輪島市：公共下水道

経営の健全性・効率性について

①設備投資に多額のコストを要した企業債の償還が始まったことにより償還費用が年々増加となり、収益的収支比率は低下していると考えられる。④供用開始から１０年と年数も浅いことから、企業債残高が多いため、類似団体より高い数値を推移していると考えられる。⑤全国平均、類似団体と比較しても数値的に大きな差がない状況ではあるが、経費回収率は１００％を大きく下回っており、現状の料金体系では経費を賄えておらず、経営改善に向けた取り組みが必要であると考えられる。⑧供用開始からまだ年数が浅い、人口減少や高齢化率が高いといった要因などにより下水道に接続している人口が少ないことから、水洗化率が低くなっていると考えられる。

老朽化の状況について

供用開始から１０年しか経過しておらず、まだ老朽化していない。

全体総括

施設が新しいため投資による企業債負担が影響していることや、供用開始からまだ１０年しか経過していないことから接続率が低く水洗化率が類似団体に比べてかなり低く推移している。今後は接続率を増やすため、普及啓発活動に向けた取り組みが必要である。また、地方債償還が始まったことから収支のバランスを考慮し、使用料の適正化に向けた検討を進める必要がある。