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財政力指数の分析欄類似団体平均を上回っているものの、平成20年度をピークに低下傾向にある。法人税が特定企業の業績に左右されるところが大きく、平均年2.0%の人口減少に加え、全国平均を上回る高齢化率により、町の衰退が懸念されており、町の活性化と自主財源の強化が今後の課題となっている。 | 経常収支比率の分析欄職員数減に伴う人件費の減や大型償還の終了により、80.2%と類似団体平均を下回ったが、高齢化に伴う社会保障費の増などにより、年々財政の硬直化が進んでいる。職員数、職員給与費の抑制等による人件費の削減など、全ての事務事業の点検・見直しを実施している。今後も事務事業の見直しを更に進めるとともに、全ての事務事業の優先度を点検し、優先度の低い事務事業については、計画的に廃止・縮減を進め、経常経費の削減を図る。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄類似団体平均を下回っているが、人件費の削減による臨時職員の増加や業務委託の増などにより物件費は増加傾向にあるため、引き続き事務事業の見直しとコストの縮減を図り、経費の削減に努める。 | ラスパイレス指数の分析欄類似団体内では低い水準にある。職能や能力、実績が反映できる給与制度を構築し、給与の適正化に努める。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄類似団体平均を下回る職員数となっている。新規採用の抑制により職員削減を行っているところであるが、人口の減少に伴い横ばい状態である。業務の効率化、見直しにより、より適正な人員管理に努める。 | 実質公債費比率の分析欄類似団体平均が減少傾向にある中で、平成20年度から連続して類似団体平均を上回っている。平成26年度末に大口の償還が終了したことに伴い、数値は一時低下することが見込まれている。今後も比率の動向に注視し、新規地方債の発行抑制に努め、後年度負担が過度にならないように努める。 | 将来負担比率の分析欄類似団体平均を大きく上回っている。主な要因は、公共下水道事業整備に伴う地方債の償還に対する一般会計からの繰出や赤字経営の続いている国民健康保険関ケ原病院への一般会計からの補助金・出資金が今後も多額に見込まれていることによる。平成29年度からは有床診療所に規模を縮小することが決まっており、より一層経営改善に努めるとともに、地方債の新規発行の抑制に努める。 |
人件費の分析欄新規職員採用の抑制等により類似団体平均を下回っている。今後も適正な定員管理等に基づき人件費の抑制に努める。 | 物件費の分析欄類似団体平均を上回っている。物件費に係る経常収支比率が高くなっているのは、新規採用抑制による臨時職員の雇用、公共施設の維持管理業務、電子化に伴う機器の保守やシステムの維持管理経費等が要因である。委託業務の内容や必要性を見直し、委託料の削減に努めるとともに、事務経費のコスト縮減を図る。 | 扶助費の分析欄町単独の福祉事業として、福祉医療費の対象拡大や入学祝金給付などを行っているため、類似団体平均を上回っている。子ども、高齢者、障害者等への福祉事業は見直しが困難な部分もあるが、時代の変化に即応した柔軟な対応をし、財政圧迫とならないように努める。 | その他の分析欄類似団体平均とほぼ同水準で推移している。特別会計への繰出金が増加傾向にあり、今後の財政負担が懸念されている。特に公共下水道事業については、整備に伴う起債の償還に加え、設備更新等の経費も今後発生してくることから大幅な削減が困難となっている。この水準を維持できるよう努める。 | 補助費等の分析欄類似団体平均を上回っているのは、衛生や消防関係の一部事務組合、病院事業が多額になっているためである。各種団体の補助金の見直し、廃止等を検討し、支出の抑制を行っているものの今後も増加が見込まれている。長年の懸案事項であった病院事業については、平成29年度から有床診療所に規模を縮小することが決まっており、経営改善により一層努める。 | 公債費の分析欄近年、新庁舎建設や小学校建設、中学校建設といった大規模事業等を行ったが、現在のところ類似団体平均を下回っている。後年度負担が過大にならないよう、地方債の発行の抑制に努め、類似団体平均を上回ることがないよう努める。 | 公債費以外の分析欄類似団体平均を上回っている要因として、扶助費・物件費・補助費等が類似団体平均を大きく上回っているためである。今後もより一層経費の削減に努め、経常経費の抑制に努める。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄衛生費が住民一人当たり87,485円となっている。要因としては、国民健康保険関ケ原病院に関する経費が多額なためであり、平成29年度からの有床診療所化により、健全経営を目指し、事業費の圧縮に努めて行く。商工費が住民一人当たり30,775円と増加したのは、現在、関ケ原古戦場の観光資源としての活用手法や、史跡の保存や整備についての取り組みの方向性をまとめた「関ケ原古戦場グランドデザイン(中期整備計画)」に基づき順次事業を進めているところであり、平成32年度まで同水準で推移する見込みである。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄歳出決算総額は、住民一人当たり521,300円となっている。普通建設事業費は住民一人当たり61,503円となっており、類似団体と比較して一人当たりのコストが低い状況となっている。近年、経常経費比率が増加傾向にあったことから、大型事業を除き、投資的経費の抑制を図っていたためである。今後、公共施設総合管理計画に基づき、施設の更新を行っていく必要があるため、増加することが見込まれているが、事業の取捨選択を徹底し、事業費の抑制に努めていきたい。また、補助費等が住民一人当たり98,010円、投資及び出資金が住民一人当たり9,262円と類似団体と比較して一人当たりのコストが高い水準にあるのは、赤字の続いている国民健康保険関ケ原病院の経営悪化に伴い財政補填を行っているためである。平成29年度から有床診療所に規模を縮小することが決まっており、健全な財政維持のためにより一層経営改善に努めて行く必要がある。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄公営住宅や認定こども園・幼稚園・保育所、公民館の老朽化が進んでいるため、有形固定資産減価償却率は類似団体より高い水準にある。公共施設等総合管理計画に基づく各公共施設等の管理に関する個別施設計画の策定を検討し、適正な管理に努める。 | 債務償還可能年数の分析欄 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析地方債の新規発行を抑制してきた結果、将来負担比率は減少傾向にある。一方で、有形固定資産減価償却率は類似団体平均を上回っており、上昇傾向にあるが、主な要因としては、昭和50年代に建設された保育所や、既に耐用年数を経過した公営住宅を保有していることにある。公共施設等総合管理計画に基づき、各公共施設等の管理に関する個別施設計画の策定を検討し、適正な管理に努める。 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析実質公債費比率、将来負担比率ともに類似団体平均を上回っているが、近年、地方債の新規発行を抑制してきた結果、減少傾向にある。類似団体平均を上回っている原因としては、庁舎建設、小学校建設、中学校建設、土地開発公社の解散等、地方債発行を伴う事業を集中して実施したことにある。今後についても、老朽化が進んでいる公共施設への対応が控えており、公共施設等総合管理計画に基づく、各公共施設等の管理に関する個別施設計画の策定を検討し、計画的に実施していく必要がある。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、公営住宅、認定こども園・幼稚園・保育所、公民館で、特に低くなっている施設は、学校施設となっている。学校施設については、平成20年度に関ケ原小学校、平成26年度に関ケ原中学校の建て替えを完了したことにより、類似団体平均を大きく下回っている。公営住宅については、管理する全戸において耐用年数を経過しており、認定こども園・幼稚園・保育所の有形固定資産減価償却率については97.5%、公民館の有形固定資産減価償却率については88.0%となっている。公共施設等総合管理計画に基づく各公共施設等の管理に関する個別施設計画については策定していない。特に老朽化の進んでいる施設については、個別計画の策定を検討し、適正な管理に努める。 |
図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、体育館・プール、消防施設で、特に低くなっている施設は、図書館、市民会館、庁舎となっている。庁舎については、平成18年度に建て替えを完了したことにより、類似団体平均を大きく下回っている。体育館・プールについては、有形固定資産減価償却率については79.4%、消防施設の有形固定資産減価償却率については63.9%となっている。市民会館の一人当たり面積が、類似団体を大きく上回っており、老朽化の進んでいる他施設との複合化等について検討していく必要がある。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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