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地方財政ダッシュボード

兵庫県小野市の財政状況(2015年度)

🏠小野市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

市税は、地方税法の改正にかかる法人市民税法人割の引下げ等の影響により、対前年度比1.1%減となった反面、地方税交付金は10.3%の増加となったものの、保健衛生費や高齢者保健福祉費などの基準財政需要額は増加傾向をたどっている。財政力指数は、全国平均0.50及び兵庫県平均0.61を上回り、近年は同水準で推移している。今後も少子高齢化の中にあっても活力を生む施策と持続可能な財政基盤の確立のための施策を同時展開し、財政力の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

歳出では一部事務組合への負担金が増加したものの、歳入では交付税及び地方消費税交付金の増加により、前年よりも0.2%改善し、経常収支比率は3年連続での改善となり、全国平均90.0%及び兵庫県平均91.7%を下回った。引き続き扶助費等の適正化による義務的経費の抑制と維持管理コストの圧縮に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

給与の一律カット等は行わず、少数精鋭による業務遂行により人件費総額の抑制を行ってきた。また、多様な勤務形態の導入・人材の活用による賃金等の物件費も横ばいで推移してきたものの、平成27年度は給与改定により給与費が上昇するとともにシステム更新や移設等の経費が上昇した。引き続き全国平均121,920円及び兵庫県平均115,544円を下回るものの義務的経費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

給与の一律カット等は行わず、少数精鋭による業務を遂行するとともに、時間外勤務をはじめとする職員手当の徹底管理により総人件費の抑制を最優先としている。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成11年以降、人口当たりの職員数を人事マネジメントの一指標として職員採用や人員配置の適正化を図ってきた。人口減少下にあっても増え続ける行政需要に対して多種多様な勤務形態・人材の活用を進めている。引き続き兵庫県内最小規模の職員数で業務を遂行し、全国平均6.96人及び兵庫県平均6.79人を下回る状況を堅持する。

実質公債費比率の分析欄

平成25年10月開院の北播磨総合医療センターに係る病床数や救急告示病院関係の交付税算入が本格化するとともに、当センターへの出資債、臨時財政対策債の基準財政需要額への算入が増加したこと等により、前年度から2.4%改善し、全国平均7.4%及び兵庫県平均8.4%をいずれも下回る結果となった。今後も老朽化した公共施設の更新等を控え、公債費の抑制と後年度の財政措置のある地方債の活用により公債費負担の適正化に努める。

将来負担比率の分析欄

充当可能基金は微減するものの、一般会計の地方債残高及び公営企業債等繰入見込額の減少により将来負担額は減少し、6年連続でマイナス値を維持している。(平成26-24.8、平成27-28.4)

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

平成14年度から2年間の退職者不補充や民間委託の推進等により他団体に先駆けて職員数の削減に取り組み、さらに平成18年度から地域手当(5%)を全廃するなど徹底した人件費の抑制に取り組んできた。平成19年以来、月例給及び期末勤勉手当の増額改定があったものの経常一般財源に占める人件費の割合は、前年度と同水準を維持し、全国平均23.3%及び兵庫県平均24.7%をいずれも下回っている。

物件費の分析欄

光熱費の上昇等による管理運営費の上昇により経常的物件費の経費は微増したものの財源の確保により、前年度から0.4%減の13.7%となった。全国平均14.3%及を下回っているものの、兵庫県平均12.4%を上回っており、引き続きコスト削減に努める。

扶助費の分析欄

自立支援給付費や生活保護扶助費などの福祉・医療関係経費が増加傾向にあり、前年度比251,476千円増加し、0.4%上昇している。平成25年度に制定した「小野市福祉給付制度適正化条例」により、生活保護や児童扶養手当の不正受給や不適切費消の抑制と要保護者情報の提供による受給の適正化を図ってきた。全国平均11.8%及び兵庫県平均12.4%をいずれも下回っているものの、当条例の機能を発揮して資格審査等の適正化に努める。

その他の分析欄

下水道事業に公営企業法を適用しており、同事業への負担金が補助費等に分類されることから、全国平均13.2%及び兵庫県平均12.4%を下回っている。介護保険や後期高齢者医療の被保険者の増に伴い特別会計への繰出金が前年度比142,773千円増加している。今後も介護保険料等の適正化を図ることにより普通会計の負担軽減に努める。

補助費等の分析欄

平成27年度からコミュニティバスを2台増加や選挙執行経費の増加、北播磨総合医療センターへの負担金増加により経常的な支出が増え、昨年度より90,909千円増加、率では0.4%増加し16.3%となった。平成16年度から下水道事業に地方公営企業法を適用しており、当該事業への負担金等は補助費等に分類されるため、全国平均及び兵庫県平均を大きく上回る要因となっている。

公債費の分析欄

昨年度から0.3%低下しているが、前年度比43,522千円増加。近年は15%前後で推移しており、全国平均17.4%及び兵庫県平均20.3%を下回っているものの、平成25年10月に開院した北播磨総合医療センターの建設に伴う出資債の償還が、今後本格的に始まることや、公共施設等の老朽化に伴う大規模改修や統廃合の必要性が高まることなどから、有利な地方債を活用するとともに発行抑制に努める。

公債費以外の分析欄

人件費の抑制や物件費の減が寄与したこと等により微増。全国平均72.6%を下回り兵庫県平均71.4%と同値となった。今後も一般財源の確保に努める一方で、既存事業のリストラクチャやランニングコストの削減に取り組み、健全で持続可能な財政構造となるように努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

決算額全体で見ると、民生費が1人あたり129,576円で全体の34%と最も多くの割合を占めており、自立支援給付費の増加や生活保護受給者の高齢化に伴う生活保護費増、国民健康保険・介護保険特別会計への繰り出し金の増などが寄与している。その他の増減をみていくと、議会費は議員数が2名増え定数(16)になったことによる増。総務費については新庁舎の移転新築に係る用地費等により増、衛生費については平成25年10月に開院した北播磨総合医療センターの経営支援拡充等により増となっている。労働費の減については、勤労者住宅資金融資の申し込み者数減等により当該預託金の減額による。農林水産業費についてはライスセンター整備の完了に伴う補助金の減により減少した。土木費については道路整備事業費の減、消防費については安全安心広場整備の完了によりそれぞれ減少した。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は、住民一人当たり380千円となっている。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり59,073円となっており、全国平均及び兵庫県平均を下回っている。これは、平成14年度から2年間の退職者不補充や民間委託の推進等により他団体に先駆けて職員数の削減に取り組み、さらに平成18年度から地域手当(5%)を全廃するなど徹底した人件費の抑制に取り組んできた結果である。普通建設事業費のうち新規整備は、住民一人当たり16,509円となっており、全国平均25,448円を下回っているものの兵庫県平均15,243円を上回っている。これは、平成26年度から整備が始まった浄谷黒川丘陵地多目的広場の工事が本格化し、工事費の増加が主な要因である。更新整備については全国平均及び兵庫県平均を下回っているが、今後は公共施設の老朽化に伴う大規模改修等や統廃合にかかる経費増が予想される。人口減少・少子高齢化の進展による扶助費等の増加と税収等の減収も予想されることから、一層の財源確保やランニングコストの削減をに努めるとともに、公共施設等総合管理計画に基づき、適切な施設維持更新管理を行っていく。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

平成27年度は、”新たな価値観の創造”を掲げ、「特色ある地域づくりの推進」、「子ども・子育て、教育環境の充実」、「元気で美しい都市の創造」、「安全安心な暮らしの追求」のための施策を積極的に展開する一方で、独自のコスト削減と財源確保等の行財政改革を着実に進め、38年連続で実質収支の黒字を達成。財政調整基金を取り崩すことなく財政運営を行い、実質単年度収支も6年連続の黒字となった。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

一般会計及び特別会計(国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療)は黒字を達成。公営企業(上水道、下水道等)は、いずれも流動資産が流動負債を上回り、資金不足は生じていない。なお、その他会計(黒字)は、平成25年9月末をもって閉鎖した病院事業会計であり、その病院機能については、三木市民病院との統合により一部事務組合である北播磨総合医療センターに引き継いでいる。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

公営企業債の元利償還金に対する繰入金は、下水道事業に係るもので、今後も同水準で推移する一方で、組合等が起こしたものの負担金等は、平成25年10月に開院した北播磨総合医療センター企業団に係るもので、本格的な償還と相まって負担金等の増高が予測される。また、公共施設等の老朽化に伴う改修や更新費用の増高も見込まれるため、事業実施に当たっては、後年度に財政措置のある有利な地方債を活用するなど、健全な状況を維持する。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債現在高がH25年度に約30億円増加しているが、これはH25年10月に開院した北播磨総合医療センターや防災センターの建設によるもで、後年度に交付税措置されるものである。一般会計等に係る地方債現在高、組合等負担見込額はほぼ同水準を維持しているが公営企業債等繰入見込額は減少傾向にあることから将来負担比率の分子は、引き続きマイナス値を維持しているが、今後、庁舎をはじめとする公共施設やインフラの老朽化への対応が控えているため、持続可能な健全財政の堅持に向けた財政運営に努める。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は平成22年度以降6年連続で「-」マイナス値(比率なし)になるとともに、実質公債費比率は平成23年度以降、類似団体内平均値を下回り年々低下している。後年度の財政措置が有利な地方債の活用や下水道事業における使用料の適正化するとともに、老朽化した庁舎の建替えおいては当該指標を活用したガイドラインを設定し取り組むなど、引き続き計画的な財政運営を行う。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,