地域において担っている役割
魚沼基幹病院は救急・小児・周産期・災害・精神などの不採算医療を担うとともに、高度急性期医療などの地域の中核的医療も担う。また、医師不足の地域において地域医療を志す若手医師を確保するため新潟大学医歯学総合病院の教育センターを併設し、多くの医師を確保し、周辺病院に派遣する仕組みなどを構築して、地域全体の医療水準の向上、持続可能な医療提供体制の構築を目指すこととしている。
経営の健全性・効率性について
病床利用率、入院患者1人1日当たり収益は類似病院平均値を上回っている。そのほかの指標についても類似病院平均を下回っているものの、材料費対医業収益比率については高額医薬品の使用等もある中で概ね昨年度並みにとどまっており、また、患者1人1日当たり収益についても平成30年度からのDPC制度の導入・適正運用により外来・入院とも増加傾向にある。
老朽化の状況について
魚沼基幹病院は平成27年6月に新設された病院であることから、償却対象資産の多くは耐用年数を迎えておらず、減価償却は進んでいない。
全体総括
魚沼基幹病院の安定的な運営に向け、計画的な職員採用・育成を行い段階的な病床拡大を進める。