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地方財政ダッシュボード

北海道砂川市の財政状況(2014年度)

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2014年度)

財政力指数の分析欄

長引く景気の低迷や人口の減少による産業の衰退などにより税収の減少が続き、財政基盤が弱く、類似団体平均を下回っている。収納対策強化等により歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

行財政改革による人件費の削減、補償金免除の繰上償還や公債費負担適正化計画の確実な実施により類似団体平均を下回っている。今後も義務的経費の見直しや上昇抑制に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

行財政改革により経常経費の削減を行っているが順位は類似団体平均を下回っている。決算額については全国平均をやや上回っており、人件費や物件費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数は98.9と類似団体と比較すると若干高い数値となっているが、前年度より0.7低下している。国に準じて平成18年度に給与構造の見直し、平成27年度からは給与制度の総合的見直しを導入し、地域民間給与の反映、年功的な給与上昇の抑制に努めている。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

ここ数年、人口の減少により人口千人当たりの職員数は若干増加傾向にあるが、職員数は横這いで推移しており、類似団体との比較においても平均的な数値となっている。今後においても砂川市行政改革推進委員会からの答申内容に基づき、技能労務職の退職不補充のほか、財政状況及び事務事業量を考慮した適正な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

本年度は前年度から2.6%改善し12.9%となっている。過去の起債償還額が多いところに普及率の高い下水道事業や病床数の多い病院事業を抱えていることなどから、類似団体平均を上回っているが、公債費負担適正化計画の18%未満の計画は達成しており、本計画終了後も引き続き比率の低下に努める。

将来負担比率の分析欄

本年度は前年度から28.9%改善し26.3%となっており、類似団体平均を下回っている。地方債現在高の減などにより減少傾向にあるが、今後も借入額の抑制等でさらなる比率の低下に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2014年度)

人件費の分析欄

類似団体と比較すると、人件費に係る経常収支比率は低くなっているが、要因としては行財政改革による人件費の削減や集中改革プランに掲げた定員の適正管理を行っていること、消防の業務などを一部事務組合で行っていること、公共施設の管理を指定管理者制度の導入や委託できるよう事業や事務は積極的に民間委託していることである。今後もこのような取組みを進めながら人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

類似団体と比較すると、物件費に係る経常収支比率は低くなっているが、要因としては行財政改革により経常経費の削減を行っていることや委託する場合に毎年見直しをかけていることがある。今後もこのような取組みを進めながら物件費の抑制に努める。

扶助費の分析欄

類似団体と比較すると、扶助費に係る経常収支比率は低くなっているが、要因としては単独事業が他の類似団体よりも少ないことがある。今後も緊急性や必要性を勘案しながら扶助費の抑制に努める。

その他の分析欄

類似団体平均と比較すると、その他に係る経常収支比率は低くなっているが、要因としては繰出金が少ないことにある。今後も各事業において独立採算の原則に立ち普通会計の負担額を減らしていくように努める。

補助費等の分析欄

類似団体と比較すると、補助費等に係る経常収支比率は平均を上回っている。これは消防などの業務を一部事務組合で行っていることにより負担金が大きくなっているが、今後も普通会計の負担額を減らす一部事務組合の適正な執行体制の確立に努める。

公債費の分析欄

本年度は前年度から1.3%改善し19.7%となっており、類似団体平均と並んだ。これは、過去に短期的集中的に行った社会資本整備などに借り入れた借入金の償還が進み、年々現在高が減少しているためである。また、地方債の残高の中には、過疎債などの普通交付税に算入される起債償還も多く含まれている。依然、公債費の占める割合が高いことから公債費負担の適正化に努める。

公債費以外の分析欄

投資的経費のうち、人口1人当たりの決算額が平成24年度に大きく増加したのは総合体育館の耐震改修化工事等による増加のためで、類似団体と比較すると平均を下回っている。今後も税収の大幅な増加が見込まれず、交付税の見通しも不透明であることを鑑み、計画的な事業の実施に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2014年度)

分析欄

本年度は前年度から実質単年度収支で0.24ポイント増加し2.37%となっており、財政調整基金残高では1.96ポイント減少し4.93%となっている。今後も緊急性や必要性を勘案しながら歳出の抑制に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2014年度)

分析欄

全ての事業で黒字となっているが、病院事業、一般会計で減少が見られる。今後は緊急性や必要性を勘案しながら歳出の抑制に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

元利償還金の減少により、前年度より189百万円減少し478百万円となっており、今後も借入額の抑制等で実質公債費比率の減に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

本年度の将来負担比率の分子は病院改築事業終了による公営企業債等繰入見込額の減少により前年度から1,556百万円減少し1,362百万円となっている。また、基準財政需要額算入見込額が増加し、一般会計等に係る地方債の現在高は年々減少している。今後も借入額の抑制等で将来負担比率分子の減に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,