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地方財政ダッシュボード

京都府伊根町の財政状況(2013年度)

🏠伊根町

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

平成21年度をピークに年々減少している。人口の減少、全国平均を上回る高齢化率(25年度末43.4%)、基幹産業である第1次産業の低迷、町内に中心となる大型事業所が少ないことにより、構造的にも財政基盤が弱く、類似団体平均を0.05ポイント下回っている。そのため、集中改革プランの基本方針を継承し、財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

平成22年度までは類似団体同様好転していたが徐々に悪化してきている。前年度からも0.9ポイント減となったが、類似団体平均よりも8.1ポイント上回ることとなった。中学校改築事業など普通建設事業が多く、経常収支比率が一時的に改善したものの、起債を多く発行したため、今後、公債費が増えることが危惧される。財政力も0.11と低く、地方交付税に依存した財政運営となることから、交付税の動向にも注意しつつ、更なる歳入確保と事務事業見直し等による歳出削減に努め効率的かつ効果的な行政運営を行う。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

どこの自治体でも基本的な行政事務は同じだが、小さな町ほど人口当たり人件費・物件費が高くなる。民間参入が見込めないため、指定管理者制度が思うように進まない。民間でも実施可能な事務事業については、民間委託し、さらなるコスト削減を図る。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員の時限的な(2年間)給与改定特例法による措置のため、数値が大きく変動していた。この法律がない場合は、平成23は91.9、平成24は91.8となる。現行給料表における昇格の基準が国家公務員と異なることにより、類似団体平均を3.2ポイント下回っている。今後もより一層の給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

どこの自治体でも基本的な行政事務は同じで一定の人数が必要であるため、小さな町ほど人口当たり職員数は高くなる。町の面積が広大で施策の展開に対する職員1人当たりの事業量が多く、類似団体平均を4.23人上回っている。今後は職員の年齢構成にも留意しつつ、より適切な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

起債発行の抑制により公債費が減少した。新規起債の発行にあたっては、当年度元金償還額を発行額が上回らないことを基準とし、歳出総額に占める公債費負担の長期的な動向に配慮しながら、公債費の総額抑制に努める。また、公営企業会計に対する繰出金については、公営企業の独立採算を考慮の上、繰出基準に基づく繰出しを基本として行う。しかしながら、平成25年度以降中学校改築事業など普通建設事業が多く、起債も多く発行したことから元金償還が始まると公債費が増加することとなる。

将来負担比率の分析欄

平成19年度から指標を取り始め、数値も減少し表れなくなった。地方債の現在高、公営企業債を削減し、基準財政需要額算入見込額を適正に見込んだことにより、良好な財政運営が図られる数値を得られた。また、充当可能基金を着実に増加させ、地方債の償還に必要な財源を確保できている。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

集中改革プラン(平成17年度~平成21年度)における定員管理では計画以上の削減(7名の職員削減の計画に対し、平成21年度末で10名の削減)の実施と合わせ、各種手当の削減も実施していた。財政状況の好転により各種手当の削減を廃止したことや、京都地方税機構、宮津与謝環境組合を設立し、職員を派遣することとなったことから人件費が増額傾向にある。

物件費の分析欄

委託事業の増減により平均的な数値、類似団体平均とも同程度の数値となった。任意的経費の物件費は経常収支比率を悪化させる要因でもあるので、適正なアウトソーシング、更なる事務事業見直しを図る必要がある。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は類似団体平均と同程度で推移している。高齢化率の増加により、社会福祉費、高齢者福祉費が増加傾向にあるため、他の事業も含め均衡ある実施に努める。

その他の分析欄

近年平均的な数値で推移していたが積立金、繰出金の減により下降となった。積立金は後年度の安定した財政運営に必要不可欠なものであるので、安定した財政運営のためにも更なる事務事業見直しを図る必要がある。

補助費等の分析欄

近年平均的な数値で推移していたが平成24年度以降後期高齢者療養給付費負担金の増により数値が上昇した。、一部事務組合が設立されたこともあるので、動向を注視し更なる事務事業見直しを図る必要がある。

公債費の分析欄

前年度と同じ数値ではあるが類似団体平均を3.5ポイント上回っている。平成25年度以降中学校改築事業など普通建設事業が多く、起債も多く発行したことから元金償還が始まると公債費が増加することとなる。起債の発行は負担を後年度に先送りすることにもなるので、必要な事業、必要な額を精査し、公債費の総額抑制に努める。

公債費以外の分析欄

近年数値が上昇傾向にあり、類似団体平均と比べても4.6ポイント高い結果となった。自主財源比率の低い本町にとって経常経費の上昇は、財政状況の硬直化でもあるので更なる事務事業見直しを図る必要がある。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

近年、普通交付税、特別交付税が当初予算額よりも多く交付されたことや、地域活性化交付金の交付があったことから、後年度に備え財政調整基金に積立てることができていた。しかし、平成24年度以降大型の普通建設事業があり、財政調整基金を取崩したため実質単年度収支が負の数値となったり、財政調整基金への積立てができなくなってきた。実質収支額の標準財政規模費はほぼ横ばいでの推移。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

各会計とも健全性が保たれた財政運営である。特に、介護サービス事業勘定、訪問看護事業特別会計は一般会計からの繰入れを受けることなく独立採算が保たれている。国民健康保険特別会計は被保険者数が少なく、高度医療が必要な患者により給付費も変動することから決算収支が変動する。また、次年度精算する事業もあり決算収支が変動する。介護保険事業勘定は3年毎の事業計画に基づいた運営となるので、期間内で一定の範囲で数値が変動する。後期高齢者医療特別会計も広域で行う事務であり、ほぼ一定の比率で推移。下水道事業、簡易水道、その他については、一般会計から赤字補てんを受けているので、ほぼ一定の比率で推移。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

起債発行の抑制により元利償還金、算入公債費等も減少傾向にある。新規起債の発行にあたっては、当年度元金償還額を発行額が上回らないことを基準とし、歳出総額に占める公債費負担の長期的な動向に配慮しながら、公債費の総額抑制に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

起債発行額を抑制したことにより地方債現在高を減少させることができた。充当可能基金を増やしたことにより、近年、負の数値となり指標として表れなくなった。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,