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地方財政ダッシュボード

熊本県錦町の財政状況(2023年度)

熊本県錦町の財政状況について、2023年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

錦町水道事業簡易水道事業水道事業末端給水事業下水道事業特定環境保全公共下水道下水道事業農業集落排水

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2023年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2023年度)

財政力指数の分析欄

財政力指数は、3年(令和3~5年)の平均値と定められている。前年度算定に用いた令和2年度(単年)の財政力指数0.400から、令和5年度(単年)の財政力指数0.413に置き換えて平均値を算定するため、財政力指数は、0.01増加した。令和5年度(単年)の財政力指数は、基準財政需要額の増86,819千円に対し、基準財政収入額の増112,502千円であったため、財政力指数は増となっている。

経常収支比率の分析欄

公債費40,438千円の増及びふるさと納税基金繰入金を一般財源扱いに見直し、一般財源所要が151,458千円増となったため、経常収支比率は上昇している。また、アフターコロナにシフトし、中止となっていたイベント補助金や各種団体の運営補助金、出張旅費等の経常経費が平常時に回帰している。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費は、新規採用の抑制を行い職員数の削減を行ってきたこと、給与水準(ラスパイレス指数)が低いこと、副町長が不在であること等により、全国平均・県平均・類似団体を下回っている。物件費等は、錦ネット加入者増による宅内機器購入や保守委託が増加しているほか、ふるさと納税に対する返礼品等の外部委託料によるものである。

ラスパイレス指数の分析欄

令和5年度93.9は全国町村平均96.9を3.0下回り、給与水準は抑制されている状況である。今後も人事院勧告等を注視し、住民の理解を得られる給与制度の維持に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

近年、類似団体平均よりも2人程度少ない状況が続いている。定員管理計画に基づき、現在の職員数程度を確保しつつ、職員のスキルアップや組織体制の見直し、再任用職員の活用により、限られた職員数での効率化に取り組む必要がある。

実質公債費比率の分析欄

分子の構成要素である「一般会計の元利償還金」は、橋梁長寿命化、道路改良等の元金償還開始等により44,496千円増加し、加えて人吉下球磨消防組合への負担金が、救助工作車及び救急車の償還開始により6,568千円増加したことから、分子全体で47,326千円増加した。一方、分母の構成要素である「標準税収入額等」のうち、法人税割が74,808千円増加するなど、税・譲与税が全般的に前年度を上回り、普通交付税は41,014千円減少したものの分母全体で83,053千円増加した。令和5年度単年の実質公債費比率は9.762%と前年度比で1.222%増加し、さらに令和2年度の8.105%を上回ったことから3ヵ年(令和3~5)平均の実質公債費比率は0.6ポイント増加し8.9%となった。

将来負担比率の分析欄

分子の構成要素である「一般会計の地方債現在高」は、97,524千円減少したが、令和5年度中に工事が完了できず、6年度へ繰越となった地方債が138,900千円あったことの影響が大きい。また、上下水道に関しては、施設整備が概ね完了していることから、新たな借入よりも償還額の方が大きく上回っており、地方債残高に対する繰出見込額が163,407千円減少した。さらに分子から控除する基金残高が、減債基金・介護給付費準備基金等の増により217,589千円増加したこと等により、算出式の分子全体では前年度比307,143千円減少した。一方、分母の構成要素である「標準税収入額等」のうち、法人税割が74,808千円増加するなど、税・譲与税が全般的に前年度を上回り、普通交付税は41,014千円減少したものの分母全体で83,053千円増加した。この結果、算出式の分子は84,660千円、分母は3,291,598千円となり、将来負担比率は前年度比9.7ポイント減少し、2.5%となった。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2023年度)

人件費の分析欄

類似団体と比べ職員数(令和5年度人口1,000人当たり8.71人)、ライパイレス指数(令和5年度93.9)ともに低い水準で推移しており、人件費は類似団体や県内自治体の中でも、抑制されている状況にある。令和4年度20.3%から令和5年度19.4%へ減少した理由は、退職手当負担金率の引下げによるものである。

物件費の分析欄

労務単価の増のため委託料が全般的に増となった。新型コロナウイルス感染症によって抑制されていた財政需要が平常時に回帰したことにより増となった。また、人吉海軍基地資料館指定管理委託料に要する一般財源分6,000千円、光熱水費4,459千円、燃えるごみ収集回数週1回から週二回に伴い2,521千円、物品修繕(主に学校関係5,051千円)が増となった。

扶助費の分析欄

本町は類似団体の中でも、過疎指定外かつ子どもの数が多い(合計特殊出生率全国9位)という特性を持っており、保育負担金、児童手当等に対する財政需要が大きい。子育て支援対策のため、高校生以下の医療費無償化も行っており、少子化対策に積極的に取り組んでいることが要因である。

その他の分析欄

下水道整備に伴う公債費分の繰出しの占める割合が高いことから、令和3年10月から下水道料金の改定(値上げ)を行った。国保特別会計や介護保険特別会計に対する繰出金が、高齢化の進展により増加傾向にあることから、住民の健康増進・予防介護予防等に取組み、一般会計からの繰出金削減に取り組む必要がある。

補助費等の分析欄

人吉球磨広域行政組合ごみ・し尿処理経常負担金が41,484千円減、私立保育園経常補助金(副食費補助、一時預かり、延長保育等)6,261千円減、県からの派遣職員給与費負担金が3,615千円減となった。一方、新型コロナの流行により中止となっていたふるさと祭り事業が再開したため、7,000千円増加した。

公債費の分析欄

錦大橋改修分等の土木債、R2年7月豪雨災害復旧事業債等の新たな償還開始に伴い増加した。

公債費以外の分析欄

経常経費のうち、人件費については、定員管理計画に基づく職員数の削減効果が表れているが、これ以上の人員削減は難しい状況となっている。扶助費については、人口減少対策の一環として、子育て世代への支援強化(子宝祝い金・18歳以下の医療費無償化)に取り組んでいる。引き続き、事務の効率化による経常経費の削減と、将来の公債費負担を見据えた財政運営に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2023年度)

分析欄

財政調整基金残高は、標準財政規模比で40%前半台で推移している。実質収支比率は、目安といわれる概ね3%から5%程度の範囲で推移している。実質単年度収支が、マイナスとなっている年度もあるが、財政調整基金の取崩しにより、過度な住民負担を抑制するための措置であり、黒字年度・赤字年度の両方があることに問題はない。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2023年度)

分析欄

平成29年度において、当年4月から簡易水道事業が水道(統合水道)事業に移行し、法適用企業になりその際に水道料金を引き上げたものの資金不足が生じた。平成30年度以降は、すべての会計が赤字を計上しておらず、連結実質赤字は生じていない。公営企業会計(上下水道)においては、基準外繰出しが続いている状況であることから、令和3年10月に料金改定(値上げ)を行った。

実質公債費比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

一般会計の元利償還金は、橋梁、道路改良等の元金償還開始等により44,496千円増加した。消防組合が起こした地方債負担金は、令和5年度から救助工作車及び東分署救急車分の償還開始(+8,950増)のため増加した。

将来負担比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

一般会計等の地方債現在高は、発行額372,937千円に対し、償還額(元金)470,461千円であり、97,524千円減少した。公営企業債等繰入見込額は、上下水道の地方債残高が減少したことで163,407千円減少した。充当可能財源等は、減債基金等の増により217,589千円増加した。算出式の分子全体では前年度比307,143千円減少し、将来負担が軽減された。

基金残高に係る経年分析(2023年度)

基金全体

(増減理由)普通交付税、特別交付税、地方消費税交付金、地方税等の歳入増加のため全体で、約1億8千万円の増となった。(今後の方針)少子高齢化及び人口減少による税収減、高齢化の進展に伴う社会保障費等の増嵩が危惧されることに加え、大規模災害等へ備えるため現状程度の財政調整基金等を確保する。基金の減少は、将来負担比率の上昇を招くことから、基金の取崩し(予算執行)を最小化するとともに、健全な財政運営に努める。

財政調整基金

(増減理由)令和5年度は約1,100万円減少したが、財政調整基金よりも減債基金への積立を優先したためである。(今後の方針)人口減少に伴う税収減が危惧されていること、高齢化の加速化に伴う社会保障費等が増嵩していること、大規模災害への備える必要があるため、引き続き同額程度の確保に努めたい。

減債基金

(増減理由)毎年の地方債償還額が、5億円程度になることが見込まれており、将来の地方債償還に備えるため積立てた。(今後の方針)令和6年度から、令和2年7月豪雨災害関連で発行した地方債の元金償還が本格化することに加え、近年の橋梁長寿命化対策及び道路改良等の残高が増えていることから、公債費の償還財源として活用する。

その他特定目的基金

(基金の使途)・公共施設整備基金:公共施設(庁舎・教育施設・道路等)のための基金・ふるさと錦ゆかり基金:ふるさと納税を原資とし、福祉少子高齢化、産業振興、景観維持、防災対策等のための基金・情報通信施設整備基金:ブロードバンド施設の更新のための基金・にしき・まち・ひと・しごと創生基金:いわゆる企業版ふるさと納税を原資とし、地方創生に関する事業のための基金・農業安心基金:家畜伝染病や自然災害等が発生した場合の、迅速な防疫活動や被害防止のための基金(増減理由)公共施設整備基金は、役場庁舎大規模改修(令和5年度)を施工したため減となった。令和4年3月に公共施設等総合管理計画を改訂しが、築40年以上となるものが公有建物は延床面積ベースで25.6%、築30年以上では56.8%となり、耐震化が済んでいない施設(青年会館・町営住宅)もあるため計画的に進める必要がある。ふるさと錦ゆかり基金は、ふるさと納税寄附額が減少したことにより減となった。(今後の方針)基金の減少は将来負担比率の上昇に直結することから、公共事業の実施の際は、適正な事業規模で行い、過度な投資を回避する。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

資産老朽化の度合いを示す有形固定資産減価償却率については、令和2年度に人吉海軍航空基地資料館及び関連施設が新たに451,231千円資産計上された事により、令和元年度比で0.2%減少し、60.7%となったが、当該施設の減価償却が始まったため、令和3年度に再び61.6%と増加に転じ、それ以降徐々に増加している。類似団体平均を下回っているものの、本町の減価償却額は令和2年度から若干ではあるが毎年度増加しており、計画的な公共施設の更新整備・長寿命化を実施していかなければ、今後の比率上昇は避けられない。公共施設等総合管理計画及び個別施設計画に基づき、老朽化の進んだ体育施設や社会教育施設等については施設統合も視野に入れた更新整備、町道等のインフラ資産については舗装部復旧を行い長寿命化・施設最適化を図っていく。

債務償還比率の分析欄

償還能力を示す債務償還比率については、前年度比で15.7%増加し、363.4%となったが、令和3年度から引き続き類似団体平均は下回った。地方債の現在高が減った事、債務負担行為に基づく支出予定額が減った事、及び公営企業債等繰入見込額が減った事により将来負担額が減った。また、控除要素である減災基金をはじめとした充当可能基金を積み増すことができた事により、算出式分子全体において約2,009,290千円減少した。分母にあたる数値については、経常経費充当一般財源等が増えたものの、元金償還金が増えたことや、臨時財政対策債発行可能額が減ったことにより、分母全体が昨年度より311,041千円増加し、結果的に比率が増加している。歳入において、経常一般財源が普通交付税等の減少により昨年度に引き続き減少した。今後については、充当可能基金を現状程度確保できなければ、当該比率は上昇に転じる見込みである。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

令和4年度比で将来負担比率は9.7%減少した一方、有形固定資産減価償却率は0.6%増加した。将来負担比率の減少は、地方債の償還額等に充当可能な基金へ217,589千円積み増す事が出来た事、公営企業債等繰入見込額が163,407千円減少した事、及び債務者負担行為に基づく支出予定額が8,477千円減少した事によるものである。有形固定資産減価償却率については、類似団体比では低いものの、平成30年度に資産計上した錦大橋の単年度減価償却額約30,000千円、令和2年度に資産計上した人吉海軍航空基地資料館の単年度減価償却額約25,000千円の影響が大きく、これらの資産は取得後間もないことから、今のところ全体の有形固定資産減価償却率を下げる要素となっているが、保有資産総量に対するシェアが大きいため、経年による比率全体への影響が大きい。本町の場合、施設全体の単年度減価償却額が約570,000千円であるため、これを一つの目安とし、施設の長寿命化を図りながら、比率をコントロールしていく必要がある。一般的には、将来負担比率が減少する一方で有形固定資産減価償却率が増加している場合、必要な投資が行われず老朽化対策が先送りされている可能性があると言われているが、これは、令和2年7月豪雨災害の影響で、災害復旧事業を優先施工したことに伴い、普通建設事業の進捗に大幅な遅れが出ていることが主な要因であると考えられる。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

ストック指標である将来負担比率は減少しているが、フロー指標である実質公債費比率については増加に転じた。実質公債費比率が増加に転じた要因については、元利償還金の額が44,496千円増加した事と一部事務組合等負担金のうち公債費に対する負担金が6,447千円増加した事によるもの。元利償還金については、令和2年7月豪雨災害の時に借入れた分の返還が本格的に始まることや金利の上昇などから、今後、比率は上昇するものと見込んでいる。一方、類似団体に比して高い比率を示している将来負担比率については、公営企業への繰出見込額及び退職手当支給予定額のうち一般会計の負担見込額が減少するため、比率は減少していくものと見込んでいる。公債費管理については、元利償還金の内、交付税に算入されない理論上の一般財源所要額が普通交付税算定における基準財政収入額に含まれない額(留保財源相当額)未満になっているかを目安と捉えており、その範囲内で、資金手当のみの地方債についても発行し、必要な世代間負担調整を行う事としている。

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2023年度)

財務書類に関する情報②(2023年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

熊本県錦町の2023年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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