30年度は赤字決算となったが、収益の面においては入院・外来ともに毎年増収を続けており、平成24年度の独法化後取り組んできた様々な施策の効果が表れてきているといえる。また、地域医療支援病院としても地域の医療機関との連携強化に取り組んだ結果、紹介率・逆紹介率ともに平成29年度から増加した。今後も地域連携推進のため前方支援としての紹介患者の積極的な受け入れと後方支援としての退院支援を今以上に推進し、地域の医療に貢献していくとともに、診療材料などの購入にあたってはベンチマーク等を活用して費用の削減を図りながら経営の健全性・効率性を確保していく。

類似団体【2】

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