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地方財政ダッシュボード

茨城県北茨城市の財政状況(2011年度)

🏠北茨城市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

基準財政収入額は、長引く景気低迷の影響はあるが、法人市民税が前年度より伸びたことにより、約2億1,000万円の増で、対前年度比約4.3%増収となった。基準財政需要額は、対前年度比1.3%増で約9,700万円の増となったことから、単年度財政力指数は0.65となり、前年度を上回った。平成23年度の財政力指数(3ヶ年平均)は、平成22年度の単年度財政力指数が低かったため、0.65となり前年度より下がった。類似団体平均を上回ってはいるが、今後も退職者不補充等による人件費の削減や収納率の向上を図り、自主財源の確保に努め、財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

分子の経常経費充当一般財源等は、人件費や公債費は減少傾向にあるが、物件費及び他会計への繰出金等の増により前年度に比べ約9,500万円の増となった。一方、分母の経常一般財源等は、普通交付税や臨時財政対策債等の減により約3億4,500万円の減となった。以上のことから経常収支比率は、対前年度比で4.1%増の93.4%となり、類似団体を大きく上回った。今後も市税の徴収率の向上に努め、職員の定員管理及び給与の適正化計画を遵守し、経常経費の削減を行い比率の低下に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費については、前年度を下回っているが、物件費については、東日本大震災による災害ごみ処理委託料の増加により、対前年度比109%増の44億3,000万円となっている。このことにより人口1人当たり人件費・物件費等決算額が大幅に増加した。今後、災害ごみ処理委託料は減少するため、平成22年度までの水準になるように努める。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員が時限的な給与減額支給措置を行っていることにより、ラスパイレス指数が高い水準にあるが、類似団体平均及び全国市平均を下回っている状況にある。今後も定員適正化計画に基づき職員の削減を行い、総人件費の抑制に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

組織の見直し、業務の一部民間委託等を推進してきたことにより、類似団体を下回っている。今後も、定員適正化計画に基づく職員数の削減、効率的な組織・機構の確立により、最小の人員で最大限の効果を生み出す効率的な行政運営の推進を図る。

実質公債費比率の分析欄

地方債現在高は、平成14年度をピークに減少傾向にあるが、平成23年度決算では類似団体平均を上回ってしまった。今後、市立総合病院の建設など新たな地方債発行が見込まれることから、引き続き地方債発行の抑制を図り、類似団体平均を下回るように努める。

将来負担比率の分析欄

地方債現在高及び債務負担行為に基づく支出予定額の減少並びに充当可能基金の増額等により、将来負担額が大きく減少した。今後も市債発行の抑制に努め、類似団体平均に近づくように努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

退職者の不補充等で人件費に充当した経常一般財源等は、前年度に比べ約900万円の減となっているが、類似団体平均と比べて高い水準にある。引き続き新規採用等を抑制し、比率の低下に努める。

物件費の分析欄

決算額で前年度と比べ約23億1,000万円増の44億3,000万円で、これは、東日本大震災による災害ごみ処理委託料が増加したためである。また、物件費に充当した経常経費充当一般財源等は約6,500万円の増である。今後は災害ごみ処理委託料が減少するため、物件費の水準も低下すると思われる。

扶助費の分析欄

決算額は、災害援護費、障害者自立支援費、子ども手当費等が増となったため、前年度に比べ1億7,600万円の増となっているが、扶助費に充当した一般財源等は、約2,100万円の減となっている。昨年と同水準であるが、類似団体平均を上回っている状況である。扶助費は、国の制度に伴う事業が大半であり、今後も増加するものと予想される。

その他の分析欄

維持補修費や繰出金等への経常経費充当一般財源等は、国民健康保険事業、漁業集落排水事業への繰出金の増加により、前年度と比較して約5,700万円の増となっている。比率は、類似団体平均を上回っている。今後も国民健康保険事業、下水道事業等の他会計への繰出が増大するものと予想され、一般財源の確保が重要な課題となっている。

補助費等の分析欄

決算額は、市立総合病院への補助金の減により約9,000万円の減となっている。補助費等に充当した経常経費充当一般財源は、前年度と比較して約2,700万円の増となったものの類似団体平均を下回っており、今後も補助金等の見直しを行い、比率の維持に努める。

公債費の分析欄

公債費は、平成14年度をピークに減少傾向にあり、公債費に充当した経常一般財源等も前年度に比べ約3,000万円の減となったことにより、類似団体平均並みとなっている。引き続き事業等の見直し等を行い、市債発行の抑制に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外において、経常経費充当一般財源等に占める人件費が、前年度と比較し約1,000万円の減額になったが、類似団体平均と比べて、比率は高い状況にある。今後も人件費等の抑制に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

事業の精査を行い、不要な事業・経費の支出抑制に努めているため、財政調整基金残高、実質収支額ともに増加している。今後については、過度に実質収支額が変動することのないように、適切な補正予算の編成及び財政調整基金の運用に努めていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

現状では、一般会計及び全ての特別会計で赤字が生じていない。今後の対応は、引き続き、各会計で適正な財政運営、企業経営を行っていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

算入公債費等が減少しているが、普通会計における元利償還金も減少しているため、実質公債費比率(分子)は、年々減少傾向にある。今後の対応として、引き続き公共投資の縮減・重点化等に努めることにより、公債費負担及び実質公債費比率の改善を図る。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高及び債務負担行為に基づく支出予定額については、年々減少傾向にある。また充当可能財源等については、財政調整基金への積立による充当可能基金及び基準財政需要額算入見込額が増加傾向にあるため、将来負担比率(分子)が減少している。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,