筑後市:公共下水道

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経営比較分析表(2014年度)

経営の健全性・効率性について

平成10年に事業着手、平成18年10月に一部供用を開始し、下水道普及率は現在31.56%と未だ整備途上の段階にある。このため、接続率も低く、使用料収入も脆弱で、起債や一般会計繰入金等の他の財源への依存が高い状況にあり、収益的収支比率や経費回収率も低く、単年度収支は赤字である。一方、料金収入に対する企業債残高の比率は類似団体平均を下回り、減少傾向で推移しており、建設投資の規模は概ね適切と思われる。また、汚水処理原価は、接続率が低く、有収水量がまだ少ない状況にあり、全国平均、類似団体平均を大きく上回り、汚水処理のコストは非常に高額となっている。以上の状況から、本市の事業は整備過程にあって、健全性、効率性は低いと言わざるをえない。

老朽化の状況について

平成10年から事業開始し、管渠の耐震化、更新については、現段階では構造的に問題はなく、今後10年は実施しない予定である。

全体総括

整備途上にあって、建設投資に多額の費用を要するものの、その財源となる使用料収入は脆弱で、使用料収入以外の収入に多くを依存する、経営としては厳しい状況にあると言わざるを得ない。今後も整備事業を進めていく上では、整備効率の高い地区を検証しながら計画実施していく必要がある。これに加え、整備後の接続促進への取り組みにより、有収水量を増やし、使用料収入の増加させることが、経営の健全化、効率化を図るうえでは欠かせない。多額の費用を伴う下水道への接続は敬遠され、使用料収入が伸び悩んでいる状況が課題としてあり、これを解消するためには、供用開始区域への地元説明会、下水道展の開催や各種イベントへの参加による下水道事業の周知、未接続世帯への接続推進活動、排水設備設置補助金の制度周知等、下水道事業への住民の方々の理解を広め、接続率向上への取り組みが必要である。

類似団体【Cc3】

木古内町 江差町 岩内町 足寄町 平内町 五戸町 階上町 岩手町 野田村 栗原市 女川町 大江町 金山町 尾花沢市大石田町環境衛生事業組合(事業会計分) 会津美里町 三春町 北茨城市 茨城町 那須烏山市 市貝町 芳賀町 明和町 千代田町 大泉町 邑楽町 美里町 上里町 入善町 輪島市 能登町 大野市 都留市 大月市 上野原市 西桂町 池田町 羽島市 山県市 郡上市 養老町 垂井町 神戸町 菊川市 森町 津島市 常滑市 豊山町 名張市 亀山市 玉城町 京丹後市 福崎町 香美町 紀の川市 岩出市 かつらぎ町 九度山町 有田川町 美浜町 由良町 みなべ町 上富田町 琴浦町 大田市 江津市 隠岐の島町 竹原市 三次市 鳴門市 阿南市 美波町 松茂町 北島町 藍住町 西予市 東温市 宿毛市 香南市 直方市 柳川市 八女市 筑後市 大川市 行橋市 朝倉市 遠賀町 小竹町 鞍手町 筑前町 大刀洗町 広川町 苅田町 みやこ町 吉富町 築上町 多久市 武雄市 小城市 嬉野市 神埼市 基山町 みやき町 松浦市 雲仙市 南島原市 嘉島町 小林市 串間市 三股町 国富町 薩摩川内市 徳之島町 西原町