簡易水道事業
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農業集落排水
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安芸太田病院
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財政力指数の分析欄人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(令和2年度末51.46%)に加え、町内に中心となる産業がないこと等により、財政基盤が弱く、類似団体内平均値をかなり下回っている。安芸太田町中期財政運営方針(令和3年度~令和7年度)及び安芸太田町定員管理計画(令和3年度~令和7年度)の推進による行政の効率化と長期総合計画に掲げた本町のめざす姿の実現に向け、活力あるまちづくりの展開を両立しつつ、財政の健全化を図る。 | 経常収支比率の分析欄本町は地方税等の自主財源に乏しく、更に少子高齢化、過疎化の著しい進行の影響もあり、自主財源は昨年から大幅に減少しているものの、令和2年度の比率は9.9ポイント縮減し93.5%で、2年続けて100%を超える水準から大幅な改善となっている。各種行政改革の取組みでは、人員削減等での人件費抑制や事務改善により事務費の縮減を行っているが、高齢化の進展等による社会保障関係費の増加や公債費の高止まり、さらには新型コロナの影響による税収減等が見込まれ、依然として財源的余裕や財政構造の弾力性が希薄な財政運営が予測される。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体平均を上回っているのは、主に人口減が要因となっている。今後も、公共施設の適正配置や安芸太田町中期財政運営方針及び安芸太田町定員管理計画の着実な推進により事業費等の更なる選択と集中を図る取組みや人件費等の経常的経費抑制を進め、コストの低減を図る。 | ラスパイレス指数の分析欄平成23年度から平成27年度まで実施の第2次安芸太田町定員適正化計画により、類似団体内平均値水準に近づく状況となり、その後は平均を上回る状態であったが、令和2年度は前年度に比べ1ポイント下がり平均値より0.8ポイント高くなっている。安芸太田町定員管理計画の着実に推進するとともに、引き続き縮減に努める。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄本町は面積が広く集落が広域に散在しているという地理的な条件、過疎高齢化、及び町村合併等の理由から元々職員数が多いが、安芸太田町定員管理計画に基づき、職員の年齢構成、人件費、さらには町の政策、行政課題等を総合的に考慮し、適正な定員管理に取り組む中で適正配置を行い縮減に努める。 | 実質公債費比率の分析欄平成18年度からの第1次安芸太田町行財政改革大綱に伴う起債抑制策により一時は改善傾向にあったが、近年の学校統廃合などの大規模事業に伴う起債償還の開始もあいまって0.2ポイント改善しているものの12.4%と高止まりしており、依然として類似団体内平均値を上回っている状態である。中期財政運営方針に基づき、投資的経費の抑制などに取り組み、引き続き水準を抑える. | 将来負担比率の分析欄類似団体内平均値よりは33.2ポイント高いが、昨年度より大幅に改善している。しかし近年の大型公共事業に伴う大規模な起債償還に対応する公債費の増加等や、今後の起債借入によっては将来負担比率は悪化することが予測される。中期財政運営方針を基に、計画的な起債借入と、償還額に見合った施策展開をしていく必要がある。 |
人件費の分析欄令和2年度は、令和3年度からの大幅な機構改革への移行を整理するなど、職員数の抑制等もあり前年度より2.1ポイント減少し、類似団体内平均値では2ポイント下回った。第4計画となる定員管理計画に基づき、職員の適正配置を進めながら、人件費の削減に努める。 | 物件費の分析欄令和2年度は物件費に充当した一般財源は前年度から減少し、対前年度から3.9ポイント減少しているが、類似団体内平均値では3.2ポイント上回っている。人口当たりの公共施設が過多であるという問題があるため、安芸太田町公共施設等総合管理計画に基づき、施設の解体や有効活用等の適正配置を進めていく。 | 扶助費の分析欄類似団体内平均値を3.5ポイント下回り、類似団体内でも最小値となっている。人口減少もあり対象者数の増加傾向はないものの、費用面では横ばいの状況である。引き続き各種手当等の資格審査の適正な運用に努める。 | その他の分析欄その他については、類似団体内平均値より3.6ポイント上回っており、前年度比においても3.6ポイント上回っている。各特別会計への繰出金が大きな要因となっているが、引き続き各事業の経費節減を行う中で普通会計の負担を減らしていくよう努める。 | 補助費等の分析欄補助費等については、類似団体内平均値を2ポイント上回っており、対前年度では、1.1ポイント上昇している。補助費等その他に係る経費が多額となっているのは、後期高齢者医療費等の社会保障関係経費が主な要因となっており、介護予防の推進等により経費の節減に努めていく。 | 公債費の分析欄前年度より1.5ポイント減少している。近年大型の整備事業が集中し、今後順次償還が始まるため,公債費は高止まりすることが予測されるが、中期財政運営方針に基づき、計画的な起債借入と、償還額に見合った施策展開をし、地方債の新規発行を伴う各種事業を抑制する。 | 公債費以外の分析欄公債費以外の経費については、類似団体内平均値より3.9ポイント上回っており、対前年度は8.4ポイント減少した。引き続き選択と集中による事業コスト縮減化等に努める。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄総務費は、本庁舎耐震改修工事や統廃合により廃校となった旧校舎の解体等により増となった。民生費は、介護保険事業特別会計繰出金等により増となった。衛生費は、病院事業会計への補助金等の減額により減となった。土木費は、除雪対応に係る費用等により増となった。消防費は、防災行政無線デジタル化更新事業等により増となった。公債費は、近年大型の整備事業が集中し、今後順次償還が始まるため、公債費は高止まりすることにより増となった。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄人件費は引き続き類似団体中最高となっており、高止まりの傾向にある。主に人口減が要因だが会計年度任用職員制度導入等の影響により人件費が増加した。維持補修費は道路の維持補修や橋梁点検に掛かる経費が多くを占めている。人口当たりの公共施設が過多であるという問題があるため、安芸太田町公共施設等総合管理計画を見直す中で、施設の解体等適正配置を進め、維持補修費が過大となることを防ぐ必要がある。補助費等は、病院事業会計補助金や広島市への消防事務の負担金が多額となっている。病院事業については公立病院改革プランに基づく地域の医療機能のあり方や規模の見直しを検討し公営企業として自立・持続可能な経営基盤強化に努める。普通建設事業は令和元年度からの本庁舎耐震改修工事や筒賀保育所改修工事等により増額となった。またアナログ防災行政無線のデジタル化事業も実施した。基本として新規整備は真に必要な事業のみ実施する方針である。一方で施設の老朽化が進んでおり、更新整備は増加する見通しである。公債費は、近年の大型事業の償還が始まり、今後数年は高止まりの状態であるため、起債対象事業費は、真に必要な事業規模など十分に精査の上、事業を行い起債の新規発行額の抑制に努める。繰出金は、簡易水道事業や下水道事業において起債償還金減額などに伴う繰出金の減等により、昨年度より住民一人当たりのコストも減となった。 |
基金全体(増減理由)・一般会計において、ここ数年、財政調整基金の繰入によって黒字を保ってきたが、令和2年度は普通交付税の錯誤措置、さらには事業コスト縮減化の進展等により、2年ぶりに財政調整基金の補填を伴わない決算収支となったこともあり233,412千円の増、減債基金が136千円の増となった。・特定目的基金が2,925千円減少し基金残高合計では230,623千円増加し4,291,918千円となった。(今後の方針)・財政調整基金、特定目的基金ともに減少傾向にあるが、中期財政運営方針の目標に掲げているとおり財政調整基金については災害への備え等考え経常的経費等の削減により、10億円以上は維持していく。 | 財政調整基金(増減理由)・前年度繰越金の整理等に伴い230,745千円、過年度補助金分771千円、利子1,895千円を積立。取崩しは0円であった。(今後の方針)・財政調整基金の残高は、標準財政規模の20%だと約9億円となる。中期財政運営方針に基づき災害への備え等考え、10億円以上を維持していくこととする。 | 減債基金((増減理由)・令和2年度は利子の積み立てのみで136千円の増となった。(今後の方針)・財政調整基金とセットで考えているが、地方債の償還計画を踏まえ、利率の高い起債の繰り上げ償還のため取崩しを検討していく。 | その他特定目的基金(基金の使途)・まちづくり基金:まちづくり推進のための事業・地域振興基金:旧可部線の沿線地域振興のための事業・ふるさと未来・夢基金:心のふるさとを応援する寄附者の思いを具体化する事業、子どもたちが未来に夢と希望を持つことができる教育・子育てのための事業、本町唯一の高等学校である県立加計高等学校の未来創造のための事業、感動を共有できる観光振興事業など、心が繋がる交流人口や地域を共に支える定住人口の増加を目的とした事業・過疎地域持続的発展事業基金:地域医療の確保、住民の日常的な移動のための交通手段の確保、集落の維持及び活性化その他の住民が将来にわたり安全に安心して暮らすことができる地域社会の実現を図るための事業・森林環境譲与税基金:森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律に基づき森林の整備等のための事業(増減理由)・まちづくり基金:乳幼児医療費給付事業に5,906千円、教育系ネッワークシステム事業へ1,234千円、経済対策事業へ4,425千円、地域振興交付金事業へ14,462千円、をそれぞれ充当した一方で、利子等を660千円積立てた。・地域振興基金:旧JR可部線の法面や橋梁等の維持管理の財源として6,168千円をそれぞれ充当した一方で、利子等を2,776千円積立てた。・ふるさと未来・夢基金:子育て支援に25,000千円、教育振興に5,700千円、観光振興に4,586千円、伝統・文化に4,079千円、農林水産業に358千円、ふるさと納税事業経費の財源として43,236千円をそれぞれ充当した一方で、ふるさと納税等を100,114千円積立てた。・過疎地域持続的発展事業基金:産業の振興に6,219千円、生活環境の整備に14,977千円、医療の確保に2,022千円、教育の振興に2,527千円、集落の整備の財源として7,405千円をそれぞれ充当した一方で、過疎地域対策事業債等を20,555千円積立てた。・森林環境譲与税基金:森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律による森林整備等への次年度以降の事業の財源として15,721千円を積立てた。(今後の方針)・財政調整基金は減少する見込みであるが、今後は目的基金を有効に活用した事業展開になるため緩やかに減少していく見込みである。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄類似団体平均と比べ1.3ポイント高くなっているが、ほぼ同水準である。対前年度では1.4ポイント増加しており、要因としてはこれまでに取得した資産から生じる減価償却費の増加が影響しており、町が保有する有形固定資産の老朽化が更に進んでいることを表している。当町では、平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画において、公共施設等の延べ床面積を30%以上削減するという目標を掲げており、老朽化した施設の集約化・複合化や必要な施設においては優先順位をつけ資産の更新及び除却を進めていくことが継続的な課題となっている。 | 債務償還比率の分析欄類似団体平均よりも133.9ポイント高くなっており、債務償還能力が低いことを表している。これは、近年の大型事業の起債償還開始に伴うものであり、今後数年間、高い水準で推移ししていく見込みである。一方で、計画的な起債償還や基金の残高の増加等も相まり、対前年度比302.8ポイント改善している。引き続き、地方債残高の抑制が課題となっているため、起債の償還が一段落するまで大型事業投資を抑制する等、財政リスクの回避に努める。 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析計画的な起債償還や基金の残高の増加等も相まり、将来負担比率は対前年度で25.8ポイントと大幅な減小をしているが、依然として類似団体平均よりも33.2ポイント高い水準となっている。一方で、有形固定資産減価償却率は対前年度では1.4ポイント増加しているが類似団体平均とは、ほぼ平均的な水準である。今後、少子高齢化と人口減少や資産老朽化という課題を総合的にとらえ、、公共施設等総合管理計画に基づき建物資産の総量を将来の人口・財政力に見合った量へと適正化し、将来世代への負担の先送りが過度にならないように取り組んでいく。 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析将来負担比率は計画的な起債償還や基金の残高の増加等も相まり、徐々に改善しているが、実質公債費比率は近年の大型事業の起債償還開始により対前年度より0.2ポイント減少しているが、高い水準で推移しており、今後数年間は右肩上がりの見込みであり、依然として類似団体平均と比較してしても高い指数になっている。近年の学校統廃合や高速ブロードバンド整備などの大型公共事業に伴う大規模な起債償還に対応する公債費の増加を受けて、今後も令和6年をピークに実質公債費比率は悪化することが予測されるが、真に必要な事業には投資し、既存事業のスクラップによる事業費の捻出等に併せ、計画的な起債借入と、償還額に見合った施策展開をしていく必要がある。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、公営住宅、公民館であり、特に低くなっている施設は、統廃合等も含め老朽化した施設を新築・改築した学校施設である。一人当たり延長・面積は公営住宅、公民館以外の類型で類似団体平均を上回っており、人口減少・少子高齢化の影響が大きい。保育所施設については、老朽化の激しい保育所の改修・整備に着手を行った。橋りょうについては「長寿命化・修繕計画」沿り、財政的な平準化を図りながら計画的に取り組んでいる。学校施設については「安芸太田町学校適正配置基本方針」により学校統合を行った旧学校施設について利活用や2つの小中学校旧校舎の除却などの取組みを行った。公営住宅については老朽化の著しい建物については入居者が退去次第、順次解体除去を行っている。「公営住宅等長寿命化計画」を基本に施設の定期的な点検及び計画的な修繕を行い長寿命化を図る。 |
図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、体育館・プール、消防施設、庁舎で、低くなっている施設は、一般廃棄物処理施設、福祉施設、市民会館である。一人当たり面積等は、体育館・プール、福祉施設、市民会館及び庁舎の類型で類似団体平均を上回り、消防施設は、平均を下回っているが、これらは急速な人口減少が影響している状況となっている。体育館・プールについては町民プールの統廃合に取り組んでいるなか、老朽化が顕著であり、長寿命化が必要なプール施設については大規な改修を行うなど老朽化対策定にも取り組んでいる。本庁舎については耐震改修等を令和元年度から令和2年度の2か年で実施し、当面、現庁舎の長寿命化及び防災機能の強化を図った。あわせて支所については機能の在り方を検討していく。 |
資産合計負債合計 |
1.資産・負債の状況(資産の状況)一般会計等においては、類似団体平均値と比べて、住民一人当たり資産額が+533.2万円となった。・一人当たりの資産が多いということはそれだけ住民の福祉の増進やインフラサービスに寄与していることになるが、その分資産に対する維持補修費などのコストが発生することにもなる。中山間地域では都心部に比べると人口密度が低いため、住民一人あたり資産額は多くなる傾向にあるが、今後更なる少子高齢化・人口減少が進むことを考えると、資産の適正な配置、管理をする中で見合った資産規模を把握するとともに総量削減を考えていかないといけないといえる。(負債の状況)一般会計等においては、類似団体平均値と比べて、住民一人当たり負債額が+118.6万円となった。・一人当たり負債額は多い状況なので減らしていく努力は必要だが、前述の「住民一人当たり資産額」も多いので、将来世代への負担がかかっていることも考える中で資産・負債をバランスよく減らしていくことが重要だといえる。 |
純経常行政コスト純行政コスト |
2.行政コストの状況一般会計等においては純経常行政コスト(一年間運営する経常的なコスト)が8,616百万円である。また資産除売却損等の臨時損失が165百万円あり、一年間の純粋なコストである純行政コストが8,781百万円となっている。・全体会計においては純経常行政コスト(一年間運営する経常的なコスト)が10,737百万円である。また資産除売却損等の臨時損失が170百万円あり、一年間の純粋なコストである純行政コストが10,907百万円となっている。連結会計においては純経常行政コスト(一年間運営する経常的なコスト)が12,117百万円である。また資産除売却損等の臨時損失が170百万円あり、一年間の純粋なコストである純行政コストが12,287百万円となっている。・行政コストの中には、減価償却費も含まれているため、適正な資産規模の把握による施設等の削減等を考えていかないといけないといえる。 |
本年度差額本年度末純資産残高本年度純資産変動額 |
3.純資産変動の状況・一般会計等においては、税収等の財源(7,460百万円)が純行政コスト(8,781百万円)を下回っており、本年度差額は▲1,321百万円となり、純資産残高は1,405百万円の減少となった。・地方税の徴収業務の強化(5年間で1.3%の向上)等を継続的に行い税収等の増加に努める。・全体会計においては、税収等の財源(9,591百万円)が純行政コスト(10,907百万円)を下回っており、本年度差額は1,316百万円となり、純資産残高は1,399百万円の減少となった。・連結会計においては、税収等の財源(11,018百万円)が純行政コスト(12,287百万円)を下回っており、本年度差額は1,269百万円となり、純資産残高は1,358百万円の減少となった。 |
業務活動収支投資活動収支財務活動収支 |
4.資金収支の状況一般会計等においては、業務活動収支は経常収入と経常支出の差引で826百万円の黒字となり、投資活動収支は公共資産の整備に係る支出等から、その支出に充当した国県補助金収入等を差し引いたもので▲593百万円、この分が公共施設の整備充実に充てられた。また財務活動収支は町債償還による支出と町債発行による収入の差引で▲51百万円となり、令和2年度は借金である町債等の額が減少したことを表している。全体会計においては、業務活動収支1,329百万円となり、投資活動収支が▲722百万円あり、業務活動の黒字分で投資活動の赤字を補填していることが分かる。また財務活動収支は▲297百万円であり、令和2年度は借金である町債等の額が減ったことを表している。連結会計においては、業務活動収支1,365百万円となり、投資活動収支が▲712百万円あり、業務活動の黒字分で投資活動の赤字を補填していることが分かる。また財務活動収支は▲298百万円であり、令和2年度は借金である町債等の額が減ったことを表している。 |
①住民一人当たり資産額(万円)②歳入額対資産比率(年)③有形固定資産減価償却率(%) |
1.資産の状況・一般会計等においては、類似団体平均値と比べて、住民一人当たり資産額が+533.2万円、歳入額対資産比率が+2.29(年)、有形固定資産減価償却率が+0.9%となった。・一人当たりの資産が多いということはそれだけ住民の福祉の増進やインフラサービスが充実していることになるが、その分資産に対する維持補修費などのコストが発生することにもなる。中山間地域では都心部に比べると人口密度が低いため、住民一人あたり資産額は多くなる傾向にあるが、今後更なる少子高齢化・人口減少が進むことを考えると、資産の適正な配置、管理をする中で見合った資産規模を把握するとともに総量削減を考えていかないといけないといえる。 |
④純資産比率(%)⑤将来世代負担比率(%) |
2.資産と負債の比率・一般会計等においては、類似団体平均値と比べて、純資産比率が+3.7%、将来世代負担比率が+1.1%となった。現世代で負担している割合を示す純資産比率が類似団体平均値より高く、過去及び現世代の負担により将来世代が利用可能な資源を蓄積していることがわかる。将来的にも世代間の公平性を維持していくことが重要である。 |
⑥住民一人当たり行政コスト(万円) |
3.行政コストの状況一般会計等においては、類似団体平均値と比べて、住民一人当たり行政コストが+70.7万円となった。・この指標は人口や面積によって適正値が異なると思われるが、類似団体平均値と比べて70.7万円も高いことから、類似団体を参考しながら資産規模や人件費など適正値を推計し更なる行政コストの削減が必要である。 |
⑦住民一人当たり負債額(万円)⑧基礎的財政収支(百万円) |
4.負債の状況一般会計等においては、類似団体平均値と比べて、住民一人当たり負債額が+118.6万円となった。・基礎的財政収支が+526百万円となり昨年度からプラスに転じた。今後においても負債額を減らしていくため、業務支出や投資支出を抑えていくことが必要といえる。 |
⑨受益者負担比率(%) |
5.受益者負担の状況一般会計等においては、類似団体平均値と比べて、受益者負担比率が2.6%となった。・受益者負担の割合が低いことは、一見望ましいことではあるが、その分負債額が増え、将来世代への負担が先送りされては世代間の公平性に問題があるといえる。今後の少子高齢化、人口減少、資産老朽化を踏まえると経常費用の削減はもちろんだが、世代間の公平が保たれる資産更新、受益者負担のあり方の検討が必要がある。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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