地方財政ダッシュボード

静岡県御殿場市の財政状況(最新・2024年度)

収録データの年度

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主要図表 Excel版

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御殿場市の主要財政図表を、Excelブックとしてまとめています。

対象年度2024年度

出典: 総務省「財政状況資料集」,「統一的な基準による財務書類に関する情報」,
作成:澁谷英樹「地方財政ダッシュボード」.

地域の概況

人口の推移
歳入・歳出・形式収支の推移

普通会計の構造(2024年度)

目的別歳出

総額441億円

性質別歳出

総額441億円

歳入の内訳

総額476億円

財政比較分析表(2024年度)

財政力

令和6年度は前年度から0.01ポイント増の1.03となり、類似団体内平均値を上回っている。普通交付税算定では、株式等取得割交付金や地方特例交付金等の収入額が増加したが、下水道費や地域の元気創造事業費等の需要額の増加額が上回ったため、単年度の財政力指数は0.052ポイント減の1.005となった。歳入面では、引き続き税収等確保に努めるとともに、歳出面においても、財政力に見合った効率的な事業執行ができるよう事業の見直しを行っていく。

財政力指数

財政構造の弾力性

前年度と比較すると、0.5%の減となった。これは、歳出面では人件費や扶助費、公債費への一般財源充当額が増加したものの、歳入面で税収等の増加が上回ったことによるものである。類似団体内平均値と比較すると経常収支比率は低いものの、人件費や扶助費等の義務的経費は年々増加しており、今後もこの水準を維持していくことは難しい。行政改革の取組み等による義務的経費の削減や、事業の選択と集中による歳出削減を推進していくことが重要となる。

経常収支比率

人件費・物件費等の状況

人口1人当たりの決算額としては、前年度と比べて増となり、引き続き類似団体平均値よりも高い数値となった。人件費は、人事院勧告に伴う給料及び職員手当等の増に伴い11.1%の増となり、物件費はふるさと納税推進事業や基幹システム標準化・共通化事業の増等に伴い、1.5%の増となった。そのため、人口1人当たりの決算額の総額は増となった。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額

給与水準(国との比較)

例年、人事院勧告に準拠した給与適正化に努めているが、近年若手・中堅職員の退職が増加しており、新卒者以外の即戦力となる職員の採用を積極的に行っているため、ラスパイレス指数の性質上、類似団体平均値より高い状態にある。今後も、引き続き、人事院勧告及び地域の民間給与に準拠した給与適正化に努めていく。

ラスパイレス指数

定員管理の状況

本市の特徴として、旧町村の地域振興及び財産区事務並びに住民に密接な窓口事務を行う支所(6支所)があること、東富士演習場に係る事務を行う専門部署があること、保育所及びこども園(9園)、幼稚園(6園)を公立で管理運営していること、農地や山林が多いこと等が挙げられる。現在、パスポート交付窓口業務等において民間委託を実施しているが、限られた経営資源の中で効率的な行政運営を行っていくためには、民間活力の活用の拡大等も視野に入れて検討していかなければならない。

人口1,000人当たり職員数

公債費負担の状況

標準財政規模の減と基準財政需要額算入額の増により分母が減少したが、元利償還金及び準元利償還金の減により分子の減少の方が大きかったため、単年度で0.34%低下し、3か年平均でも0.1%の減となった。将来負担比率の分析欄でも挙げた本市の特徴と同じように、実質公債費比率も他団体に比べ高くなる傾向がある。今後は、地方債償還額は大規模借入れの元金償還が始まることにより増加する一方、基準財政需要額算入額は大きな増加は見込めず、市税収入の減少に伴う標準財政規模の減により、比率が増加することが予測される。

実質公債費比率

将来負担の状況

前年度と比べ比率は上昇した。主な要因として、当該比率の算出に使用する充当可能基金額の減が挙げられる。類似団体平均値と比較すると、依然として比率が高い状況にある。本市の特徴として、防衛関係補助金を財源とした事業が多いことや非合併団体であること等の理由により基準財政需要額に算入されない地方債の割合が高く、同程度の地方債元利償還金がある自治体と比べ、比率が高くなる傾向がある。

将来負担比率

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)

人件費

令和6年度決算は、人事院勧告に伴う給料及び職員手当等の増に伴い前年度から1.1%の増となった。市民サービスの拡充等により、業務量が増加傾向にある中、事務事業の効率化を図るとともに、国の動向等も視野に入れ、給与制度や職員定数の適正化を検討する。

経常収支比率(人件費)

物件費

令和6年度決算は、情報システム運用事業等の減により、前年度から0.3%の減となった。指定管理者制度の導入により管理運営の効率化を図ってきたところであるが、今後は人件費や物価高騰の影響により指定管理料が増加し、物件費にかかる経常収支比率も増加が見込まれるため、引き続き民間委託等による事業実施方法の見直しや、廃止の検討により経費削減に努めていく必要がある。

経常収支比率(物件費)

扶助費

令和6年度決算は、施設型給付費や児童手当、自立支援給付費等の増により前年度から0.4%の増となった。類似団体内平均値よりも低い数値となっているが、今後も高齢者人口の増加が見込まれることや子育て支援の拡充等により、事業費は増加していくことが見込まれる。単独事業の見直しや適切な給付により、より適正な財政運営を図っていく必要がある。

経常収支比率(扶助費)

その他

令和6年度決算は国民健康保険会計への繰出金が減となったこと等により、前年度から0.3%の減となった。類似団体内平均値よりも低い水準で推移しているが、公共施設の老朽化の進行に伴い、維持補修費の増加が見込まれる。事業の平準化や、統廃合を含めた施設の運営方針についても検討していく必要がある。

経常収支比率(その他)

補助費等

令和6年度決算は、後期高齢者医療療養給付費負担金や民間放課後児童健全育成費補助事業等が増となったものの、地域公共交通活性化対策事業や敬老祝事業等が減となり、全体としては前年度と同率であった。依然として、類似団体内平均値よりも高い水準で推移しており、既存団体等への補助金・交付金の減額や廃止等を見据えた見直しにより、経費を抑制していく必要がある。

経常収支比率(補助費等)

公債費

令和6年度決算は、臨時地方道整備事業債等の償還が完了したことにより、前年度から1.4%の減となった。元利償還金は令和10年度までは減少していく見込みだが、令和11年度以降に大規模事業に係る借入の元金償還が始まると比率は上昇していくことが見込まれる。今後も借入れに当たっては、世代間の公平性の確保という観点を考慮しながら、適正な借入れを行う必要がある。

経常収支比率(公債費)

公債費以外

令和6年度決算では、人件費、扶助費が増となったことに加え、公債費が減となったことにより公債費以外は前年度から0.9%の増となった。物件費や補助費等をいかに縮減するかが課題となっており、経常的経費のみならず、義務的経費についても見直しによる歳出削減に取組む必要がある。

経常収支比率(公債費以外)

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)

目的別歳出の分析欄

類似団体平均値との差が大きい費目として、総務費及び土木費が高い水準、議会費と民生費が低い水準となっている。総務費については、防災行政無線整備(更新)事業やふるさと納税推進事業等の増により昨年度から増加し、引き続き類似団体平均値よりも高い水準となっている。土木費については、財産区繰入金及び防衛関係補助金が財源となる市特有の事業があることで高い水準になっており、今後もその傾向は続くと思われる。一方、民生費については、65歳以上の人口割合が低いため類似団体平均よりも低水準で推移しているものの増加傾向があり、今後も増加が続くと思われる。また、教育費については、新図書館の整備事業が進捗していること、施設の老朽化による小中学校の大規模改修が計画、実施されていることから、今後も高い水準で推移する見込みである。上記で挙げた以外の費目については、大きな増減はなく、今後も同じような傾向が続くと思われるが、事業の見直し等により、適正な財政運営を図っていく必要がある。

議会費

類似団体内順位97位/ 108団体

労働費

類似団体内順位13位/ 108団体

消防費

類似団体内順位38位/ 108団体

諸支出金

類似団体内順位7位/ 108団体

総務費

類似団体内順位13位/ 108団体

農林水産業費

類似団体内順位11位/ 108団体

教育費

類似団体内順位12位/ 108団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 108団体

民生費

類似団体内順位106位/ 108団体

商工費

類似団体内順位19位/ 108団体

災害復旧費

類似団体内順位49位/ 108団体

衛生費

類似団体内順位25位/ 108団体

土木費

類似団体内順位12位/ 108団体

公債費

類似団体内順位52位/ 108団体

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)

性質別歳出の分析欄

類似団体平均値と比較すると、物件費、補助費等及び普通建設事業費については高い水準、扶助費は低い水準にある。物件費については、年度により大規模事業に伴う臨時的な支出の増減があるものの、依然類似団体平均値と比較して高い水準が続いているため、経常的経費の抑制等によりさらなる歳出削減を行っていく必要がある。補助費等については、財産区繰入金が財源となる市特有の事業があることで類似団体平均値と比較して高い水準が続いている。普通建設事業費については、財産区繰入金及び防衛関係補助金が財源となる市特有の事業があることで類似団体平均値と比較して高い水準が続いている。扶助費については、65歳以上の人口割合が低いため類似団体平均を下回って推移しているものの、社会保障経費は徐々に増加していくことが見込まれるため、適切な予算執行をしていく必要がある。扶助費以外の性質においても、国民健康保険特別会計や介護保険特別会計等への多額の繰出金のほか、公共施設の管理上、増加が見込まれる維持補修費については、注意していく必要がある。

人件費

類似団体内順位32位/ 108団体

補助費等

類似団体内順位11位/ 108団体

災害復旧事業費

類似団体内順位49位/ 108団体

投資及び出資金

類似団体内順位60位/ 108団体

物件費

類似団体内順位15位/ 108団体

普通建設事業費

類似団体内順位13位/ 108団体

失業対策事業費

類似団体内順位1位/ 108団体

貸付金

類似団体内順位50位/ 108団体

維持補修費

類似団体内順位40位/ 108団体

普通建設事業費(うち新規整備)

類似団体内順位7位/ 108団体

公債費

類似団体内順位52位/ 108団体

繰出金

類似団体内順位107位/ 108団体

普通建設事業費(うち更新整備)

類似団体内順位48位/ 108団体

積立金

類似団体内順位12位/ 108団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 108団体

実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)

分析欄

財政調整基金残高は、取崩額が積立額を上回り減少した。実質収支額は、市税や廃道敷等土地売払収入(工業団地)などが増加したことによる歳入の増加を主な要因として増加し、引き続き高い水準を維持している。実質単年度収支は、基金取崩額が増加したことに伴い、前年度に引き続きマイナスとなった。今後も引き続き、財源確保とあわせ、事業等の抜本的な見直しによる歳出削減を図り、財政調整基金の残高確保に努める必要がある。

実質収支額・比率,財政調整基金残高

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)

分析欄

前年度に続き、すべての会計で黒字を維持している。標準財政規模比を前年度と比較すると、工業用水道事業会計を除くすべての会計で黒字幅が増加しており、特に一般会計の増加幅が大きい。一般会計においては、市税や廃道敷等土地売払収入(工業団地)などの歳入が増となったことが、黒字幅を増加させた要因である。工業用水道事業会計については、売上債権の増加、未払い債務の減少等により現金預金が減少したことが黒字幅を減少させた要因である。いずれの会計も黒字ではあるものの、特に介護保険特別会計、国民健康保険特別会計及び公共下水道事業会計は、一般会計からの繰出金も大きいため、個別会計内においても効率的な財政運営を図っていく必要がある。

連結実質収支(連結実質赤字比率)

実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)

分析欄

令和6年度では、元利償還金は前年度と比較して142百万円の減となった。元利償還金等は、臨時地方道路整備事業債等に係る元金償還の完了により、全体として減少しており、算入公債費等は災害復旧費等による基準財政需要額の減少により82百万円の減となった。本市の特徴として、単独事業債や防衛関係補助金を財源とする事業が多いことや、非合併団体であること等により、算入公債費等の割合が低い。今後も複数の大規模事業が予定、計画されていいることから、建設事業費の縮減や平準化による元利償還金の低減を図るとともに、算入公債費の割合を増加させるよう努める。

実質公債費比率,公債費等

減債基金の分析欄

利用なし

将来負担比率(分子)の構造(2024年度)

分析欄

令和6年度においては、前年度と比べ将来負担額は減少し、充当可能財源等も減少した。地方債残高については、現在は減少傾向にあるものの、大規模事業実施のための借入が複数予定されていることから、起債計画に沿った借入により、残高の抑制に努める。退職手当負担見込額については、一般職に属する職員に対する負担見込額の増に伴い増加した。また、充当可能基金についてはこれまで増加傾向にあったが、令和6年度の取崩額が大きく、減少に転じた。財政計画に基づく財政調整基金の計画的な積立等により、今後も引き続き基金残高を増やしていくとともに、起債発行額や債務負担行為の総額を抑制し、将来負担額の縮減及び充当可能財源等の増額に努める必要がある。

将来負担比率

基金残高に係る経年分析(2024年度)

基金残高合計

(増減理由)令和6年度末の基金残高は、前年度から19億400万円減の90億3,000万円となっている。主な要因としては、ふるさと応援基金の増(2億6,000万円余)等があったものの、全体としては積立額よりも取崩額が大きく減となった基金が多い(財政調整基金17億8,400万円の減、減債基金3億9,800万円の減)ことが挙げられる。(今後の方針)財政調整基金については、財政計画等に基づき、計画的に積立てを行っていくとともに、その他特定目的基金については、基金の目的に沿った積立、事業充当を行い、適正かつ計画的な基金運用を図っていく。

基金残高合計

財政調整基金

(増減理由)前年度繰越金等9億1,800万円余の積立を行ったが、予算編成時の財源不足を補うため27億500万円余の取崩しを行ったため、全体としては減額となった。(今後の方針)市税収入の1割程度(15億円程度)を下限に確保しておくことを目標に計画的に積立てを行っていく。そのためにも、歳入確保と歳出抑制に努めるとともに、事業の見直しや統廃合等により事業の効率化を図っていく。

財政調整基金

減債基金

(増減理由)元金積立はなく、4億円の取崩しを行ったため減額となった。(今後の方針)起債計画では公債費は減少傾向にあるものの、20億円を超える高い水準が続き、その後は大規模事業の実施に際して借り入れた元金の償還も始まることから計画的な取崩を行う。

減債基金

その他特定目的基金

(基金の使途)・地域振興推進基金:地域の学校や道路等の整備、環境対策等による地域振興の推進。・ふるさと応援基金:ふるさと納税制度により本市に寄附を行った寄附者の思いを実現するための事業。・公共施設等整備基金:老朽化する公共施設の長寿命化等の整備のため不足する財源として充当する。・図書館整備事業基金:図書館整備のため不足する財源として充当する。・特定防衛施設周辺整備調整交付金事業基金(子ども医療費助成事業):子育て世帯の医療費負担を軽減するため、特定防衛施設周辺整備調整交付金を財源として子ども医療費の助成を行う。(増減理由)・地域振興推進基金:寄附金を積立てた一方で、道路事業・浄化槽設置事業等の財源として取崩しを行ったことにより、9,300万円余の減となった。・ふるさと応援基金:各種事業に対して取崩を行った一方で、ふるさと納税寄附金を積立てたことにより、2億6,600万円余の増となった。・社会福祉事業基金:寄附金を積立てたことにより、1億3,000万円余の増となった。・新型コロナウイルス感染症対策推進基金:各種事業に対して全額を取崩したことにより、3,800万円余の減となった。・公共施設等整備基金:各種事業充当に対して取崩しを行った一方で、決算剰余金を積立てたことにより1億円余の増となった。・特定防衛施設周辺整備調整交付金事業基金(子ども医療費):国の交付決定に基づく事業充当配分により減となった。(今後の方針)・基金の目的に沿った積立て、事業への充当を行うとともに、所期の目的を達成した基金については整理する等、適正な運営を行う。・ふるさと応援基金については、基金からの取り崩しは積極的に行うが、ふるさと納税寄附金の積み立ても同時に行うため、ふるさと納税寄附金の増減により残高も増減する見込みである。(今後の方針)

その他特定目的基金

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率

類似団体平均と比較すると、有形固定資産減価償却率は低くなっている。これは、当市の普通建設事業費が大きく、インフラ整備や老朽化が進んだ学校教育施設等の公共施設の改築、改修を重点的に実施していることが理由として挙げられる。しかしながら、行政系施設、市民会館や保健センター等の大規模施設の老朽化が進んでおり、公共施設等総合管理計画の個別計画を基に施設の老朽化対策に引き続き取り組む必要がある。

有形固定資産減価償却率

類似団体内順位7位/ 106団体

(参考)債務償還比率

類似団体平均と比較すると債務償還比率は低くなっている。これは、算定式の分母である経常一般財源等(歳入)等と経常経費充当財源等の差が大きいこと、分子である充当可能基金残高及び充当可能特定歳入が前年度比では減少しているものの、高い水準を保っていることが要因として挙げられる。今後も当該年度と将来で負担のバランスが適切になるよう、事業内容等を考慮し検討していく必要がある。

(参考)債務償還比率

類似団体内順位10位/ 108団体

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

類似団体内平均値と比較すると将来負担比率が高いものの、有形固定資産減価償却率は低くなっている。これは、施設の老朽化対策を含め、普通建設事業に積極的に取り組んでいる結果、地方債残高が高止まりする状況が生じているためであるが、地方債の償還も進み、将来負担比率は低下している。今後も、将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の適正なバランスを保つよう、公共施設等総合管理計画の個別計画等により、事業の平準化を図る必要がある。

将来負担比率と減価償却率の組合せ分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は低下傾向にある。実質公債費比率は同程度で推移していたものが令和4年度に上昇し、令和5年度は横ばいであった。類似団体内平均値と比較すると将来負担比率及び実質公債費比率は高い。その理由としては、交付税算入される公債費の割合が少ないこと等が挙げられる。新たな起債による将来負担の上昇も見込まれるため、新設・老朽化対策を含めた総合的な公共施設・インフラ整備のバランスを図りながら、事業の平準化を検討する必要がある。

将来負担比率と実質公債費比率の組合せ分析

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

施設情報の分析欄

類似団体平均と比較すると、道路や学校施設の有形固定資産減価償却率が低くなっている。道路は防衛関係補助金等を財源として建設改良等を行っており、学校施設は施策により重点的に耐震補強や改築を行ってきたことが有形固定資産減価償却率が低い理由として挙げられる。橋梁・トンネル、公営住宅については類似団体平均と比較すると、有形固定資産減価償却率が高くなっている。そのため、公共施設等総合管理計画の個別計画により適切に改修、更新等をしていく必要がある。橋梁・トンネルについては一人当たり有形固定資産額が類似団体平均より高くなっているが、市内に幅の広い河や、長いトンネルがないことが理由としてあげられる。また、認定こども園・幼稚園・保育所の有形固定資産減価償却率を類似団体と比較すると同等程度になっている。公立幼稚園・保育園の統廃合を引き続き進めつつ、公共施設等総合管理計画の個別計画により適切に改修、更新等をしていく必要がある。

道路

類似団体内順位7位/ 106団体

橋りょう・トンネル

類似団体内順位84位/ 103団体

公営住宅

類似団体内順位55位/ 90団体

港湾・漁港
認定こども園・幼稚園・保育所

類似団体内順位49位/ 99団体

学校施設

類似団体内順位3位/ 106団体

児童館
公民館

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

施設情報の分析欄

類似団体平均と比較すると、図書館、市民会館、保健センター・保健所は有形固定資産減価償却率が高くなっている。これらの施設はいずれも改築または大規模改修等の老朽化対策を検討、実施している。また、庁舎については、平成28年度に新棟を建設したことにより、有形固定資産減価償却率は低いものの、一人当たりの面積は類似団体平均より高くなっている。一般廃棄物処理施設は、類似団体平均と比べ、有形固定資産減価償却率は低く、一人当たり有形固定資産額は同水準である。いずれの施設も公共施設等総合管理計画の個別計画により適切に更新していく必要がある。

図書館

類似団体内順位94位/ 104団体

体育館・プール

類似団体内順位1位/ 105団体

福祉施設
市民会館

類似団体内順位86位/ 91団体

一般廃棄物処理施設

類似団体内順位31位/ 98団体

保健センター・保健所

類似団体内順位48位/ 88団体

消防施設

類似団体内順位72位/ 104団体

庁舎

類似団体内順位29位/ 106団体

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)

資金収支計算書

財務書類に関する情報①(2024年度)

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度末から1,760百万円の減となった(△1.1%)。主な要因としては、固定資産の減少(△7,290百万円)が増加(5,855百万円)を上回ったことや、貸付金基金等が減少(△1,889百万円)したこと等が挙げられる。負債総額は前年度末から882百万円の減となった(△3.3%)。主な要因としては、地方債償還支出が地方債発行収入を上回ったことにより、地方債が522百万円の減(△2.5%)となったことが挙げられる。全体においては、資産総額は2,222百万円の減(△1.1%)となった。全体から一般会計等を除いた固定資産は113百万円増加したが、貸付金基金等が374百万円減少したことにより、合計としては減となった。地方債の減少等のプラス要因がある一方で、老朽化の進行により資産が減少していることや基金の減少といったマイナス要因も生じている。健全な財政運営を保ちながら、公共施設等の適正管理も進めていく必要がある。

貸借対照表ツリーマップ
資産合計
負債合計

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は38,591百万円で、前年度比2,705百万円の増加(+7.5%)となった。このうち人件費等の業務費用は20,865百万円、社会保障給付などの移転費用は17,726百万円で、どちらも前年度から増加している。このうち、移転費用では社会保障給付が742百万円、補助金等が1,080百万円と大きく増加しており、業務費用全体の40%を占めている。経常収益は1,193百万円で増加(+30百万円)しているが、使用料及び手数料は減少(△17百万円、△3.9%)している。全体から一般会計等を除いた経常費用は179百万円(+1.3%)の増、経常収益は3百万の減(△0.2%)とほぼ横ばいで推移している。少子高齢化等に伴う社会保障給付の増が行政コストを押し上げており、今後も増加傾向が続くと考えられるため、物件費や補助費等を縮減し、コスト削減に努めるとともに、使用料・手数料収入が減少していることから、コストに見合った適切な価格設定がなされているかも検討していく必要がある。

純経常行政コスト
純行政コスト

3.純資産変動の状況

一般会計等においては税収等の財源が36,925百万円となり、純行政コスト37,398百万円を下回ったことから本年度差額は△473百万円となり、純資産残高は878百万円の減少(△0.7%)となった。税収・国県等補助金共に増加(+2,503百万円)したが、それ以上に行政コストが増加(人件費+710百万円・移転費用+1,080百万円)していることが、主な要因である。全体から一般会計等を除いた比較では、国民健康保険税の減収等により財源が減少(△287百万円)し、行政コストも増加(人件費+43百万円、移転費用+177百万円)していることから、全体としても本年度差額は△495百万円となり、純資産残高は901百万円の減少(△0.6%)となった連結では、静岡県後期高齢者医療広域連合への国県等補助金が財源に含まれることから、一般会計等と比べて財源が23,152百万円多くなっており、本年度差額は△110万円、純資産残高は△471百万円となった。

本年度差額
本年度末純資産残高
本年度純資産変動額

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は4,711百万円であり、前年度比150百万円の減少であった。これは、業務活動収入が2,344百万円増加し、臨時支出が10百万円減少した一方で、地域産業立地促進事業や広域行政組合負担金等の増加により、業務支出が2,504百万円増加したことが要因である。投資活動収支は△2,997百万円であり、前年度比で2,034百万円の増加となったが、これは公共施設等整備費支出の減少したこと、国県等補助金収入が増加したことが一因であるが、基金積立金支出が減少(△604百万円)し、基金取崩収入が増加した(1,407百万円)ことが主な要因である。そのため、基金、特に財政調整基金の残高が大きく減少(△1,784百万円)しており、今後は残高確保に向けた取組がより一層求められる。財務活動収支は、地方債償還支出が発行収入を上回ったため、△522百万円となったが、今後数年は大規模事業の進捗に伴う地方債発行の増加が見込まれるため、償還額とのバランスに留意しながら発行額を検討していく必要がある。

業務活動収支
投資活動収支
財務活動収支

財務書類に関する情報②(2024年度)

1.資産の状況

分析欄:1.資産の状況住民一人当たり資産額は、財政調整基金残高の減少を主な要因として資産総額が減少したため、前年度と比較して0.4万円の微減となっている。有形固定資産減価償却率は、前年度と比較して1.6%上昇しているが、類似団体平均値より低くなっている。歳入額対資産比率は0.25年減少しており、資産(基金)の減少が要因と考えられる。以上のことから、施設更新に取り組んでいるものの、全体的には老朽化が進行している。基金は取崩しが積立を上回っており、老朽化対策の原資となる財政的余力が細ってきていると考えられる。そのため計画的な施設更新と基金積立の両立が、より一層求められる。

①住民一人当たり資産額(万円)
②歳入額対資産比率(年)
③有形固定資産減価償却率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は類似団体平均値よりも9.1%高く、前年度から0.4%増加した。これは、純資産は同水準であるが、資産合計が減少したことが要因として挙げられる。将来世代負担比率は前年度から0.1%増加したものの、類似団体平均値よりも3.1%下回っている。このことから、資産形成における純資産の割合が比較的高く、将来世代への負担が抑えられていると考えらえる。地方債の発行状況を精査し、公共施設等の資産管理と世代間負担の均衡を図っていく必要がある。

④純資産比率(%)
⑤将来世代負担比率(%)

3.行政コストの状況

住民一人当たりの行政コストは前年度と比較すると3.6万円増加している。類似団体平均値では1.8万円の増加であり、当市の増加幅が大きくなっている。これは純行政コストが社会保障給付の増加等により、266百万円増加し、人口が753人減少したことが要因である。人口減少、少子高齢化により社会保障給付は増加していくと思われるため、補助金等支出や物件費等の見直しにより、行政コストの削減に努めるとともに、適正な使用料・手数料収入を確保していく必要がある。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は0.8万円減少し、類似団体平均値を7.8万円下回っている。これは地方債の償還が進んだことにより、負債合計が882百万円減少したことによる。今後は大規模事業の実施により地方債発行額が増加することが見込まれるため、事業の平準化や事業内容の精査等により、発行額抑制に努める必要がある。業務・投資活動収支は業務活動の黒字が投資活動の赤字を下回ったため、80百万円の赤字であり、類似団体平均値を大きく下回っている。これは、人件費や補助金、社会保障給付等の増により、業務活動収支が149百万円減少したこと、新図書館整備事業や木製おもちゃ館整備事業といった国県等補助金を活用しない大型事業の実施により、投資活動収支がマイナスになったことが要因として挙げられる。

⑦住民一人当たり負債額(万円)
⑧基礎的財政収支(百万円)
⑧業務・投資活動収支(百万円)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は前年度と比較して0.1%減少し、類似団体平均値との差も1.4%に拡大している。これは社会保障給付等の増により、経常費用が2,705百万円増加し、経常収益の増加30百万円を上回ったことが要因である。行政サービスの提供に必要な経費が増加した一方で、対応する経常収益の増加は限定的であり、使用料・手数料は減少していることから、利用者数の減少と料金水準の両面から検証し、財源確保策を検討していく必要がある。

⑨受益者負担比率(%)

よくある質問

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静岡県御殿場市の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

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