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財政力指数の分析欄類似団体と比較すると0.22ポイント上回り、当市の状況で見ると昨年と同水準を保っている。昨年度と比較すると、固定資産税の増収などが要因となり同水準を保つことができたと考えられる。年々公債費が増えていく現状においては財政力指数の低下が進む懸念ある。今後も景気動向に左右されることなく、安定した財政基盤を確保するために、事業のスクラップアンドビルドを行い、歳出の徹底的な見直し及び削減を(年間3%程度の減)図っていく。 | 経常収支比率の分析欄類似団体と比較すると5.1ポイント下回っている。歳出面において、大型事業等の元金償還による公債費の増及び扶助費等の今後ますます少子高齢化や人口減少の影響を受け社会保障費が毎年増加している現状となっている。今後懸念材料としてある公共施設等の老朽化による施設修繕や更新といった課題がある中で確実な財源確保に努めていかなければならない。今後さらに事業精査を進め、行財政改革や起債事業の見直し及び平準化等により現在の水準の維持に努める。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄類似団体比較で38,760円下回っているものの、前年度決算額と比較すると3,186千円上昇している。物件費の増加要因として、自治体情報セキュリティ強化対策に係る経費や地方創生関連事業に係る臨時的な物件費の上昇が要因となっている。また、人件費については、再任用職員給与等が増えた関係で人件費の増となっている。引き続き、職員の定員適正化管理に取り組みつつ、業務内容等について徹底した業務改善を推進しコストの低減を図っていく。 | ラスパイレス指数の分析欄勤務成績に応じた昇給制度を導入し、職員間での昇給幅に差が出たが、昇給号給のバランスは概ねとれており、引き続き給与の適正化、類似団体との均衡が図れるよう努めていく。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄職員構成のボリュームゾーンである年代が定年退職となっており、新規採用者を抑制することで前年比0.05人減少した。今後も適正な定員管理を図りながら、行政サービスの低下を招かないよう、効率的な行政組織、事務執行体制とするなど柔軟に対応していく。 | 実質公債費比率の分析欄前年度と比較して0.2ポイント上昇し、類似団体と比較して0.9ポイント下回っている。今後も、神立駅周辺整備や学校統廃合に関係した施設整備、公共施設の老朽化等を含めた課題解消など継続的な大型事業が予定されており、上昇傾向になる懸念がある。今後の事業に合わせた地方債の計画的な発行を進める中で、起債に頼ることない財政運営に努める。また、事業の選択及び先送りなど年度間の平準化を図り、実質公債費比率の急激な上昇を抑える。 | 将来負担比率の分析欄前年度数値と比較すると8.1ポイント改善している。これは、充当可能基金である減債基金の積立を継続して実施し、平成28年度において約132,000千円を積立を実施したことが大きな要因と考えられる。また、地方債現在高について、既往債の比較的交付税措置が少ない地方債の債務が減るなか、合併特例債など交付税措置の高い地方債の割合が増加したことも減少要因となっている。しかしながら、類似団体と比較すると依然13.6ポイント高い状況であり、県内でも高い割合となっていることから、今後も地方債の残高の状況を加味しながら基金を有効活用し、公債費等の義務的経費の削減を中心とする財政の健全化に努める。 |
人件費の分析欄定員適正化計画に基づき、適切な定員管理を進めた結果、前年比1.1ポイント減少している。類似団体と比較して高い要因となっている児童福祉部門の業務について、民間委託等を実施しながら、引き続き人件費の削減に努めていく。 | 物件費の分析欄類似団体平均と比較すると0.1ポイント下回っているが、前年度比較で0.3ポイント増加している。毎年予算編成時において、シーリングにより経常的物件費については抑制しているものの、業務の効率化を目的とした委託や職員減による市民サービス低下を避けるための臨時職員の採用などによりシーリングが進まない状況にある。今後も事業見直しを始めとした徹底的な無駄の排除を意識つつ業務改善及び事業の精査を推進し、合理化に努める。 | 扶助費の分析欄類似団体比較で2.3ポイント下回り、前年度と比較すると0.1ポイント減少している。主な要因は、生活保護に係る扶助費の減である。扶助費総額としては今後も増加が懸念されるため、より慎重な資格審査や給付の適正化に努める。 | その他の分析欄前年度比較で2.8ポイント上昇していいる。これは、各特別会計への繰出金が依然として高くある現状に加え、施設等の老朽化に伴う修繕に関する経費が増えている農業集落排水事業への繰出金等が増の要因と言える。 | 補助費等の分析欄類似団体との比較においては3ポイント下回っており、前年度と比較しても0.5ポイント減少している。しかし、一部事務組合への負担金は増加傾向であり、ごみの広域化に伴い今後さらに増加していく。そのため、今後は必要性の低い補助金は見直しや廃止を含めた検討を行い、経常経費の削減に努めていく。 | 公債費の分析欄類似団体平均と比較すると3.1ポイント下回っているが、前年度比較で0.3ポイント増となっている。これは、各種大型事業において発行した合併特例債事業等の元金償還が始まったことが大きな要因であると考えられる。今後も、市債償還の更なる増加が見込まれることから、将来負担を見据え起債事業全体の見直しを図り、起債の平準化・抑制に努めていく。 | 公債費以外の分析欄類似団体比較と比較して、人件費・その他は上回っているが、扶助費・物件費・補助費は下回っている。その結果、公債費以外では類似団体を2ポイント下回っている。今後においては、適正な定員管理を進めるとともに、民間委託・指定管理者制度の推進などを図りながら、人件費の削減に努めていき、類似団体平均と比較しより改善していく方向で進め、最低限同水準になるように努める。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄民生費については、少子高齢化を始めとする諸要因により社会保障費の増加が続いている。土木費については、現在進めている神立駅周辺整備や神立停車場線整備に係る事業費が継続していることから高い水準を維持している傾向にある。教育費については、小中学校の統廃合に伴う施設整備に係る経費が大きかった影響により大幅な減となっている。今後も、公債費については合併特例債といった大型事業に係る地方債の元金償還が進んでいくことによる増が続いていくことに加え、衛生費におけるごみ処理広域化に伴うごみ処理場建設に係る負担金の増となることから、引き続き歳出の見直し及び削減を進めていく。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄普通建設事業費については、小中学校の統廃合に伴う施設整備に係る経費が大きかった影響により大幅な減となっている。しかし、現在進めている神立駅周辺整備や神立停車場線整備に係る事業費が継続することに加え、公共施設等の老朽化に伴う施設の更新が進んでいくと、高い水準を維持することが考えられる。扶助費については、少子高齢化を始めとする諸要因によ社会保障費が増加となっている。今後も増加要因であるため、懸念材料と言える。また、物件費については、毎年予算編成時において、シーリングにより経常的物件費については抑制しているものの、市民サービスの低下を招かぬよう臨時職員の賃金や業務効率化を進めるための委託料などに増加傾向が続いている。すべての経費において類団平均を下回っているが、今後増加が見込まれるものもあるため、引き続き歳出の見直し及び削減を進めていく。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄 | 債務償還可能年数の分析欄債務償還可能年数は総務省で算出式を精査中であり,財政状況資料集においては,平成29年度より公表。 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析類似団体と同様に、実質公債費比率は緩やかではあるが低下傾向にある一方、将来負担比率は低下しているものの類似団体内平均値と比較すると依然として高い状態となっている。その要因としては、神立駅周辺整備や神立停車場線整備、小中学校の施設整備を実施したことによるものである。基金積立の実施による充当可能基金の増や基準財政需要額に算入される起債の借入等の実施により比率上昇の抑制を図っているが、今後も学校施設の整備といった事業を計画しているため、類似団体と比較すると依然として高くなる傾向が見込まれる。今後予定される事業計画を進めていく中で、確実な税収の確保、経常経費の削減、計画的な起債対象事業の実施等を中心とし、財政の健全化により努めなければならない。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄
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図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄
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資産合計負債合計 |
1.資産・負債の状況一般会計等においては、資産総額のうち有形固定資産の割合が約80%となっており、今後も学校施設等の整備や公共施設の長寿命化等、街路整備事業等による新規整備道路の供用が開始されることで、さらなる増加が見込まれる。また、併せて事業整備に伴う地方債(固定負債)の増加も見込まれる。全体では、資産総額は、有形固定資産において下水道事業や農業集落排水事業等に係るインフラ資産を計上していることにより、一般会計等に比べて25,333百万円多くなるが、その一方で老朽化による減価償却累計額も大きく、今後下水道管等の長寿命化事業を進めていかなければならない。連結では、資産総額は、各団体の資産が加わることで、連結に比べて2,847百万円多くなる一方で、負債総額は、地方債等の固定負債を持つ団体が少なく、連結に比べて218百万円多くなる程度となっている。 |
純経常行政コスト純行政コスト |
2.行政コストの状況一般会計等では、人件費等の業務費用が50%以上となっており経常的な費用として固定しつつある状況であり、また、その中でも、物件費等のについては277百万円の増となっている。また、今後は移転費用の増加要因である高齢化の進展などによる社会保障給付の増、新広域ごみ処理施設建設に伴う負担金の増は明らかであり、事業見直しを始めとした業務費用等の削減に努めていかなければならない。全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が1,385百万円多くなっている。移転費用については、国民健康保険や介護保険の負担金等が計上されていることにより7,237百万円多くなっている。純行政コストは8,276百万円多くなっている。連結では、事業収益等により経常収益が1,385百万円多くなっている。その一方で人件費を始めとした業務費用が2,397百万円の増となることで純行政コストは12,602百万円多くなっている。 |
本年度差額本年度末純資産残高本年度純資産変動額 |
3.純資産変動の状況一般会計等では、税収等の財源(14,677百万円)が純行政コスト(14,150百万円)を上回っており、本年度差額は527百万円となり、純資産残高は2,028百万円の増加となった。今後も国県等補助金を有効活用していくほか、税収等の増加に努めていく。全体では、下水道事業や農業集落排水事業に伴う減価償却費の増に伴う純行政コストの増により純資産残高は1,987百万円の増加となった。また、連結では、霞台厚生施設組合を始めとした一時部事務組合において国県等補助金を活用して事業を実施したことにより,本年度差額において599百万円となり、純資産残高は2,107万円の増加となった。 |
業務活動収支投資活動収支財務活動収支 |
4.資金収支の状況一般会計等では、業務活動収支は2,022百万円であったが、投資活動収支については、学校施設等の整備や神立停車場線整備等を行ったことから、▲1,820百万円となっている。財務活動収支については、地方債の発行額が地方債償還支出を上回ったことから、42百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から243百万円増加している。全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれることなどから、業務活動収支は一般会計等より783百万円の増となっている。投資活動収支では、下水道事業や農業集落排水事業に係る施設修繕等の老朽化対策事業を実施したため、一般会計等より263百万円の減となり、財務活動収支は、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったことから、一般会計等より597百万円の減となっている。また、連結における投資活動収支では、新広域ごみ処理施設建設の建設が進み▲1,927千円となっており、今後増加していくことになる。それに伴い、一般会計等における業務収入が増加していくため業務活動収支の黒字も大きくなっていく。 |
①住民一人当たり資産額(万円)②歳入額対資産比率(年)③有形固定資産減価償却率(%) |
1.資産の状況住民一人当たり資産額が類似団体平均を大きく下回っているが、当団体では、防火水槽や道路等の、取得価額が不明なものもあるため、備忘価額1円で評価しているものがある。また、公共施設等の除却等も進めていることが要因と考えられる。その一方で、公共施設の長寿命化等、街路整備事業等による新規整備道路の供用が今後始まることから、今後資産形成に向けて働いていく。そのことから、歳入額対資産比率については、地方債の発行総額の増による減、また有形固定資産減価償却率については、有形固定資産の増により減少していくことになる。 |
④純資産比率(%)⑤将来世代負担比率(%) |
2.資産と負債の比率純資産比率は、類似団体平均と比較すると下回っている。この要因としては、有形固定資産形成に伴う財源として地方債を活用することで、負債割合が大きくなることが要因となっている。将来世代負担比率は、類似団体平均を上回っている。その要因としては、学校統合をはじめとした大型主要事業があったため地方債の発行による影響であると考えられる。今後も新規に発行する地方債が予定されている。その一方で、償還終了となっていく地方債もあることから今後は長期財政見通しにより地方債残高を圧縮を効率よく進め、将来世代の負担の減少に努める。 |
⑥住民一人当たり行政コスト(万円) |
3.行政コストの状況住民一人当たり行政コストは類似団体平均を下回っており、その要因としては、物件費等の抑制に努めていることが影響していると考えられる。また、人件費においても、適正な定員適正化による人件費の圧縮が影響していると考えられる。今後は、社会保障給付の増加を意識しながら行政コストの圧縮に努めていく。 |
⑦住民一人当たり負債額(万円)⑧基礎的財政収支(百万円) |
4.負債の状況住民一人当たり負債額については、類似団体平均値と比較し下回っているが、新広域ごみ処理施設建設に伴う負担金の債務負担行為により長期未払金が今後増加することになるため、住民一人当たりの負債額は増加することになる。基礎的財政収支は、基金の取崩収入及び基金積立支出を除いた投資活動収支の赤字分が業務活動収支の黒字分を下回っているため、789百万円の黒字となっている。なお、投資活動収支が赤字となっているのは、地方債を発行して、学校整備関係の事業など公共施設等の必要な整備を行ったためである。 |
⑨受益者負担比率(%) |
5.受益者負担の状況受益者負担比率は類似団体平均を下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。要因としては公共施設等の利用の減等が考えられる。今後も継続的な施設維持及びサービス提供をしていくためには、公共施設等の使用料の見直しを行うとともに、公共施設等の利用回数を上げるための取組を行うなどにより、受益者負担の適正化に努める。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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