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人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(平成24年度末43.31%)に加え,町内に中心となる産業がないことにより,財政基盤が弱く,類似団体平均を下回っている。定住対策事業,工場等設置奨励事業などを推進し,自主財源の確保を図る。
歳入の約半分を地方交付税が占めているので,普通交付税における合併算定替えの終了が近づき,厳しい財政状況となることが見込まれるため,引き続き経常経費の削減に努める。
合併前に各団体において整備した各種同等目的の施設が重複しており,この維持管理経費が多額であるうえ,施設が老朽化し修繕費が増加してきている。また,自治体面積が広くマンパワーが必要であるが,人口は年々減少しており,類似団体平均を大きく上回っている。多くの集会施設で指定管理者制度を導入し,施設使用料の減免基準の見直し,冷暖房使用料の徴収を行い,受益者負担の適正化及びコスト削減を図っている。
各年度における類似団体内平均値との差は,平成20:1.5と僅少であったが,町独自の給料削減措置を終了したことにより,平成21:3.6,平成22:2.7,平成23:2.5,平成24:3.1と大きくなっている。平成23(平成24.4.1),平成24(平成25.4.1)に指数が100を超えた要因は,国家公務員の給与減額支給措置(平成24.4~平成26.3)によるものである。(参考値:この措置を行わなかったものとした場合の指数は,それぞれ96.6,97.4。国に準じた措置を平成25.7.1~平成26.3.31の間実施した。この際の同指数試算値は,100.8(平成25.7.1時点)。)定員適正化はもとより,給与適正化に努める。
定員適正化計画((平成17.11策定,平成22.3改定)計画期間:平成17~26)にのっとり,45人の削減(平成25.4.1現在)を行ってきたものの,人口当たり職員数を類似団体と比較すると多い状況にある。普通会計部門の職員数は,平成20:182人から平成24:166人としたが(-16),これ以上に分母となる住民基本台帳人口が平成20:11,272人から平成24:10,462人と減少(-810人)しており,人員削減に努めているものの,単に数値だけを見た場合,大きな変化は見られない。平成26年度に次期定員適正化計画(仮称)を策定し,引き続き事務事業の見直しなどを行い,本町における体制の最適化を目指す。
合併以前からの町債の償還経費が多額となり,類似団体平均を大きく上回っていたが,「公債費負担適正化計画」の着実な実施により,平成23決算では計画目標である18.0%を下回り,平成24決算では類似団体平均を下回っている。
合併前の各団体において整備した各種同等目的の施設が重複しており,維持管理費が多額となっている。各施設の利用度を勘案し,住民利便性に配慮しながら指定管理制度を導入してきているが,引き続き経費縮減を図る。
合併町村,一部事務組合の地方債を引き継いだことにより地方債残高が増加した影響で,地方債の元利償還が膨らんでおり,公債費に係る経常収支比率は,類似団体平均を上回っている。公債費負担適正化計画に沿って,新規発行の抑制,繰上償還等を実施してきたことにより,比率は減少傾向にある。
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