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地方財政ダッシュボード

茨城県北茨城市の財政状況(2013年度)

🏠北茨城市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

基準財政収入額は、市税において、地価の下落や償却資産の減少などにより固定資産税が減収となったが、市民税や市たばこ税が増収になったため、対前年度で約1億3,000万円増、率にして2.7%の増となった。基準財政需要額は、対前年度で約900万円減、率にして0.1%の減少となったことから、単年度財政力指数は0.66となり、前年度を上回った。平成25年度の財政力指数(3ヵ年平均)は、前年度より0.1ポイント上がり0.65となった。類似団体平均を上回ってはいるが、今後も人件費の削減や収納率の向上を図り、自主財源の確保に努め、財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

分子である経常経費充当一般財源は、物件費及び他会計への繰出金等は増となったが、人件費、公債費等が減少したため約2億円の減となった。一方、分母である経常一般財源等は、臨時財政対策債、減収補填債等が増加したが、地方譲与税、普通交付税等が減少したことにより約9,500万円の減となった。分子・分母共に減少したが、分子の方の減額が大きかったことから、経常収支比率は2ポイント下がり90.9%となった。前年度に比べ比率は改善されたが、依然として類似団体を上回っている。今後も市税の徴収率の向上に努め、職員の定数管理及び適正化計画を遵守し、経常経費の削減を行い、比率の低下に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費については前年度を下回り、物件費についても東日本大震災による災害ごみ処理委託料の減少により前年度を下回った。このことから人口1人当たり人件費・物件費等決算額が減少し、類似団体を下回った。今後は、平成22年度以前の水準になるように努める。

ラスパイレス指数の分析欄

平成23、平成24は、国家公務員が時限的な給与減額支給措置を行ったことにより、ラスパイレス指数が100を超えているが、平成25には平成22以前の水準に戻った。指数も類似団体平均及び全国市平均を下回っている状況にある。今後も定員適正化計画に基づき職員数の管理等を行い、総人件費の抑制に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

組織の見直し及び業務の一部民間委託等の推進により、職員数が前年度に比べ9人の減となり、人口千人当たり職員数の比率は0.13ポイント減少している。平成21年度以降類似団体平均を下回っている状況にある。今後も、定員適正化計画に基づき適正な職員数の管理、効率的な組織・機構の確立により、最小の人員で最大限の効果を生み出す効率的な行政運営の推進を図る。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率は、年々減少傾向にあるため、平成25年度は類似団体平均を下回った。しかし、消防庁舎建設や図書館建設等により新たな地方債発行による公債費増加が見込まれることから、引き続き適正かつ有利な地方債の発行を心がけ、比率の低下に努める。

将来負担比率の分析欄

地方債現在高及び債務負担行為に基づく支出予定額の減少並びに充当可能基金の増加等により、将来負担額が大きく減少した。今後も、市債発行の抑制に努め、類似団体平均に近づくように努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

退職者の不補充等により職員数が減少したことにより、人件費に充当した経常経費充当一般財源等は、前年度に比べ約1億400万円の減となり、比率も低下してはいるが、類似団体平均と比べ高い水準にある。引き続き新規採用等を抑制し、比率の低下に努める。

物件費の分析欄

決算額は、東日本大震災による災害ごみ処理委託料が減少したことにより約2億6,000万円の減となった。しかし、固定資産税の評価替えに伴う不動産鑑定委託料、妊婦乳児健康診査委託料、特別支援教育支援員賃金等が増となったことにより、物件費に充当した経常経費充当一般財源等は約9,500万円の増加となり、比率が前年度に比べ0.9ポイント上昇した。今後は、指定管理料の見直しや複数年契約の導入等を図り、比率の低下に努める。

扶助費の分析欄

決算額は、障害者自立支援費、生活保護費等の増により、約2,400万円増となった。また、扶助費に充当した経常経費充当一般財源等も約1,400万円の増となったことから、前年度に比べ0.2ポイント上昇し、比率は8.2%となった。類似団体を大きく上回っている状況にある。扶助費は、国の制度に伴う事業が多く、今後も増加するものと推測される。

その他の分析欄

維持補修費や繰出金等の決算額は、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計への繰出金の減により、前年度に比べ約4,000万円減となっている。また、経常経費充当一般財源等も前年度と比べ約1,500万円の減となったことから、比率は0.1ポイント改善され15.3%となったが、類似団体平均を依然として上回っている状況にある。今後も国民健康保険事業、公共下水道事業、介護保険事業等の他会計への繰出しが増加するものと予想され、一般財源の確保が重要な課題となっている。

補助費等の分析欄

決算額は、市立病院等への補助金の減により約3億4,300万円の減となっている。補助費等に充当した経常経費充当一般財源等は、前年度と比べ約600万円の減となり、比率も0.1ポイント下がり7.9%になった。一部事務組合負担金が少ないこともあり、類似団体平均は下回っている。今後も補助金等の見直しを行い、比率の維持に努める。

公債費の分析欄

公債費は、平成14年度をピークに減少傾向にある。公債費に充当した経常経費充当一般財源等は、前年度に比べ約1億9,000万円の減となったことにより、比率も1.9ポイント減の15.8%となった。類似団体平均は下回ったが、引き続き慎重な市債発行に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外において、経常経費充当一般財源等に占める人件費及び補助費が、前年度に比べ約1億1,000万円の減額となっているが、物件費及び扶助費が約1億800万円増額となっていることから、比率は0.1ポイント上がり75.1%となった。しかしながら、類似団体平均と比較すると高い状況にある。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

事業の精査を行い、不要な事業・経費等の支出抑制に努めて積立を行っているため、財政調整基金残高は年々増加している。実質収支額については、翌年度繰越事業の増により、前年度に比べ減少している。そのため実質単年度収支はわずかに増加した。今後については、実質収支額が過度に変動することのないように適切な補正予算の編成及び財政調整基金の運用に努めていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

現状においては、一般会計及び全ての特別会計で赤字が生じていない。今後の対応として、引き続き、各会計で適正な財政運営、企業経営を行っていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

建設事業の財源として発行した地方債に係る償還額が年々減少しているため、元利償還金等が減少していることに加え、臨時財政対策債の発行により算入公債費等がわずかに増加したため、実質公債費比率(分子)は、減少している。今後の対応として、引き続き、公共投資の縮減及び重点化等に努めることにより、公債費負担及び実質公債費比率の改善を図っていく。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

一般会計に係る地方債現在高及び公営企業債等繰入見込額が増となったことから、将来負担額は増加した。一方、充当可能財源等については、財政調整基金への積立による充当可能基金の増及び基準財政需要額算入見込額の増により、増加傾向にある。以上のことから、将来負担比率(分子)は減少しているが、今後も将来負担額の計画的な解消を進め、比率の更なる改善を図っていく。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,