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福岡県地方独立行政法人福岡市立病院機構:福岡市立こども病院の経営状況(2018年度)

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収録データの年度

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

福岡市における医療施策として求められている救急医療,高度専門医療等を提供すること等により,市内の医療水準の向上を図り,もって市民の健康の維持及び増進に寄与する。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者1人1日当たり収益

外来患者1人1日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

健全性について,福岡市立こども病院においては,NICU及びGCUの病床再編や,HCUに専任の医師1人を配置するなど重症患者の円滑な受入れに取り組み,病床利用率の向上に努めた。また,診療報酬改定等を踏まえ「抗菌薬適正使用支援加算」などの新たな施設基準の取得や,レセプト精度調査を実施するなど,様々な対策に取り組んだ結果,3指標の目標をすべて達成した。効率性について,入院患者1人1日当たり収益は類似団体の2倍強の収益を計上している。また,材料費対医業収支比率は,外部コンサルによる価格交渉の徹底等により,類似団体よりも低い水準で推移している。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

1床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

平成26年11月の新築・移転より5年が経過したが,未だ,償却期間が短期であることから,有形固定資産減価償却率については,類似団体と比較して低率で推移している。なお,移転と並行して医療機器の更新も行っているが,資産の耐用年数の関係(建物よりも短期である)により,機械備品減価償却率は,類似団体と同様の率となっている。また,1床当たりの有形固定資産については,有形固定資産減価償却率と同様の理由であるが類似団体と比較して高率で推移している。

全体総括

経営の健全性・効率性を表す指標は,類似団体と比較すると概ね良好に推移しており,現在の経営の状況は健全であるといえる。今後の課題としては,福岡市立こども病院においては,求められる高度小児医療,小児救急医療及び周産期医療を提供する病院としての役割を果たしていくため,必要な病床数や医療機能等について,医療環境の変化を踏まえながら検討を進めていく必要がある。

出典: 経営比較分析表,

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