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地方財政ダッシュボード

石川県輪島市の財政状況(2016年度)

🏠輪島市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2016年度)

財政力指数の分析欄

個人住民税の増により税収総額は前年比で微増したものの、人口減少や全国平均を上回る高齢化率(平成28.9月末42.2%)により、依然として類似団体の平均を下回っている状況にある。今後も引き続き「第二次輪島市総合計画」に基づき、主要事業の重点化による投資的経費の抑制や、市債権の適正な管理、市税の収納率向上に取り組み、財政の健全化に努める。

経常収支比率の分析欄

平成27年度に約13.7億円の繰上償還を実施したことや、過疎債ソフト及びふるさと納税の充当により、約4.3億円の経常経費充当一般財源の減少となった。しかしながら、普通交付税や臨時財政対策債の減少(約4.1億円)などにより、経常一般財源を含む経常収支比率分母がこれを上回る約4.9億円の減少となったため、前年比で0.2ポイントの微増となった。現状は過疎債ソフトやふるさと納税の充当により比率が抑えられている状況であり、自立した財政運営を行えるよう、今まで以上に事務事業の見直しを強化するとともに、公共施設等の統廃合を積極的に進め、経常経費の削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費については、大型建設事業が終了し事業費支弁給への振替が大幅に減少したことに加え、平成28.4から一部臨時嘱託職員を任期付短時間勤務職員に移行したため増加している。物件費については、公共施設等総合管理計画や総合計画などの各種計画策定、情報セキュリティ対策の強化などにより増加している。今後も引き続き事務事業の見直しを図るとともに、類似施設や遊休施設に関しては、再度施設の在り方を検討し経常経費の削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体平均と同程度の水準にある。今後も国や地域経済の実情に応じ、給与の適正化を図る。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

職員数は前年同数(325人)だが、分母となる住基人口が減少しているため数値が上昇している。依然として類似団体平均を上回っているため、適切な人員配置に努めるとともに、可能な業務については積極的に民間活力を導入するなど組織の見直しを図る。

実質公債費比率の分析欄

定期償還額の減少に加え、平成27年度に約13.7億円の繰上償還を実施したことにより、前年比1.3%の比率改善となった。しかしながら、今後は合併算定替の段階的縮減やトップランナー方式による普通交付税の減少、近年実施した大型建設事業(トンネル等)に係る元金償還が始まり、比率の上昇が避けられない状況である。平成28年度は約4.5億円の繰上償還を実施したが、今後も継続的に繰上償還を実施するとともに、事業の平準化や有利な財源の確保に努め、公債費の抑制を図る。

将来負担比率の分析欄

平成28年度は約4.5億円の繰上償還を実施し、前年比15.7ポイントの比率改善となっているが、依然として類似団体平均を上回る状況にある。今後も引き続き繰上償還を実施するとともに、新たに地方債を発行する場合は、交付税算入上より有利なものを選択するなど一層の比率逓減を図り、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2016年度)

人件費の分析欄

大型建設事業が終了し事業費支弁給への振替が大幅に減少したことに加え、平成28.4から一部臨時嘱託職員を任期付短時間勤務職員に移行したため前年比で増加している。消防業務、ごみ処理業務等の一部事務組合での実施により、比率は類似団体平均を下回っているが、今後もこれらを含めた人件費関係経費全体について抑制を図るとともに、引き続き給与及び職員数の適正化に取り組み、人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

経常収支比率に占める物件費の割合は、類似団体平均を下回っている。前年比で数値が減少している理由としては、一部臨時嘱託職員の任期付短時間勤務職員への移行や、ふるさと納税の充当による影響が大きく、今後も公共施設の施設管理費の見直しをはじめ、経常経費の削減に努める。

扶助費の分析欄

経常収支比率における扶助費の割合は、類似団体平均を下回っているが年々増加傾向にある。28年度については、こどもの医療費助成事業の対象拡大(18歳まで)や、保育所施設型給付費の増加が主な要因として挙げられる。今後も、各種資格審査等の適正化に継続して取り組むとともに、市単独の施策については、財政負担とのバランスも考慮しながら、事業の取捨選択、拡大縮小を行う必要がある。

その他の分析欄

その他の経費については、そのほとんどが他会計への繰出金である。28年度より下水道事業会計への繰出金について、分流式の算定方法を変更しており、これにより前年比で数値が上昇している。今後も経費の削減や各種保険料の適正化、公営企業については独立採算性のとれる料金を設定することにより、普通会計の負担額を減らしていけるよう努める。

補助費等の分析欄

類似団体平均を大きく上回っているのは、消防業務、ごみ処理業務等を一部事務組合で実施しており、当該一部事務組合へ負担金として支出していることが主な要因である。今後も引き続きこれら一部事務組合の運営を注視し、適正な運営を求めていく。

公債費の分析欄

平成27年度に約13.7億円、平成28年度に約4.5億円の繰上償還を実施し、公債費の逓減に努めているところであるが、依然として類似団体平均を上回る水準にある。今後は近年実施した大型建設事業(まがきトンネルなど)の元金償還が始まることや、本庁舎や文化会館をはじめとする公共施設の老朽化対策などの課題もあり、公債費の増加が見込まれる。引き続き繰上償還を実施するとともに、主要事業の見極めや事業の平準化による投資的経費の抑制を図り、公債費の逓減に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経費に係る経常収支比率については類似団体平均を下回っているが、今後も人件費や物件費をはじめとする経費の削減に努めるとともに、補助費等については事業内容、運営などから不適当と認められるものについては、廃止、見直し等を含め検討し、その適正化に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

住民一人当たりのコストにおいて、類似団体平均との乖離が見られるのは主に議会費、商工費、土木費、公債費である。(公債費は「性質別」で理由を記載したため省略する。)議会費については住民一人あたりコストが7,056円となっており、恒常的に類似団体平均を上回る水準にある。平成27年4月の選挙より議員定数の削減(20名→17名)を行ったため、28年度の数値は減少しているが、依然として類似団体を上回る水準にある。商工費については住民一人当たりコストが33,116円となっている。26年度の数値が大きいのは、北陸新幹線金沢開業の対応経費やキリコ会館、輪島塗会館の建設によるものである。28年度については「ほっと石川観光プラン推進ファンド」の創設に伴う貸付金の増加による影響が大きい。商工分野は本市の基幹事業であり、今後も多様なニーズに対応するための各種制度を整備していくとともに、活用が見込めない既存制度の改廃にも取り組んでいく。土木費については住民一人当たりコストが75,292円となっている。近年はまがきトンネルやキリコ会館、消防庁舎など大型建設事業が続いたことから、類似団体平均を大きく上回る水準で推移していたが、28年度についてはこれらの大型建設事業が終了したことから大幅に減少している。消防費については、消防庁舎の建設終了により減少しており、教育費については、輪島中学校建設工事の本格着工により増加している。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

本市の住民一人当たりの歳出総額は769,363円となっており、最も割合を占めているのが公債費である。公債費については住民一人当たりのコストが150,138円となっており、類似団体平均との乖離が最も大きい項目でもある。これは能登半島地震の復旧を含む過年度の多額の地方債発行によるものである。地方債残高は減少傾向にあるが、公債費に係る指標は依然として類似団体の平均を大きく上回っているのが現状であり、今後も継続的な繰上償還を実施し公債費の逓減に努める。普通建設事業費については住民一人当たりのコストが127,393円であり、公債費に次いで大きな割合を占めている。近年はまがきトンネルやキリコ会館、消防庁舎など大型建設事業が続いたことから、類似団体平均を大きく上回る水準で推移している。28年度については前年比で減少しているが、新輪島中学校の建設工事により類似団体平均を上回っている。また、近年コストが増加傾向にある項目としては、物件費と扶助費がある。物件費については、公共施設の老朽化に伴う管理費の増大が理由の一つとして考えられ、今後は人口規模に応じた公共施設の集約・再編に取り組んでいく必要がある。扶助費については、臨時福祉給付金のほか、子育てや障害者に関する事業の充実、高齢化による関連事業費の増大が理由として考えられる。今後も各種事業の改善や充実に取り組みつつ、効果や利用者が見込めない事業については精査していく。

実質収支比率等に係る経年分析(2016年度)

分析欄

実質収支及び単年度実質収支については、28年度決算も引き続き黒字となった。財政調整基金については、27年度は約13.7億円の繰上償還を実施し、その財源として3億円の繰入れを行ったが、28年度においては財政調整基金からの繰入は行っていない。平成28年度より普通交付税の合併算定替の段階的縮減が始まり、今後もトップランナー方式の導入などによる一般財源の減少が予測される。引き続き市税をはじめとする歳入の確保と歳出の削減を図り、健全な財政運営に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2016年度)

分析欄

平成28年度決算においても全会計で実質赤字額は発生しておらず、黒字の標準財政規模比は例年同様水道事業会計の比率が大きい。しかしながら水道事業においては、今後施設の改修又は更新が検討されているため、多額の企業債発行に伴う公債費の増額が想定される。今後とも経費の削減や独立採算性のとれる料金を設定し、黒字化を維持できるよう努める。また一般会計においても地方債の繰上償還を確実に実施するとともに、人件費の抑制や公共施設の見直しによる経常経費の削減に積極的に取り組み、財政の安定化に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

定期償還額については平成26年度をピークに減少していく見込みであったが、平成30年度以降は大型事業に係る元利償還が始まるため、再び増加していくことが想定される。平成20年度以降毎年縁故債の繰上償還を実施し公債費の逓減に努めているが、引き続き繰上償還を実施していくとともに、新たに地方債を発行する際は交付税算定上有利なものを検討するなど後年度の実質公債費比率の逓減を図っていく。

将来負担比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

過年度における多額の過疎対策事業債の発行や能登半島地震による復旧・復興に多額の地方債を発行したことにより、県内自治体と比較しても高い水準で推移している。平成20年度以降は繰上償還による地方債残高の減少や充当可能基金残高の増加により数値は減少傾向にあるが、将来負担比率は依然として類似団体平均を大きく上回る数値となっている。今後も継続的に繰上償還を実施していくとともに、新たに地方債を発行する場合は、交付税算定上有利なものを選択するなど将来負担比率の逓減に努める。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2016年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率及び将来負担比率ともに年々改善傾向にあり、いずれも早期健全化基準を下回る水準にある。実質公債費比率については継続した繰上償還の実施による定期償還額の減少、また元利償還に係る基準財政需要額の減少により数値が改善傾向にある。将来負担比率についても、繰上償還の実施による地方債残高の減少により数値が改善している。しかしながら、いずれの数値も依然として類似団体平均を上回る水準にあり、今後は合併算定替の段階的縮減による交付税額の減少や近年の大型建設事業に係る地方債の元金償還の開始により数値の上昇が見込まれるため、引き続き繰上償還を実施し市債残高の逓減に努める必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2016年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2016年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,