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地方財政ダッシュボード

兵庫県小野市の財政状況(2010年度)

🏠小野市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2010年度)

財政力指数の分析欄

長引く景気の低迷により基準財政収入額が減少する一方で、保健衛生費や社会福祉費などの基準財政需要額が増加。全国平均0.53及び兵庫県平均0.63を上回るものの、類似団体平均値同様まで下降した。

経常収支比率の分析欄

収入では市税が減少したが、普通交付税及び臨時財政対策債が増加。人件費の抑制と一部事務組合への負担減から、経常収支比率は6年ぶりに80%台へ好転し、全国平均89.2%及び兵庫県平均91.8%を下回った。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

職員給与費等の一律カットを実施せず、少数精鋭による業務遂行により人件費総額の抑制を達成。物件費もほぼ横ばいで、全国平均114,985円及び兵庫県平均112,143円を下回り、効率的な行政運営を持続した。

ラスパイレス指数の分析欄

手当等の一律カットを導入せず、少数精鋭での業務遂行や時間外勤務をはじめとする職員手当の徹底管理等より、総人件費の抑制を優先。ラスパイレス指数は、標準となる100%を若干上回ったが、今後も適正な給与水準の維持に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

退職者不補充や新規雇用の抑制など、定数管理の適正化により、県下最少規模の職員数で業務を遂行。全国平均7.24人及び兵庫県平均7.02人よりも少ない6.11人を実現した。

実質公債費比率の分析欄

元利償還金及び準元利償還金の減少に加え、普通交付税や臨時財政対策債の増加により、標準財政規模が拡大。全国平均10.5%及び兵庫県平均12.7%には及ばないが、3カ年平均で平成21年度より0.6%改善した。

将来負担比率の分析欄

地方債の新規発行の抑制や償還による地方債残高の減少に加え、下水道事業や病院事業、一部事務組合に係る将来負担額も減少。更に土地開発公社所有の用地売却の目途がたち、充当可能基金の増加と相まって、将来負担比率はマイナス値を達成した。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費の分析欄

平成14年から2年間の退職者不補充、民間委託の推進などにより職員数の削減を図り、さらに平成18年度から地域手当(5%)の全廃を行うなど徹底した人件費の抑制に取り組んできた。県下人口10万人未満の市では市民100人あたりの職員数は最も少なく、経常一般財源に占める人件費の割合は21.5%で、全国市町村平均25.1%、県下市町村平均26.6%をいずれも大きく下回っている。

物件費の分析欄

平成18年度から増加傾向にあったが、昨年度より0.3%減少し、12.1%となった。全国市町村平均12.8%、類似団体の平均値12.7%を下回ってはいるものの、昨年に引き続き県下市町村平均値を上回っている。新しく整備した施設や公園の維持管理経費等による増加要因があるが、引続きコスト抑制に向け物件費の削減に努める。

扶助費の分析欄

昨年度から0.3%上昇し8.1%となり全国市町村平均10.4%、県下市町村平均10.9%を下回ったものの、昨年に引き続き類似団体の平均値を上回っている。これは、市独自施策として実施している中学3年生までの医療費完全無料化によるところが大きく、加えて自立支援給付費の増等も指数増の要因である。

その他の分析欄

下水道事業に公営業法を適用しており、同事業への負担金が補助費となっていることから全国市町村平均11.8%、県内市町村平均11.4%を大きく下回っている。今後、国民健康保険事業会計への赤字補填的な繰出金も想定されるが、国民健康保険料の適正化を図ることなどにより、税収を主な財源とする普通会計の負担額を減らしていくよう努める。

補助費等の分析欄

県内市町の平均及び類似団体の平均を大きく上回っているのは、平成16年度より下水道事業に地方公営企業法を適用しており、当該事業への負担金等を補助費としているためで、反面「その他」が他団体の平均を大きく下回っている。

公債費の分析欄

昨年度から1.0%減少し、15.2%となり、全国市町村平均19.0%、兵庫県市町村平均23.5%を大きく下回っている。今後、北播磨総合医療センターの建設、防災センターの建設などの大型事業により、地方債の発行額は増加することが見込まれるが、計画的に事業を策定し、地方債発行の抑制、公債費の平準化に取り組む。

公債費以外の分析欄

扶助費を除き全体的に昨年度を下回った。主な要因としては、普通交付税や臨時財政対策債の増等により経常一般財源が増えたことが大きい。歳出において性質別に見てみると、類似団体の平均値と比較して、人件費は低く抑えているものの扶助費、補助費は高い傾向にある。これらは、小野市が「行政も経営」との理念のもと「より高度で高品質なサービスをいかに低コストで提供するか」を常に追求し計画的な人員削減や、徹底した経費削減を行い、一方で中学3年生までの医療費完全無料化などの独自施策をとおして市民サービスへの還元を行っている結果である。

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

財源確保とコスト削減により、財政調整基金を取り崩すことなく、33年連続の実質収支の黒字を達成。実質単年度収支も8年ぶりに黒字転換し、積極的な施策展開と健全財政の堅持を両立している。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

一般会計及び特別会計(国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療、老人保健)は黒字を達成。公営企業(病院、上水道、下水道、宅地造成)は、いずれも流動資産が流動負債を上回り、資金不足は生じていない。

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

新発債の抑制や既発債の償還期限が到来し、元利償還金及び準元利償還金が減少。これに伴い交付税算入額も減少したため、実質公債費比率の分子は18,636千円増加した。

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

普通会計における地方債残高や債務負担行為支出予定額、公営企業債等繰入見込額、組合負担金等見込額はいずれも減少。土地開発公社所有の土地についても売却の目途が立ち、将来負担比率の分子は1,605,123千円減少した。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,