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地方財政ダッシュボード

和歌山県御坊市の財政状況(2015年度)

🏠御坊市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

大手電力会社からの税収により0.51と類似団体平均を上回っている。平成27年度では、法人税割の税制改正に伴う税率の引き下げや企業業績の悪化などで法人税が減となったほか、固定資産税も評価替えで減少しており、特に東日本大震災以降、大手電力会社などの主要企業の業績の悪化もあり、税収は減少傾向となっている。税収面での厳しい状況が今後も予想される中、企業誘致の推進、まち・ひと・しごと創生総合戦略による人口減少抑制や地域資源を活かした振興施策の実施などで地域の活性化を図り、市税等歳入確保に努めるとともに、定員管理・給与の適正化など歳出抑制に取り組むことにより、財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

歳入においては、市税は減となったものの、地方消費税交付金や普通交付税が増となっており、歳出において、人件費では職員給や退職手当の減、一部事務組合の負担金や公債費が減となったことで前年度より3.3%改善した。100%を下回ったものの依然厳しい財政状況であり、類似団体の平均値を大きく上回っている。今後も引き続き財政健全化計画に則り、市税の徴収強化などによる自主財源の確保に努めながらも、定員管理及び給与の適正化、事務事業の見直し、経費の節減合理化などに努め、より一層の財政健全化をあらゆる側面から推進していく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費では職員数の削減、物件費では経常的な経費の1割カットなどを行い削減に努めてきたところである。前年度と比較すると人口1人当たりの決算額は微増ではあるものの、経費抑制に努めた結果、類似団体平均を若干下回る状況となった。今後も、歳出内容の見直しに取組み、歳出の抑制と適正な定員管理に努めていく。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体より若干高いが、平成18年度の給与構造改革での取り組みで給与体系の見直しを行うなど適正化に努めてきた中ではあるが、前年よりも0.3ポイントの微増となった。今後も国県の方針・指導に基づき、他市の状況も踏まえながら引き続き健全な給与制度の構築と、指数の改善を図り、類似団体に近づけるよう努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

関西電力御坊発電所の防災対策基準を充たすための消防職員の拡充や福祉施策を充実するための福祉職員の配置、平成27年度開催の紀の国わかやま国体の実施体制の構築など新たな業務増の対応により、また、人口の減少による母数の減により前年度より0.49人の増となり、類似団体平均を上回っている。事務事業の見直し及び組織機構の見直しを積極的に進めてきた中、当初の集中改革プランで定めた退職者に対する5割以内の補充を限度とするなどして、目標を上回る削減を達成したことを踏まえ、今後は現行の職員数の維持を基本にした325名を平成31年4月時点での目標職員数に設定し、今後も引き続き適正な定員管理に努め、総人件費の抑制を図る。

実質公債費比率の分析欄

同和対策事業等の大型事業や一部事務組合における施設整備事業の起債の償還終了、事業の適切な取捨選択の結果、類似団体平均を若干下回っており、前年度と同値で推移した。市内中学校の改築事業や組合立の病院事業の建設費の元利償還が平成30年度から順次始まり、南海・東南海地震といった大規模災害への対応などもあり、今後は増加する見込みである。緊急度や住民ニーズを的確に把握し、引き続き事業の実施を厳選した上で、安定した財政運営に努めていく。

将来負担比率の分析欄

市内中学校改築事業の起債の増により、将来負担比率は前年度比0.1%増となった。ここ数年、改善傾向にはあったが、現在、市内中学校の改築事業を継続して進めており、また、教育・子育て環境の改善や防災対策事業などにより、ここ数年間は、増加する見込みである。しかし、後世への過大な負担を残すことのないよう負担を軽減し、公営企業・一部事務組合とも合わせて、より一層の財政健全化を推進していく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

退職者数の5割以内の補充採用等の定員適正化に努めてきたところであるが、平成27年度は、退職者と新規採用職員との給与差による減や標準報酬制への移行に伴う共済費の減、退職手当の減などで前年度比1.3%減となった。依然として、類似団体を大きく上回っているのは、関西電力御坊発電所の防災対策基準を充たすための消防職員の拡充や福祉施策を充実するための福祉職員の配置などのため、類似団体を上回っていると考えられる。今後も引き続き適正な定員管理を行い、総人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

物件費の1割カットや事務の効率化、クラウドシステムの導入等で歳出の削減に取り組んでおり類似団体の平均を下回っている。今後も経費の内容を充分に精査しながら、歳出の抑制に努めていく。

扶助費の分析欄

以前から生活保護率が高いことから類似団体平均を大きく上回っている。また、子育て環境の充実や障害者福祉対策、高齢化の進展などにより扶助費は増加傾向にある。扶助費の抑制対策として、引き続き生活保護世帯の自立を促すために就労支援員の配置や医療機関への適正な受診の指導等を行い、単独施策の内容が財政力に比して過重となっていないかなどの調査を行うなどの見直しに取り組んでいく。

その他の分析欄

他会計繰出金等で類似団体の平均よりも下回っている。しかし、社会保障給付の増加に伴い介護保険や後期高齢者医療等で高齢者に対する給付費の増加が見込まれることや、公共下水道事業の元利償還金が増加していくことから、社会保障給付については過度な利用がないよう適正な利用を促し、健全な制度運営に取り組んでいく。公共下水道事業などは計画に則り進めているが、接続状況など経営状況を精査し、必要があれば、計画の見直しや検証を行う。

補助費等の分析欄

一部事務組合の負担金の減により、前年度比0.8%減となったが、依然として類似団体の平均を上回っている。今後も補助金については、目的が達成されたと思われるものや不明瞭な補助金等は廃止をするなど、更なる削減を検討していき、負担金についても、内容を精査し削減を求めていくとともに、一部事務組合においては、起債の償還が終了してきている中でも、その負担金が大きな比率を占めることから、一部事務組合と合わせて歳出削減に取り組んでいく。

公債費の分析欄

起債の償還額が年々減少してきていたが、平成27年度は利子償還額が減少し、類似団体の平均を下回っており、前年度比で0.7%減となっている。今後、中学校改築事業等の元利償還も始まり、公債費の増が見込まれることから、継続・単独事業の精査を行い、事業の実施をより一層厳選し、適正な起債の活用・管理に努める。

公債費以外の分析欄

人件費や扶助費、補助費等が類似団体に比べて高いため、公債費以外としても類似団体の平均を上回っているが、人件費や公債費、補助費等で改善が見られたため前年度より2.6%改善している。それぞれの対策において真摯に取り組むことで、健全化に向けて徹底した歳出削減抑制に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

民生費は、住民一人当たり202,936円となっている。これは、以前から生活保護率が高いことから生活保護費が多く、類似団体平均と比べて高い水準となっている。消防費は、住民一人当たり27,663円となっている。平成26年度から類似団体平均と比べて高い水準となった主な要因は、平成26年度は津波避難タワーの建設、平成27年度は消防救急デジタル無線施設の整備によるものである。教育費は、住民一人当たり85,292円となっている。平成26年から類似団体平均と比べて高い水準となった主な要因は、市内公立中学校の改築事業の本格着工によるものである。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算額総額は、住民一人当たり554,833円となっている。主な構成項目の人件費は、平成24及び26年度は、退職者数が多かったこともあり、類似団体を大きく上回っている状況。また、過去5年間を比較して類似団体平均より高いのは、関西電力御坊発電所の防災対策基準を充たすための消防職員の拡充や福祉施策を充実するための福祉職員の配置が主な要因である。扶助費は、少子高齢化による福祉施策の充実や、また、以前から生活保護率が高いことから類似団体平均と比べて高い水準にある。普通建設事業費では、平成24から26年度までは、類似団体平均を下回っていたが、平成27年度は、住民一人当たり87,408円となり、類似団体平均より高い水準となっている。これは、市内公立中学校の改築事業の本体工事費が大きかったためである。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

平成27年度決算では、職員給や退職手当の減、一部事務組合負担金や利子償還の減などにより歳出一般財源が前年度より減少、歳入では地方消費税交付金や普通交付税等が増となったものの、実質単年度収支では僅かに赤字となったが、財政調整基金の取崩しにより実質収支は、黒字となっている。歳入は、市税は企業収益の低迷や固定資産税の減収など厳しいものと予想され、また、地方交付税も大きな伸びは期待できない状況の中で、歳入の確保と歳出の抑制等、今後も健全化への取り組みを継続していき、安定した財政運営に努めていく。財政調整基金残高は、今年は取崩したものの標準財政規模比は、42.09%となっている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

一般会計の収支は、ほぼ横這いであったが水道事業会計等で黒字が増えたため、前年度より全体的に黒字幅が増加している。各会計では、事業計画に基づき、安定した制度運営に努めているところであるが、今後も事業の見直しや制度の適正な運営を心掛けて取り組んでいく。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

同和対策事事業などの大型事業の償還が進み、元利償還金は年々減少し、また、公的補償金免除繰上償還に伴う借換債の活用などで公債費の抑制に努め、財政健全化に取り組んできたところである。しかし、平成25年度に土地開発公社の解散に際し発行した第3セクター等改革推進債の償還開始により、元利償還金が増加。現在、市内中学校の改築事業や南海・東南海地震といった大規模災害への対応のため、ここ数年間は、公債費が若干増加する見込みである。今後は、事業の優先順位等を見定めて、交付税措置のある有利な起債を活用しつつ、今後も引き続き健全化に取り組み、安定した財政運営に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

市内中学校の改築事業の起債増により地方債残高が増加し、将来負担額が増加している。市内中学校改築事業は平成29年度までの事業計画で、公共下水道事業などの継続事業や防災対策に関連する事業もあり、また公共施設の老朽化に伴う大規模な改修等も予定されており、負担増の要因もあるが、世代間負担の公平性の観点から後世への過大な負担を残すことのないよう、事業の優先順位等を見定めて、公共施設等の在り方の検討を進め負担の平準化を図るなど財政の健全化に努める。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率は類似団体と比較して低いものの、将来負担比率は類似団体より高くなっている。これは、市内公立中学校の改築事業の起債の増によるものであり、平成30年頃からその元利償還が開始されるため、実質公債費比率も増加を見込んでいる。しかし、後世への過大な負担を残すことのないよう、事業の実施を厳選して、より一層の公債費の適正化に努める必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,