経営の健全性・効率性について
吉富町公共下水道事業は平成9年に事業着手、平成16年度に供用開始している。現在全体計画区域233ha中84haの整備が完了している。①収益的収支比率について現在は使用料収入以外の収入に依存しており、使用料収入を増加させることが課題である。④企業債残高対事業規模比率下水道事業は事業開始時に処理場の建設等を行う必要があるため、事業開始時は投資額が多大となる。平均値との差は類似団体と比較し事業開始からの年数が短いことが理由と考えられる。⑤経費回収率今後、下水道を普及させていくことにより使用料収入の増加を見込んでいる。⑥汚水処理原価汚水処理原価は下水処理場への流入量の増加により低くなる。下水道普及による原価の低下を見込んでいる。⑦施設利用率今後、下水道を普及させていくことにより処理場への流入量の増加を見込んでいる。⑧水洗化率水洗化率が類似団体と比べ低い水準であるが未普及対策の実施等により年々増加している。下水道を普及させていくことにより対応する。
老朽化の状況について
③管渠改善率事業開始から10年程度であるため、管渠改善は行っていない。
全体総括
本町の下水道事業は事業期間が短いため、未普及対策に重点を置いた経営を当面は行っていかなければならない。町の財政を過度に圧迫しないよう、事業を行っていく。