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地方財政ダッシュボード

高知県佐川町の財政状況(2013年度)

🏠佐川町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を上回る高齢化率に加え、町内に基幹産業がなく、税収等の自主財源も乏しいため、財政基盤が弱く、全国平均の0.49や類似団体平均の0.45を大きく下回っている。組織の見直しと集中改革プランに沿った施策の重点化の両立に努め、活気あるまちづくりを展開しつつ、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

実質的な交付税(普通交付税+臨時財政対策債)の大幅な減額(-30,093千円)により、経常一般財源の総額は4,115,058千円で、前年度と比較して55,130千円の減額となった。しかしながら、経常経費削減により経常経費充当一般税源は171,208千円の減額となり経常収支比率は3.0ポイント改善し86.0%となった。性質別の主な増減額は、人件費-4,552千円、公債費-178,034千円、扶助費-18,552千円、補助費等-30,292千円、投資及び出資・貸付金+28,640千円、繰出金+17,582千円となっている。地方交付税の見通しも不透明な部分が多いことや、今後も扶助費の自然増や施設の老朽化に伴う維持補修費の上昇が見込まれるため、引き続き自主財源の確保及び経常経費削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費については、対類団比-26.7%と大幅に低い。主な要因は、もともと職員数が他の団体に比べて低かったことに加え、国の集中改革プランにより、平成17年から平成22年の5年間に実施した定員適正化計画の遂行により職員数を削減したこと及び初任給を抑制していることから、ラスパイレス指数が低くなっていることなどである。物件費については、対類団比16.5%であるが、行政コスト削減のため、物件費の支出を抑制しているので、問題はない。

ラスパイレス指数の分析欄

対類団比-3.5ポイント、全国町村平均と比較しても-4.0ポイントと大幅に低い。要因としては、初任給の抑制を実施していることがあげられる。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体と比較すると-2.43人、高知県平均と比較すると-1.96人と大幅に少ない。定員適正化計画の目標は達成しているので、今後は、財政健全化状況を見ながら適正な職員数を確保する必要がある。

実質公債費比率の分析欄

償還のピークを過ぎ、順調に下がり続けているが、全国平均や類似団体と比較するとまだまだ高い。今後とも、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、起債に大きく頼ることのない財政運営に努めていく。

将来負担比率の分析欄

類似団体内では最も低く、全国平均や高知県平均と比較しても低い。要因としては、地方債残高が順調に減少していることと、地方債の発行は、充当率・交付税算入の高いものに限定していることである。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

対類団比-3.8ポイント、対高知県平均でも-2.7ポイントと大幅に低い。要因としては、定員適正化計画の遂行により職員数を削減したこと及び初任給の抑制によりラスパイレス指数が低いことがあげられる。

物件費の分析欄

対類団比-1.8ポイント、対全国平均-2.7ポイントであるが、高知県平均よりは1.1ポイント高い。財政健全化計画の遂行や行政改革の実施により、行政コストの削減に努めているので、今後もこの数値を維持すれば健全であるといえる。

扶助費の分析欄

類団平均よりは少し低く、全国平均や高知県平均と比較すると大幅に低い。前年度と決算額を比べると大きくなっており、この要因としては障害者自立支援給付扶助費、子どものための手当費等の増加が考えられるが、経常経費充当一般財源等は減少しているため前年度から0.4ポイント改善している。

その他の分析欄

その他の経費のうち、繰出金について、医療費の増加により、後期高齢者医療特別会計への負担金、介護保険事業特別会計への負担金ともに増額した。今後も高齢化の影響で増加していくことが考えられる。

補助費等の分析欄

全国平均、高知県平均と比較しても高く、類似団体の中でも高い数値である。高吾北広域事務組合消防庁舎改築特別負担金で57,852千円皆減、日高村・佐川町学校組合負担金で23,932千円減したことにより、前年比率より下がった。

公債費の分析欄

前年より、公債費-19.6ポイント(地域総合整備事業債-103,786千円、地方道路整備事業債-21,516千円、公営住宅建設事業債-54,528千円)となり、対類団比+1.1ポイント、対全国平均-0.9ポイントで公債費は順調に減少している。実質公債費比率も下がっているので、今後も有利な地方債の発行のみにとどめておけば、特に問題はない。

公債費以外の分析欄

公債費以外では、+1.0ポイントとなった。主な要因は積立金が対前年度比で72.4%増えたことである。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

財政調整基金の残高は、対前年度より8,252千円増の2,290,575千円、標準財政規模の55.93%となった。実質収支比率はほぼ同率で推移している。これは、一定水準を維持した中で収支の均衡を図っているものであり、計画的な各事業の実施、経費の圧縮、自主財源の確保を実施している。今後においても、より計画的に実質収支の均衡を図っていくものとする。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

連結実質赤字比率は、平成19年度以降黒字を保っている。比率の高い病院事業特別会計は黒字額が少しずつ増えている。しかし、国民健康保険事業特別会計は、ここ数年財政調整基金の取り崩しを行っており、保険料の増額や一般会計からの繰り入れなど、今後の財源確保が重要な課題である。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

償還のピークが過ぎたことにより、実質公債費比率は順調に減少している。分子の額の減少については、公営企業債の元利償還金に対する繰入金が増加した一方で、元利償還金が減少したこと大きな要因となっている。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

将来負担比率は順調に減少している。公営企業債等繰入見込額は、公立病院の耐震化により増えているが、退職手当負担見込額はあまり変動がない。一般会計等に係る地方債の現在高が減少し、充当可能基金が増えていることが主な要因である。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,