愛知県碧南市:碧南市民病院の経営状況(2022年度)
愛知県碧南市が所管する病院事業「碧南市民病院」について、2022年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2022年度)
地域において担っている役割
当院は基本理念である「温かな心のこもった医療の提供」に努め、西三河南部西医療圏に属する中核病院として、地域における二次救急医療機関の役割を担っている。長引くコロナ禍の中、ウィズコロナ、アフターコロナを意識した新たなライフスタイルが定着し、新型コロナウイルス感染症の患者数も時期によって増減はあるものの、感染状況は前年度に比べ落ち着いた状況となっている。当院では引き続きワクチン接種の促進に努め、令和4年度は延べ4,037回の接種を行った。
経営の健全性・効率性について
令和4年度は④病床利用率が前年度比2.6%増の64.0%となり、わずかではあるが類似病院平均値を上回った。しかしながら、これは入院患者数の増加によるものではなく、病床数を319床から255床に削減したことによるものである。病床数の削減に加え、令和4年度は入院病棟の改修工事に伴う患者の受入れ制限を行ったため医業収益は前年度比226,380千円余の減となり、②医業収支比率や③修正医業収支比率はそれぞれ前年度比3%ほどの減となった。また、医業外収益は国庫補助金の減少によって前年度比530,048千円余の減となった。総じて、経常収益(医業収益・医業外収益)は前年度比756,428千円余の減となり、経常費用(医業費用・医業外費用)の増え幅を大きく上回ったため、①経常収支比率は91.0%で前年度比10.1%の減と大幅に悪化した。今後の経営改善に向けた取組としては、令和5年7月末で入院病棟の改修工事が完了し、院内環境が改善されることに伴いリニューアルした当院のPRに力を入れる等、入院患者数の増加を目下の目標とし医業収益の増加を見込む。また、令和5年7月末までに碧南市民病院経営強化プランを策定し、プランに盛り込んだ収支計画やアクションプランに沿って着実に経営改善に取り組む。
老朽化の状況について
令和4年度の①有形固定資産減価償却率は73.8%で前年度とほぼ変わらなかった。入院病棟の改修工事に伴う建設仮勘定を457,852千円余計上しており、改修工事が完了した令和5年度には資産勘定として改めて計上するため①有形固定資産減価償却率は減少する見込みである。②器械備品減価償却率は令和4年度にトータルオーダリングシステム、病院内情報システム等の高額な資産を除却したため、前年度比4.3%の減となった。①有形固定資産減価償却率も②器械備品減価償却率も類似病院平均値を上回っており、施設や機器の老朽化が明らかである。しかしながら、①経常収支比率は100%を下回っており更新資金を経常収益で賄うことが難しいため、企業債による借入れに頼らざるを得ない。今後、施設や機器の更新を行う際は借入れが過大にならないよう十分配慮する必要がある。
全体総括
「1.経営の健全性・効率性について」で記載したとおり経営指標は前年度から悪化し類似病院平均値を下回っているため、経営の健全性・効率性が確保されているとは言い難い状況である。また、「2.老朽化の状況について」で記載したとおり施設や機器の老朽化が進んでおり、かつ、更新資金を経常収益で賄えず借入れに依存した状況が続いている。長年の課題である医療スタッフの確保について、令和4年度末時点で常勤医師数は59人で前年度対比3人の増となった一方、常勤看護師数は214人で前年度対比9人の減となった。常勤医師数の増加は、前年度に引き続き積極的な近隣医科大学への医局訪問が功を奏したものと考えられる。看護師(助産師)は不足し、近年では採用においても欠員が出ている状況である。今後更なる生産年齢層の減少が生じ、働き手の不足が見込まれるため、現状の病院機能を維持できるかが不安である。このため、令和5年7月末で完了を見込む入院病棟の改修工事に合わせ、院内のPRを行い患者数の増加に努めるとともに、新たに策定する碧南市民病院経営強化プランに掲げた医療スタッフの働き方改革等のアクションプランの着実な実施により、経営改善に努めていく。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
碧南市民病院の2022年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
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