地域において担っている役割当院は、桜川市と筑西市の2市による一部事務組合で運営する病院です。自治体病院として、又救急告示病院・病院群輪番制当番病院及び災害拠点病院として、救急医療並びにDMAT保有機関として災害時の派遣など政策的医療をはじめ、訪問看護事業等地域に必要とされる医療を提供し、地域住民の健康の維持・増進に努めております。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性についてⅠに示した役割として、地域医療を確保し、質の高い医療を提供し、健全経営を確保するため両市より負担金を補助して頂き運営しております。よって資金不足には至っておりません。⑤⑥については、100床~199床の類似病院平均値と同等ですが、④については稼働病床192床とした場合平成27年度までは平均63%推移するも、28年度に外科医3名、消火器内科医1名の退職により50%となっております。⑦については、休日夜間の輪番制は、非常勤で補い、他外来診療・麻酔科医と合せて非常勤医師50名を超える人員で診療を行っており給与費の増となっております。また職員の高年齢化や医事業務・給食業務については委託ではなく常勤職員で実施しており、大きな値となっています。また、材料費のうち医薬品は、一部が療養病棟及び透析手技料に包括され収益にならない事で⑧が大きな値となっております。以上から経常収支比率100%で計画するも90%前後で推移しており、全体的に平均値より悪い値を示しておりますが、許可病床299床のうち107床を休床し、稼働病床は192床で運営しております。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について建物・設備については、昭和43に第1病棟、昭和47年に第2病棟、昭和55年に第3病棟、平成4年に手術棟を建設し、診療規模を需要に応じ広げてきましたが、老朽化が進む中、新中核病院・桜川市立病院再編設備基本構想が策定され、大規模な改修工事はせず修繕で対応しております。医療機器においても一部保守契約を締結することで耐用年数以上使用し、新規購入を抑えており、結果、原価償却累計額が増加し、有形固定資産が減少しております。 |
全体総括平成16年度の新医師臨床研修制度の影響で、地域の病院から医師が減少しはじめ当院においても医師看護師不足による機能低下や東日本大震災による病院建物への直接被害により医療機能縮小を余儀なくされ、筑西・桜川地域の将来にわたる地域医療提供体制確保が喫緊の課題となり、県西総合病院は解散し、筑西市民病院との再編統合により、平成30年10月1日新中核病院へ医療機能を移行することになりました。 |
出典:
経営比較分析表
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