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財政力指数の分析欄旧産炭地域で高齢化の進んだ本市は、歳入に占める地方交付税の割合が高く、財政力指数が類似団体平均を大きく下回っている。組織の見直し、窓口サービスの非常勤職員化等、第4次荒尾市行政改革大綱(平成22~平成26年度)の着実な実施に努め、安定した財政基盤の確立を目指す。 | 経常収支比率の分析欄税収に比べ、扶助費を中心とした義務的経費の割合が高いという長年の傾向があり、経常収支比率は慢性的に高く、92.5%と類似団体平均を上回っている。今後も、行政改革に取組み、経費の抑制に努めるとともに、税収確保をさらに推進するため市税徴収率(滞納繰越分含む)94%以上を目指す。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄類似団体平均に比べ低くなっているのは、主に物件費を要因としている。これは平成16年1月に策定した財政健全化緊急3カ年計画により、事務事業や予算編成の見直しなど、集中的に財政の立て直しに取り組んだ為である。今後も、行政改革に取組み、経費の抑制に努める。 | ラスパイレス指数の分析欄長年実施してきた給与減額措置も、財政健全化への一定の成果を得たことで平成23年12月には終了し、ラスパイレス指数は100を下回るものの上昇傾向にあった。平成23、24年度において100を超えたことは、国家公務員の給与減額措置が影響している。この措置は2年間で終了したため、平成25年度においては再び100を下回る96.9となった。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄退職者数に対して新規採用数を抑制するなど、長年にわたる行財政改革による大幅な職員数削減により財政健全化への一定の成果が得られたが、その結果、人口千人当たりの職員数は年々減少傾向にあり、全国平均や熊本県平均を下回っているところである。ここ数年は、市町村業務の多様化、複雑化がますます進んでおり、職員一人ひとりの業務量も以前より増加している。一部業務の民間委託等も検討していく一方で、各部門における職員配置の充実を図り、適正な定員管理を維持できるように取り組んでいるところである。 | 実質公債費比率の分析欄昨年度と比べて0.7ポイント増加しているが、主な要因としては、公営企業に要する経費の財源とする地方債の償還の財源に充てたと認められる繰入金(水道事業0.5億円)の増加があげられる。今後控えている市民病院建替事業や、公共施設の老朽化対策等事業についても、緊急度や住民ニーズを的確に把握し、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。 | 将来負担比率の分析欄昨年度と比べ18.4ポイント減少しているが、主な要因としては、財政調整基金への積立229百万円等、充当可能基金の増額があげられる。今後については、市民病院建替事業や、公共施設の老朽化対策等事業が控えていることから、市債の借り入れや債務負担行為額の増加が見込まれるが、将来への負担が急激に増加しないように、引き続き財政の健全化に努める。 |
人件費の分析欄人件費に係るものは、平成25年度において23.3%と類似団体平均を下回った。これは平成25年7月から平成26年3月まで給料月額5%等、期末勤勉手当等2.8%のカットを実施したためである。 | 物件費の分析欄物件費に係る経常収支比率が類似団体平均より大きく低くなっているのは、行財政改革により事務事業や予算編成の見直しを行ったためである。今後も引き続き、水準を抑えるよう、努める。 | 扶助費の分析欄扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均を大きく上回っている要因として、生活保護費や自立支援事業費(障害福祉サービス事業費)があげられる。景気回復の波は地方へは届いておらず、今後も高水準で推移していく可能性が高い。 | その他の分析欄その他に係る経常収支比率が類似団体平均を大きく上回っているのは、繰出金の増加が主な要因である。今後は、その繰出金の多くを占める国保事業、介護事業等の会計運営の安定化を図るため、引き続き医療費等削減、徴収率向上対策等に努める。 | 補助費等の分析欄補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を従来より大きく上回っているのは、病院事業を抱え、また清掃を組合組織で行っていることが主な要因である。このほかにも一部事務組合(消防)もあるが、これら組合とも連携しながら、適正な支出に努めていき、補助費等においても精査しながら適正な支出に努める。 | 公債費の分析欄公債費に係るものは、平成25年度において13.1%と類似団体平均と比べて低い水準にある。これは、不要不急の事業見直しの継続によるものである。今後も継続し水準を抑えるよう、努める。 | 公債費以外の分析欄昨年度より0.5ポイント上昇し、類似団体平均より7.4ポイント、熊本県平均より8.9ポイント、全国平均より7.8ポイント上回っている。類似団体198のうち物件費は6位、人件費は86位と類似団体平均を上回っているが、それ以外は148位以下と低く、特に、扶助費が高いことが経常収支比率を高める主な要因となっている。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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