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埼玉県皆野・長瀞上下水道組合:特定地域生活排水処理の経営状況

🏠皆野・長瀞上下水道組合

地方公営企業の一覧

末端給水事業 特定環境保全公共下水道 特定地域生活排水処理


収録データの年度

📅2022年度📅2021年度📅2020年度📅2019年度📅2018年度📅2017年度📅2016年度

経営比較分析表(2022年度)

収益的収支比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率数値は前年度より上昇しているが、平成30年度からは100%を下回る状況になっている。これは、浄化槽設置基数が伸び悩んだため使用料収入が、見込みほど増えなかったためである。組合の事業計画では、年間30基の設置を見込んでいるが、ここ5年間は計画基数に満たない状況であり、令和4年度は15基と、計画の半分という少なさであった。設置基数が減少すると歳出が抑制されるため、数値的には改善するが、設置基数及び使用料収入の増加は将来の事業経営に大きく関わってくるため、今後も推進活動に力を入れていく。④企業債残高対事業規模比率数値が前年度より増加している理由は、浄化槽事業(特排)が、令和5年度から公営企業法の適用となったため、出納閉鎖期間が無くなり、3月末以降の使用料収入の数値が反映されていないためである。⑤経費回収率前年より数値が低くなった要因は、令和5年度から、浄化槽事業(特排)が、公営企業法の適用となったため、出納閉鎖期間が無くなり3月末以降の使用料の収入が数値に反映されていないためである。しかし、依然として100%を下回る値となり、使用料や手数料収入で歳出を賄えておらず、構成町からの負担金などに依存した経営であることがわかる。引き続き普及活動に力を入れるとともに、適切な使用料体系の検討を重ねていく。⑥汚水処理原価類似団体平均よりも低く抑えられているので、引き続き業務効率の改善を進めていく。⑦施設利用率⑧水洗化率平成30年度より、集計方法が変更され、組合で浄化槽を設置した世帯を分母として集計されているので100%となる。

老朽化の状況について

該当無し。

全体総括

当組合では、平成25年度より公共浄化槽事業(市町村整備型浄化槽事業)が開始され、事業が少しずつ認知されてきてはいるが、設置数は予定基数に届いていない状況にある。昨年度と比べ、今年度の収益的収支比率の数値が改善した要因は、浄化槽設置基数が少なく事業量が少なかったことと、皆野町と長瀞町からの負担金の金額が増加したことが大きな要因として考えられる。また、経費回収率の数値が昨年度に比べ減少した要因は、浄化槽事業(特排)が、令和5年度から公営企業法の適用となったため、出納閉鎖期間が無くなり、3月末以降の使用料収入の数値は反映されていないためであり、一時的な経営悪化となっている。設置基数の増減がダイレクトに経営指標に影響してくる状況だが、将来を見据え、各種指標が多少悪化したとしても積極的に普及活動を行い、設置基数を増やさなければならない。今後は、設置基数を増加させるための普及促進はもちろんのこと、令和2年度策定をした浄化槽事業経営戦略を基に、収支のバランスの取れた事業投資を行っていく。

出典: 経営比較分析表,

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