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地方財政ダッシュボード

熊本県湯前町の財政状況(2021年度)

熊本県湯前町の財政状況について、2021年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

湯前町水道事業末端給水事業下水道事業特定環境保全公共下水道

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2021年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2021年度)

財政力指数の分析欄

本町は農林業が主体の町であり、自主財源となる地方税の伸びは、少子高齢化に伴う人口減少に押され、今後も減少していく見込みである。歳入に占める地方交付税の割合が42.1%であり、交付税・補助金など国からの支出金に大きく依存した財政状況である。少しでも自主財源を確保できるよう、町税等の滞納整理、住環境の整備による子育て世帯の定住、湯前町農業公社による遊休農地の活用や農産物の流通拡大などを目標に、町内の経済活動を活発化させていく。

経常収支比率の分析欄

本町の性質別支出割合で、決算額構成比で補助費等(16.6%)、人件費(15.0%)、普通建設事業費(13.6%)の順で高い状況であり、類似団体と比較しても高くなっている。経常収支比率は、新型コロナウイルス感染症の影響により経常事業の中止や関係団体への補助金の減等があったため前年度に比べ11.0%改善し、ほぼ類似団体平均となった。しかしながら、経常一般財源は、財政力指数0.16と乏しい本町において、人口減少と相まって、地方税の収入が類似団体と比較して大きく下回っているため、普通交付税等に依存せざるを得ない状況に変わりはない。今後の見通しとしては、少子高齢化が深刻な本町にとって、ICT関係、介護や医療関係扶助費の増加が見込まれ、これからも横ばい若しくは上昇すると考えられる。そのため、地方税の徴収率を上げる取組みを強化するなど、財源の確保に努めていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費、物件費、維持補修費はいずれも類似団体平均値を下回っている。行財政改革計画書に基づき、物件費抑制のために、エコオフィス率先プランの実施による光熱水費の削減、電算機器トナーの入札導入によるコストダウン、消耗品費の集中管理など、様々な取組みの効果が現れていると考えられる。また、人件費については、定員管理計画に沿った人員配置により原則退職者の補充採用のみ行うよう努めているが、最近は育児休暇や休職等により、実際に業務に携わる職員は定員を大きく下回っている状況である。

ラスパイレス指数の分析欄

本町では、管理職手当の定額化、住居手当の廃止など、人事院勧告に準拠した給与体系を継続してきた。昨年度からわずかに減少し、類似団体平均との比較でも3.7ポイント、全国町村平均との比較で4.4ポイント低くなっている。今後も適正な昇給・昇格管理を行い、住民に理解を得られる給与体系を維持していく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

本町は、定員管理目標に基づき職員の採用調整を行っているが、権限委譲や令和2年7月豪雨災害からの復旧に伴う事務量の増加や新型コロナウイルス感染症の影響による業務量の増加、さらにくま川鉄道出向等により一人当たりの業務量は増加している。住民からのニーズも多種・多様なものへと日々変化しているため、少ない人数で効率よく業務を遂行することを目標に、今後も適正な定員管理を行っていく。

実質公債費比率の分析欄

公債費は、投資事業について地方債借入の抑制を行った結果、類似団体平均を下回っているが、今後、公共施設の老朽化が進む中で、改修等の財源とするために地方債を借り入れているため、今後、増加することが見込まれる。公共施設等総合管理計画の見直しを行い、計画に基づいた具体的な個別計画を策定し、計画的に事業の推進を行っていく。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率については、0%で推移している。これは、充当可能財源等の増によるものである。今後も、歳出削減努力により、決算において歳計剰余金が生じた場合には、少子高齢化に伴う町税の減少や社会保障費の増加等、将来のために必要に応じて積み立てていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2021年度)

人件費の分析欄

類似団体平均と比較すると、決算額では、人件費では住民1人当たりのコストが69,137円少なくなっているが、経常一般財源が乏しいため類似団体平均よりも構成比率が上回っている。ラスパイレス指数は類似団体平均を3.7ポイント下回っており、給与体系的には全国平均を大きく下回っている。今後、経常一般財源を確保しつつ、適正な給与体系を継続していく。

物件費の分析欄

類似団体平均の住民1人あたりコストと比較しても92,405円少なくなっているが、経常収支比率における割合は類似団体と比較しても同程度の割合となっている。これは、経常収入が少ない中で、他の経常経費の削減を行ってきているためである。その他にも、様々な法改正に伴い改修を行った電算機器の使用料など、削減できない費用の増が見込まれるため、今後も無駄を省いた行政運営を行っていく

扶助費の分析欄

本町における扶助費の占める割合は例年大きく、類似団体平均を大きく上回っている。要因としては、毎年上昇する介護費用や、子ども医療費など、福祉政策に対する費用の増加が考えられる。住民福祉の向上や、安定した福祉サービスの提供ができるよう努めなければならないが、限られた一般財源の中でコントロールしなければならないため、介護予防、健康管理等の徹底を促し、抑制できる部分については、事業の見直しに取り組んでいかなければならない。

その他の分析欄

昨年度と比較して1.2ポイント減となっているが、依然として類似団体平均よりも高い状況である。これは、繰出金の割合が影響しており、国民健康保険特別会計が2,152千円の減、後期高齢者医療特別会計が326千円の減となっている。下水道事業は平成28年度で整備事業が終了したが、流域下水道事業維持等に係る費用が継続してかかる見込みである。また、高齢化により介護保険、後期高齢者医療の伸びは今後も増加していくと考えられるので、予防介護事業を充実させ、介護保険及び後期高齢者医療費を抑制できるよう努めていきたい。

補助費等の分析欄

平成21年度を境に、補助費等が増加してきている。これまで、行財政改革計画により、単独優遇補助金の削減または廃止を行い、補助費の縮小を図ってきたが、平成27年度の総合戦略策定以降、移住・定住事業等の事業が実施されたため、類似団体平均の伸びより大きく増加することとなった。令和2年1月に補助金見直しガイドラインを策定し見直しや廃止等の方針が示されたことで、効果が少ない補助を廃止し、効果が見込める補助に切り替えることで補助金の無駄を省くことができるようになった。

公債費の分析欄

類似団体平均の住民1人あたりのコストと比較して、本町の公債費は85,383円少なくなっている。過疎地域に指定されていることもあり、過疎対策事業債での事業を中心に借入を行っているが、将来に渡って負担が増えないように適正な起債管理を行っており、今後も有効的な起債活用を行っていく必要がある

公債費以外の分析欄

本町の場合、公債費以外の経常経費は、物件費は同程度で推移しているものの、そのほかの費目において類似団体平均を大きく上回っており、特に扶助費においては4.2ポイント上回っている。財源の約50%を普通交付税で賄っている現状から見て、硬直した財政運営にならないよう、経常収支比率90%以下を維持できる財政運営を行っていきたい。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2021年度)

分析欄

普通交付税等の増により実質収支が前年度と比べて1,749千円増加した。財政調整基金に10,999千円を積み立てるとともに、ふるさと応援基金へふるさと寄附金から20,000千円の積立を行った。また、ふるさと応援基金から移住定住事業等へ活用するため6,361千円の取り崩しを行った。令和3年度においては、令和2年7月豪雨による災害復旧や新型コロナウイルス感染症対策等によって歳出が増加したものの、歳入も増加したため実質収支額は増加し、これを受けて実質単年度収支も黒字となった。今後も適正な財政運用を行い、財政悪化を招かないよう運営していく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2021年度)

分析欄

連結実質赤字比率は、各会計が黒字を維持し、赤字を生じなかったため発生しなかった。また、一般会計で実質収支額が増加した。これは、令和2年7月豪雨災害や新型コロナウイルス感染症対策により歳出総額が増加したものの、歳入総額の増加が上回ったことによる増である。その他の会計についても黒字となったが、実際には、一般会計からの繰入金に依存した運営を行っている。特に繰出金が大きい下水道事業会計においては、独立採算が基本の企業経営を目指し、下水道接続率の向上、徴収率の向上を図り、健全な経営ができるよう努めていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2021年度)

分析欄

主なところで、財源対策債の増(2,460千円)及び一般補助施設整備等事業債の増(1,923千円)により、元利償還金が昨年度から5,252千円の増となった。今後は、下水道事業会計において公営企業会計適用債に対する繰入により増加するものと思われる。一般会計では、令和元年度にゆのまえ温泉湯楽里の大規模改修、令和2年度に中学校外部改修、令和3年度にの過疎対策事業債を活用した事業を行っており、据置期間が終了する令和5年度から段階的に公債費が増加するものと思われる。今後も、新たな借入を抑制するなど、計画的な起債管理を行っていく必要がある。

将来負担比率(分子)の構造(2021年度)

分析欄

令和3年度は、将来負担額が164,443千円減少し、充当可能財源等も増加したため、将来負担率は昨年度に比べて小さくなったがマイナスで推移している。充当可能基金は近年同水準を維持しており、今後も社会保障費の増に対応するため等、必要に応じ、将来に備えて積み立てていく方針である。また、分母には基準財政需要額算入見込額(将来に渡って普通交付税で措置されるであろう額)、充当可能特定歳入など、あくまで見込み的要素があるため流動的であり、さらなる適正運営を行っていく必要がある。

基金残高に係る経年分析(2021年度)

基金全体

(増減理由)財政調整基金に10,999千円、減債基金に普通交付税追加交付分(臨時財政対策債償還基金費)から18,203千円、ふるさと応援基金へふるさと寄附金から20,000千円の積立を行った。また、ふるさと応援基金から移住定住事業等へ活用するため6,361千円の取り崩しを行ったことから基金全体としては182,911千円の増となった。(今後の方針)ふるさと応援基金については、平成30年度から毎年度基金を活用し、事業を実施していっているためふるさと寄附金の増減により残高が増減ずる。また、現在作成中の個別計画により、施設の長寿命化等に財源不足が生じると見込まれるため、短期的には公共施設等整備基金への積立等により微増となる見込みだが、中長期的には減少していくと思われる。

財政調整基金

(増減理由)財政調整基金については基金利息及び余剰金を積み立てたため、100,999千円の増となった。(今後の方針)普通交付税の減や人口減少による税収の減が想定されることや、老朽化した施設の更新等が控えているため、中長期的には取り崩しを行う必要があり、減少が見込まれる。

減債基金

(増減理由)減債基金については、普通交付税追加交付分(臨時財政対策債償還基金費)及び利子分を積み立てたため、10,203千円の増となった。(今後の方針)現在の借入利率は概ね低く抑えられているため、残高についてはほぼ横ばいで推移するものと見込まれる。

その他特定目的基金

(基金の使途)公共施設等整備基金:公共施設等の老朽化による長寿命化等に係る財源不足に対応するための基金。情報通信関連事業整備基金:情報通信関連事業にかかる財源を確保するための基金。(増減理由)公共施設等整備基金:公共施設等の長寿命化等に係る財源不足に対応するため20,017千円積み立てを行った。地域福祉基金:高齢者施設改修工事事業に係る財源として25,600千円取り崩しを行った。情報通信関連事業基金:情報通信関連事業にかかる財源を確保するため60,000千円積み立てを行った。(今後の方針)公共施設等整備基金:個別計画の作成を行うことで財源不足額が見えてくるため、その後に基金積み立て額等の計画を作成し計画的な積み立てを行う。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

減価償却率について、類似団体平均と比較して高い状況で推移している。これは、老朽化した建物が多く、更新時期が近づいていることを表している。施設の統廃合を含め、長寿命化、新規建設等を早急に判断するためにも、公共施設等総合管理計画の見直しと個別計画を策定しなければならないと考える。

債務償還比率の分析欄

債務償還比率は、類似団体と比較して、高い状況で推移しているが、全国平均、熊本県平均を下回っている。自主財源の乏しい本町においては、地方債の借入抑制等の対策を行ってきた成果であり、今後も継続して実施する。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

減価償却率は類似団体平均と比較して高くなっており、今後は施設の更新費用等の増加により将来負担率の上昇が見込まれる。そこで、個別計画の策定を行い、老朽化施設について統・廃合や除却等について検討していく。また、地方債の借入についても、交付税措置率の良い地方債を借り入れるなど、将来負担を減らす対策を行う。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率について、将来負担額はほぼ横ばいであった。公共施設等の大規模改修についてはひと段落したと考えられるが、令和4年度からは町の情報通信システムの更新が計画がされていることから、地方債の借入額の増加が見込まれる。これまでの借り入れに対する償還が始まることもあり、実質実質公債費比率は増加すると考えられる。そのため、地方債の借入を抑制するなど、将来負担額を減らすことが必要であると考える。

施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2021年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2021年度)

財務書類に関する情報②(2021年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

熊本県湯前町の2021年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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