一部事務組合下北医療センター:むつ総合病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

・むつ総合病院は、下北地域保健医療圏の中核病院として、むつ市及び下北郡内4町村のほか、医療圏に隣接する周辺地域を含め約9万人の医療を支えています。当地域から三次救急医療機関までは90分以上を要するため、地域完結型の医療を提供する責務があり、救急外来をはじめ、小児科、産婦人科、メンタルヘルス科等の診療も行い、地域における必要な医療の確保に努めています。

経営の健全性・効率性について

・経常収支比率、医業収支比率ともに増加しており、むつ総合病院における手術件数の増加、透析患者の増加により医業収益が増加したことが影響しています。・累積欠損金比率は、むつ総合病院の純利益、大畑診療所の他会計繰入金が影響し、前年度より減少しています。・病床利用率は、むつ総合病院における手術件数の増加、メンタルヘルス科で認知症疾患の入院患者数が増加したことが影響しています。・入院患者及び外来患者1人1日当たり収益は、診療単価の低いメンタルヘルス科の診療が影響し、全国平均を下回った数値となっています。・職員給与費対医業収益比率は、医業収益増加に伴い前年度より減少しています。・材料費対医業収益比率は、抗がん剤等の高額薬品による治療が必要な患者の増加が影響し、前年度より増加しています。

老朽化の状況について

・有形固定資産減価償却率、器械備品減価償却率はともに全国平均を上回り、診療所においては90%を上回っている所もあり、全体的に老朽化が進んでいます。・1床当たり有形固定資産は、全国平均を上回っていますが、各診療所の固定資産数値も含まれており、むつ総合病院単独で見た場合は全国平均を下回っています。

全体総括

・むつ総合病院においては、手術件数の増加、透析患者の増加等により前年度と比較して医業収益は増加したものの、各診療所においては医業収益は減少しています。今後においては地域医療構想、新公立病院改革プランを踏まえ、更なる経営の健全化に取り組んで参ります。

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