経営の状況について
収益的収支比率は100%以上であるが、売電収入以外の収入への依存があるため、改善に向けた取組が必要である。営業収支比率も100%を超えるが、更新に向けた財源の確保や、更なる費用削減等、今後も健全経営に向けた取組が必要である。供給原価が高い傾向にあるのは、更新工事等が増加したことに伴う発電量の減少と考察され、適正な管理による維持管理費の削減など、経営改善に向けた取組が必要である。
経営のリスクについて
H25からH27年度の設備利用率が低いのは、修繕や更新工事のために運転停止日数が増えたためである。修繕費比率については、ここ数年は数値が低く推移しているため今後も計画的な維持管理に努める。FIT収入割合が100%であるため、固定価格買取制度の調達期間終了後、収入が減少するリスクが高い。企業債残高対料金収入比率については、H27年度に新たに企業債を借り入れたことと、休止期間があり、料金収入が減少したため数値が高くなっており、償還財源の確保に向けた取組が必要である。
全体総括
現状においては、経営の健全性及び効率性は確保されているが、FITの調達期間が終了すると収入の減少が見込まれる。今後、策定を予定している経営戦略のなかでも更新費用の財源をどう賄うかが検討課題である。今後の風力発電事業を取り巻く環境を踏まえ、施設の管理を適正に行い、更なる経営の安定化を図る。