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地方財政ダッシュボード

静岡県御前崎市の財政状況(2021年度)

静岡県御前崎市の財政状況について、2021年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

御前崎市水道事業末端給水事業病院事業市立御前崎総合病院下水道事業公共下水道下水道事業特定環境保全公共下水道下水道事業農業集落排水

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2021年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2021年度)

財政力指数の分析欄

大型事業所(発電所)の立地により多額の税収が見込めることから、類似団体を上回る財政力指数となっている。本市は、市税の約6割以上を固定資産税が占めており、その中でも償却資産からの税収が大きいものとなっている。しかし、償却資産の減価償却による減収が大きく、市税の減収傾向は続いており、平成18年度の115.6億円をピークに令和3年度は69.8億円まで減少している。今後も税収の減少が続くことが予想されるため、人口対策や産業誘致などの政策の実施だけでなく、既存事業の見直しや公共施設の集約化や廃止を含め、持続可能な財政運営に努めていく。

経常収支比率の分析欄

経常収支比率は、前年度から4.1ポイント下降し、類似団体平均値と比較しても低い水準である。下降した要因は、普通交付税が追加交付により、前年度に比べ3億3,201万円増加、臨時財政対策債が4億2,716万円増加したことで経常収支比率の分母となる一般財源が増えたことによる。一方で、経常的な経費を比較すると、前年度に比べ一般財源ベースで7,043万円増加しているため、既存事業を見直し、経常的経費の削減に努めていく必要がある。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

決算額は、前年度から16.913円増加し、類似団体平均値を上回った。これは、新給食センターの整備に伴う厨房用備品購入やコロナ対策で休止していた施設の営業開始により指定管理料が増加し物件費が増加したことが主な要因である。今後、物価の高騰による影響を受け、物件費は増加する見込みである。また、物件費のうち第3セクターへの指定管理料が多く占めており、今後、これらの経費について事業の縮小など検討をしていく必要がある。人件費は、幼保こども園の民営化を進めることによる人員の削減やDXの推進による業務の効率化を図ることで削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

本年度のラスパイレス指数は97.4で前年度と同じ数値となり、類似団体平均値の差は0.1ポイント下回った。下降の主な要因は、各学歴において経験年数階層内の職員の分布が変動したことによるものである。今後も、人事院勧告に沿った給与の適正化に努めていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体と比較し高い水準にあり、令和3年度は前年度より0.2人増加した。増加の主な要因は、職員数の増減はないが、人口が前年度と比較し減少したためである。高い水準にあるのは、令和2年度より公立保育園が1園民営化されたが、市内の幼稚園、こども園のほとんどが直営となっており、類似団体よりも人口1,000人当たり職員数が多い主な要因となっている。引き続き、幼稚園等の民営化や業務の見直しを実施し、より適切な定員管理に努めていく。

実質公債費比率の分析欄

過去からの起債抑制策により公債費負担が少ないことから、例年、実質公債費比率は類似団体を大きく下回っている。比率は、単年度でみると元利償還金の額が増加したことで前年度から0.8ポイント上昇している。近年、市税の減収などから市債の発行額は増加傾向にあり、中期的に公債費の増加が見込まれるため、今後、実質公債費比率は上昇していく。過度に市債に依存することなく、低水準で推移できるよう計画的な財政運営に努めていく。

将来負担比率の分析欄

過去からの起債抑制策により、市債残高が少ないことに加え、将来負担額を上回る充当可能財源等があることから、将来負担比率はマイナスとなり算定されていない。近年、市税の減収などから基金の取崩額や市債発行額が増加しており、今後このような傾向が続けば、比率は算定される。今後は過度に基金や市債に依存することがないよう計画的な財政運営に努めていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2021年度)

人件費の分析欄

類似団体と比較して高い水準で推移している。これは、直営の幼保こども園が多いことによって、それらに伴う職員数が多いことが主な要因である。また、前年度より下降した主な要因は、新型コロナウイルス感染症の影響により、イベント事業が中止になり、時間外業務が減少したことが主な要因である。

物件費の分析欄

類似団体と比較し高い水準にあり、前年度から0.7ポイント下降した。高い水準にあるのは、第3セクター(市民プールやケーブルテレビ)へ経常的に支出する指定管理料が多額であることが主な要因である。今後、第3セクターが管理する施設の老朽化により財政を圧迫していくことが見込まれる。事業範囲の縮小や事業のあり方などを検討し、指定管理料の削減に努めていく。

扶助費の分析欄

類似団体と比較して、低い水準にあり、前年度から0.3ポイント下降したが、分母となる一般財源が増加したことの影響によるもので、障害福祉サービスの利用者の増加により、前年度と比べ扶助費は増加している。高齢化により、高齢者に係る扶助費が今後、増加していくと見込まれる。今後、義務的経費である扶助費の増加に対応するため、他の経費の削減などを行い、財源の確保に努めていく。

その他の分析欄

類似団体と比較して低い水準にあり、前年度と同じであった。しかしながら、前年度と比較し、国民健康保険基盤安定負担金の国負担分に係る繰出金などが増加し、その他は一般財源ベースで約5,900万円増加している。高齢化が進み、社会保障に係る経費は、これから増加していくことが予想されるため、既存事業の見直しを図り、財源の確保に努める。

補助費等の分析欄

類似団体と比較して高い水準にある中、前年度より2.3ポイント下降した。下降した主な要因は、分母となる一般財源が増加したことの影響によるものである。高い水準にあるのは、病院や下水道の施設を設置した当時よりも本市の人口が減少し、人口規模に対して施設規模が大きくなったことにより負担が多額であるためである。上下水道は運営費用に対して収益が小さく公的負担が大きくなっている。上下水道料金の改定により改善が見込まれるが、病院については、コロナ禍による患者数の減少による収益の悪化が続いているため、病院の在り方や経営改善を進めていく必要がある。

公債費の分析欄

過去からの起債抑制策により、例年、類似団体より経常収支比率に占める割合は小さい。これは過去の大型事業の大半を市債に頼らず、電源立地地域対策交付金などにより対応してきたことによる。近年、市税の減収などから電源立地地域対策交付金は経常的な歳出に充当されていることもあり、市債の発行額は増加傾向にあるため、中期的に公債費の増加が見込まれ比率の上昇が予測される。適切な市債管理に努め、あわせて歳出の削減や効率化、歳入確保策などを図り、バランスのとれた財政運営に努めていく。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常収支比率は、前年度から4.8ポイント下降したが、類似団体平均値と比較すると高い水準である。下降した要因は、普通交付税の追加交付や臨時財政対策債が増加したことで経常収支比率の分母となる一般財源が増えたことによる。類似団体平均値と比較すると高い水準にあるのは、物件費や補助費等の経常収支比率に占める割合が高いためで、これらの割合が高いのは、第3セクターへの指定管理料や公営企業への負担が大きいことが要因である。これから、公債費の増加が見込まれるため、その財源を確保するには、これら要因となっている事業の在り方について検討していく必要がある。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2021年度)

分析欄

令和3年度末の財政調整基金残高は普通交付税の追加交付などにより生じた余剰金を積み立て、前年度から1億9,494万円増の40億5,201万円となり、標準財政規模に占める割合は0.77ポイント上昇することとなった。本市は平成28年度から財政調整基金の取崩しを行っており、以降、基金への依存傾向が顕著となっているため、事務の効率化による歳出の削減を進めている。令和3年度は普通交付税の追加交付などによる臨時的な歳入により、実質単年度収支は黒字となったが、依然、財政調整基金への依存傾向は続いている。ここ最近は約5億円規模で財政調整基金を取り崩しており、事務の効率化による歳出の削減だけでなく、今後は事業そのものの縮小や廃止を含め、検討をしていく必要がある。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2021年度)

分析欄

平成29年度から令和3年度において、いずれの会計でも赤字額は発生していない。会計全体では、黒字額が前年度に比べ上昇しているが、普通交付税の追加交付などの臨時的な歳入によって、一般会計の比率が上昇していることが要因である。水道事業会計の連結実質赤字比率(黒字額)が下降したのは、建設改良費において年度をまたぐ支払いが発生し、流動負債の未払金が一時的に増加したことが要因である。下水道事業の連結実質赤字比率(黒字額)が上昇したのは、流動負債の企業債が減少したことが要因である。病院事業会計をはじめとする公営企業会計へは、一般会計から多額の費用を支出しており、一般会計依存の経営体質となっている。中でも病院事業の占める割合は大きく、一般会計への負担も大きい。持続可能な財政運営をするためにも、公営企業の独立採算の原則に立ち返り、病院の在り方について、住民への理解を推進していきつつ、経営の見直しを図っていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2021年度)

分析欄

過去からの起債抑制策により「元利償還金」は減少していたが、令和3年度は元金償還据置き期間の終了に伴い増加に転じている。実質公債費率の分子は、元利償還金の増加と災害復旧費等に係る基準財政需要額の減少によりプラスに転じた。今後は、中学校や新給食センター整備などの更新に充てた市債の償還が開始することにより、元利償還金は増加していくと想定されることから、過度に市債に依存することなく、低水準で推移できるよう計画的な財政運営に努めていく。

将来負担比率(分子)の構造(2021年度)

分析欄

前年度に引き続き、新給食センターの整備により基金の取崩しや市債の発行額を増やしたため「一般会計等に係る地方債現在高」は増加したが、普通交付税の追加交付などにより余剰金を積み立てたことにより、「充当可能基金」が増加したことで「将来負担比率の分子」は前年度から低くなった。近年、市税の減収などの歳入減から基金の取崩額や市債の発行額が増加しており、今後このような傾向が長期間続けば、「将来負担比率の分子」はプラスの領域に移行することが予測される。また、一般会計等に係る地方債の現在高が増加していることから、公債費の増加が見込まれる。公債費を除いた経常的な経費は増加していることから、今後、公債費の増加により、一般会計の財政が圧迫していくことが予想される。公債費の増加に合わせ、既存事業の効率化や廃止を含め、経常的な経費を見直しする必要がある。

基金残高に係る経年分析(2021年度)

基金全体

(増減理由)浜岡中学校や新給食センター整備のために学校施設整備基金を3億1,600万円、伝送路改修工事負担金の財源としてCATV施設維持基金を1億4,635万円、公共施設の長寿命化のために公共施設整備基金を9,370万円を取り崩し、基金全体で前年度に比べ240百万円減の6,129百万円となった。(今後の方針)財政調整基金は普通交付税の追加交付などの臨時的な歳入により生じた余剰金を積み立てることができたが、経常的な経費を削減できなければ今後も取崩しが続く見込みである。また、公共施設の老朽化による更新工事の財源として基金活用の機会が増加する見込みである。これらを踏まえ、財政調整基金への依存傾向を脱するために既存事業の効率化による経費の削減だけでなく、適正な受益者負担を求めるなどの歳入の確保や公共施設の在り方、政策の大幅な見直しが必要である。

財政調整基金

(増減理由)令和3年度は、普通交付税の追加交付などの臨時的な歳入により生じた余剰金を積み立てることができ、年度末残高は40.5億円となった。しかしながら、令和3年度を除けば、本市の財政調整基金は、大型事業所(発電所)からの固定資産税(主に償却資産)の減収や、普通交付税の合併算定替の縮減措置による減少により、急激に歳入が減少したため、急激な歳入の減少に対応するため歳出の効率化に努めたが、不足分として平成28年度から取崩しが始まり、以降、基金残高の減少は続いている。(今後の方針)既存事業の効率化だけでは基金に依存した財政運営から脱却することは難しい。当市の特徴として第3セクターや公営企業への繰出金が大きいことから、これらの事業のあり方や規模について検討していく必要がある。

減債基金

(増減理由)普通交付税の追加交付による臨時財政対策債償還基金費分の積み立てを行い、年度末残高は345百万円となった。(今後の方針)公債費の増加に合わせ、計画的に取崩しを行う。

その他特定目的基金

(基金の使途)学校教育施設整備基金:学校教育施設の整備に要する経費に充てられる。CATV施設維持基金:ケーブルテレビ施設及びケーブルテレビネットワークシステムの更新及び維持補修に充てられる。公共施設整備基金:公用又は公共用施設の整備等に要する経費に充てられる。特定発電所周辺地域振興対策事業基金:発電用施設周辺地域整備法に基づく交付金により整備された公共用施設の更新等に充てられる。(増減理由)学校施設整備基金:浜岡中学校や新給食センター整備のためにを3億1,600万円充当。CATV施設維持基金:ケーブルテレビネットワークシステム伝送路改修に1億4,635万円充当。公共施設整備基金:市民プールなどの公共施設の長寿命化や無線中継局の設置などのためにを9,370万円充当。特定発電所周辺地域振興対策事業基金:幼稚園の外壁塗装や屋根防水工事のために2,413万円充当。(今後の方針)今後、将来的に施設の老朽化による更新や改修経費の増加が予想されるため、決算見込みにより発生する余剰金を最優先に公共施設整備基金へ積立てを行う。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率は類似団体平均値と比べ低くなっている。前年度から有形固定資産減価償却率が上昇したのは、固定資産の更新よりも減価償却が大きいことによる。全国平均よりも有形固定資産減価償却率は低いため、今後も現在の水準を維持できるよう、公共施設等の適正な管理に努める。

債務償還比率の分析欄

債務償還比率は、類似団体平均値と比べ低い水準で推移している。前年度から債務償還比率が低下したのは、充当可能基金残高が前年度と比べて増加したことによる。本市は、少ない地方債発行額や多額の充当可能財源等から、平成30年度まで当該比率の算出はなかったが、公共施設等に係る起債や積立金の取り崩しの結果、充当可能財源等を将来負担額が上回り、近年は債務償還比率が算出されている。今後、当該比率を注視し、現世代と将来世代の負担の平準化ができるよう考慮していく。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

本市は、起債に頼らず公共施設等を整備した背景から、地方債残高は少なく、将来負担比率は算出されていない。有形固定資産減価償却率は、固定資産の更新よりも減価償却が大きくなっていることから、前年度と比べて上昇している。市税の減収等により財政規模は縮小していくなか、将来的に更新の時期を迎える施設もあり、今後、現在と同等の事業規模で行政サービスを維持していくためには、公共施設の老朽化による更新工事の財源の確保を起債や基金の取り崩しに頼らざるを得ない。以上のことから、将来負担比率が今後も高くなる可能性があるため、過度な負担が生じないよう、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の老朽化対策や集約化・複合化を進めていき、公共施設等の適正な管理に努める。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

本市は、起債に頼らず施設等の建設を行ってきた背景から、地方債残高は少なく、将来負担比率は算出されていない。また、過去の地方債発行額が少ないため、実質公債費比率は、非常に低い水準で推移している。今後、市債の償還据置き期間の完了による公債費の増加や老朽化した公共施設の大規模な更新工事の財源として、起債や基金の取り崩しがなされる見込みであることから、公債費の増加や充当可能財源の減少により、将来負担比率と実質公債費比率は高くなっていくことが予想される。

施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2021年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2021年度)

財務書類に関する情報②(2021年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

静岡県御前崎市の2021年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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