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財政力指数の分析欄自主財源が2割と乏しく、財政基盤が弱い状況であることから、類似団体を大きく下回っている。定住促進や地域産業の活性化を図りつつ、行政の効率化に努めることにより財政の健全化を図ってゆく。 | 経常収支比率の分析欄人件費に係るものが20.2%、公債費に係るものが21.8%と全体の大部分を占めており、扶助費においても、10.2%と年々増加傾向である。公債費については地方債繰上償還(平成19~28・4,321,439千円)、借換債発行(平成19・364,200千円)を行うなど、同比率の改善を図っている。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄人件費については、平成25年度から消防事務組合の広域合併に伴い、職員人件費等から補助費等(負担金)へのシフトにより減少している。物件費等においては、臨時職員等の賃金の増により全体的に伸びているが、清掃および植栽管理等の委託料の見直しや、指定管理者制度の効果的な運用など削減に努めている。 | ラスパイレス指数の分析欄平成18年の合併時からこれまで昇給制度や勧奨退職優遇措置の見直しなどにより、類似団体の平均は下回っている。今後も人事評価制度の適正な運用や55歳超の昇給停止などを通じ、引き続き縮減に努める。なお、平成23年度および24年度においては、国家公務員の時限的な給与改定特例法による措置により指数が100を超えている(措置が無い場合のラスパイレス指数はともに94.3)。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄平成18年の合併時からこれまでの新規採用を抑制してきたことにより、類似団体平均を下回っている。今後は、職員数については平成29年度を初年度とし、平成33年度までの5年間で、業務委託の推進や技能労務職の退職不補充などにより、3%の削減を目標とする。 | 実質公債費比率の分析欄普通建設事業に係る起債の償還等により、類似団体平均を上回っている。長期総合プランに基づいた地方債の計画的な発行に努めるとともに、地方債繰上償還(平成19~28・4,321,439千円)や借換債発行(平成19・364,200千円)を行うことで、将来への負担を軽減し一層の財政健全化を図る。 | 将来負担比率の分析欄数値は年々改善しており、平成28年度においては充当可能財源等が将来負担額を上回ったことにより、平成27年度同様に比率なしとなった。今後も地方債の計画的な発行や充当可能基金の効率的な運用を行い、後世への負担を軽減できるよう財政の健全化に努めてゆく。 |
人件費の分析欄平成18年の合併時からこれまでの新規採用を抑制してきたことにより、類似団体平均を下回っている。今後は、職員数については平成29年度を初年度とし、平成33年度までの5年間で、業務委託の推進や技能労務職の退職不補充などにより、3%の削減を目標とする。 | 物件費の分析欄臨時職員等の賃金増により全体的に伸びているが、清掃および植栽管理等の委託料を見直すとともに、運動施設や公民館、公園などの管理について指定管理者制度を効果的に運用することにより削減に努めている。 | 扶助費の分析欄類似団体平均を上回っている要因として、生活保護費や介護・訓練等給付費、平成26年度以降については、第2子以降保育料無料化事業に伴う施設型給付費の額が膨らんだことなどが挙げられる。扶助費については今後も増加が続くものと見込まれることから、生活保護等については資格審査の適正化や各種手当への特別加算などの見直しを進めていくことで、財政圧迫を回避できるよう努める。 | その他の分析欄介護保険給付費定率負担、後期高齢者医療給付費定率負担および下水道会計への出資金、診療所特別会計繰出金が多額になっており、同数値を押し上げる要因となっているため、引き続き特別会計及び公営企業会計の経営改善を行っていく。 | 補助費等の分析欄下水道事業会計への補助金や中山間地域等直接支払交付金、多面的機能支払交付金が同数値を押し上げる要因となっている。また、平成25年度に消防事務組合の広域合併があったことにより、職員人件費から負担金へのシフトが生じたため、類似団体の平均値を上回っているが、引き続き各種団体運営費補助金の見直しと節減に努める。 | 公債費の分析欄普通建設事業費に係る起債の償還などにより、類似団体平均を上回っている。今後、老朽化した施設の大規模改修などで元利償還金が増加する見込みであるが、地方債の計画的な発行により、将来への負担を軽減し一層の財政健全化を図る。 | 公債費以外の分析欄人件費、物件費および維持補修費等は、行政改革を推進し節減に努めているが、介護保険給付費定率負担、後期高齢者医療給付費定率負担および下水道事業会計への出資金などが多額になっており、同数値を押し上げる要因となっている。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄総務費については、住民一人当たり76,385円となっている。増加の要因として、平成27年度は木質バイオマス発電事業貸付金、平成28年度はコミュニティセンター改築事業が挙げられる。民生費については、住民一人当たり177,525円となっており、類似団体の平均値に比べ高い状態にある。施設型給付費や介護・訓練等給付費などにより伸びている。農林水産業費については、住民一人当たり34,830円となっており、類似団体の平均値を上回った。これは強い農業づくり交付金や県営事業負担金の増加によるものである。土木費については、住民一人当たり49,405円となっている。除雪経費や下水道事業会計への繰出金などが増加の要因となっている。消防費については、住民一人当たり23,448円となっている。弘前地区消防事務組合の負担金増により平成27年度より高くなっている。教育費については、住民一人当たり88,781円となっており、類似団体の平均値を大きく上回っている。これは中学校体育館の耐震工事や総合運動場整備事業などの実施によるものである。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄維持補修費については、住民一人当たり11,678円となっている。平成27年度は降雪が少なく除雪経費が少額だったが、平成28年度では積雪が多く除雪経費が高額となったため、類似団体の平均値を上回った。扶助費については、住民一人当たり116,839円となっており、類似団体と比較して一人当たりのコストが高い状況となっている。施設型給付費や介護・訓練等給付費などが年々伸びており、財政を圧迫する要因となっている。普通建設事業費については、住民一人当たり96,822円となっており、類似団体の平均値を上回る結果となったが、今後も老朽化した施設の改築や改修事業が続くため伸びが予想される。公債費については、住民一人当たり84,769円となっており、類似団体と比較して一人当たりのコストが高い状況となっている。繰上償還を継続して実施していることなどから高い状態で推移している。投資及び出資金については、住民一人当たり13,571円となっており、類似団体と比較して一人当たりのコストが高い状況となっている。下水道事業会計の出資金が主な要因となっている。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄 | 債務償還可能年数の分析欄 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析実質公債費比率は類似団体と比較して高くなっているものの、将来負担比率についてはH25より比率なしとなっている。これは、普通建設事業費を抑え地方債の新規発行の抑制に努めてきたためである。しかし、今後は本庁舎建設事業や小学校改築事業、市民体育館整備事業などの大型事業が続くため、これまで以上に公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄
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図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄
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資産合計負債合計 |
1.資産・負債の状況一般会計等においては、資産総額が当該年度の期首時点から4,367百万円の増加(+9.2%)となった。金額の変動が大きいものは事業用資産と基金であり、事業用資産は、総合運動施設整備事業等の実施による資産の取得額が、減価償却による資産の減少を上回ったこと等から1,999百万円増加し、基金は、将来の公共施設整備のために積み立てたこと等により、基金(その他)が850百万円増加した。また、負債総額は当該年度の期首時点から873百万円の減少(-7.3%)となった、金額の変動が大きいものは地方債であり、平成27年度に実施した総合運動施設整備事業等に係る地方債の償還が始まったこと等から、地方債償還額が発行額を上回り、848百万円減少した。 |
純経常行政コスト純行政コスト |
2.行政コストの状況一般会計等においては、経常費用は13,466百万円となった。そのうち、人件費等の業務費用は5,996百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は7,470百万円であり、移転費用の方が業務費用よりも多い。最も金額が大きいのは社会保障給付(3,593百万円)、次いで補助金等(2,723百万円)であり、純行政コストの48.4%を占めている。今後も高齢化の進展などにより、この傾向が続くことが見込まれるため、事業の見直しや介護予防の推進等により、経費の抑制に努める。 |
本年度差額本年度末純資産残高本年度純資産変動額 |
3.純資産変動の状況一般会計等においては、税収等の財源(15,732百万円)が純行政コスト(13,053百万円)を上回ったことから、本年度差額及び純資産残高は2,678百万円の増加となった。特に本年度は、補助金を受けて古懸不動野線道路改築事業や新館野木和町居線道路改良事業、小和森小学校大規模改修事業を行ったため、財源に当該補助金の額が計上される一方、当該施設取得による行政コストの計上は減価償却により徐々になされるため、純資産が増加していることが考えられる。 |
業務活動収支投資活動収支財務活動収支 |
4.資金収支の状況一般会計等においては、業務活動収支は3,612百万円であったが、投資活動収支については、総合運動施設整備事業等の公共施設等整備費支出が増加したことから、▲3,169百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったことから、▲346百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から96百万円増加し、600百万円となった。しかし、地方債の償還は進んでおり、経常的な活動に係る経費は税収等の収入で賄えている状況である。 |
①住民一人当たり資産額(万円)②歳入額対資産比率(年)③有形固定資産減価償却率(%) |
1.資産の状況住民一人当たり資産額については、類似団体平均を大きく下回っているが、当団体では、道路などの敷地のうち、取得価額が不明であるため、備忘価額1円で評価しているものが大半を占めているためである。平成28年度に総合運動施設整備事業等を実施したことなどにより、開始時点からは15.6万円増加している。歳入額対資産比率については、類似団体平均を下回っているが、今後は大型建設事業が予定されており、投資活動収入及び財務活動収入が増加していくため、歳入額対資産比率も上昇していく見込みである。有形固定資産減価償却率については、類似団体平均と同程度となっている。今後も公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。 |
④純資産比率(%)⑤将来世代負担比率(%) |
2.資産と負債の比率純資産比率については、類似団体平均と同程度であるが、純行政コストを税収等の財源が上回ったことから、昨年度と比較して純資産が2,678百万円(+7.1%)増加している。将来世代負担比率については、類似団体平均を上回っている。今後も新規に発行する地方債の抑制を行うとともに、高利率の地方債の繰上償還を行うなど、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める。 |
⑥住民一人当たり行政コスト(万円) |
3.行政コストの状況住民一人当たり行政コストは類似団体平均を下回っているが、社会保障給付及び補助金等が純行政コストのうちの48.4%を占めていてる。特に、社会保障給付は今後も増加していく見込みであるため、資格審査等の適正化を進め、補助金等についても見直しを進めるよう努める。 |
⑦住民一人当たり負債額(万円)⑧基礎的財政収支(百万円) |
4.負債の状況住民一人当たり負債額については、類似団体平均を下回っており、当該年度も地方債償還額が発行額を上回ったため、前年度から2.2万円減少している。基礎的財政収支については、業務活動収支の黒字分が基金積立金支出及び基金取崩収入を除いた投資活動収支の赤字分を上回ったため、類似団体平均を上回る974百万円となっている。業務活動収支については、業務支出の51.2%を占める社会保障給付及び補助金等について適正化及び見直しを進め、投資活動収支については、公共施設等の適正管理に努め、投資を抑制することにより赤字分の縮小に努める。 |
⑨受益者負担比率(%) |
5.受益者負担の状況受益者負担比率は類似団体平均を下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。公共施設等の使用料の見直しを行うとともに、公共施設等の利用回数を上げるための取組を行うなどにより、受益者負担の適正化に努める。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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