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地方財政ダッシュボード

静岡県御前崎市の財政状況(2013年度)

🏠御前崎市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

大型事業所の立地により類似団体平均を上回る税収があるため、1.11となっているが、税収減等の要因により昨年度よりも0.06下がっている。税収は、今後も減収となることが予想されるため、集中改革プランに沿った歳出削減に努める一方、新たな財源確保に向けた企業誘致や産業振興策を推進し、財政基盤の強化を図る。

経常収支比率の分析欄

起債の抑制による公債費の減等により79.5%と類似団体平均を下回っている。(対前年度比0.5%低下)福祉関係扶助費等の増加、地方税の減収などの理由により、今後も急激な良化は見込めない状況にある。行財政改革の着実な推進により、比率の上昇を抑制する。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均に比べ低くなっているのは、平成24年度末に消防署分離に伴い消防職員32人が割愛退職し、人件費が減となったためである。一方で物件費は、地方分権の推進により市で行うべき業務が拡充されていることもあり、業務の外部委託経費等を中心に増加傾向となっている。CATV事業や市民プール等の管理運営事業は、市の出資する法人へ委託しているが、委託先の対象を民間企業へ広げることによりコストの低減を図っていくことも考えられる。

ラスパイレス指数の分析欄

平成26.3.31をもって国家公務員給与削減措置が終了したこと及び本市において給与削減措置を実施しなかったことが重なり、結果として昨年度との比較では、6.4ポイント下がっているが、類以団体との比較では平均値を上回っている。今後も人事院勧告に沿った給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成26.1.1現在の本市における住民基本台帳人口は34,475人と、平成25.1.1と比較し464人減少している。一方で、本市の職員数は昨年度と比較し9人増加しており、相対的な数値では10.12人と前年度と比較し0.41人増加している状況であるが、9人の増員理由としては、平成27、28年度末定年退職数が近年では最大数になることが見込まれることから、今年度の新規採用職員数を増員したものである。今後も、大量退職者を見越した計画的な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

過去からの起債抑制策により類似団体平均を大幅に下回っており、比率も年々低下している。また、実質公債費比率は今後も減少する見通しである。今後も緊急度や住民ニーズを的確に把握し、起債対象事業を選択することにより、起債に過度に依存しない財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

財政調整基金をはじめ充当可能基金が市の規模からみると非常に多額であること等の理由でマイナスとなり、比率が表示されない状況である。また、地方債残高は、今後も減少する見通しであり、将来負担額の急増は見込んでいない。今後は、税収の減額等厳しい財政運営が予想されるが、事業の効果や時期を見極めた上で事業を実施し、過度に市債に依存しない財政運営に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

類似団体平均と比較すると、人件費に係る経常収支比率は高くなっているが、これは税収減で分母となる経常一般財源が減少する一方で、人件費に充当した特定財源の額も減少したため、人件費に係る経常収支比率が前年度より2.5%の増となったことが要因である。人口1人当たりの人件費は74,382円と前年度より6,867円の減となっているが、平成24年度末に消防署分離に伴い消防職員32人が割愛退職したことが大きな要因である。今後も行政改革への取り組みを通じて、人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

標準財政規模が平成18年度をピークに年々減少する中、物件費の比率は相対的に増加傾向にある。加えて地方分権の進展により市で行うべき業務が拡充されたことに伴い、業務の外部委託経費等を中心に増加傾向にあり、大幅な削減は難しい状況である。平成25年度の物件費の総額は25億7,758万1千円で、前年度より7,412万8千円の増となり、物件費の比率についても0.1%の増となり、類似団体平均を上回っている。今後も、職員の意識改革を伴う行政改革をすすめ、より効率的な予算執行に努め財政の健全化に努める。

扶助費の分析欄

類似団体と比較して低くなっている理由は、類似団体と比べ分母となる経常一般財源は大きいが、扶助額の額は法に基づくものが多いためほとんど変わらないためである。扶助費の額そのものは、生活保護費の額をはじめ増加傾向にあり、資格審査の適正化や、各種手当への市の独自加算等の見直しを進めていくことで、上昇傾向の抑制に努める。

その他の分析欄

類似団体平均と比較して低くなっている理由は、収入における経常一般財源が多いためである。内訳は主に他会計への繰出金であるが、平成20年度をピークに減少傾向にある。今後も、一般会計と同様に事業を精査し、健全財政の維持に努める。

補助費等の分析欄

補助費等その他に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、市が加入する一部事務組合が多いこと、病院事業、水道事業への補助金が多額になっているためである。平成25年度は、公債費の減に伴う一部事務組合の負担金の減などにより、前年度と比較して3.0%の減となった。今後も、特に病院事業、水道事業への補助金の額の抑制につとめ、一般会計を圧迫しない財政運営に努める。

公債費の分析欄

過去の大型事業の大半を起債に頼らず電源交付金等の財源により対応してきたため、類似団体平均と比較して低くなっている。実質公債費比率の構成要素である公債費及び公債費に準ずる費用の人口1人当たり決算額を比較しても類似団体平均の26,841円より大幅に低い4,531円となっており、市の起債抑制方針の結果が表れている。今後は税収の減額等厳しい財政運営が予想されるが、事業の効果や時期を見極めた上で事業を実施し、起債に過度に頼ることのない財政運営に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常経費は、年々減少しているが、分母となる経常一般財源の額が毎年減額となっているため、類似団体平均を上回っている。経常経費そのものは、行政改革の成果により減少しており、今後も経費削減に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

標準財政規模は、平成18年度の136億5878万4千円をピークに年々減少し、平成25年度は105億3,329万円となった。一方、財政調整基金残高は、平成21年度末の73億4,956万5千円から年々増加し、平成25年度末は86億6,657万6千円となった。今後、普通交付税の合併特例の終了に伴う減収に対応するため、計画的に財政調整基金を取り崩しする予定であるが、標準財政規模についても引き続き減少が見込まれるため、財政調整基金残高の標準財政規模比は、当面は増加傾向となると予想される。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

介護保険特別会計については、平成20年度決算で赤字となったが、その他の会計が黒字決算であったため連結実質赤字比率はマイナスとなった。平成21年度~平成25年度においては、いずれの会計においても赤字は生じなかった。今後も、普通会計と同様に適正な財政運営に努めていきたい。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

過去からの起債抑制策により、ここ数年は元利償還金の額は減少傾向にある。加えて公営企業債の元利償還金に対する繰出についても年々減少傾向となっており、平成26年度以降も比率は下がっていくことが予想される。今後も緊急度や住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、過度に起債に依存しない財政運営に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

財政調整基金等の充当可能基金が毎年増加していることに加え、過去からの起債抑制策により一般会計の地方債の現在高、公営企業債等繰入見込額も年々減少している。このため、各年度とも将来負担額が充当可能財源等の額を下回り、マイナスとなっている。また、地方債残高は今後も減少する見通しであり、将来負担額の急増は見込んでいない。今後も義務的経費の削減を中心とする行財政改革をすすめ、過度に起債に依存しない財政運営に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,