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地方財政ダッシュボード

熊本県益城町の財政状況(2022年度)

🏠益城町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

📅2023年度📅2022年度📅2021年度📅2020年度📅2019年度📅2018年度📅2017年度📅2016年度📅2015年度📅2014年度📅2013年度📅2012年度📅2011年度📅2010年度


総括表

人口の推移

財政比較分析表(2022年度)

財政力指数の分析欄

各年の財政力指数は令和2:0.534、令和3:0.475、令和4:0.481、3年平均0.497≒0.50となっている。基準財政需要額は災害復旧事業による事業費補正等により前年比3.0%増となっており、基準財政収入額は町税等の増により前年比4.3%増となっている。今後は交付税算入対象の起債償還が本格化し、基準財政需要額が増加傾向となるため、財政力指数は低下していく見込み。歳入の確保については、債権管理の強化を図りつつ、TSMC進出に伴う関連企業の誘致や熊本空港周辺県UXプロジェクトと連携し税収増及び定住促進を図っていく。

経常収支比率の分析欄

経常経費充当一般財源(分子)については、前年度と比較して、公債費への充当が大幅に増加し、補助費等、物件費、扶助費の減により、全体で107百万円の増となった。経常一般財源(分母)は、町税、普通交付税等が増となり、臨時財政対策債が減となったが全体で5百万の増となった。経常収支比率は、87.7%と前年度比1.1ポイントの増となった。今後、公債費増への対応のため、歳出の徹底見直しに取り組む。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

昨年度に比べ人件費133百万円、物件費が419百万円の減となっている。人件費の主な減額要因は任期付職員の減員による土木職員人件費113百万円、退職手当組合負担金95百万円減のためである。物件費の主な減額要因はふるさと納税による返礼品等の経費373百万円の減、新型コロナウイルスワクチン接種費180百万円増のためである。平成28年熊本地震の復旧・復興事業を進めるため確保した任期付職員が令和2年をピークに減少傾向となっており、今後とも人員削減へ向け取り組んでいく。

ラスパイレス指数の分析欄

熊本地震前(平成28)は約95.7ポイントで類似団体平均をやや下回る指標であった。熊本地震以降は、任期付職員の増員等により平成28比較で3.3ポイントの減、令和4類似団体比較では4.6ポイント下回る状況となっている。今後は任期付職員の減員が予想されるため、ラスパイレス指数は増加するものと考えられる。また、併せて級別職務分類表や各種手当の点検を行うなど、より一層、給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

技能労務職員の退職者不補充、養護老人ホーム民間売却、温泉施設、公営住宅、体育施設、文化施設への指定管理者制度の導入、学校給食センター調理業務の民間委託など震災前から職員数抑制への取組みを続け、平成30年度をピークに減少傾向が続いている。平成28年熊本地震以降、復旧・復興事業の人員確保のため、中長期派遣職員の要請を行ったが、必要数の確保が困難であったため任期付職員を採用し対応にあたっている。今後、事業の完了に併せ、任期付職員は減員する見込みであり、新規採用職員(プロパー)については退職者補充を原則とし、職員数の削減に努めていく。

実質公債費比率の分析欄

熊本地震からの復旧・復興事業による元金償還が本格的に開始しており、前年度比較では、公債費が196百万円の増となった。また、歳入では、標準税収入額が195百万円、普通交付税62百万円増、また、臨時財政対策債発行可能額437百万円の減となり、実質公債費比率は昨年より0.6ポイント上昇し、9.4%となった。復興計画に基づく計画期間(平成28~令和7)に復旧・復興事業を着実に推進するため今後、指標は増加傾向となるが、事業の選択と集中を図り、財源にも留意しつつ交付税措置の有利な地方債を活用する等、財政健全化へ努めていく。

将来負担比率の分析欄

令和4年度も前年度に引き続き災害復旧・復興事業の財源に充てる起債発行により起債残高が増加(2,904百万円増)したため、将来負担比率が32.3%となった。また、県道4車線化事業や木山復興土地区画整理事業に関連し、公営企業(上下水道)の事業費が膨らんでいるものの、繰入見込額は10百万円の減となった。復旧事業から復興事業へと復興の局面が移行しており、今後は、交付税措置が有利な起債を活用していくことや公営企業会計への操出金を精査し、後年度への負担を軽減するよう努める。(令和4に基準財政需要額算入見込額を再計算)

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2022年度)

人件費の分析欄

災害対応等による任期付職員の減員及び会計年度任用職員の昇給及び期末手当増額により人件費が前年同比(22.3%)となった。引き続き災害関連の職員については事業の完了にあわせ削減していく方針。また、人件費を抑制していくため、公立保育所5施設・幼稚園2施設の今後のあり方について検討を進めており、令和6年度から公立幼稚園1園を閉園することとなった。公立保育所についても引き続き検討を行い、人件費抑制に努めていく。

物件費の分析欄

令和4年度の物件費へ充当した経常一般財源は前年に比べ26百万の減(会計年度任用職員の社会保険料が共済組合加入(人件費))となり、前年比0.3ポイント減となった。毎年作成する予算編成方針において、物件費の一律シーリングを実施するなど、物件費の抑制に取り組んでいるものの、物価高騰による影響で効果が出るには至っていない。今後とも業務効率化に向け、更なる検討を進めていく。

扶助費の分析欄

令和4年度は教育扶助費の減により13百万円の減額となり、前年比0.1ポイント低下した。子ども医療費助成事業を高校生まで拡大、また障がい者・児童福祉関係扶助費については、今後の増加が予想されるため、今後数年は増加傾向となる見込みであるが、事業の峻別により財政運営への影響を極力抑制していく。

その他の分析欄

令和4年度は国保会計への繰出金37百万の減、後期高齢者医療会計への操出金41百万の増により前年比0.4ポイント増加した。特別会計(国保、後期高齢、介護保険)への操出しについては、操出基準に基づく額を原則とし、各会計の健全な運営を図る。

補助費等の分析欄

令和4年度は地方バス運行費補助金及び環境衛生施設組合負担金の減により87百万円の減額となり、前年比1.0ポイント低下した。今後、町の単独費補助については補助金交付基準を見直す等、事業効果の検証や整理合理化に努める。

公債費の分析欄

熊本地震の災害復旧事業に係る元利償還が本格化していることから公債費が対前年比195百万円の増額となり、類似団体を前年比9.6ポイント上回る状況となっている。今後も施設復旧事業や復興事業等により公債費は増加傾向が続くが、起債にあたっては、交付税措置率が有利な地方債を優先する等、計画的な公債費管理に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外では補助費等が類似団体より1.5ポイント上回っているがその他の区分では平均以上となっている。今後、町の単独費補助については一定のルールを検討し、事業効果の検証や整理合理化に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

令和4年度の住民一人当たりのコスト(目的別)において、災害復旧事業費が類似団体内で最大、全国・県平均を突出して上回っている。これは、平成28年熊本地震による災害復旧事業費(新庁舎建設等)によるものである。また、財源として借り入れた町債の償還が令和2年度より本格化しており、令和元年度まで類似団体平均、全国・県平均を下回っていた公債費の住民一人当たりのコストが大きく上昇している。今後も複合施設の造成・施設整備も控えており、公債費償還に交付税措置がある場合でも将来の財政運営に支障を来さないよう事業の峻別に努める。また土木費も類似団体内で1位となっており、復興事業として県道熊本高森線整備事業(県事業)、木山復興土地区画整理事業(県事業)、都市計画街路事業、都市防災総合推進事業、小規模住宅地区改良事業、都市再生計画整備事業を継続実施しているためである。事業完了までは高止まりすることが予想される。民生費についても、類似団体平均を上回っており、平成28年熊本地震に関連する被災者への生活再建事業、応急仮設住宅運営業務及び同住宅用地の農地復旧事業の実施によるものであり、今後仮設住宅の提供終了等により減少が予想される。衛生費については、新型コロナウイルス感染症防止対策事業及び環境衛生組合負担金の減により低下したものである。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

令和4年度の住民一人当たりのコスト(目的別)において、災害復旧事業費が類似団体内で最大、全国・県平均を突出して上回っている。これは、平成28年熊本地震による災害復旧事業費(新庁舎建設等)によるものである。また、普通建設事業費も高止まりしており、これは、震災からの復興事業として災害に強い町づくりを目指していることによる街路事業等によるものや震災により生じた国指定文化財布田川断層帯の保存・活用整備事業によるものである。財源として借り入れた町債の償還が令和2年度より本格化しており、令和元年度まで類似団体平均、全国・県平均を下回っていた公債費の住民一人当たりのコストが大きく上昇している。今後も複合施設の造成・施設整備も控えており、公債費償還に交付税措置がある場合でも将来の財政運営に支障を来さないよう事業の峻別に努める。人件費・物件費、維持補修費等については平成28年熊本地震からの復旧・復興事業の事業完了に合わせ整理・合理化を図っていく。その他の操出金(国保、介護保険、後期高齢者医療)についても基準内繰出しに努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2022年度)

分析欄

財政調整基金残高は令和4年度末で約1,121百万円。平常時の予算規模(10,000百万円)の1割程度で適正規模と考えている。中期的な財政見通しでは今後も地方債償還が増加することが予想され令和6年度以降、財源不足による基金取崩しが必要になると思われる。令和4年度は歳入増が歳出増を上回ったため実質収支が2,284百万円となり実質単年度収支は1,352百万円となった。復旧・復興事業の完了までは税収等一般財源が増加しても公債費等一般財源充当経費の増加が上回り実質単年度収支はマイナス傾向となる見込みである。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2022年度)

分析欄

一般会計及び特別会計(国民健康保険特別会計除く)において黒字となっている。一般会計等では、歳入総額24,415百万円,歳出総額21,906百万円から形式収支2,509百万円、翌年度に繰越すべき財源235百万円であるため実質収支2,284百万円となり標準財政規模比25.61%となった。国民健康保険特別会計の標準財政規模比が-3.67%となっているのは、歳入:県支出金(普通調整交付金)の減及び歳出:諸支出金(療養給付費県交付金返還金)の増により実質収支が減ったためである。今後も事務事業の見直しや未収金対策、使用料・手数料改定等の対策を図り、健全な財政運営を目指すとともに、平成28年熊本地震からの復旧・復興事業を着実に進めるための財源確保に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2022年度)

分析欄

元利償還金・・・熊本地震に係る起債償還が本格化し、災害復旧事業債(補助・単独)及び公共事業等債の増により195百万円の増となった。公営企業債の元利償還金に対する繰入金・・・水道事業会計、下水道事業会計の2会計に対するものであり、39百万円増加した。算入公債費等・・・災害復旧事業債、臨時財政対策債、道路等整備事業債、学校建設事業債及び下水道建設事業債等の基準財政需要額への算入額であり、30百万円減小した。実質公債費比率は単年度で3.9ポイント増となり、3か年平均では昨年度比0.6ポイント増となっている。今後も複合施設再建等、継続中の復興事業が続き、震災後に借り入れた地方債の償還が本格化していくため、単年度比率が増加すると見込まれ、3か年平均も増加していくと見込まれる。

将来負担比率(分子)の構造(2022年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高・・・平成28年熊本地震の影響により災害対策債や災害復旧事業債等により前年度より2,904百万円残高が増加している。公営企業債等繰入見込額・・・公営企業会計の起債残高に対する繰入見込額で、水道事業546百万円、下水道事業5,773百万円となっている。組合等負担見込額・・・上益城広域連合による一般廃棄物処理施設整備事業分38百万円、益城、嘉島、西原環境衛生施設組合17百万円。将来負担比率の分子・・・充当可能財源等を控除後、464百万円減少した。(R4に基準財政需要額算入見込額再算定を実施)平成28年熊本地震からの復旧・復興事業財源とする地方債の発行により残高が大きく増加することが予想されるが、交付税措置が有利な地方債活用に努め、比率の急激な上昇を抑えていく。

基金残高に係る経年分析(2022年度)

基金全体

(増減理由)財政調整基金に0.6百万円を積み立てた。減災基金に公営住宅家賃低廉化補助金等272百万円を積立てた。公共施設整備基金に1百万円を積立てた。公共下水道建設基金に条例規定分10百万円を積立てた。「平成28年熊本地震復興基金」135百万円を被災者支援のため繰入れた。森林環境譲与税基金を8百万円繰入れた。地域福祉基金に1.5百万円を積立てた。基金残高合計が104百万円増加した。(今後の方針)平成28年熊本地震からの復旧・復興事業の推進に伴い、国の補助や補正予算等の支援、県の支援、地方債の借入やそれに伴う交付税措置等で賄いきれない費用負担を基金繰入による対応で予定している。令和元年度に完成した災害公営住宅にかかる家賃低廉化補助金については、交付年度の災害公営住宅整備事業債の償還財源・維持補修費等に充当してもなお剰余が生じる際は、同事業債の償還財源として減債基金へ積立てる。

財政調整基金

増減理由)利子分0.6百万円を積立てた。(今後の方針)平成28年熊本地震からの復旧・復興事業の実施に伴い、国の補助や補正予算等の支援、県の支援、地方債の借入やそれに伴う交付税措置等で賄いきれない費用負担を基金繰入による対応で予定している。令和5年9月作成の本町中期財政見通しでは、R10年度には財政調整用基金が枯渇寸前の状況となることが予想されている。不測の事態に対応できるよう財政調整用3基金(財政調整、減債、公共施設整備)については、標準財政規模の50%(約4,500百万円)を目途に積立を行う。

減債基金

(増減理由)公営住宅家賃低廉化補助金等の事業費充当後剰余分等272百万円を積立てた。国のグリーンニューディール基金を活用し、公費解体の地方負担分として交付され、町では減災基金として積立てし、起債償還財源として、本年度は37百万円繰入れた。(今後の方針)令和元年度に完成した災害公営住宅にかかる家賃低廉化補助金については、交付年度の災害公営住宅整備事業債の償還財源・維持補修費等に充当してもなお剰余が生じる際は、同事業債の償還財源として減債基金に積み立てる。

その他特定目的基金

((基金の使途)地域福祉基金:障がい者、高齢者の地域保健福祉の増進にかかる事業の財源とするため。公共施設整備基金:公共施設整備の財源不足に対応するため。公共下水道建設基金:公共下水道施設整備の財源不足に対応するため。公園整備基金:公園整備の財源不足に対応するため。平成28年熊本地震復興基金:市町村創意工夫事業(被災者・被災地の支援)の財源とするため。(増減理由)地域福祉振興基金:増減無し公共施設整備基金:条例分1百万円を積立てた。公共下水道建設基金:条例規定分及び利子分の積立てにより10百万円を積立てた。公園整備基金:増減無し平成28年熊本地震復興基金:135百万円を被災者・被災地支援のため繰入れた。(今後の方針)基金設置の目的に沿い、平成28年熊本地震災害からの復旧・復興事業への繰入を行う。中期的な財政運営の見通しを立てつつ、事務事業の見直しや効率的な予算執行などの収支改善に取り組むことにより、今後の復旧・復興事業の進捗によって新たな課題が生じる可能性もあるため、適切に基金を活用していく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2022年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

平成28年度から平成30年度までは類似団体とほぼ変わらなかったが、令和元年度末に総合体育館や災害公営住宅が完成、令和2年度末に益城中学校が完成、令和5年度には役場新庁舎も完成したため全体として率が低下している状況。令和6年度には複合施設等も完成予定であるため一時的に率が低下すると考えられるが、長期的には率が上昇すると考えられる。

債務償還比率の分析欄

熊本地震からの復旧・復興事業の財源として借り入れた地方債残高が大幅に増加したため、財務償還比率が類似団体・県平均を上回っている。令和6年度から令和8年度が地方債残高がピークになると見込まれているため、同比率の上昇も見込まれる。今後は、中長期財政見通しを踏まえ、計画的な財政運営を行うとともに事務事業の更なる見直しに努めていく。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

熊本地震による復旧・復興事業の財源として借り入れる地方債残高が令和6年度~令和8年度にピークとなることが見込まれるため、地方債借入抑制や公営企業への繰出しを極力基準内に抑えることにより、将来負担額の増加率を鈍化させる。有形固定資産減価償却率は、熊本地震で被害を受けた建物の除却・更新が進んだことにより類似団体と比べ19.3ポイント低い数値となっている。公共施設等総合管理計画に基づき今後、計画的な維持管理を行っていく。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率は、平成27年度まで類似団体を下回っていたが、熊本地震による災害復旧事業や復興事業の財源として借り入れた地方債の元利償還金が増加したため、今後数年は上昇するものと思われる。また、元金償還が開始する令和2年度から公債費が急激に増え、令和7年度以降、高い水準で推移することが見込まれている。このため、事業の峻別・財源の確保に努め、補助・交付税措置を有効に活用し、町負担を少なくしていく。

施設類型別ストック情報分析表①(2022年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

道路の一人当たり延長は、令和2年度より町道、農道及び林道の再算定を実施したため現状に合わせ大幅に増加した。また、復興事業である都市計画道路整備が進むことで更に増加が見込まれる。橋りょう・トンネルの有形固定資産減価償却率は、熊本地震からの復旧工事が進み大幅に低下した。今後は維持管理計画に沿った長寿命化対策を行い、更新費用の低減が必要となる。公営住宅は、令和元年度末までに災害公営住宅671戸の整備が完了したため、有形固定資産減価償却率が大幅に低下したが、既存の公営住宅によっては築40年を超えるような公営住宅があるため、入居の状況によっては、施設の統廃合の検討も必要であると考えられる。幼稚園・保育所の有形固定資産減価償却率は類似団体と大差はないが、益城第二幼稚園が令和5年度末をもって益城幼稚園に統合され、第4保育所は令和7年度より公私連携型に移行することから、一人当たり面積の減少が見込まれる。中学校校舎の災害復旧工事は令和2年度末までに完了しており、学校施設の有形固定資産減価償却率が大幅に低下したが、施設の長寿命化計画を踏まえ、既存の学校施設を適切に管理していく必要がある。

施設類型別ストック情報分析表②(2022年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

町民体育館は熊本地震により解体され、総合体育館の再建が完了したため、有形固定資産減価償却が大幅に低下している。今後は維持管理計画に沿った長寿命化対策を行い、更新費用の低減が必要となる。福祉施設は町民憩の家のみであるが、この施設は築30年を超えており、検討委員会の答申を踏まえ、施設のありかた検討を進める。益城町文化会館は熊本地震に伴う災害復旧のため、様々な改修を行っているため、改修完了後の適切な維持管理により施設の長寿命化を行っていく必要がある。役場庁舎は熊本地震の復旧工事が終わり、令和5年末に再建したため、有形固定資産減価償却率が0で計上されている。

財務書類に関する情報①(2022年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

・一般会計等においては、資産総額が前年度から4,852百万円の増加(+6.4%)となった。金額の変動が大きいものは建物(前年度比5,012百万円の増加)であり、益城町役場の庁舎新築のためである。資産総額の内、有形固定資産の割合が86.1%となっている。また、負債総額が前年度から2,791百万円の増加(+6.1%)となった。特に新庁舎建設に係る地方債発行により固定負債(前年度比2,801百万円の増加)の変動が大きく、負債総額の影響に寄与している。・特別会計を加えた全体では、資産総額は前年度から5,403百万円増加(+5.0%)し、負債総額は前年度から4,073百万円増加(+5.7%)した。資産総額は水道事業会計と下水道事業会計のインフラ資産を計上していることなどにより、一般会計等より32,395百万円多くなり、負債総額も26,477百万円多くなっている。・一部事務組合等を加えた連結では、資産総額は前年度末から5,404百万円増加(+4.9%)し、負債総額は前年度末から4,090百万円増加(+5.6%)した。資産総額は一般会計等に比べて35,612百万円多くなり、負債総額も一部事務組合での地方債が要因となり、28,578百万円多くなっている。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は15,652百万円となり、前年度比1,276百万円の減少(△7.5%)となった。その内、移転費用としての補助金等の費用は3,369百万円(全体の21.5%)となっており、前年度と比べて1,154百万円減少(△25.5%)した。子育て世帯臨時特別給付金のようなコロナ禍における臨時的な補助金が落ち着いたため補助金が減少したと考えられる。また、社会保障給付の費用は1,809百万円(全体の11.6%)となっており、前年度と比べて54百万円増加(3.1%)しており、高齢化が影響している。今後もしばらくは増加傾向にあるため、純行政コストに占める割合が非常に大きくなっている。全体では、一般会計等に比べ、特別会計に係る使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が918百万円多くなっている一方、負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が5,610百万円多くなり、純行政コストは7,427百万円多くなっている。連結では、一般会計等に比べて、連結対象一部事務組合等の事業を計上しているため、経常収益が1,059百万円多くなり、移転費用が9,683百万円多くなっている。また経常費用が12,959百万円多くなり、純行政コストは11,946百万円多くなっている。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、財源17,021百万円が純行政コスト14,668百万円を上回ったことから、本年度差額は2,353百万円(前年度比391百万円増加)となり、純資産残高は2,062百万円の増加となった。補助金等の減少や災害復旧費の減少により純行政コストが減少したことで、財源で賄う事が出来たことが要因としてあげられる。全体では、国民健康保険事業会計、介護保険特別事業会計等の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が2,331百万円多くなっており、本年度差額は1,124百万円となり、純資産残高は1,330百万円の増加となった。連結では、一部事務組合等の歳入が按分の上含まれることから、一般会計等と比べて財源が10,697百万円多くなっており、本年度差額は1,104百万円となり、純資産残高は1,314百万円の増加となった。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は2,984百万円であり、投資活動収支については固定資産の整備や基金の積立等を行ったことから△4,594百万円となった。財務活動収支については、地方債の発行収入が償還額を上回ったことから2,918百万円となっており、本年度資金残高は前年度から1,309百万円増加し2,519百万円となった。全体では、業務活動収支は一般会計等より199百万円少ない2,785百万円となっている。投資活動収支では、主に水道事業会計における公共施設等整備を実施したため、△5,734百万円となっている。財務活動収支は、地方債の発行収入が償還額を上回ったことから3,344百万円となり、本年度末資金残高は前年度から395百万円増加し、4,820百万円となった。連結では、一部事務組合等収入の一部が業務収入に含まれる一方、人件費や物件費等も按分の上、含まれることから、業務活動収支は一般会計より207百万円少ない2,777百万円となっている。投資活動収支では△5,730百万円となっている。財務活動収支は、地方債の発行収入が償還額を上回ったことから3,345百万円となっている。本年度末資金残高は前年度から398百万円増加し、5,207百万円となった。

財務書類に関する情報②(2022年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は、類似団体平均よりも低く、純行政コストが税収等の財源を下回ったことから純資産が少し増加し、前年度から0.3ポイント増加している。また、有形固定資産などの社会資本形成に対する将来世代の負担をあらわす将来世代負担比率においては令和3年度から令和4年度にかけて1.5%増加した。類似団体平均値は平成29年度から大幅に上回り増加傾向にあるが熊本地震による災害復旧が原因である。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは類似団体平均を上回っているが、昨年からは5.2%減少している。今後は、新庁舎建設や昨年度整備した、まちづくりセンター等の大規模資産の減価償却費も発生してくるため、住民一人当たりの行政コストは増加する見込みがある、より効率的な行政サービスの提供に努めていく。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は類似団体平均を大きく上回っている。前年度から7.3万円増加している。要因としては新庁舎建設事業債による地方債残高の増加が要因である。また、基礎的財政収支は熊本地震による災害復旧等による支出の増加や資産整備により平成29年度から赤字が続いている。令和3年度においては災害復旧費の減少により赤字幅が大幅に減少しているが、今年度は、801百万円増加した。来年度以降も計画的な起債及び償還によって、地方債残高の圧縮に努める。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は類似団体よりも高くなっている。令和3年度の大幅な増加は、退職手当引当金の負担減少額が経常収益に含まれていることが要因としてあげられる。経常費用も経常収益もともに減少しており、新しく整備されたまちづくりセンター等の大規模資産なども増えているため、活用に向けて各施設の適切な使用料算定のために施設毎のセグメント分析を行い、受益者負担割合の算出を行う必要がある。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,