宮城県富谷市の財政状況(2022年度)
宮城県富谷市の財政状況について、2022年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
収録データの年度
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概観
普通会計の構造(2022年度)
財政比較分析表(2022年度)
財政力指数の分析欄
財政力指数の値は、昨年度より0.03ポイント下がり0.78となった。地方税や地方消費税交付金の増により、基準財政収入額が増加したものの、昨年度と比べて臨時財政対策債振替相当額が大きく減少したことにより、基準財政需要額も増えたため、令和4年度単年度の財政力指数は0.76となった。この値は、一昨年度より下がった令和3年度単年度の指数とほぼ同値であり、その影響から3か年平均値をとる財政力指数も下がったものである。今後も引き続き、歳入確保に努めるとともに歳出削減に取組み、財政基盤の強化を図っていく。
経常収支比率の分析欄
経常収支比率は類似団体平均値を上回る87.1%と、昨年度より1.9ポイント改善し、過去5年間の中で最も良い数値となった。これは経常一般財源の歳出において、公債費や子ども医療費助成費の増等があり、前年度より増額となったものの、経常一般財源の歳入においても、地方税や地方消費税交付金の増等があったことで、経常一般財源の歳出の増を上回る増額となったためである。今後も富谷市行政改革基本方針に基づく行政改革により、経費の削減に努め、更なる財政の健全化を図る。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人口1人当たりの人件費・物件費等決算額は、類似団体平均値を下回っているものの、昨年度と比較し僅かに増額となった。人件費と維持補修費においては、職員数の減や除融雪事業費の減により歳出額が減少しているが、物件費において、各事業の委託料のほか光熱水費等の増額があったため、全体としても微増となったものである。今後も、事務事業の見直しや適正な定員管理、公共施設等総合管理計画による適切な維持管理を推進し、歳出削減に努める。
ラスパイレス指数の分析欄
給料表の構造、経験年数別職員構成の不均衡等により類似団体の中では最低水準にある状況が続いていたことから、職務・職責に応じた給与支給の適正化を図るため、令和2年度に給料表の構造の見直し(6級制から7級制)を行った。しかしながら、依然として経験年数別職員構成の不均衡により類似団体の中では最低水準にある。今後も人事院勧告に準拠し、人件費、定員管理の状況を踏まえながら適正な給与支給に努めていく。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
適正な定員管理を実施し、類似団体の平均を下回る人員で自治体業務を遂行している。今後も限られた人員の中で増加する行政需要に対応するため、事務事業の見直しによる効率化、デジタル化の推進、職員研修の積極的な実施による職員の資質向上等を図りながら、適正な定員管理に努める。
実質公債費比率の分析欄
実質公債費比率は、一時借入金を発生させていないことや、平成22年度以前および令和元~3年度の間、臨時財政対策債を発行していないこと等から、例年、類似団体平均値と比べて低い水準となっている。今年度の実質公債費比率は、昨年度と同じ値となった。令和元年度と令和4年度の単年度数値を比較すると、分子・分母ともに数値向上の要因となる金額増減があったが、分子に計上する金額の(対元年度比)減少率と分母に計上する金額の(対元年度比)増加率がほぼ同じであったことから、数値にほぼ変動がなく、そのため、3か年平均値にも影響が生じなかったものである。今後も、地方債に大きく頼ることのない財政運営に努める。
将来負担比率の分析欄
将来負担比率は、充当可能財源(充当可能基金や基準財政需要額算入見込額等)が将来負担額(地方債現在高や退職手当負担見込額等)を上回っていることから、例年同様に算定されなかった。しかしながら、将来負担額に算入される地方債現在高については、公共施設等総合管理計画に基づく中長期的なハード面の整備計画の見通しから、年々地方債の需要が高まり、残高は増加すると見込まれる。そのため、地方債の借入では、世代間の負担割合を考慮しながら、地方債のみに依存しない健全な財政運営に努めていく。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2022年度)
人件費の分析欄
人件費にかかる経常収支比率は、一昨年度から類似団体の平均値と比べて高い水準にあったが、今年度は1.6ポイント改善され、平均値と同じ値となった。一般職員のほか再任用職員を含め、職員数が昨年度よりも僅かに減少したことによる人件費の減と、経常一般財源の歳入額が増額となったことが要因と思われる。今後も引き続き、適正な定員管理を推進し、人件費の抑制に努める。
物件費の分析欄
物件費にかかる経常収支比率は、例年、類似団体平均値と比べ高い水準にあるが、昨年度とほぼ変わらず18.4%となった。住民検診事業における委託料のほか、光熱水費等の増により物件費総額は増額となったものの、経常一般財源の歳入も増額したことにより、数値としては昨年度並みであった。今後も行政改革に基づいた事業経費の精査を図り、物件費のコスト削減に努めていく。
扶助費の分析欄
扶助費においては、昨年度と比べて子ども医療費助成事業にかかる歳出の増額があったものの、地方税や地方消費税交付金等の伸びにより、経常一般財源の歳入も増額となったため、経常収支比率は昨年度とほぼ同じ値となった。社会保障関連経費については、今後も増加が見込まれるため、生活保護受給者の自立支援や医療費の適正化等、関連事業の精査を行い、適正な水準の維持に努めていく。
その他の分析欄
その他にかかる経常収支比率は、例年、類似団体平均値より高い値となっているが、昨年度と比べ0.8ポイント改善した。これは、維持補修費における市道除融雪事業にかかる事業費が減となったことや、積立金において、歳計剰余金処分相当額の積立額は増えたものの、それ以外の財政調整基金への積立額が減ったこと等による歳出の減が要因である。今後も、公共施設等総合管理計画に基づいた計画的かつ効果的な改修・修繕を行うことで、経常費用の削減を図っていく。
補助費等の分析欄
補助費等にかかる経常収支比率は、昨年度と変わらず10.4%という値であった。ふるさと納税の寄附額が増加したことに伴う報償費の増や、放課後児童クラブ運営事業における補助金の増等はあったものの、経常一般財源の歳入においても増額となったため、値は昨年度比で増減がなかった。今後も負担金や補助金の対象団体の運営事業内容について精査し、補助金については適正化に関するガイドラインに沿って事業を進めていく。
公債費の分析欄
公債費にかかる経常収支比率に関しては、例年同様、類似団体の中でも低い水準にあるが、平成31年度に借入を行った学校教育施設等整備事業債や、令和2年度に借入した災害復旧事業債等の償還が始まったことで公債費が増加し、数値は昨年度より0.5ポイント悪化した。公共施設等総合管理計画に基づく中長期的なハード面における整備の見通しから、地方債の需要は年々増加していくことが見込まれるため、引き続プライマリーバランスを意識した借入を行い、地方債に依存しない財政運営に努める。
公債費以外の分析欄
公債費以外にかかる経常収支比率は、類似団体平均値を上回る値となったものの、昨年度から2.4ポイント改善し、81.8%となった。今年度は、経常一般財源の歳入において増額となったことのほか、公債費を除く歳出の各項目において、昨年度と比べ歳出が減少したものが多かったことが要因と考えられる。今後も、事務事業の見直しや適正な定員管理、公共施設等総合管理計画による適切な維持管理を推進し、歳出削減に努めていく。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
目的別歳出の分析欄
民生費における住民一人当たりのコストについては、昨年度実施した子育て世帯への臨時特別給付金給付事業や、認定こども園および認可保育所設置事業にかかる歳出が減額したことにより減となったものの、非課税世帯に対する電力・ガス・食料品等高騰緊急支援給付金給付事業の実施という増額要因もあったため、一昨年度の水準にいたるまでの減額とはならなかった。土木費にかかるコストの減については、性質別歳出の分析においても記載したとおり、市内幹線道路の舗装修繕にかかる歳出や三ノ関大崎線の道路改良にかかる歳出が減ったことのほか、市道除融雪事業の事業費が減少したことも要因の一つである。労働費については、サテライトオフィスの整備工事や誘致業務などの(仮称)テレワークセンター整備事業にかかる歳出の増による増額となっている。また、商工費の減に関しては、宮城県新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金を活用し、営業時間短縮の要請にご協力いただいた市内飲食店を対象に実施した新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金支給事業の歳出減や、指定管理者への委任により、富谷宿観光交流ステーション運営事業の事業費が減額となったこと等が要因である。災害復旧費では、令和4年3月発生の福島県沖地震にかかる災害復旧費において、昨年度からの繰越事業が多数あったことが増額の要因となった。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
性質別歳出の分析欄
義務的経費に係る住民一人当たりのコストは、人件費、扶助費、公債費のいずれに関しても、平成30年度からの過去5年において毎年類似団体平均値を下回っている。適正な職員定数管理、若年世代が多いことによる老人福祉費に係る扶助費の抑制、そして地方債の発行の抑制等が主な要因として挙げられる。なお、扶助費が減少した要因は、昨年度に実施した子育て世帯への臨時特別給付金給付事業に係る歳出が減ったことによるものが大きい。普通建設事業費の減については、こちらも昨年度実施の(仮称)明石台幼稚園整備事業と認可保育所設置事業における保育園改築費の歳出が減額したことが影響している。また、道路事業においても、市内幹線道路の舗装修繕にかかる歳出や三ノ関大崎線の道路改良にかかる歳出等が減ったことも事業費が減額となった要因の一つである。災害復旧事業費については、令和4年3月発生の福島県沖地震にかかる災害復旧費によるものであり、昨年度からの繰越事業が多数あったことが増額の要因となった。
実質収支比率等に係る経年分析(2022年度)
分析欄
財政調整基金残高は、531百万円の積立てを行った一方で444百万円を取崩したため微増ではあったが、標準財政規模が僅かながら減少したことにより標準財政規模比では増となった。また、実質収支比率は、年度末における予算補正(歳入の増額補正や歳出の減額補正)の調整により、歳計剰余金を多く確保したことで黒字幅が大きくなった。その影響により、実質単年度収支も約1.7ポイントの増となった。今後も、事務事業の見直しやコストの削減など行政改革を推進し、健全な行財政運営に努めていく。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2022年度)
分析欄
連結実質赤字比率は、算定開始以来、数値が算出されていないことに加え、赤字が発生した会計もない。令和2年度決算より、下水道事業が法適用の企業会計へと移行しており、水道事業とともに健全な運営状況を維持している。しかしながら、老朽化した施設や設備の整備更新に係る経費は今後も課題であり、中長期的な経営判断のもと、引き続き健全経営に努めていくことが必要である。一般会計における黒字幅の増加要因は、「実質収支比率等に係る経年分析」において記載の通りである。介護保険特別会計においては、保険料や国庫支出金、他会計繰入金等の増により、また後期高齢者医療特別会計においては、保険料の増により、いずれも歳入が増えたことにより標準財政規模比も増加となった。一方、国民健康保険特別会計では、国保事業費納付金や基金積立金等の歳出の増により、実質収支額が減少したため標準財政規模比も0.2ポイントの減となった。各会計において、今後も保険給付の適正化に努め、財政の安定化を図っていく。
実質公債費比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄
実質公債費比率は、平成21年度以降、実際に負担している公債費等よりも基準財政需要額に算入された公債費等(算入公債費等)の数値が大きくなっているため、負数の算定結果となっている。分子の各構成費目については、公営企業債の元利償還金に対する繰入金が年々減少しているものの、平成31年度借入の小中学校空調設備整備に係る地方債の年間分の償還(令和3年度は半年分の償還)が開始したことや、令和2年度借入の災害復旧事業債の償還が始まったことで、元利償還金が66百万円増加した。そのため、全体では前年度と比べ26百万円の増となった。今後も引き続き、普通会計においては地方債発行の抑制や公債費の平準化に努めるとともに、公営企業および一部事務組合に対しても、公債費の動向を注視し、健全な財政運営を進めていく。
将来負担比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄
将来負担比率は、算定開始以来算出されていない。主な要因は、将来負担額の要素である一般会計等に係る地方債の現在高の数値が標準財政規模に対し低いためである。将来負担額における地方債現在高については、公共施設等総合管理計画に基づく中長期的なハード面における整備の見通しや新たな文教施設の建設等を考えると、今後も地方債の需要は高まり、残高は増加することが見込まれる。また、退職手当負担見込額についても、令和2年度より計上されるようになり、年々増加傾向にある。以上のことから、今後もより一層、負担額全体を見通した上での行財政運営の健全性維持が求められる。
基金残高に係る経年分析(2022年度)
基金全体
(増減理由)その他特定目的基金(主に、ユーマイタウン施設整備基金および長寿社会福祉基金)において、各種事業の財源として取り崩しをおこなったため、前年度末残高と比較し約74百万円の減となった。しかしながら、財政調整基金においては、歳計剰余金処分相当額を含む約531百万円の積立てを行い、前年度末残高より約87百万円の増となった。そのため、基金全体としては、約13百万円の微増となった。(今後の方針)増加する行政経費や総合病院誘致にかかる経費等へ充当するための財政調整基金の取り崩しのほか、(仮称)やすらぎパークとみや整備事業および富谷市図書館等複合施設整備事業に充てるためのユーマイタウン施設整備基金の取り崩し等により、今年度をピークに、今後は減少していく見込みである。
財政調整基金
(増減理由)主に新型コロナウイルス感染症対応各種事業の財源として約444百万円の取り崩しを行ったものの、歳計剰余金処分相当額(528百万円)を含む約531百万円の積立てにより、年度末残高は前年度と比べ微増となった。(今後の方針)経済事情の変動等による財源不足や、災害等に対する経費の財源および災害等により生じた減収を埋めるための財源として充当予定である。また、翌年度以降に予定している総合病院誘致のための経費などに充当する可能性を考慮すると、今後は減少していく見込みである。
減債基金
(増減理由)これまで同様、今後の公債費支出に備えるための積立てを行っているが、百万円未満であるため、表およびグラフ上では前年度同額となった。(今後の方針)経済事情の変動等により財源が不足する場合や、市債の償還額が他の年度に比べて多額となる年度に、市債の償還財源として充てる予定である。
その他特定目的基金
(基金の使途)・ユーマイタウン施設整備基金:公共施設および公益施設の整備資金に充てるもの。また、それにより、住み良いまちづくりを推進するもの。・庁舎整備基金:市庁舎の建設、増改築および維持管理の資金に充てるもの。・ふるさと富谷創造基金:富谷に根ざした歴史、伝統、文化、産業等を生かし、独自の魅力を備えたふるさと富谷づくりを推進するもの。・長寿社会福祉基金:地域における福祉活動の促進、快適な生活環境の形成等、高齢化率の上昇が進む社会に対応した施策を推進するための資金に充てるもの。・市民図書館基金:図書館施設の整備および機能の充実を図るための資金に充てるもの。(増減理由)・ユーマイタウン施設整備基金:(仮称)やすらぎパークとみや整備事業(パークゴルフ場分)への充当により、99百万円の減となった。・長寿社会福祉基金:社会福祉協議会補助事業や保健福祉総合支援センターの運営事業への充当で約2百万円の減。・市民図書館基金:ふるさと納税による寄附金からの積立てにより、増額となった。(今後の方針)・ユーマイタウン施設整備基金:引き続き、(仮称)やすらぎパークとみや整備事業への充当を予定しているほか、令和7年度開設を目指す富谷市図書館等複合施設整備事業へも充当を予定。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2022年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産原価償却率は類似団体平均を下回っているものの、年々上昇している。今後さらに、既存の資産の老朽化が見込まれるため、公共施設等総合管理計画に基づき、計画的かつ効果的な改修や修繕に引き続き取り組んでいく。
債務償還比率の分析欄
これまで債務償還比率は算定されていない。引き続き、健全な財政運営に努めていく。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担額を充当可能財源が上回る状況が続いており、将来負担比率は算定されていない。今後も将来にわたって安定的な行政運営が行われるよう、健全な財政運営に努めていく。なお、有形固定資産減価償却率については年々上昇しており、今後さらに既存の資産の老朽化が見込まれるため、公共施設等総合管理計画に基づき、計画的かつ効果的な改修や修繕に取り組んでいく。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
これまで将来負担比率は算定されず、実質公債費比率についてはマイナスの数値が続いている。なお、直近3か年平均となる実質公債費比率については、前年度と同数であった。これは、3か年平均値対象外となる令和元年度と令和4年度の単年度数値を比較すると、分子では公営企業債の償還の財源に充てられる繰出金が減少したことにより、金額が小さく(絶対値では大きく)なった。(対令和元年度比△18,888千円、△10.5%)。一方で分母においては、臨時財政対策債の発行可能額が減ったものの、標準税収入額等及び普通交付税額が増えたため金額は大きくなった(対令和元年度比+884,429千円,+10.5%)。その結果,単年度数値ではほぼ変動がなく,3カ年平均値にも影響が生じなかったと言える。
施設類型別ストック情報分析表①(2022年度)
施設情報の分析欄
各施設の有形固定資産減価償却率について、類似団体平均値と比較し高い水準にあるのは【認定子ども園・幼稚園・保育所】、【橋りょう・トンネル】、【公営住宅】、【公民館】である。その中でも、数値を大きく上回る【橋りょう・トンネル】については、定期点検の実施により、安全性に影響を及ぼす損傷等を早期に発見したうえで長寿命化修繕計画を適切に実行し、引き続き橋りょうの延命化を図っていく。一方、平均値と比較し低い水準にあるのは【道路】、【学校施設】である。そのうち、【学校施設】は、H27年開校の明石台小学校などが含まれており、比較的新しい施設が多いためである。各施設の一人当たり面積等について、類似団体平均値と比較して上回っている施設は【学校施設】、【公民館】であり、下回っているのは【道路】、【認定子ども園・幼稚園・保育所】、【橋りょう・トンネル】、【公営住宅】となっている。今後さらに老朽化が進み、修繕費や維持管理費の経費増大が見込まれるため、引き続き公共施設等総合管理計画に基づき、計画的に各施設の長寿命化を図るとともに、適正な配置と効果的な管理運営を進めていく。
施設類型別ストック情報分析表②(2022年度)
施設情報の分析欄
各施設の有形固定資産減価償却率について、類似団体平均値と比較し高い水準にあるのは【一般廃棄物処理施設】、【体育館・プール】、【消防施設】であり、中でも平均値を大きく上回る【一般廃棄物処理施設】については、該当施設である清掃センターのうち焼却棟の解体事業を令和2~3年度に実施している。一方で、類似団体平均値と比べ低い水準にあるのは【福祉施設】と【庁舎】である。【福祉施設】は、H12年に富谷市地域活動支援センターTOMOTOMOYOUYOUという心身障害者通所援護施設・精神障害者小規模作業所の開所や、【庁舎】はH15年開庁の市役所と比較的新しい施設であることが影響している。各施設の一人当たり面積等については、該当のある施設すべてにおいて類似団体平均値を下回る状態である。今後さらなる老朽化と、修繕費・維持管理費等の経費増大が見込まれるため、引き続き公共施設等総合管理計画に則った長寿命化を進めるなど、中・長期的な視点での計画的な管理運営を行っていく必要がある。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2022年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2022年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、基金や現金預金の増により、資産総額が前年度末から422百万円の増(+0.7%)となった。ただし、資産総額のうち約93%を占める有形固定資産は、将来の維持管理及び更新等の支出を伴うものであることから、今後も公共施設等総合管理計画に基づいた計画的かつ効果的な改修・修繕に努めていく。負債総額は、前年度末から204百万円の増(+2.9%)となった。金額変動の大きいものとしては、負担金積立分の減による退職手当引当金の増(+121百万円)や賞与等引当金の増(+20百万円)である。また、平成31年度借入の「学校教育施設等整備事業債(小中学校空調設備整備)」及び「公共事業等債」、令和2年度借入の「現年発生農地等小災害復旧事業債」などの償還開始に伴う1年内償還予定地方債の増(+39百万円)も挙げられる。なお、一部事務組合を加えた連結においても、基金や現金預金の増により、資産総額が前年度末から2,181百万円の増(+2.4%)となった。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、純経常行政コストは14,921百万円となり、前年度に比べ2,306百万円の減(△13.4%)となった。主な要因としては、営業時間短縮等の要請に協力のあった事業者を対象に実施した新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金支給事業の終了など、新型コロナウイルス感染症対策経費が減となったことに伴う補助金等の減(△55.8%)によるものである。なお、純行政コストにおける臨時損失では、令和3年福島県沖地震に伴う災害復旧事業費の増により210百万円の増(+1,106%)となったが、上記のとおり純経常行政コストが減となったため、純行政コストも前年度と比べると減(△12.1%)となった。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等及び国県等補助金の財源(15,313百万円)が純行政コスト(15,111百万円)を上回ったことから、本年度差額は202百万円(前年度比+622百万円)となり、純資産残高は57,535百万円(前年度比+218百万円)となった。純資産の本年度差額が大きく増額となった主な要因としては、純行政コストが2,084百万円の減となったことが挙げられる。今後も引き続き、経費の削減及び税収等の歳入確保に努める。連結においては、税収等が増となったものの国県等補助金の減が影響し、財源(25,756百万円)が純行政コスト(27,682百万円)を下回ったことから、本年度差額は△1,926百万円(前年度比△1,046百万円)となった。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支が1,532百万円となり、前年度と比べ1,229百万円の増となった。主な要因としては、各種新型コロナウイルス感染症対策事業の終了に伴い、移転費用支出における補助金等支出の減(△2,023百万円)が挙げられる。投資活動収支については、基金取崩収入が増となったものの国県等補助金収入の減により、投資活動収入が前年度と比べ416百万円減の852百万円となった。これに対し、やすらぎパークとみやなどの公共施設等整備費支出の増(前年度比+145%)により、投資活動支出は前年度と比べ574百万円増の1,779百万円となったことから、収支としては△927百万円となった。財務活動収支については、令和3年福島県沖地震に伴う災害復旧事業債や臨時財政対策債の借入などにより、地方債発行収入が増(前年度比+42%)となった。また、地方債償還支出についても65百万円の増(前年度比+14%)となったため、収支は71百万円となった。上記により、本年度末資金残高は前年度末残高より676百万円増加し、2,030百万円となった。
財務書類に関する情報②(2022年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額は123.6万円となり、前年度と比べ1.0万円の増となった。この主な要因としては、基金や現金預金の増加により、資産総額が増えたためである。また、当市の有形固定資産減価償却率は61.0%と、類似団体平均値を3%下回っており、公共施設の老朽化の進行度合いは比較的低いものであると考えられる。しかしながら、前年度と比べると1.6%増加しているとともに、類似団体平均値との差は年々狭まっている。今後も継続して増えていくことが予想されるため、引き続き、公共施設等総合管理計画に基づいた計画的な予防保全による長寿命化の実施など、公共施設等の適正管理に努めていく。
2.資産と負債の比率
純資産比率は88.8%と、類似団体平均値(72.9%)と比べて高い値となっている。これまで、過去及び現世代の負担により、将来世代も利用可能な資源を蓄積してきた傾向があるといえる。純資産及び資産合計ともに前年度と比べ増加となった。将来世代負担比率は、有形・無形固定資産合計が減少した一方で地方債残高が増加したことにより、8.2%(前年度比+0.4%)となったが、類似団体平均値を7.4%下回っており、前年度と同水準の値となった。このことから、社会資本等形成に係る将来世代の負担の程度は、比較的低いものといえる。今後も引き続き、世代間の負担割合を考慮した計画的な地方債の借入を行うなど、健全な財政運営に取り組んでいく。
3.行政コストの状況
住民一人当たりの行政コストは28.8万円と、前年度と比較し4.0万円の減となった。これは、令和3年度に実施した新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金支給事業の終了などに伴い、補助金等が前年度比で2,023百万円の減となったことにより、コスト総額が大きく減ったためである。しかしながら、児童福祉や障害者福祉などの社会保障給付費に加え、公共施設の老朽化に伴う維持補修費などは今後も年々増加していくことが見込まれるものであり、より一層の経費の削減に努めていく。
4.負債の状況
負債合計は724,418百万円となり、前年度と比べ20,396万円増加したものの、住民一人当たりの負債額は前年度と同水準を維持しており、類似団体平均値を大幅に下回る傾向が続いている。しかしながら、総合計画に基づく中長期的なハード面の整備の見通しから、地方債の需要は今後も高まっていくと予想される。基礎的財政収支については、業務活動収支における補助金等支出が減となったことに伴う収支の増と、投資活動収支における収入の減に対し、公共施設等整備費支出が増えたことによる収支の減という二点が影響し、前年度と比べ29百万円減の652百万円となった。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、類似団体平均との差が前年度の△1.0%と比較し△0.4%へと縮小され、受益者負担の適正化に向けて改善が進んだものと見られる。なお、経常費用のうち維持補修費については、公共施設の老朽化に伴う増加傾向が今後も続いていくことが見込まれるため、公共施設等総合管理計画に基づいた計画的かつ効果的な改修・修繕を行うことで、経常費用の削減に努めていく。併せて、引き続き、各種公共施設等の使用料及び各種手数料の見直しや、公共施設等の利用回数を向上させるための取組み等を進めていく。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
宮城県富谷市の2022年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。